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君たちに明日はないシリーズ最終巻。
働く=お金を稼ぐだけではないということを改めて考えさせられました。
日本の未来は真っ暗だけど、なんとか生きていきたいですね。
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第5弾もサクサク読めました。相手を思っての行動は、全てが伝わることありませんが、それでも少数の人間には伝わって、だから発信者も救われる部分がある、というキレイな内容でした。
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ついに完結してしまったシリーズ小説。読み終わってしまうのが惜しいとここまで思うのは稀でした。終わり方も、絶妙の一言。決まった結論を求めない、このシリーズらしい。
「あなたにとって、仕事とは何ですか?」と問いかけ続けるこのシリーズ。将来に悩みや不安のある全ての人々に猛烈に勧めます。
「その時点その時点でのチョイスを、死ぬまで繰り返していくしかない」「変わらないものがあるとしたら、結局はその本人自身の気持ちだけ」「お金は必要だけど、でもやっぱりお金のためだけじゃ、チト辛い」……死ぬまで楽しく働き続ける生き方、これからも探し続けて行きたいものです。
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心に残った言葉。「唯一変わらないものがあるとすれば、それは、おそらくは誰かを大事に思っているという、その気持ちだけだろう。その気持ちをお互いに持ち続けられる人間関係だけが、かろうじて生き残っていく。」「ここで上がりっていうような一生安楽な人生は、官僚にでもならない限り、今の時代にはもう来ないよ。折り合いというより、むしろ、その不確定な未来を含めて今を楽しめるか、その気持ちというか、覚悟の問題だと思う。」「変わらないものがあるとしたら、結局はその本人自身の気持ちー何か好きなら、状況が許す限りやり続ければいい。これまでだと思えば、自身の選択において、納得して止めればいい。」
話は、どれも結構感動的、いいですよ。
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リストラ請負人、村上真介のお仕事小説、最終版。
今までの4作品とはやや趣が異なる。
最初に読んだときは、第5弾にしてストーリーの息切れ感あり、残念ながらそろそろネタ切れなのかと思ったが、2回目読んでみると、コレはコレで味わい深かった。
リストラ云々というより、仕事とは?というところに焦点が絞られた作品。特に、あとがきは人生の教訓的な記述でもあり、何度でも読み返したいし、君たちに明日はないシリーズの締めに相応しい文章であると思う。
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全体としてこれまでのリストラ屋の村上のトーンから、大分に変わった感じ。
今回は前半と後半で話が変わっている。
前半はこれまでのリストラ屋の村上の物語。後半は村上の会社が時代を反映してなくなる件から、再就職について色々と考えるところが描かれている。
前半はなんだかサラリーマンの応援歌のように感じて読んだ。特に迷子の王様はストーリーはともかく、元研究職の父親との会話がよかった。親父として「やるな」と感じた。
後半は村上と社長の高橋の会話が面白い。その会話の具体的な行動が後半に描かれ、そしてかつて自分がリストラした人から再就職の話をもちかけられる。
一方でこのシリーズで一番思い出に残っている「借金取りの王子」のその後が出てくるところも、とてもよかった。泣ける!
こんな風になれたらとも思うが、もう無理かな?
とりあえずは「よかった」といえる内容で安心した。
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何度も読み返すいい言葉があって、やっぱり前向けてすっと心も軽くなれるとてもいい余韻。
このシリーズラストだったのか。まだまだ読みたい。
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大好きなシリーズが終わるのは、残念です。生き方、働き方の示唆に富んだ作品で、それでいて読み疲れない語り口が良かったです。ところどころおしゃれな雰囲気も良かったです。
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『君たちに明日はない』第5弾。
リストラ請負会社『日本ヒューマンリアクト』の面接官・村上真介。
『トーキョー・イーストサイド』 老舗化粧品ブランド『コフレ』のエリアマネジャー・まりえ。
大手化学メーカー『ワコウ』に買収され…
『カネボウ』と『花王』かと。
鐘紡自体を知るだけに、なんとも…
結局は学歴は強い、なんだかんだいっても…
やっぱり。
『迷子の王様』 家電メーカー『セネッシュ』のエンジニア・時夫。
『自分が求めているものをつくる。あるいは、誰かが切実に求めているものを作る。そんなものを作る。そして、人に喜ばれる。それが、本当に報われるってことだろう。』
機能が多すぎる、そんな機能いる?綺麗な画質?
本当に消費者は求めているのか⁇
家電にしろ、車にしろ…
何か、消費者からどんどん離れていってる気がするな、日本製。
日本の製造業の将来、不安だらけ…
『さざなみの王国』 書店販売員・香織。
こんなに無口でよく、アパレル販売員がつとまったなと…書店販売員は無口でもいいんだろうけど。
香織にとっては、大好きな本に向き合える世界がいいのだろう。
でも、香織は今でいうと、発達障害だったんじゃないかと…
周りの対応に疑問が残る…
『オン・ザ・ビーチ』 『日本ヒューマンリアクト』が廃業。真介は無職に…
が、やっぱり最後は『人』なんだと。
仕事をする上でやっぱり重要なのは、『人』とちゃんと関係を作れるかだと。
決して、『モノ』や『コト』を売るのではなく、『人』を売るのだと。
でも、結局、真介と陽子、結婚しなかったな。
高橋社長もあっさり…
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君たちに明日はないのシリーズ最終本。
今まで他人の退職を促してきた真介が、今度は自分の将来を考えることになる。人との出会い、それが一期一会てあろうとも、その人達と関わり続けてきた彼の人柄が滲み出る。
年上の彼女とはその後どうなるのかも気になる。
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仕事とは?働くとは?ひいてはしあわせとは?につながる問いを投げかける。
とうとう最後。
社会の変化に伴って、仕事や会社のありようも変わる。そしてリストラ屋も。秀逸な終わり方。名残惜しい。
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仕事を通して、今を楽しめていない奴は、将来も楽しめないよ
実際の生とは、一瞬ごとにためらい、同じ場所で足踏みし、いくつもの可能性の中のどれに決定すべきか迷っている。
この形而上的ためらいが、生と関係のあるすべてのものに、不安と戦慄という、紛れもない、特徴をあたえるのである。
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このシリーズ一作目から好きでしたがついに完結。人生観と仕事の関わりがいろんな形で描かれていて楽しく、そして考えさせられるシリーズでした。
この刊で印象に残ったフレーズは、『世の中がどんどん変わるから、その時点、その時点でのチョイスを死ぬまで繰り返していくしかない。今の現状で判断出来ることに全力をつくし、それ以上考えても答えが出ないことはその時考える。その不確定な未来を含めて楽しめるかというその人自身の覚悟の問題であり、自分の気持ちに従って納得いく判断をすればいい』というというところ。グッときました。
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真介さんも無職になってしまうのですが、、、。
リストラ請負会社のコンサルタントというなかなかストレスの感じる仕事をする真介さんも、心優しい一面を感じるシリーズ最終巻だったなと思いました。読み終わりが爽やかで、このシリーズのいい終わり方だったように思います。
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シリーズ第五作、最終巻。
シリーズ始めから数えれば10年以上経つな。
本書の主人公はリーマンショックの就職氷河期に働き始めたリストラ請負人のコンサルタント。
働くということは、何か。
どの世代にも通じる投げかけだが、その時代時代、個人によっても縷々変わりゆくテーマだな。
かつて、勝ち組だ負け組だと、大手広告出版社が多くの民を引きつけたキャッチフーズがありましたね。
戦後から数十年、高度経済成長期を経て、終身雇用制度や年金制度の瓦解。
生まれ落ちて、良い大学を卒業し、大手一流企業に勤め、定年60歳以後悠々自適というのが良しとされる時代がありました。
しかし、今や価値観が根底から覆る。
一時、日本でも非正規社員、派遣切りが世間を賑わせた時代もありました。
今や、働くってのが、いわゆる経済(賃金=等価交換)ってのが時代に適さなくなってきたように思う。
グローバル社会とはつまるところ、多国籍企業が現地の文化だの何だのを無視して植民地化することを指すわけだ。
一つの書籍が10年を超えるシリーズになり、自分の齢をそれだけ経て読み返した時何を思うか。楽しみ。
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このシリーズもついに完結
最後に消費者金融の夫婦の話持ってくるなんて、垣根さん分かってる〜!
あの話が1番好きだったなぁ
真介は見た目は優男、仕事には真摯、彼女には変態
最高の男だと思う!
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5巻まで続いたシリーズもついに最終巻。
終身雇用という労働形態が必ずしも当たり前ではなくなってきた時代の流れと共に、作品としての役割も終わりを迎えたということでしょうか。
リストラ請負というのは見も知らない人の人生を変えてしまう仕事だけに、余程特殊な心を持つ人でない限り相当キツイだろうと想像します。ようやく解放された真介が、伸びやかで前向きな人生を歩むことができたらいいなあと思いました。
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「君たちに明日はない」シリーズの第5話。そして完結編。
最終的に主人公もリストラされる側になってしまうというお話。
短編小説で一シリーズずつが別会社の話になっていて、各業種のキャリアをしれて勉強になる。
また、各人の思いや、退職へのアプローチ方法の話術など、面白い内容を含んでいる。
ただ、やはり短編は記憶に残りにくいなっと思う。
一冊読書後、どんな話があったかというのが記憶に残りにくいな。
また、最終話の最後のシーンは何を思わせていたのかな。
山下の行動がよく理解できなかった。
今後の展開が想像つかないというか、???っという状況。
シリーズとして面白かっただけに、個人的に少し残念。
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あとがきに、自分の仕事にやりがいを感じていない人は仕事のストレスからその分だけ散財してしまい精神的に火の車になってしまう…みたいなことが書いてあってはっとした。
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「会社を辞めて、これからどうするつもりなんですか?」リストラ面接官として村上真介が今回対峙するのは―鼻っ柱の強い美容部員、台湾に身売りした家電メーカーのエース研究員、ペースを狂わせる不思議ちゃん書店員。そして最後にクビを切られるのは、なんと真介自身!?変わりゆく時代を見据え、働くこと=生きることの意義を探す人々を応援する人気シリーズ、旅立ちの全四話。
シリーズ第五作にして最終作。みんな幸せになってほしいと切に願っています。
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君たちに明日はない シリーズの最終巻。
首切り面接官の村上が、この巻では何と本人が!?
仕事とは何か?
このシリーズで色々考えさせられた。
まぁ、答えが導き出されたわけでもないが、自分にとってプラスになった小説シリーズだったことに間違いはない(*^^*)
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21世紀も10年以上を経過し、団塊世代があらかた退職し終わり、バブル期までの産業構造があらかた終焉してしまった現在、こういった「リストラ」という言葉自体も意味合いを変えてきた。垣根がそれを感じて、当シリーズの幕引きを考えたということだろう。
前作までよりも、主人公「真介」が、各FIleでの当事者に対して関与する割合は、ずっと薄く儚いものとなっている。当事者は既に今の時代なりの自分の考えを持っているので、請負人が荒っぽい干渉をするまでもなくなってきているから。
当シリーズ、楽しく読ませてきてもらいました。
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最後に来てこういう展開か。終わり方としてはスッキリしていて好きです。
考え方は人それぞれ、幸せも人それぞれ。
好きなことを仕事にできて、尚且つ稼げたら文句ないけど、なかなかそうは行かない。好きなことを仕事にして、食べていける程度稼ぐ?でも家族がいたら厳しいし、同意が得られないと無理。だったら私は、好きなことをするために、好きではないけどそこそこ稼げる仕事をする。──とりあえず今は。
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内容(「BOOK」データベースより)
「会社を辞めて、これからどうするつもりなんですか?」リストラ面接官として村上真介が今回対峙するのは―鼻っ柱の強い美容部員、台湾に身売りした家電メーカーのエース研究員、ペースを狂わせる不思議ちゃん書店員。そして最後にクビを切られるのは、なんと真介自身!?変わりゆく時代を見据え、働くこと=生きることの意義を探す人々を応援する人気シリーズ、旅立ちの全四話。
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リストラ面接官シリーズ最終巻
いろんな面接相手の「再スタート」を見守ってきた
主人公が、ついに自分も再スタートへと向かう。
ただお金のために働くのか、それとも自分のために働くのか、突きつけるシリーズ
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シリーズもこれで完結。
寂しさもあるが一作目から10年経っている事を考えるとそろそろ潮時か。
3作目以降少しマンネリ感もあったし、徐々に真介自体の存在感が薄れてきた感じもしていた。
最終話に突然会社自体が無くなることに。高橋社長の最後は少しあっけない。真介と陽子の今後や真介自体が今後どうするのかなど気になる事は沢山あるがあっさり終了。
最後はあれ終わり?という感じでした。
10年前はリストラが日常茶飯事だったが時代も移り変わりそこまでではなくなったか。
10年にわたり楽しませてもらいました。ありがとうございました。
Posted by ブクログ
人はなぜ働かなければならないのか。働くことにどんな意味があるのか。その答えが書いてあるわけではない。考えるヒントがあるだけだ。働くということに悩んでいる人におすすめ。