垣根涼介のレビュー一覧
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直木賞受賞作。これも、時代小説なのでしょうか?
足利尊氏の物語です。
そう言えば、足利尊氏のことは、あまり知りません。小説ではもちろん読んだことがないですし、大河ドラマなどでも見ていないです。
足利尊氏は、側室子だったので、家来にもあまり相手にされず、のんびりした子ども時代を過ごす。ところが、正妻の長男が病死し、家督を継ぐことに。しかし、尊氏は、家督を継ぎたく無いと駄々をこねる。面白い人ですね。
尊氏の弟は、頭がキレる有能な人。自分に厳しい分、人にも厳しいので、なかなか上に立っても、人が付いてこないだろうと、本人も自覚している。
途中です。
小さい字で、2段に書いてあるので…
非常に長 -
Posted by ブクログ
垣根涼介さん3作目。本作はビジネス小説です。主人公は村上真介33歳、「リストラ請負会社」で辞職勧告を促す有能面接官‥、恐ろしい設定です。
そもそも、人減らしの首切り専門会社なんて、あり得ませんよね。社員の個人情報を社外へ提供しているし、会社の経営難による人員削減や優遇条件での退職勧奨が適法でも、下手をすれば不当解雇にもなりかねません。
現実社会でも、不景気やコロナ禍の相次ぐ企業倒産など、余りにも身近で切迫感があり、リアルな描写になっています。
真介は、人の運命を預かる仕事ゆえ、手を抜かず用意周到な面接により、リストラ候補者を希望退職に追い込んでゆきます。当然、恨みを買うことも多々あ -
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明智光秀と友垣である愚息、新九郎、そして土屋十兵衛がメインキャラ。
信長の命を受けて武田の金と毛利の銀の算出量を調査しにいく。愚息の倭寇だった経歴とかモンティホール問題を使った賭け事とか、それから信玄が海を目指したのは塩じゃなくて港と交易だという見方とか、土屋が武田の直臣として出てきたほぼその瞬間から大久保長安っぽい匂わせかたとか、ちょっと知っている人間の「おれ知ってます」って思いたい欲を満たす仕掛けがいろいろ。
甲斐の湯之奥金山は土屋十兵衛との取引で情報を得て、その後スリリングな展開になるのは石見銀山。うまく忍び込んでなんとか脱出もできて結局はめでたし。小説の舞台になった土地のことはもちろん -
Posted by ブクログ
もともと歴史は苦手なのだが、垣根作品は現代を取り上げている頃から読んでいて好きなので、今も読み続けている。
歴史小説になってから、明智光秀を取り上げることが多いように感じることから、作者は相当に明智光秀に傾倒しているように思う。
今回は光秀と以前よりの友垣である愚息と新九郎との三人が織田信長の命を受けて、武田家の金山と毛利家の銀山に潜入する話である。
これまでの時代小説と少し違った毛色の話だと思った。
武田の金山の潜入の際に出会った武田信玄の家来である土屋十兵衛とひょんなことから同道することになる。
この四人の道中が意外に軽妙に描かれながらも、ハラハラドキドキする場面もあり、歴史小説ではあるが