垣根涼介のレビュー一覧
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昌男はリストラ面接をきっかけに自分がどうして経済学部を選んだのか。何故企業精査部での仕事にこだわっていたのかゆっくりと思い出す。
出世競争に負け会社での立場が悪くなるとともに、自分の仕事に対する本当の気持ちを見失っていた。
実家の建具屋をシスティマティックな会社に変え、親父に仕事の誇りを持たせ、お袋にはもっと生活を楽にさせたいというささやかな思いが自分にはあった。
基本に戻れば、いつだって物事はシンプルになる。
なら、そういうチョイスをすればいい。それが自分にとっての仕事の幸せだ。
これがやりがいに繋がっていくのだろう。
つまるところイメージングなのだ。相手の立場になって付き合えるかどうか。そ -
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映画を愉しく観たので、原案になった小説を読んでみようと思い付いた。上下巻から成る小説の上巻を手にして、愉しく読んだ。
本作は複数の視点人物が入れ替わりながら綴られるという物語であると思う。有名な「応仁の乱」に突入する少し前の時期を背景にした物語である。
主要視点人物は17歳の少年である才蔵、才蔵と出会う骨皮道賢や蓮田兵衛、道賢や兵衛と関わる女性の芳王子だ。蓮田兵衛に関しては、寧ろ他の主要視点人物達との関りで言動が見える感なのだが、本作で描かれて行く事態の鍵を握る人物として大きな存在感を示している。
上巻に関しては、才蔵が主人公的に感じられる。完全に零落した武家の出で、子どもの頃から苦労が絶えな -
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ネタバレ大泉洋主演とのことで気になっていた時代劇もの。
ガンダムジークアクスや忍たまと並んでたのでこっちも見てみようかと思ったものの、どうやら原作がある様子、しかも著者がなんか聞いたことある垣根涼介さん。
何を読んだのかと著者近影を見てみても、最近の作品には全然ピンとこない。名前を覚えてたのは午前三時のルースター、2000年の作品だった… 25年前、だと…
高校卒業したときじゃないか。若い。そしてもちろんその本の内容は全く覚えていない。
とはいえ、これも縁だし、映画より小説のほうが好きなので、映画は見るかもしれないがとりあえず原作を読んでみることにする。これに関してはネタバレとかは気にしない。
原 -
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お恥ずかしながら初めての垣根作品。上巻の性描写の露骨さにドン引きしたが、下巻では、かなりのめり込んだ。お城の名前と城主、国の名前と位置、関東に住む私には毛利の安芸くらいしかわからず、巻頭の地図を見まくり、人物名もググりまくりだった。それはそれで面白く、心に残る作品だった。
そして、涅槃という単語。わたしも両親を亡くして以降、人が死ぬことについて頻繁に考えるようになった。この作品の中では、亡くなる人たちの涅槃への旅立ちの場面が、とても美しい文章で表現されているなあと印象的だった。
どなたかのレビューに書いてあったが、「宇喜多直家をぜひ大河ドラマの主人公に‼︎」という署名があって、わたしも迷わ -
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後半戦!
前半戦はケイたちが何か企んでいることが分かるのだが、何が行われるのか?どうなるのか?期待MAXのところで終わった。
後半戦は全速力で話が動いていく。
日本政府への復讐劇が始まった。
貴子は外務省襲撃事件の一部始終をレポートした。彼女がレポート出来たのには事情があったのだが、彼女は良心の呵責に苛まれる。
そんな中、さらなる事件が世間を震撼させる。
気持ちは常に犯人側にある私。
犯人側に想定外のことが起こる度にハラハラドキドキが止まらない。
貴子さんの性格もかっこいいのだが、ケイの人となりもどんどん好きになる(*^▽^*)
ただの陽気なスケベヤローだと思っていたのに