垣根涼介のレビュー一覧
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仕事にモヤモヤ感があり再読。
主人公であるリストラ請負人の視点と、その対象者側の人間ドラマ。
あとがきにて筆者が“小説は、魅力的な人物像を描くことがもっとも重要だと、私は考えている”と語るように、登場人物がみんな距離が近く感じる。
だから読んでて、リストラを通告する側、される側に感情移入してし...続きを読むPosted by ブクログ -
垣根涼介さんは光秀の定理から興味を持ちそれから少しずつ読んでいってます。
歴史小説や時代小説がほとんどですが、この本を手に取り冒頭を少し読むと凄く興味の湧く内容に驚き、買って帰り2日で読みました。
時代小説以外を読むのはかなり久しぶりで、且つ本当に楽しめたのは初めてでした。
自分にとっては思い入れの...続きを読むPosted by ブクログ -
君たちに明日はないシリーズ第三弾。
今回は、英会話学校、旅行会社、自動車ディーラー、出版社の写真週刊誌部門の4本立て。
相変わらず、迫真の退職勧告面接も面白い(不謹慎)んですが、今回は自動車ディーラーの話(みんなの力)が最高でした。
一流の腕を持つが、一方で会社の意向に沿わないところもあり出世が遅れ...続きを読むPosted by ブクログ -
リストラ面接代行会社に勤務する主人公と、以前その主人公に面接を受けた年上の女性を中心に、百貨店、保険会社、消費者金融、地方のホテルといった企業のリストラ面接の模様と、その面接された人たちの生き方の話の中編集。
シリーズ2巻目ということで、設定も頭に入っているし、すらすら読めました。そして面白いです。...続きを読むPosted by ブクログ -
第二次世界大戦後のブラジルへの移民政策についての史実をベースに、移民一世・二世、テレビ局ディレクターなどの人生を絡み合わせた物語がドキュメントタッチで描かれれいる。聞くに耐えない苦しみから主人公たちがそれぞれ、どうやって解放されていくか描かれており、長編にもかかわらずいいペースで読み切ることが出来た...続きを読むPosted by ブクログ
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知りたいと思っていた、南米移民の真実。
希望に溢れ南米に行ったはずが日本政府に騙されてたんだ。歴史では習っていない真実。手の届きそうな近代の事実だからこそ考えさせられた。
ストーリーは面白すぎる!Posted by ブクログ -
ブラジルに半ば騙される形で移民して地獄を見た日本人が日本政府に四半世紀ほど経ってから復讐をするというストーリー。フィクションといえども戦前のブラジル移民の事情など事実を元にして書かれていたので勉強になった。そんなひどい移民政策が昔日本で行われてたとは。気になってネットで調べたらドミニカへの移民がま...続きを読むPosted by ブクログ -
室町時代の混沌とした描写を描ききった著作。
あっという間に読んでしまった。
上下巻共に躍動感がある描写が、私好みだった。
作者の他の作品も読んでいきたい。Posted by ブクログ