垣根涼介のレビュー一覧

  • ワイルド・ソウル(上)

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    多くの現代日本人が知らないであろうブラジル移民の歴史。
    その大きな史実を土台に描かれるフィクション。

    序盤の100ページだけで1つの作品として成立するであろう濃密かつ重厚なテーマ。

    下巻でいよいよ復讐劇が幕を開けるのだが、
    おそらく彼らが望む結末には至らないのではなかろうか。

    悲しい結末でないことを願いつつ下巻へ。

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    2021年01月04日
  • 人生教習所(上)

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    努力したからと言って、必ず成功するとは限らない。しかし、成功した者は、すべからく努力している。

    手段を目的とするな。

    世界がどう見えるかは、自分次第。

    自分が考えて辿り着いた自論を文字化してくれている本。

    次は、なにが出てくるか楽しみ。

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    2020年10月01日
  • 迷子の王様-君たちに明日はない5-

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    第5弾もサクサク読めました。相手を思っての行動は、全てが伝わることありませんが、それでも少数の人間には伝わって、だから発信者も救われる部分がある、というキレイな内容でした。

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    2020年08月30日
  • 永遠のディーバ-君たちに明日はない4-

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    第4弾もサクサク読めました。少しずつ話の毛色が変わってきたようですが、相変わらずの人間の内面は面白い。

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    2020年08月30日
  • 張り込み姫-君たちに明日はない3-

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    第三弾も、サクサク読めました。ストーリー自体は有り得ない(?)設定ですが、悩む人間模様の描写がとても面白い。

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    2020年08月30日
  • 借金取りの王子-君たちに明日はない2-

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    第一弾が面白かったので、第二弾も読んだ。やはり面白い。実際自分に置き換えて考えると、面白いだけでは済まないけど。
    SSEというアンケートは、やってみたら自分はどのように書かれるだろう、誰に対してどんな評価をするだろう、と考えた。

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    2020年08月16日
  • 張り込み姫-君たちに明日はない3-

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    ネタバレ

    4.5
    シリーズ第3弾。真介は1の33歳から35歳に。相変わらず各業界の状況もわかり中々面白い。英会話業界、旅行業界、自動車整備士業界、雑誌記者の話。特に、車好きの個人的な顧客を持つ自動車整備士宅間の話は特に面白い。マツダの自動車を愛し真摯に向き合う姿勢は胸を打つ。それを慕って自動車好きが宅間を指名する。仕事の合理化でそういった仕事を受けられなくなりこのまま仕事が嫌いになるよりはと辞める決心した宅間に、真介の友人でもある山下を始めとする宅間ファンが集まり開業試算も含めて助けにくる。人に愛され、求められる仕事。そして、みんなの力。とても素敵で泣ける。

    英会話業界はそんなに明るい感じもないらしい

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    2020年08月12日
  • 借金取りの王子-君たちに明日はない2-

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    ネタバレ


    君たちに明日はない第2弾。連続短編の形式は変わらないが、前回の続きとして時間が流れており続編として楽しめる。色んな企業での場面が垣間見えて面白い。今回も、職場測定アンケートSSEが活躍。8歳年上の陽子との関係も随所に。特に、題名になっている消費者金融の話は何度読んでも泣ける5の由来。男勝りの池口と優しい宏明。池口の暗い過去、猛アタックと美佐子の決意、親の説得とタンカ。「一生ヒロを食べさせていく覚悟と自信と証拠がある」言い訳せずストレート、時折素直な池口に感動させられる。陽子の話の「人にやさしく」の引用も〇。

    百貨店の斜陽の外商部でトップの女性の話、女性コンプレックスから生保レディのまとめ

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    2020年08月08日
  • 迷子の王様-君たちに明日はない5-

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    ついに完結してしまったシリーズ小説。読み終わってしまうのが惜しいとここまで思うのは稀でした。終わり方も、絶妙の一言。決まった結論を求めない、このシリーズらしい。
    「あなたにとって、仕事とは何ですか?」と問いかけ続けるこのシリーズ。将来に悩みや不安のある全ての人々に猛烈に勧めます。
    「その時点その時点でのチョイスを、死ぬまで繰り返していくしかない」「変わらないものがあるとしたら、結局はその本人自身の気持ちだけ」「お金は必要だけど、でもやっぱりお金のためだけじゃ、チト辛い」……死ぬまで楽しく働き続ける生き方、これからも探し続けて行きたいものです。

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    2020年06月28日
  • 永遠のディーバ-君たちに明日はない4-

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    早くもシリーズ4作目。読み進めていく上での安定感が半端ない。残り1作で完結してしまうのが惜しい、長編でこの感覚は久しぶり。
    話が進むたびに、「人生人それぞれ」「価値観人それぞれ」というメッセージ性が強くなっているように感じる。そしてそれらが、おそらくは誰もが直結する「働く」ということ。自分にとっての働くとは何か、楽しいと感じるのであればどういうことに対してか。何かのタイミングでそれを掴むことができれば、おのずとその後の生き方は変わってくるのだろうし、そのタイミングでってやっぱり仕事を変えるタイミングなのだろう。自分は一度そのタイミングを少し実感できたので、あと一歩という感じかな。
    いずれにせよ

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    2020年05月07日
  • 借金取りの王子-君たちに明日はない2-

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    それぞれの立場。それぞれの境遇。それぞれの人生。あまりにサクサク読めてしまうのは何でかな……と思っていたら、解説の「嘘っぽい設定がないからその世界に一気に身を委ねられる」という言葉で腑に落ちました。

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    2020年04月05日
  • 張り込み姫-君たちに明日はない3-

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    君たちに明日はない シリーズの三作品目!

    リストラ受託会社で働く村上真介が様々な業種で働く人達を面接していく。

    リストラ会社と聞いて冷たさを感じるかもしれませんが、そんな事はありません。
    今回は自動車の整備士の話(第3話 みんなの力)が秀逸でした!

    ずっと続いて欲しいシリーズです!

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    2019年09月23日
  • 永遠のディーバ-君たちに明日はない4-

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    リストラ面接官第4弾。今回1と4はリストラ面接だけど対象者を引き止めるのが仕事。でもどっちもやめられちゃうのね。パレートの法則は聞いたことあった。真介がが知らないのが意外。高橋社長の過去は結構色々あったのね。

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    2019年08月18日
  • 南米取材放浪記 ラティーノ・ラティーノ!

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    今から13年前に出版された、南米取材記。
    著者ー垣根氏作品『ワイルド・ソウル』を
    執筆するための取材も兼ねた旅行の中から、
    自分の感覚を呼び覚ますようなエピソードを
    地方独特の人間模様を交えながら
    やけに細かく綴っている
    本のカバーに小さな写真達がずらりと並んでる
    それらを眺めながら読み進めると
    今でいう、SNSのインスタグラムを眺めているようで
    とても興味深い
    時代の先取りをしていたのだろう
    小説とはまた違う味がして
    著者の人間性が表れていてよいと思う
    おすすめの本
    すぐ読めるし…

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    2019年07月24日
  • 迷子の王様-君たちに明日はない5-

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    心に残った言葉。「唯一変わらないものがあるとすれば、それは、おそらくは誰かを大事に思っているという、その気持ちだけだろう。その気持ちをお互いに持ち続けられる人間関係だけが、かろうじて生き残っていく。」「ここで上がりっていうような一生安楽な人生は、官僚にでもならない限り、今の時代にはもう来ないよ。折り合いというより、むしろ、その不確定な未来を含めて今を楽しめるか、その気持ちというか、覚悟の問題だと思う。」「変わらないものがあるとしたら、結局はその本人自身の気持ちー何か好きなら、状況が許す限りやり続ければいい。これまでだと思えば、自身の選択において、納得して止めればいい。」
    話は、どれも結構感動的

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    2019年07月07日
  • 迷子の王様-君たちに明日はない5-

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    リストラ請負人、村上真介のお仕事小説、最終版。
    今までの4作品とはやや趣が異なる。
    最初に読んだときは、第5弾にしてストーリーの息切れ感あり、残念ながらそろそろネタ切れなのかと思ったが、2回目読んでみると、コレはコレで味わい深かった。
    リストラ云々というより、仕事とは?というところに焦点が絞られた作品。特に、あとがきは人生の教訓的な記述でもあり、何度でも読み返したいし、君たちに明日はないシリーズの締めに相応しい文章であると思う。

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    2019年05月05日
  • ヒート アイランド

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    あぁ、すばらしい。
    緊張感漂う描写、男の世界。筋書きは複雑だがわかりやすい。
    「面白い」と力強く言い切れる作品。

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    2019年04月14日
  • 真夏の島に咲く花は

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    フィージーを舞台にした、いつもの垣根作品らしく幸せとは何か、楽園を求めてを掘り下げた作品。登場人物が丁寧に描写されていてとても奥行きのある出来。エログロ表現が出てこないこともあって個人的にはかなり好きな作品。

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    2019年02月21日
  • ボーダー ヒート アイランドIV

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    ヒートアイランドのその後のカオル篇。何といっても「午前三時のルースター」の慎一郎とのコラボがうれしい。シリーズの中で一番面白かった。

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    2019年01月19日
  • 張り込み姫-君たちに明日はない3-

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    シリーズ第3作。今回は一層リストラされる側がメインだ。感動した。特に「みんなの力」「張り込み姫」の2作は泣ける傑作。文庫本の東山彰良氏の解説込で必読だ。

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    2018年11月14日