垣根涼介のレビュー一覧

  • ギャングスター・レッスン

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    『ヒートアイランド』 の続編。渋谷で不良をたばねていたアキが裏金を狙うプロへのスカウトに乗っかって一人前になっていく様を描いたノワールだけど青春な小説。脂っこいのにサッパリとした不思議な垣根小説。

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    2009年10月07日
  • 南米取材放浪記 ラティーノ・ラティーノ!

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    ちょっとだけ、自分も南米旅行している気分になれました。

    危険すぎて怖すぎて実際にはできないからね。

    彼らと私では、生き方も価値観もまるで違うんだろうなぁ、と思った。

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    2009年10月04日
  • 南米取材放浪記 ラティーノ・ラティーノ!

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    サルサをやっているのでつい手にとってしまった本です。
    自分なりに、体と心の声はしっかり感じてるつもりですが、
    本能に従って生きて、それが許される環境ってやっぱり素晴らしいなぁと思いました。

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    2009年10月04日
  • 光秀の定理

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    お椀の話はモンティ・ホール問題というらしいが、不思議だ。創作の新九郎と愚息という魅力的なキャラクターを上手く使って諸説ある明智光秀が本能寺の変に至った考えをひとつの説得力のある形にしている。冒頭にダーウィンの進化論に関する言葉があるが、まさにそれが本作の主題という感じで上手く組み立てられている。

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    2026年03月22日
  • 極楽征夷大将軍

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    ネタバレ

    膨大な文章量と膨大な人物が登場する足利尊氏とその弟足利直義の物語。
    直義は兄のポンコツぶりにいつも怒りを抱えつつも世話をし続けるも、兄の弟を大切にする行動にたびたび感涙する。
    武士の世の繁栄を望み続けるもの、ひたすら調停に付き従うもの。いろいろな生きざまがある。
    教科書に出てきた人物や出来事を深く知ることができる。
    必死に戦えば、道は拓ける!

    後醍醐天皇は悪役すぎる。

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    2026年03月20日
  • 光秀の定理

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    色々考えさせらつつ、納得したりの・・・、とにかく楽しくないと続かないって事だね。 久しぶりに一気に読んでしまった!

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    2026年03月14日
  • 迷子の王様-君たちに明日はない5-

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    リストラ面接官が主人公の「君たちに明日はない」シリーズの第五弾にして完結編。

    全四篇のモデルといえそうな会社は、それぞれ、カネボウ化粧品、シャープ、文教堂書店(公文書店という店名と店舗数28という規模感から)、そしてラストでは、主人公の勤務先自体が自主廃業によりリストラの対象となるわけだが、この会社のモデルはよく分からない。たぶんないのだろう。

    三篇目の「さざなみの王国」の書店員、佐久間香織が何とも気に掛かる存在だ。極端な人見知りながら、とても誠実に生きている様子が好感が持てる。ラストの作品で、再登場する人物、2の「借金取りの王子」、4の「永遠のディーバ」、5の「さざなみの王国」の3名は、

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    2026年03月09日
  • 涅槃 上

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    そこまで性的な描写の必要があったのかはあるが、今まであまり馴染みの無かった宇喜多直家が苦悩しながらのし上がる様は面白い。

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    2026年03月07日
  • 張り込み姫-君たちに明日はない3-

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    回を重ねるごとにじわりじわりと村上真介というフィルターを通して垣根涼介先生の職業観が伝わってきます。
    すっかりこのシリーズの虜になりました

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    2026年02月22日
  • 極楽征夷大将軍

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    松恋・マライ直木賞本から。テレビにせよ本にせよ、太平記に触れたことが全くないから、歴史教科書以外で足利尊氏に触れるのはほぼ初めて。まあ今は”逃げ上手”も読んでるから、厳密にはそこにも尊氏は出るんだけど。そういえば、逃げ上手の君、本作でもチラッとだけ登場はしました。諏訪氏とともに。さらに、どうしても同作との比較で見ちゃうけど、尊氏のカリスマ性は共通していたけど、こっちでは、数段ヘタレに描かれていますね。なんとなく、こっちが実像に近いのかな。そして、本当にすごいのは弟の方、っていうパターンでした。

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    2026年02月13日
  • 武田の金、毛利の銀

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    ネタバレ

    武田の金、毛利の銀をテーマにした話
    毛利の銀は読みにくかったけど、全体は垣根涼介的な面白さだった「もちろん創作だと思う」
    武田の金から出てきた土屋十兵衛長安、後の大久保長安が物語を通じた主人公だったのかー

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    2026年02月04日
  • 極楽征夷大将軍

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    大長編。足利尊氏、直義兄弟の成長、室町幕府成立、対立に至るまで最後まで兄弟愛の物語。
    実力本位の時代で兄弟でも信用できない時代に、2人はお互い憎まないし妬まないし裏表もない。でも幕府という巨大組織では色んな人の思惑が入り乱れて争いになる。
    おとぼけ尊氏とまじめな直義の、おかしいけどせつない物語。

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    2026年01月31日
  • 蜻蛉の夏

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    垣根さん、もうすっかり時代小説家。ハードボイルド、推理小説読みたいのに。時代小説に超能力は…と思ったら面白かった。北陸攻めはクエスチョンだけど、確かに本能寺、誰にも気付かれず光秀軍が進軍できたのは止観を操る道士の活躍があったのかも。垣根ワールドの主役たちは清々しくていい。「人には、そういうものが必要だ。人が人に与える無償の気持ちが必要だ」朝刊に習近平が軍制服組トップを失脚させたニュース。信長と同じ…。時代変わっても…。

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    2026年01月25日
  • 極楽征夷大将軍

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    「足利尊氏って、結局どんな人物だったの?」
    歴史の教科書では征夷大将軍としか書かれない彼の姿を、人間として描き出したのが『極楽征夷大将軍』です。

    本書の面白さは、尊氏が決して“強い英雄”として描かれない点にあります。理想を掲げて突き進むのではなく、その場その場で迷い、流れに身を任せながら生き延びていく。弟・直義の合理的で筋の通った生き方と対比されることで、尊氏の「執着しない強さ」が浮かび上がります。

    本作の尊氏はどこか悟りを開いた人物として描かれます。自我に囚われず、「できることをする」だけの姿勢が、結果として征夷大将軍へと押し上げられていく。その過程は、英雄譚というより、時代と個人が偶然

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    2026年01月24日
  • 極楽征夷大将軍

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    足利家の再興のため奮闘する。
    規律を重んじ正しい政道をやってきた自負がある。
    しかし、家臣はついてこない。
    人望の乏しさは致命的と…

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    2026年01月18日
  • 永遠のディーバ-君たちに明日はない4-

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    リストラ面接官が主人公の「君たちに明日はない」シリーズ第四弾。

    中篇四篇いづれも、仕事とは何か、を考えさせられるお話で甲乙つけ難いが、敢えて順番をつけると、ノー・エクスキューズ、永遠のディーバ、リブ・フォー・トゥデイ、勝ち逃げの女王の順。

    全てフィクションながら、想像するモデルはそれぞれ、山一證券、ヤマハ、すかいらーく、JAL、とある程度はイメージを持ちやすい一方で、その裏ではこんな人間ドラマが本当にあったりするのかも、と思わせる筆力は素晴らしい。

    表題作の「ディーバ」は日本語では「歌姫」。20代で売れ、(本作発表の2010年代前半には)40代で小さな箱で細々と演奏している、という、設定

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    2026年01月02日
  • 蜻蛉の夏

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    水観、炎観、月観。止観という幻術を操る三人の男女が人知れず歴史の裏面で織田信長と対峙していた、という歴史時代小説。よくもまあこのような術を思いつき描き、史実と絡ませて紡ぐものだ。『室町無頼』もそうだったが、この作家が描いて見せる修行の有様が滅法面白い! またそれぞれの幻術の描写の凄さよ。三人の主役の人物造形も素晴らしい。自分、登場人物に感情移入するような読みはレベルが低いと思っているが、炎観の遣い手平助の鬱屈自意識には大いに感情移入し、大いに泣き笑った。実に愛すべきキャラクターである。読んでよかった! それにしても織田信長のことがかなり嫌いになったな。

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    2025年12月30日
  • 午前三時のルースター

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    テンポがいいミステリー
    ストーリーの中に出版当時のベトナムという国の歴史的背景もちりばめられており、ストーリーとシンクロしていました。

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    2025年12月25日
  • 午前三時のルースター

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    Google mapを開きながら読みました。

    異国情緒を感じながら、謎解きを楽しみました。
    先が気になる小説でした。

    設定にちょっと無理があるような気がするけど、
    ま、小説ってそういうものかな。

     

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    2025年12月18日
  • 蜻蛉の夏

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    「蜻蛉」。最初に本を手に取った時は「とんぼ」と思っていましたが、実は「かげろう」と読むものでした。
    本文でその記述が出てきた時に改めて、すごく考えられたタイトルだなぁ、と感心しました。
    止観という創作的な概念と実在の歴史とを上手く融合したストーリーは、ものすごく緻密に構成されていました。
    なかなか読み応えがあり、読み終えた時はぐったりしてしまいましたが、素晴らしい作品でした。

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    2025年12月14日