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Posted by ブクログ
ついに完結してしまったシリーズ小説。読み終わってしまうのが惜しいとここまで思うのは稀でした。終わり方も、絶妙の一言。決まった結論を求めない、このシリーズらしい。
「あなたにとって、仕事とは何ですか?」と問いかけ続けるこのシリーズ。将来に悩みや不安のある全ての人々に猛烈に勧めます。
「その時点その時点でのチョイスを、死ぬまで繰り返していくしかない」「変わらないものがあるとしたら、結局はその本人自身の気持ちだけ」「お金は必要だけど、でもやっぱりお金のためだけじゃ、チト辛い」……死ぬまで楽しく働き続ける生き方、これからも探し続けて行きたいものです。
Posted by ブクログ
心に残った言葉。「唯一変わらないものがあるとすれば、それは、おそらくは誰かを大事に思っているという、その気持ちだけだろう。その気持ちをお互いに持ち続けられる人間関係だけが、かろうじて生き残っていく。」「ここで上がりっていうような一生安楽な人生は、官僚にでもならない限り、今の時代にはもう来ないよ。折り合いというより、むしろ、その不確定な未来を含めて今を楽しめるか、その気持ちというか、覚悟の問題だと思う。」「変わらないものがあるとしたら、結局はその本人自身の気持ちー何か好きなら、状況が許す限りやり続ければいい。これまでだと思えば、自身の選択において、納得して止めればいい。」
話は、どれも結構感動的、いいですよ。
Posted by ブクログ
全体としてこれまでのリストラ屋の村上のトーンから、大分に変わった感じ。
今回は前半と後半で話が変わっている。
前半はこれまでのリストラ屋の村上の物語。後半は村上の会社が時代を反映してなくなる件から、再就職について色々と考えるところが描かれている。
前半はなんだかサラリーマンの応援歌のように感じて読んだ。特に迷子の王様はストーリーはともかく、元研究職の父親との会話がよかった。親父として「やるな」と感じた。
後半は村上と社長の高橋の会話が面白い。その会話の具体的な行動が後半に描かれ、そしてかつて自分がリストラした人から再就職の話をもちかけられる。
一方でこのシリーズで一番思い出に残っている「借金取りの王子」のその後が出てくるところも、とてもよかった。泣ける!
こんな風になれたらとも思うが、もう無理かな?
とりあえずは「よかった」といえる内容で安心した。
Posted by ブクログ
リストラ面接官が主人公の「君たちに明日はない」シリーズの第五弾にして完結編。
全四篇のモデルといえそうな会社は、それぞれ、カネボウ化粧品、シャープ、文教堂書店(公文書店という店名と店舗数28という規模感から)、そしてラストでは、主人公の勤務先自体が自主廃業によりリストラの対象となるわけだが、この会社のモデルはよく分からない。たぶんないのだろう。
三篇目の「さざなみの王国」の書店員、佐久間香織が何とも気に掛かる存在だ。極端な人見知りながら、とても誠実に生きている様子が好感が持てる。ラストの作品で、再登場する人物、2の「借金取りの王子」、4の「永遠のディーバ」、5の「さざなみの王国」の3名は、きっと作者のお気に入りの人物なのだろう。
人生における「仕事」の位置付けについて悩んだことは一度もない、というひとでない限り、本シリーズの一篇くらい読んでみて損はない。読まなくても明日は来るけれど、読めば、きっとよりよい一日になると思う。
Posted by ブクログ
『君たちに明日はない』第5弾。
リストラ請負会社『日本ヒューマンリアクト』の面接官・村上真介。
『トーキョー・イーストサイド』 老舗化粧品ブランド『コフレ』のエリアマネジャー・まりえ。
大手化学メーカー『ワコウ』に買収され…
『カネボウ』と『花王』かと。
鐘紡自体を知るだけに、なんとも…
結局は学歴は強い、なんだかんだいっても…
やっぱり。
『迷子の王様』 家電メーカー『セネッシュ』のエンジニア・時夫。
『自分が求めているものをつくる。あるいは、誰かが切実に求めているものを作る。そんなものを作る。そして、人に喜ばれる。それが、本当に報われるってことだろう。』
機能が多すぎる、そんな機能いる?綺麗な画質?
本当に消費者は求めているのか⁇
家電にしろ、車にしろ…
何か、消費者からどんどん離れていってる気がするな、日本製。
日本の製造業の将来、不安だらけ…
『さざなみの王国』 書店販売員・香織。
こんなに無口でよく、アパレル販売員がつとまったなと…書店販売員は無口でもいいんだろうけど。
香織にとっては、大好きな本に向き合える世界がいいのだろう。
でも、香織は今でいうと、発達障害だったんじゃないかと…
周りの対応に疑問が残る…
『オン・ザ・ビーチ』 『日本ヒューマンリアクト』が廃業。真介は無職に…
が、やっぱり最後は『人』なんだと。
仕事をする上でやっぱり重要なのは、『人』とちゃんと関係を作れるかだと。
決して、『モノ』や『コト』を売るのではなく、『人』を売るのだと。
でも、結局、真介と陽子、結婚しなかったな。
高橋社長もあっさり…
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