垣根涼介のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
垣根先生の一風変わった時代小説。
姉妹小説の「信長の原理」ではパレートの法則を扱ってますが、こちらはモンティ・ホール問題。四つの椀の話です。時代小説とは一見関係のない法則論を自然に絡めて書いてくる垣根先生の絶妙な書きぶりが最高です。わたしは垣根先生なら、普通の時代小説より、こちらのタイプの方が大好きです。他にないオンリーワンな感じです。
こちら読み終わったのは大分前なのですが、お気に入りで何度も読み返してます。愚息と新九郎という架空の人物と実在の明智光秀を中心に話が進んでいくのですが、この愚息と新九郎がいいキャラしてるんです。その分、光秀には少々イライラしながら読んでいたものですが、何度も読 -
Posted by ブクログ
この巻の話、どれも好き。
なんか印象的な言葉が多いんだよな。
経営破綻によりリストラされた証券会社のOBと面談(?)する『ノー・エクスキューズ』が面白い。
時代なのか人柄なのか想定外の意見連発で、リストラ面接官である真介が困惑するのも頷ける。
でも「もう必要とされなくなった場所に居てはいけない」って簡単には割り切れないけど…実際そのとおりだよねえ。
表題作は、真介との面接と過去の出来事をきっかけに自分のやりたい事に気づいていく過程が良い。
最後の『リヴ・フォー・トゥデイ』がイチオシ。
ファミレスの超優秀店長・森山の仕事に対するスタンスには共感しかない。
「意外に、お金の屈辱は消えない」という彼 -
Posted by ブクログ
旦那に勧められてたやつやっと読んでみた。
上巻は事を起こす原因の方ー設定がいい。戦後間もないブラジル移民のコミューンを取り扱った社会派サスペンス。
壮絶。この人達がどうなるのか気になって仕方がない。
下巻は本格的な復讐劇だろう。
マフィアのエログロやハードボイルド系はお腹いっぱいだし、サスペンスはあまり好きではないが
この小説には
その復讐劇に至る心理過程に強い衝撃と丁寧な説得力がある。人間の闇と生命力に魅せられ、夜を徹して読んでしまうくらい
印象的だったのは
「白米が食べたい」って言葉…
切実に遺伝子レベルに訴えてきた
棄民の事は詳しくは知らないが事実ではある。ルポや歴史本を読もうと