垣根涼介のレビュー一覧

  • ゆりかごで眠れ(上) 新装版

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    垣根涼介さんのハードボイルドな小説!

    ヒートアイランドやワイルドソウルとは少し違う話。

    コロンビアの移民の話や、子供の精神医学の話は少し興味が湧きました。

    私の子供の頃の話ですが、学校の授業で母の似顔絵を描くという課題があったのですが、ほとんどの生徒がバストアップや顔だけの似顔絵を描くのに対し、1人だけ全身像を描いている子がいたのを思い出しました・・・

    コロンビアの私のイメージは、マフィアやシンジゲート達が政治にも影響を及ぼし、貧困に喘いでいる国と思いましたが、一年中春の地域や秋の地域があり、住みやすそうな地域が存在する事が解りました、流石に軽い気持ちで行ってみたいとは思いませんが、様

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    2024年02月11日
  • ワイルド・ソウル(下)

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    面白い!おもしろすぎる!
    ブラジルを中心とした日系人の苦労、言葉では言い表せない悲哀、日本政府のひどさが描かれているにもかかわらず、登場人物のキャラクター・ストーリー展開のスピード感に圧倒された。文庫上下巻1,000ページ?を一気に読まざるを得ない内容だった。
    垣根涼介さん、初めて読んだが1冊で虜になった。

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    2024年01月30日
  • ワイルド・ソウル(下)

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    本のバックボーンは極めてシリアスなのだけど、入念に練られた復讐劇そのものは、最高のエンターテイメントだった。ほぼ一気読み。こんなに面白い本があるのか、という感じだった。

    ブラジル棄民日系二世ケイとテレビ局報道部貴子の恋愛は、外務省襲撃事件の犯人とそのスクープ者というありえないような緊張関係の中でのもので、ハラハラしっぱなしだった。

    外務省で棄民政策を実行した人の言い訳、自己正当化を読むと、ナチスでホロコースト運行列車を忠実に運営したアドルフ・アイヒマンを思い出した。曰く、「私の罪は従順だったことだ。」
    私に命令した人がいる、悪い人がいるとしたらそいつであって自分ではない、と言いたいのだろう

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    2023年12月23日
  • ワイルド・ソウル(上)

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    「君たちに明日はない」に続いて、垣根涼介作品を読む。

    前半の棄民政策時代の話は読んでいて辛い。
    時代と場所が現代(に近い)日本に移ってからのスリリングな展開との対比が際立つ。

    外務省関係者が本作を読むとどういう感想を持つのか大いに気になるところ。

    下巻が楽しみだ。

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    2023年12月16日
  • 信長の原理 下

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    原理を理解した信長がそれに溺れて本能寺の変が起こるというのが面白い。仕事が出来て権力があるだけでは、それぞれが子会社社長な武士の社会では、トップに立ち続けられないということなんだろうなぁ。
    光秀がコトを起こさざるを得なかった織田家中の状況説明が、丁寧で非常に説得力があった。

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    2023年12月03日
  • 室町無頼(下)(新潮文庫)

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    面白かった!
    グロい時代だけどカッコいい。

    この時代はノーマークだったので余計に興味深かった。
    歴史の授業や日本史マンガでも一揆や室町時代にはあまり興味が湧かなかったので、今回知ったことが新鮮。

    骨皮道費と連田兵衛は実在の人物なので、他に登場する本があったら読んでみたい。

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    2023年11月28日
  • 信長の原理 下

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    前巻に引き続き一気読みしました。
    とても面白かったです。この話はフィクションですが、本当に信長が二八の法則を突き詰め過ぎて本能寺の変が起きたんじゃないかと思えるのは作者さんの能力の賜物でしょうか。
    光秀の定理と本作の光秀は同キャラなのか前編では?でしたが別物ですね。
    またこの手の本を出してくれたら必ず読みます!

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    2023年11月06日
  • 光秀の定理

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    信長の原理も気になっていましたが、
    上下巻ということもあり、
    まずは先に発刊されていたこちらをと手に取りました。

    結果…とても面白かったです。
    なんですか、これは…!

    読み進めていく中で、
    「最後の最後まで面白いじゃないか…!嬉泣」
    という一言が思わず。苦笑

    最初は、愚息と新九郎がメインで、
    光秀はいつ登場して活躍するんだろうかと思っていたら。

    光秀の人柄、周囲の人物、時代背景、
    途中から光秀がどんどん走り始めます。
    だけど、やはり愚息と新九郎が魅力的で。
    その二人と光秀の友情というか、縁というか。

    最後の最後まで全部が楽しかったです。
    信長目線の「信長の原理」も読まなくてはです。

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    2023年10月29日
  • クレイジーヘヴン

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    たまたま手に取った一冊。

    読み終わったときの自分の心境としては、「人生どうにでもなるな」という感じです。

    なぜそう思ったのかも分かりませんが。

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    2023年10月16日
  • 極楽征夷大将軍

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     鎌倉幕府倒幕と室町幕府創設の立役者となった足利尊氏の生き様を描く歴史大作。

     物語は尊氏の少年時代から病死までの一代記で、弟の直義と執事の高師直の視点で交互に描かれる。
     第169回直木賞受賞作品。
              ◇
     北条宗家の有力御家人である足利家。だがその庶子に過ぎない又太郎と次三郎は、家中で誰にも期待されないし、自らも多くを望まないという日々を送っていた。
     足利家の執事を務める高家の次期当主である師直も、又太郎たち兄弟が日の目を見ることはないように思っていた。
     実際、次三郎から見ても兄の又太郎は学問や武芸に励むでもなく日がな波打ち際で遊ぶことを好み、野心どころか前途を悲観

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    2023年12月26日
  • 光秀の定理

    ネタバレ 購入済み

    歴史小説ではなく現代小説。

    2023年10月読了。

    「歴史小説」に於いて、これ程有名で王道のテーマであるのに、現代の日本人に“今、此処に在る私達が考えるべき問題”として直接突き付ける「現代小説」として書き切った、著者の筆力と発想の奇抜さ、そして論理構成の巧みさに、心からの拍手を送りたい。

    小説内の人物は(架空であるにせよ)、意図的に「現代の言葉」で語っている。それは「ある一時代の歴史」ではなく「普遍的な真理」について、有る者を糾弾し、また別の者を弁護しているからだ。そしてそれらは、決して小説内ではなく、恐ろしい程の精度で読者、即ち”読んでいる私達“へと向けられているからなのだ。

    未読の方には、篠田節子氏の簡潔にして

    #タメになる #深い #ドキドキハラハラ

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    2023年10月02日
  • ワイルド・ソウル(下)

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    南米人の野放図で野心にまみれた生き方に刺激を受けた。貧しい環境で育ったからこそ培われたものであると思うので日本人が真似するのは中々難しいが、この本を読むとそのようなメンタルで生きようと思える。

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    2023年09月26日
  • ワイルド・ソウル(上)

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    劣悪な環境でも毅然とした態度で生き延びようとする登場人物に尊敬の念を抱いた。今生きている環境は当たり前じゃないと親に散々言われてきたが、この本を読んでそれを痛感した。
    外務省の人でなしな仕打ちに対して反逆を目論む主人公たちを自然と応援している自分がいた。下巻も楽しみだ。

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    2023年09月23日
  • 午前三時のルースター

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    ネタバレ

    骨太な主人公がかっこよくて、疾走感もあり、一気に引き込まれる作品。ベトナムやタイなどの、ちょっと雑然とした町に旅したくなる。ストーリーをすっかり忘れたころに、繰り返し再読したい。

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    2023年09月19日
  • 信長の原理 上

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    織田信長は早くから働き蟻の定理に気が付いていた。だったら全てを働き蟻にすれば良いと考えるが上手くいかない。今川義元を討った桶狭間の戦いでは皆が決死の覚悟で働き蟻になる事で勝利出来たと考える。さらに思考を進めていく。
    信長の内面を検討して実験をしていたとするのが面白い。さらには秀吉がそれに気が付いていたと考え光秀は察する程度と差があったとしているのも、その後を考えるとよく出来ている。

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    2023年09月09日
  • 極楽征夷大将軍

    購入済み

    「涅槃」に続き読み応えたっぷり

    の歴史大作。

    登場人物が多彩でしかも刻々と局面が転換していく時代を、作者の切り口で克明に語る物語に圧倒された。これまでモヤモヤしていた場面も納得出来たところがか多く作者の洞察力にただただ敬服。直木賞受賞も納得。

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    2023年08月08日
  • 信長の原理 上

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    2:6:2のパレートの法則を信長の天才的な洞察力と組み合わせた、垣根涼介技ありの歴史小説。
    天才的な視点と洞察力による発想が常人には理解されない信長と、それらを理解できずに抱く焦燥感と恐怖に苛まれる家臣達とのズレの描写は、筆者は実際にそれらを見て書いたのではないかと思ってしまうほどリアルに感じられた。
    個人的には、有能であるが故に光秀や秀吉のような飛び抜けた才能がないことも自覚し、生き残るために勝馬に乗るしかないと腹をくくる丹羽長秀には去来するものがあった。
    先に発表されている「光秀の定理」を読んでからこちらを読まれるとさらに楽しめると思います。

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    2023年07月16日
  • 君たちに明日はない(新潮文庫)

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    とても読みやすくておもしろい。
    首を切っていく仕事をしている人の話で、いろんなエピソードの中で「仕事とは」というテーマを何度も考えさせられるものでもあった。
    どこかのエピソードで「知的背景(チテキハイケイ)」という言葉が出てくるが、なんとなく人間関係において言語化できていなかった価値観がここで言語化された。
    夫の好きなシリーズで、今回再読してみたら、夫の思考の原点がここだったんだな、と感じる点が多くて個人的にはそういった再発見もできた良書。

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    2023年06月04日
  • 光秀の定理

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    とても面白い
    途中からはあっという間に読んだ
    詰まるところ本能寺の変は謎であり
    信長が天下人であったなら
    と思いを馳せる

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    2023年05月03日
  • ワイルド・ソウル(上)

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    戦争も戦後の混乱も知らない世代だけど、凄く引き込まれる。ブラジル、コロンビア・・・と、グーグルマップで知らない土地を彷徨いながら、どっぷりストーリーにのめり込んでた。(^_^)v

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    2023年04月29日