【感想・ネタバレ】クレイジーヘヴンのレビュー

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Posted by ブクログ 2023年10月16日

たまたま手に取った一冊。

読み終わったときの自分の心境としては、「人生どうにでもなるな」という感じです。

なぜそう思ったのかも分かりませんが。

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Posted by ブクログ 2021年09月28日

フレームがある。枠がある。
それを抜けていこうとするクレイジーな話。
描写はドロドロ。グロい。でも、一気に読んでしまう。

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Posted by ブクログ 2018年11月29日

性と暴力、日常に潜む非日常、スカッとするピカレスク小説、嫌いじゃないです。奥田英朗の「ナオミとカナコ」と同じぐらい読後の気分がいい。

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Posted by ブクログ 2016年04月01日

2回目。なんで自分って!ネガティブに!自信ないし嫌なことに逃げてるからやな。本書みたいに正面からぶつかっていかないとだめなのかな。

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Posted by ブクログ 2014年04月07日

スピード感あります。
一気に読めます。

性描写と暴力描写が多い割りに
閉塞感がなく、読後、スカッとできるのは
垣根さんの持ち味なんでしょうか。

ヤクザな世界です。

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Posted by ブクログ 2013年10月21日

地方都市の生活水準の低い人達ってこういう感じなのかなあ。怖いなあ各社社会。とか思ったりした。
話自体は展開自体もスピーディーで面白いし、ワクワクしながら読めました。

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Posted by ブクログ 2013年07月22日

退廃と転落に満ちた登場人物というのはよくある話ですが、根底にある暗さが救いのないレベルではないところが、作品が陰気になりすぎるのを防いでいる。そこがこのラストにつなげられた要因ではないだろうか。
露骨なセックス描写もあって評価は高くないようですが、この手の作品にしては読後感が悪くなくて良いと思います...続きを読む

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ネタバレ

Posted by ブクログ 2012年06月27日

旅行会社に勤め、ありふれた日常への疑問を抱えて日々を送る坂脇恭一27歳。
冴えない中年ヤクザと同棲し、美人局の片棒をかつぐ元OL田所圭子23歳。
ある時、圭子が恭一の同僚をカモろうとしたことから二人は出会い、絶望の底なし沼へと転がり堕ちていく。

作中に「(自意識や社会の)フレーム」という言葉が何度...続きを読むも出てきて、印象に残った。
心の裡に凶暴な獣を飼いならし、普通に生きているだけでは足りない主人公が、あるとき不意にフレームから逸脱していく。

読んでいて、彼の危うさや貪欲さに思わず惹かれてしまうのは、そこに自分にも通ずる気持ちの断片が描かれているからだろう。
社会のルールや暗黙の了解をとっぱらったところで自意識のフレームがゆらぎ、突き抜けていこうとするさまは、誰にもありうる気持ちの移り変わりなのかもしれないと思わせてくれる。

インモラルな二人のねじれた関係に心がざわざわしつつ、ドライブ感のある文章によって生まれる疾走感に酔いながら、一気に読んでしまった。
結末は爽快感があって良かったけど、苦い落とし穴が用意されているだろう二人の未来はなんだか切ない。

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Posted by ブクログ 2010年12月03日

垣根らしい作品かな、と。クルマ、やくざ、ダメな女、ヤク、この辺りを絡ませるのは上手いなぁと。エロもあるからなお面白い。

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Posted by ブクログ 2010年09月06日

大好きな垣根涼介さんの作品。

「ワイルドソウル」「ヒートアイランド」がよかっただけに
期待が膨らんでしまった。。。
今まで読んだ中で一番描写が過激で
やりすぎ感も否めない感じでした。。。

狂気に満ちた主人公恭一とひょんなことからめぐりあった
ヤクザの美人局の圭子

「狂気の夏」...続きを読む
「逸脱の秋」
「欲情の冬」
「覚醒の春」

各章のタイトルが表すとおりの話の流れ
とことん暗く歪んでいく、狂っていく、狂気に麻痺していく
ストーリーなのでラストで少し光が見える展開が心地よかったです。

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Posted by ブクログ 2009年10月04日

さくさく読めた。
この女いらいらするなぁ、と思っていたけど、ラストにかけて感情移入してしまい、泣けた。
しかし卑猥な描写が多すぎる。はっきり言って冷める。無駄。なので☆4つ。

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Posted by ブクログ 2009年10月04日

【あらすじ】
自分の車を荒らした犯人を執拗に調査して見つけ出し、ゴルフクラブで半殺しの目に合わせて現金まで奪う。明らかに常軌を逸し、タガが外れている一方で、その現金に手をつけるでもなく平凡なサラリーマンとして日々を過ごす。危ういバランスで生きる坂脇恭一。そしてヤクザに脅され、ヤク中にされ、美人局の片...続きを読む棒を担がされる田所圭子。ドス黒い怒りを腹に秘めた男と、あまりに幸せから遠い日々に慣れきってどこまでも卑屈な女。出会った二人は絶望に堕ちるのか、自由へと脱出するのか。



あらすじに書いた通り、主人公が危ういバランスにいることから来る予測不可能性が読み手を引き込む。例えば自らの意志で悪の世界に身を置くピカレスク小説の主人公であれば、どのような美学を持っていたとしても、犯罪者である限り知れきったのたれ死にが物語としては似合うし、読者としてもその予定調和で安心して読み終えることができる。だけどこの主人公(とヒロイン)の場合、常に読み手が共感し得る倫理観の境界線上を彷徨っているので、作者がどのような結末を用意しているのかはもちろん、読んでいても自分がこの主人公の破滅を望んでいるのか、幸せを望んでいるのかすらわからないのだ。またそれらの結末に対し、自分が読み手として納得できるのか、できないのかもまたわからない。だから結末に向かって読み進めながら、本当にハラハラしてしまう。ここ最近では一番スリリングな読書体験であった。

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Posted by ブクログ 2009年10月07日

旅行会社に勤める今時のキレやすい若者と、出会い系で美人局の片棒をかつぐ元OLが、ひょんなことから一緒になって、転落の人生まっしぐら。。。

出会い系って、怖いところなんだなぁ、、、とつくづく考えさせられました。

ただ、結末は推理小説の掟破りのような気がするんですが、どうなんでしょう?そんなことどう...続きを読むでもいいのクレイジーヘヴン?

(2008/7/28)

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Posted by ブクログ 2009年10月04日

個人的に、好きな垣根さん。

旅行会社のサラリーマン、差し障り無く生活する坂脇。ただその心は決して人には開かない。
そして美人局の片棒を担ぎヤクザとどん底の生活を送る元OL圭子。
へんなきっかけで知り合い、そして・・・二人は取り返しの付かない闇の世界へ。

相成れない気持ちが、その闇の部分につながり...続きを読むを感じお互いに少しづつ惹かれあい、そして最後は・・。

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Posted by ブクログ 2022年09月13日

描写が過激。
その上全体的には暴力的で、どうしようもなく救われない話になっている。筈なのだが、最後までサクサク読める上に印象が悪くならないのは流石だな、と思う。

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Posted by ブクログ 2022年02月22日

田舎から出てきた圭子には才能もなくヤクザの囲い美人局になるしかなく、言われるままの苦しい生活を強いられた。 現実、人間、誰も苦労なしでより良い生活ができるはずがなく、他人頼りの生活をするしか選択がないもの頷ける。人は生まれつき何かの才能がある、ただそれを見出せないだけだと悟ることだ。慢性生活からの脱...続きを読む却は自分次第。

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Posted by ブクログ 2018年12月15日

どこか静かに壊れた思考回路の主人公、
堕ちる生き方にしかだどりつけなかった娼婦との出会い。
僕自身はもちろん主人公のような暴力に縁はないですが、
なにか現代社会にはらんだ狂気、
どんどん歪んでいく世界観に共感を覚える不思議な作品でした。

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Posted by ブクログ 2016年05月01日

「自分の中の獣」を認識する小説が読みたくなる時がある。ハードボイルド小説だったり、クライム小説だったり。「自分が犯罪を犯しちゃったらどうしよう。」そんなことを考えてしまって現実逃避できる、そんな作品です。

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Posted by ブクログ 2014年10月22日

救われない。

薄暗い闇から自由を求める若人二人。

どことなく、『コインロッカーベイビー』や『バトルロワイアル』を彷彿させる一冊。

主が黒すぎてコントラストが強く、白が希望に見えるが、非常に救われない。

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Posted by ブクログ 2013年04月18日

暴力に屈せず、反対に暴力でやっつける俺カッコイイでしょ、といういつものテンプレキャラクターはちょっと食傷気味。作者の主張する「カッコイイって何か、頭がいいってどういうことか」はわかるけど、毎回同じすぎて、それだけじゃないんじゃーとも思う。
女の人もテンプレの頭悪い系。かろうじてヒロインはいい女風だけ...続きを読むど、モブキャラがゴミみたいな書かれ方なのは引っかかる。なんか女の人に不信感でもあるのかと。性描写も官能的というよりはただえげつない。
…と文句ばかり書きましたが何だかんだ読ませてしまう力はあるなあと思います。せめてもう少し最後にスカっとする感じがほしかった。

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Posted by ブクログ 2013年02月20日

うわ!面白い!って感じの本ではない。
エロいなー、非現実的な話だなー、うーん、というあんまりかもって思いながら読み進めていった。
でも投げ出せなかった。どうなるのか気になってしまったから。
誰にも感情移入出来なかったけど、支店長はかなりカッコ良かった!
もっと登場機会増やして語らせたら素晴らしいスト...続きを読むーリーになったのにと、一読者ながら歯痒い。。

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ネタバレ

Posted by ブクログ 2012年04月21日

ジャンルとしては、ハードボイルドになるのか?

ワイルド・ソウルに比べれば物足りない感じはした。
あれを読んだのは高校生の頃で、それ以来読んでいないからそのせいもあるのかもしれない。まぁ文量的にもしょうがないんだろう。それでも、あれを読んだときの感動や爽快感はたいへんなものだったのを覚えているし...続きを読む、午前三時のルースターも面白かった。
まぁこの作品も主人公に感情移入できたし、女や他の登場人物もありありと想像できたから、上手いんだろうと思う。もう一回ワイルド・ソウルを読んでみて、好評価のものを一冊読んでみよう。

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Posted by ブクログ 2012年04月14日

人は間違いを犯す
そして後悔をし、自分を卑下し、ときに逃げる。

それを受け止めるためには、何かやり直しを求める。それが、たとえ人としては間違った方法や、単なる自己満足であっても。

一度踏み外してしまった道に救いを求めるのは難しいかもしれないけど、自分の中でのけりはつけるべきだと思えた。

ただ、...続きを読む表現や内容的にきついものもあるので、読むときは気を付けて。

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Posted by ブクログ 2011年07月12日

誰もが少しは持っている、ここから抜けたいという気持ち

それをカタチはどうあれ実行する

人間とは弱くて愚かで儚くて切ない。。。
と思わせた一冊

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Posted by ブクログ 2011年09月28日

旅行会社に勤め、ありふれた日常への疑問を抱えて日々を送る坂脇恭一27歳。冴えない中年ヤクザと同棲し、美人局の片棒をかつぐ元OL田所圭子23歳。ある時、圭子が恭一の同僚をカモろうとしたことから、二人は出会い、絶望の底なし沼へと転がり堕ちていく。揺れる心、立ち塞がる枠―やがて、境界線を跳び越えて走り出し...続きを読むた二人が掴んだ自由とは。 *****以上、あまぞぉ〜ん様からコピペ*****と、アラスジを自分でまとめるのがめんどくさくなる、内容の濃さ&エグさ。終始一貫して、ナニのシーンの描写がこってりエグすぎるぅ〜。んで、そのエログロエグエグ描写の合間に、垣根センセの車好きうんちくがチラホラあったりする。

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Posted by ブクログ 2010年08月30日

まず、目立つのは性描写。そのままズバリの言葉が、これでもか!ってくらい並ぶ。
でも、垣根涼介の性表現って、その露骨さに比べ、なんだか、あまりいやらしくない。
ま、でも、書いてあることは書いてあるし、苦手な人はおすすめしないけれど。
表現といえば、開き直った時の、言葉使いが好きだ。
『あたしは馬鹿だ。...続きを読む―だが、それがどうした。』とか。人間、開き直った時が一番強い。
それにしても、男性キャラは、どれも個性的で、魅力的なのに、女性キャラが可愛くない。
この女のどこに、惚れるの?とか思ってしまう。

以下、ちょっとネタバレかも?です。

垣根作品には、基本的に善人って出てこない気がする。
必ず、どこかに「悪」い部分があって、それを隠そうとしない。
特に今回は、出てくる人全部が犯罪者、みたいな。
まず、主人公二人が人殺しだ。
この手の話の場合、どちらかが死んで終わり、みたいなことがよくあって(なんせ人も殺してるし)、
最後の一ページをめくるまで、(作者に)いつ殺されるんじゃないかと、ハラハラしながら読んだ。
間違っても、恭一や、圭子みたいにはなりたくないし、共感も、同情もできないのだけど、殺されて終わるのは、やっぱり嫌だった。
この後二人が幸せになれるのかは、大いに疑問だが(くどいが、人殺しの二人なので)、とりあえず、死ななくて良かった。

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Posted by ブクログ 2009年10月07日

催淫剤でつながる男女が自由を求めるバイオレンス。クスリのおかげか、これでもかとばかりの交合描写。気持ちよさはあまり伝わってこないのだが。仕事はそれなりだがヤクザをぼこぼこにする、強くて渋い男。素晴らしいファンタジーだ。

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Posted by ブクログ 2009年10月07日

ちょっと好みから離れた要素が凝縮されてる一冊でした。垣根さんの本はいつも読後感が爽やかでありながら、出てくる人たちが持っている生々しい獣のような貪欲なところがあるのですが、この本はその生々しい貪欲なものが最初から最後までずーっとそれがメインで書かれている感じで、少し胸焼け気味。と言いつつ、面白かった...続きを読むか面白くなかったかと言えば、面白かったです。

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Posted by ブクログ 2009年10月07日

2008年4月 9/43
「とりあえず口にする。とりあえず踏み出す。」
「まだだ。まだ。狂気が足りない。」

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Posted by ブクログ 2009年10月04日

旅行会社に勤める脇坂恭一27歳
冴えない中年ヤクザと同棲している田中圭子。
二人でヤクザを殺してしまう。恭一の心の中の悪がふと目覚める
底なし沼へと堕ちる二人。

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