垣根涼介のレビュー一覧

  • 南米取材放浪記 ラティーノ・ラティーノ!

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    サルサをやっているのでつい手にとってしまった本です。
    自分なりに、体と心の声はしっかり感じてるつもりですが、
    本能に従って生きて、それが許される環境ってやっぱり素晴らしいなぁと思いました。

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    2009年10月04日
  • 信長の原理 下

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    信長の生涯をある程度カバーしないといけないので上巻に比べると普通の歴史小説だなぁと思ったが最後はなかなかよかった。光秀の定理を読んだからそう思うのかもしれないが、最終的に作者は織田信長より明智光秀が好きなんだろうなという印象。というのもあってか光秀の定理のほうが好み。

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    2026年04月06日
  • 信長の原理 上

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    働きアリの法則を本作の信長のキャラクターに違和感なく絡めていて、そのぶん歴史小説のビジネス書的な側面が強まっているので自分の職場などに置き換えて考えてみたりするのも面白いかもしれない

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    2026年03月29日
  • 午前三時のルースター

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    ベトナムのむせ返るような熱気と混沌に、自分までどっぷり浸かってしまった。異国の風に吹かれ、主人公の凝り固まった価値観が剥がれ落ちていく様子に、自分の心まで解き放たれるような感覚になった。
    泥臭い家族の絆や、もがきながら自分を探す彼らの熱量がダイレクトに響き、読み終えた今は「自分もまだ見ぬ世界へ飛び出したい」という衝動が止まらない。一気に駆け抜けるような物語の勢いに圧倒され、人生の等身大の自分を見つめ直す、濃密で刺激的な時間だった。

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    2026年03月26日
  • 光秀の定理

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    お椀の話はモンティ・ホール問題というらしいが、不思議だ。創作の新九郎と愚息という魅力的なキャラクターを上手く使って諸説ある明智光秀が本能寺の変に至った考えをひとつの説得力のある形にしている。冒頭にダーウィンの進化論に関する言葉があるが、まさにそれが本作の主題という感じで上手く組み立てられている。

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    2026年03月22日
  • 光秀の定理

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    色々考えさせらつつ、納得したりの・・・、とにかく楽しくないと続かないって事だね。 久しぶりに一気に読んでしまった!

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    2026年03月14日
  • 迷子の王様-君たちに明日はない5-

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    リストラ面接官が主人公の「君たちに明日はない」シリーズの第五弾にして完結編。

    全四篇のモデルといえそうな会社は、それぞれ、カネボウ化粧品、シャープ、文教堂書店(公文書店という店名と店舗数28という規模感から)、そしてラストでは、主人公の勤務先自体が自主廃業によりリストラの対象となるわけだが、この会社のモデルはよく分からない。たぶんないのだろう。

    三篇目の「さざなみの王国」の書店員、佐久間香織が何とも気に掛かる存在だ。極端な人見知りながら、とても誠実に生きている様子が好感が持てる。ラストの作品で、再登場する人物、2の「借金取りの王子」、4の「永遠のディーバ」、5の「さざなみの王国」の3名は、

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    2026年03月09日
  • 涅槃 上

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    そこまで性的な描写の必要があったのかはあるが、今まであまり馴染みの無かった宇喜多直家が苦悩しながらのし上がる様は面白い。

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    2026年03月07日
  • 張り込み姫-君たちに明日はない3-

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    回を重ねるごとにじわりじわりと村上真介というフィルターを通して垣根涼介先生の職業観が伝わってきます。
    すっかりこのシリーズの虜になりました

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    2026年02月22日
  • 武田の金、毛利の銀

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    ネタバレ

    武田の金、毛利の銀をテーマにした話
    毛利の銀は読みにくかったけど、全体は垣根涼介的な面白さだった「もちろん創作だと思う」
    武田の金から出てきた土屋十兵衛長安、後の大久保長安が物語を通じた主人公だったのかー

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    2026年02月04日
  • 蜻蛉の夏

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    垣根さん、もうすっかり時代小説家。ハードボイルド、推理小説読みたいのに。時代小説に超能力は…と思ったら面白かった。北陸攻めはクエスチョンだけど、確かに本能寺、誰にも気付かれず光秀軍が進軍できたのは止観を操る道士の活躍があったのかも。垣根ワールドの主役たちは清々しくていい。「人には、そういうものが必要だ。人が人に与える無償の気持ちが必要だ」朝刊に習近平が軍制服組トップを失脚させたニュース。信長と同じ…。時代変わっても…。

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    2026年01月25日
  • 永遠のディーバ-君たちに明日はない4-

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    リストラ面接官が主人公の「君たちに明日はない」シリーズ第四弾。

    中篇四篇いづれも、仕事とは何か、を考えさせられるお話で甲乙つけ難いが、敢えて順番をつけると、ノー・エクスキューズ、永遠のディーバ、リブ・フォー・トゥデイ、勝ち逃げの女王の順。

    全てフィクションながら、想像するモデルはそれぞれ、山一證券、ヤマハ、すかいらーく、JAL、とある程度はイメージを持ちやすい一方で、その裏ではこんな人間ドラマが本当にあったりするのかも、と思わせる筆力は素晴らしい。

    表題作の「ディーバ」は日本語では「歌姫」。20代で売れ、(本作発表の2010年代前半には)40代で小さな箱で細々と演奏している、という、設定

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    2026年01月02日
  • 蜻蛉の夏

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    水観、炎観、月観。止観という幻術を操る三人の男女が人知れず歴史の裏面で織田信長と対峙していた、という歴史時代小説。よくもまあこのような術を思いつき描き、史実と絡ませて紡ぐものだ。『室町無頼』もそうだったが、この作家が描いて見せる修行の有様が滅法面白い! またそれぞれの幻術の描写の凄さよ。三人の主役の人物造形も素晴らしい。自分、登場人物に感情移入するような読みはレベルが低いと思っているが、炎観の遣い手平助の鬱屈自意識には大いに感情移入し、大いに泣き笑った。実に愛すべきキャラクターである。読んでよかった! それにしても織田信長のことがかなり嫌いになったな。

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    2025年12月30日
  • 午前三時のルースター

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    テンポがいいミステリー
    ストーリーの中に出版当時のベトナムという国の歴史的背景もちりばめられており、ストーリーとシンクロしていました。

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    2025年12月25日
  • 午前三時のルースター

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    Google mapを開きながら読みました。

    異国情緒を感じながら、謎解きを楽しみました。
    先が気になる小説でした。

    設定にちょっと無理があるような気がするけど、
    ま、小説ってそういうものかな。

     

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    2025年12月18日
  • 蜻蛉の夏

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    「蜻蛉」。最初に本を手に取った時は「とんぼ」と思っていましたが、実は「かげろう」と読むものでした。
    本文でその記述が出てきた時に改めて、すごく考えられたタイトルだなぁ、と感心しました。
    止観という創作的な概念と実在の歴史とを上手く融合したストーリーは、ものすごく緻密に構成されていました。
    なかなか読み応えがあり、読み終えた時はぐったりしてしまいましたが、素晴らしい作品でした。

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    2025年12月14日
  • 蜻蛉の夏

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    結構なボリュームながらあっと言う間に読み切ってしまった。著者が「エンタメに振り切った」と言うだけあって飽きさせないストーリー。

    デジタルに支配され、LEDで全てを白日のもとに照らしてている現代においては、人ならぬ者、妖かしの術が存在できる隙間はもうどこにもなくて
    水や火や闇を畏れる世界観はもう文字通り別世界だ。だけどどこか懐かしい感じがするのも確か。

    20歳位の時に読んだ司馬遼太郎の「梟の城」の読後感を思い出した。

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    2025年12月13日
  • 蜻蛉の夏

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    私が今一番お気に入り作家の最新作。今回は歴史小説に鬼滅の刃を思わせるフィクション的要素が多分に入り込んだ内容で、純粋に歴史小説が好きな方からしたら評価が分かれる作品かなと感じる。なかなか思い切った一冊です。

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    2025年12月04日
  • 光秀の定理

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    信長の定理と同じく、有名な定理を歴史上の人物の個性を説明するために引用するという独自の試みです。
    光秀本人ではなく主に架空の第三者に語らせるところが信長の定理とは異なり、完全なワンパターンを避けているところが良い。
    歴史に「〜たら」を言っても仕方ないですが、光秀が天王山で秀吉に敗れていなかったら日本はどうなっていたのか。もしかしたら徳川幕府も誕生せす、全く違う現在だったのかもしれません。

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    2025年12月03日
  • ワイルド・ソウル(下)

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    下巻は一気読みでした。
    面白かったです。
    なんで映画化されてないのか不思議なくらいスケール感があって、テーマも重い。
    THE BOOMの宮沢和史さんが解説で書いていたが、「半島を出よ」に近いですね。

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    2025年12月01日