垣根涼介のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
前半の予想から大外れはしないものの
研修の中身(島の歴史や島民の暮らし)が
割合に重くて、ただの娯楽小説では
なかったのかぁと少し驚いた。
巻末の謝辞によれば小笠原の歴史や自然、
日本への返還前後の話は実際の話を聞きながら
書かれたものとあり、今まで知らなかった
多くの歴史に触れた。
日本への返還と言えば沖縄のことしか
考えが及ばなかったが、小笠原に
激変の時代があったこと、その歴史的背景
を受けての観光産業の在り様、
読み始めの印象とは大きく変わって
考えさせられることが多かった。
セミナー後の登場人物の変化も楽しい。
主人公が語る、今の日本ではどういう生き方だって
自由だ。でもそれと引