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「会社を辞めて、これからどうするつもりなんですか?」リストラ面接官として村上真介が今回対峙するのは――鼻っ柱の強い美容部員、台湾に身売りした家電メーカーのエース研究員、ペースを狂わせる不思議ちゃん書店員。そして最後にクビを切られるのは、なんと真介自身!? 変わりゆく時代を見据え、働くこと=生きることの意義を探す人々を応援する人気シリーズ、旅立ちの全四話。
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Posted by ブクログ
第5弾もサクサク読めました。相手を思っての行動は、全てが伝わることありませんが、それでも少数の人間には伝わって、だから発信者も救われる部分がある、というキレイな内容でした。
ついに完結してしまったシリーズ小説。読み終わってしまうのが惜しいとここまで思うのは稀でした。終わり方も、絶妙の一言。決まった結論を求めない、このシリーズらしい。 「あなたにとって、仕事とは何ですか?」と問いかけ続けるこのシリーズ。将来に悩みや不安のある全ての人々に猛烈に勧めます。 「その時点その時点...続きを読むでのチョイスを、死ぬまで繰り返していくしかない」「変わらないものがあるとしたら、結局はその本人自身の気持ちだけ」「お金は必要だけど、でもやっぱりお金のためだけじゃ、チト辛い」……死ぬまで楽しく働き続ける生き方、これからも探し続けて行きたいものです。
心に残った言葉。「唯一変わらないものがあるとすれば、それは、おそらくは誰かを大事に思っているという、その気持ちだけだろう。その気持ちをお互いに持ち続けられる人間関係だけが、かろうじて生き残っていく。」「ここで上がりっていうような一生安楽な人生は、官僚にでもならない限り、今の時代にはもう来ないよ。折り...続きを読む合いというより、むしろ、その不確定な未来を含めて今を楽しめるか、その気持ちというか、覚悟の問題だと思う。」「変わらないものがあるとしたら、結局はその本人自身の気持ちー何か好きなら、状況が許す限りやり続ければいい。これまでだと思えば、自身の選択において、納得して止めればいい。」 話は、どれも結構感動的、いいですよ。
リストラ請負人、村上真介のお仕事小説、最終版。 今までの4作品とはやや趣が異なる。 最初に読んだときは、第5弾にしてストーリーの息切れ感あり、残念ながらそろそろネタ切れなのかと思ったが、2回目読んでみると、コレはコレで味わい深かった。 リストラ云々というより、仕事とは?というところに焦点が絞られた作...続きを読む品。特に、あとがきは人生の教訓的な記述でもあり、何度でも読み返したいし、君たちに明日はないシリーズの締めに相応しい文章であると思う。
全体としてこれまでのリストラ屋の村上のトーンから、大分に変わった感じ。 今回は前半と後半で話が変わっている。 前半はこれまでのリストラ屋の村上の物語。後半は村上の会社が時代を反映してなくなる件から、再就職について色々と考えるところが描かれている。 前半はなんだかサラリーマンの応援歌のように感じて読ん...続きを読むだ。特に迷子の王様はストーリーはともかく、元研究職の父親との会話がよかった。親父として「やるな」と感じた。 後半は村上と社長の高橋の会話が面白い。その会話の具体的な行動が後半に描かれ、そしてかつて自分がリストラした人から再就職の話をもちかけられる。 一方でこのシリーズで一番思い出に残っている「借金取りの王子」のその後が出てくるところも、とてもよかった。泣ける! こんな風になれたらとも思うが、もう無理かな? とりあえずは「よかった」といえる内容で安心した。
大好きなシリーズが終わるのは、残念です。生き方、働き方の示唆に富んだ作品で、それでいて読み疲れない語り口が良かったです。ところどころおしゃれな雰囲気も良かったです。
『君たちに明日はない』第5弾。 リストラ請負会社『日本ヒューマンリアクト』の面接官・村上真介。 『トーキョー・イーストサイド』 老舗化粧品ブランド『コフレ』のエリアマネジャー・まりえ。 大手化学メーカー『ワコウ』に買収され… 『カネボウ』と『花王』かと。 鐘紡自体を知るだけに、なんとも… 結...続きを読む局は学歴は強い、なんだかんだいっても… やっぱり。 『迷子の王様』 家電メーカー『セネッシュ』のエンジニア・時夫。 『自分が求めているものをつくる。あるいは、誰かが切実に求めているものを作る。そんなものを作る。そして、人に喜ばれる。それが、本当に報われるってことだろう。』 機能が多すぎる、そんな機能いる?綺麗な画質? 本当に消費者は求めているのか⁇ 家電にしろ、車にしろ… 何か、消費者からどんどん離れていってる気がするな、日本製。 日本の製造業の将来、不安だらけ… 『さざなみの王国』 書店販売員・香織。 こんなに無口でよく、アパレル販売員がつとまったなと…書店販売員は無口でもいいんだろうけど。 香織にとっては、大好きな本に向き合える世界がいいのだろう。 でも、香織は今でいうと、発達障害だったんじゃないかと… 周りの対応に疑問が残る… 『オン・ザ・ビーチ』 『日本ヒューマンリアクト』が廃業。真介は無職に… が、やっぱり最後は『人』なんだと。 仕事をする上でやっぱり重要なのは、『人』とちゃんと関係を作れるかだと。 決して、『モノ』や『コト』を売るのではなく、『人』を売るのだと。 でも、結局、真介と陽子、結婚しなかったな。 高橋社長もあっさり…
君たちに明日はないのシリーズ最終本。 今まで他人の退職を促してきた真介が、今度は自分の将来を考えることになる。人との出会い、それが一期一会てあろうとも、その人達と関わり続けてきた彼の人柄が滲み出る。 年上の彼女とはその後どうなるのかも気になる。
仕事とは?働くとは?ひいてはしあわせとは?につながる問いを投げかける。 とうとう最後。 社会の変化に伴って、仕事や会社のありようも変わる。そしてリストラ屋も。秀逸な終わり方。名残惜しい。
シリーズ5作目で最後。 まだまだ続けて欲しかったけど仕方ないですね。 働くという事を再確認させられました。 考えさせられます。
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垣根涼介
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