垣根涼介のレビュー一覧
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『君たちに明日はない』の感想でほぼ書き切ってしまったのだが、二年後になって、その続編として本書が発売された。前作は、なんと山本周五郎賞を受賞してしまっているのだが、もちろん本書も同じレベル、同じ空気、同じ筆圧で書かれた一冊である。
というよりもむしろ、リストラ請負という稼業に徹するプロフェッショナルな主人公という設定だけで、よくぞ書き続けているものだと思う。
二冊とも、連作短編集である。雑誌「新潮」では個々に読み切り作品として隔月連載されてきたようだ。だから、いつもリストラの対象法人も違えば、リストラの理由やリストラ対象者たちも違う。しかし、どの作品でも退職希望を募るという主人公 -
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ヒートアイランドシリーズ4作目。2019年1月で最新ですね。もう続編はないのだろうか。
かなり面白かったです。
4作目になるので、主人公たちの性格・特徴は知り尽くしているので、その期待感をもって読みました。
今回は、1作目でコンビを組んでいた薫がでてくる。
やはり1作目が魅力的に夢中にされるから、そのストーリーをからめてきて、懐かしさを感じ、面白かった。
1作目の作品もかなり個性的なキャラクターが多かったので、4作目もかなりよかった。
そんな過去に暗い影をもっている人たちが集まるものだろうかっと思ったり、気が強すぎる女性はそんなに勇敢に首を突っ込んでくるのか?っと思ったりもする。
200km -
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ストリートファイトしていた少年たちがあるきっかけで大金を手にしてしまう。
その大金はやくざから強奪したお金だったということもあり、強奪犯とやくざから追われることになり、なんとか逃げ切る方法を模索するというストーリー。
垣根さんの小説はワイルドソウルからはじまり、三作品目。
車好き、日系移民系、暴力系の小説が軸になっているかな。
この小説はそういうチップスが非常に多い。
そんなに車に関心がないので、よくわからないことが多い。
ストーリーとしては、面白かった。
少年たちが試行錯誤で作戦を練っているところや、追い詰められたところからどう抜け出そうとするかを読むのは面白かった。
ただ、ストーリーは -
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「君たちに明日はない」シリーズの第5話。そして完結編。
最終的に主人公もリストラされる側になってしまうというお話。
短編小説で一シリーズずつが別会社の話になっていて、各業種のキャリアをしれて勉強になる。
また、各人の思いや、退職へのアプローチ方法の話術など、面白い内容を含んでいる。
ただ、やはり短編は記憶に残りにくいなっと思う。
一冊読書後、どんな話があったかというのが記憶に残りにくいな。
また、最終話の最後のシーンは何を思わせていたのかな。
山下の行動がよく理解できなかった。
今後の展開が想像つかないというか、???っという状況。
シリーズとして面白かっただけに、個人的に少し残念。 -
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リストラ「君たちに明日はない」シリーズの第4作。
過去3作と違い、高橋社長の過去がある程度わかる。
4作品ある中、勝ち逃げ女王が一番私の記憶に鮮明。
(他作品も面白かったのは間違いないが)
フライトアテンダントのリストラ。日本では女子のあこがれの職業ということだが、海外ではこの職業に対する評価はファミレス店員レベル。
海外へ飛び回る、ブランド力による社会的優越感という以外、それほどやりがいもキャリアもない。
キャリアは、高収入男性と知りあり、結婚すること。
小説で、ホテル・旅館との違いが記憶に残った。
ホテル・旅館では良いサービスによりリピーターはあるが、飛行機は移動手段。良いサービスを受 -
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リストラ請負会社シリーズの第二作。
各章で違う会社をリストラしていくので、いろんな会社の実情を会話見れるので面白いかな。
タイトルにもある借金取り王子は、消費者金融関係の会社。
慶応卒の男性が入社して10年程度頑張り、上司の女性とくどく。
ただ、そういう会社だから、上司の女性の人生が波乱万丈で周囲がなっとくしないよ。っという状況を打破していく。
作風の印象ではやさしさを感じる男性。そんな人が消費者金融で長年頑張れるのだろうか。
疑問にも思いながらものめりこんでいけるので、面白いです。
通勤が1時間程度なら、1話ずつ読めて、ちょうどよいかな。 -
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ネタバレシリーズ4作目。今回は、被面接者が「すごい人たち」。真介さんの思惑をも、斜め上を行く展開や結論に、若干圧倒されて読みました。
File2.「ノー・エクスキューズ」では、団塊世代の働き方、昭和から平成に入りバブル崩壊から不況へ突入していく中での社会の変化、仕事観の変容を感じました。
さていよいよシリーズ完結。(目の前にありますがまだ読んでいません( ̄ー ̄)ニヤリ
平成が終わろうとする今。「正規雇用」「正社員」であることの方が珍しい時代になっています。ということは、リストラ自体は減っているのかも…どうする『日本ヒューマンリアクト』