垣根涼介のレビュー一覧

  • 午前三時のルースター

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    旅行代理店に勤める長瀬は取引先の社長に頼まれて、社長の孫のベトナム旅行に同行することになる。実は少年の父親は、ベトナムで行方不明になり、恐らくは何かの事件に巻き込まれて亡くなっていたはずなのだが…

    ベトナムを舞台とした、冒険小説。

    長いこと積読状態で、なんで本棚にあるのかも思い出せないくらいでしたが、読み始めたら、まぁ止まらないこと。スピード感が半端じゃない。

    多少ご都合主義というか「あり得ないだろう!」なところがありましたが、小説ですから、いいんです。

    タイトルの理由がわかるラストはお洒落ですね。

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    2025年06月14日
  • 室町無頼(上)(新潮文庫)

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    久々、旅中にエンタメ小説を楽しみたくて垣根涼介を手に取る。室町時代のこと。登場する蓮田兵衛や骨皮道賢は実在したと言われていて、舞台となる寛政の土一揆に関しても史実として残るもの。だが勿論そこは自在に想像を膨らませて脚色され、非常に楽しく読める仕立てになっている。

    少し違うが武士の時代が重なる事もあって、漫画の『バガボンド』を思い出す。強くなるための修行、その力を用いる意義、正義とは何か。

    時代背景としての「租税や飢餓」。権力と民衆における対立構造があり、その攻防の延長に一揆があるが、どちらに正義があるか。そのストーリー展開が楽しい。

    映画では、蓮田兵衛を大泉洋が演じているが、最近読んだ『

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    2025年06月14日
  • 光秀の定理

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    作中の言葉を用いるなら、
    「敗者は、歴史の中で沈黙するのみである。」

    明智十兵衛光秀について、彼にかかわる周りの人物の視点からを中心に描かれる物語。敗者の側の世界から、現在表となっている世界が描かれていました。

    十兵衛が信長に取り上げられるきっかけとなった理は、凡人の私には理解が追いつかないけれど、変わっていくことの意義は感じることができました。

    あと、仏教の釈迦の教えについて、知りたいと思いました。恥ずかしながら仏教徒で葬式に出たりしてるのに、本質は知らない‥まさに、これがこの国の性なのでしょうか、自分が不勉強なだけなのでしょうか‥

    いずれ、じっくりもう一度読みたい、と思う一冊でした

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    2025年05月25日
  • 室町無頼(下)(新潮文庫)

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    面白く読めた。室町時代というあまり知らない時代ながらも戦国時代でも江戸時代でもない戦国時代前夜みたいな感じかな。
    飢饉なんか誰のせいにも出来ない中で支配的な仕組みは残っててそれの限界期。
    立ち上がる無頼のお話。
    ヤクザじゃなくて無頼。
    いつの時代もこういう人がいたのかもなと思わせる作品だった。

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    2025年05月22日
  • 極楽征夷大将軍

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    長い小説だったー。
    3週間くらいかかったんじゃないかな。
    それでも室町時代を知らなさすぎて、面白く読めました。飽きずにグイグイ読んだよ、このスピードですが。

    舞台は鎌倉末期、北条宗家の御家人の中でも格上の足利家。
    正妻の子ではなく、後継問題にも関わらないはずだった尊氏と直義兄弟。
    この2人があれよあれよという間に御輿に乗せられ、前に出ると朝敵になってしまい、上皇を担ぎ出し、南北朝時代が始まっちゃう。

    やっぱり戦国の世ですね。
    鎌倉から続く血塗られた時代。
    尊氏の性格は呑気で人当たりが良く魅力的で、戦上手な武将たちに好かれる。
    一方仲が良い弟直義は、兄をきっちりサポートして、ずっと裏方で差配

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    2025年05月20日
  • ヒート アイランド

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    一回読んだことがある本だったね。
    途中で気が付いたから止めようと思ったけど、面白かったのでそのまま最後まで読んだ。
    文章も短く、勢いだけで進む展開は渋谷という場所柄なのか、またヤクザだからいいということはなく、銃撃戦での人の死の扱いも軽い感じだね。
    続編もあるみたいなので、この本を売るついでに手に取ってみたい。

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    2025年05月14日
  • ワイルド・ソウル(上)

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    旦那に勧められてたやつやっと読んでみた。
    上巻は事を起こす原因の方ー設定がいい。戦後間もないブラジル移民のコミューンを取り扱った社会派サスペンス。
    壮絶。この人達がどうなるのか気になって仕方がない。

    下巻は本格的な復讐劇だろう。
    マフィアのエログロやハードボイルド系はお腹いっぱいだし、サスペンスはあまり好きではないが

    この小説には
    その復讐劇に至る心理過程に強い衝撃と丁寧な説得力がある。人間の闇と生命力に魅せられ、夜を徹して読んでしまうくらい

    印象的だったのは
    「白米が食べたい」って言葉…
    切実に遺伝子レベルに訴えてきた

    棄民の事は詳しくは知らないが事実ではある。ルポや歴史本を読もうと

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    2025年05月07日
  • 信長の原理 上

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    会社の上司から勧められて『光秀の定理』を読み、今回はその第二弾として本書を購入。
    戦国時代を「組織」の切り口で描かれていている一冊。結局は組織として機能した側が勝つ。そのためにリーダーができることは何か。

    今回の学びはリーダーの役割は戦略を自分が立てること。具体的な戦術については、自分が完璧だとは思わずに皆んなに議論をさせた上で判断すること。2・6・2の法則は根拠は分からないけど確かにあるからこそ、下の20%の底上げすることで当たり前の水準を引き上げることが大事だということ。最後に、自然の摂理に逆らわないこと。

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    2025年04月30日
  • 光秀の定理

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    愚息と新九郎という架空の?登場人物との接点により明智光秀を描いた作品
    作中にある博打の手法に興味を持った
    終盤は本能寺の変を架空の2人が分析しているが、少し尻すぼみな感じになってしまったのが残念
    ただ時代小説にしてはとても読みやすい作品でした

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    2025年04月15日
  • ヒート アイランド

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    2010年、一冊目。

    ハードボイルド。なかなかシビれた。
    最後まで、楽しめた。良作。

    唯一、難癖をつけるならば、主人公は19歳にしては頭がキレすぎる。そんな19歳はずるい。ずるいほどカッコいい。

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    2025年04月06日
  • 君たちに明日はない(新潮文庫)

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    面白い。

    垣根涼介さんの作品は初めて読んだが、面白い。
    タイトルは君たちに明日はないだが、登場人物全てに明日がある感じで前向きにそれぞれのストーリーが終わっていく展開も読んでいて心地良い。

    続編も読みたい。

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    2025年04月06日
  • 室町無頼(下)(新潮文庫)

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    垣根涼介らしい、漢の描写。
    たぶんにもれず「光秀の定理」から、時代小説に入ったが、この人が書くそれはいつも面白い。
    時代はどこに行っても、外道、バードボイルド、その中の美学や信念が心地いい。

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    2025年04月01日
  • 涅槃 上

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    何を読まされているんだ、という描写が続き辟易したが、それを補って余りあるストーリーにページを繰る手が止まらなかった。直家を導く年長者たちの温情とそれに応える直家の敬慕。戦国武将の駆け引きを商人の目線で描いているところも新鮮で面白かった。どなたかのレビューにもあったが新たな直家像の大河が観たい!

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    2025年03月27日
  • 室町無頼(上)(新潮文庫)

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    無法化した無茶苦茶な時代を駆け抜けた人たちを描いた作品。

    道端には死体が普通に転がっていて、明日の自分を彷彿させる。いつも死を意識しながら生きるその覚悟とは…。

    短い命を輝かせるため、生きる目標に突き進み、愛する喜びを精一杯に感じる。そんな生き様を垣間見た気がした。

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    2025年03月23日
  • ワイルド・ソウル(上)

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    前に読んだ葉真中顕『灼熱』がよかったので南米移民について書かれているという本書を手に取る。

    当初思っていたような、戦前の移民ではなく、1960年代の移民の話で驚いた。この時代になっても、棄民政策が取られていたとは。
    ただし、南米編はごく最初だけで、あとは現代の東京で外務省に復讐するパートが続く。私としては、ブラジル編がもっと読みたかったのだが。これから長い下巻、どうストーリーが展開していくのだろう。

    また、このような本にありがちな、無駄なお色気シーンはあまり要らない。書くとしても、さらっとでいいのでは?

    後半へ続く。

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    2025年03月19日
  • 極楽征夷大将軍

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    怒涛の事件、荒ぶる戦さ。結果的には相対する直義と師直の両視点からの、寝返りと裏切りの連続の展開と、その中で強烈にキャラ立ちするメイン登場人物達の物語。歴史の事実を忘れて真っさらの気持ちで熱中して読み続けた

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    2025年03月17日
  • 室町無頼(下)(新潮文庫)

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    再読。

    映画を観て、「こんなんだっけ?」と思い、再読。
    映画も面白いが、小説ももちろん面白い。

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    2025年03月03日
  • 室町無頼(上)(新潮文庫)

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    再読。

    映画を観て、「こんなんだっけ?」と思い、再読。
    映画も面白いが、小説ももちろん面白い。

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    2025年03月03日
  • 借金取りの王子-君たちに明日はない2-

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    前作に続けて面白かった
    今作は前向きな終わり方が多く、読後のスッキリ感が増している
    本のタイトルになっているエピソード「借金取りの王子」は、こんな相手と巡り会ってみたいと思わせてくれる純愛ストーリーで、思わずホロリと来てしまった

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    2025年02月22日
  • 極楽征夷大将軍

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    初代征夷大将軍・足利尊氏の半生を描いた歴史長編。
    第169回直木三十五賞受賞作。

    欲なし・やる気なしの兄と、しっかり者の弟。
    重臣の高師直に、赤松円心など登場人物がとても魅力的。円心とか情に厚くてまさしく理想の「武士」って感じの気持ちの良さ。
    反して後醍醐天皇の欲まみれな事…。(どこまで史実に忠実なのかわからないけど)いつの世もこういう身分と人間性が比例しない人いるんだよなぁ…
    一番好きなのはP249。私も泣いた。何という胸熱展開。
    後半は盟友のようだった人達が袂を別つのが悲しいので余計に。
    血の通った人間味が感じられる物語で、とても面白く読めました。

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    2025年02月22日