垣根涼介のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
垣根さんの小説を読み漁るようになり彼の紡ぎだす世界観に魅力され
いつしか彼自身にものすごく興味を抱くようになりました。
これは小説の舞台になる南米の取材をまとめた紀行文!
いわば彼の初となるエッセイ集なわけです。
私が喉から手が出るほど読みたかった一冊で本屋で見つけた時は目が輝きました!
内容はもうほんとによかった!
引き込まれてあっという間に読み切るほどです。
私の文章力ではこの感動を伝えきれないので心に響いた一部を抜粋させてもらいます
『あたしはこの世界を愛しているよ。ぜんぶ、全部好きだよ。
だからあなたもそうすればいい。』
『あんたがもし今が楽しかっ -
Posted by ブクログ
リストラ面接官が主人公の「君たちに明日はない」シリーズ第四弾。
中篇四篇いづれも、仕事とは何か、を考えさせられるお話で甲乙つけ難いが、敢えて順番をつけると、ノー・エクスキューズ、永遠のディーバ、リブ・フォー・トゥデイ、勝ち逃げの女王の順。
全てフィクションながら、想像するモデルはそれぞれ、山一證券、ヤマハ、すかいらーく、JAL、とある程度はイメージを持ちやすい一方で、その裏ではこんな人間ドラマが本当にあったりするのかも、と思わせる筆力は素晴らしい。
表題作の「ディーバ」は日本語では「歌妓」。20代で売れ、(本作発表の2010年代前半には)40代で小さな箱で細々と演奏している、という、設定 -
Posted by ブクログ
水観、炎観、月観。止観という幻術を操る三人の男女が人知れず歴史の裏面で織田信長と対峙していた、という歴史時代小説。よくもまあこのような術を思いつき描き、史実と絡ませて紡ぐものだ。『室町無頼』もそうだったが、この作家が描いて見せる修行の有様が滅法面白い! またそれぞれの幻術の描写の凄さよ。三人の主役の人物造形も素晴らしい。自分、登場人物に感情移入するような読みはレベルが低いと思っているが、炎観の遣い手平助の鬱屈自意識には大いに感情移入し、大いに泣き笑った。実に愛すべきキャラクターである。読んでよかった! それにしても織田信長のことがかなり嫌いになったな。