垣根涼介のレビュー一覧
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『月は怒らない』垣根涼介著作品
文庫ではなく、単行本。電子ではなく紙の本で(笑)
表紙が個性的。文庫版と違う。なぜ?! 確かにこれだと、暗すぎる。本の顔は人目を引くために作られたほうが良い。
内容はというと、あまりパッとしない。だらだらと時間つぶし的な感じで書かれている。だから、読むほうも暇つぶしぐらいに構えて読む。だけれども、偶然作られた、人と人を結ぶ糸のようなものが感じられ、悪い気はしない。一歩間違えればすぐに切れてしまうような糸であっても、その糸は細くなったり太くなったりする。
例えば、蜘蛛のように口から糸を吐き出さないと、人とかかわることが出来ないのだろうか。でもそうすると、絶えず糸を -
Posted by ブクログ
イマイチ、主人公達に共感できなかった。
どうしてもオッサン側の目線で読んでしまい、
オッサン達を応援してしまう。
これちゃんとオチつくのか?
と心配になる展開だが、ちゃんと丸く収まる。
そのロジックはよく練られており唸らされる。
土地勘のないかっぺには、東京の地理がよくわからん。
地名や店舗名を出されても全く映像が目に浮かばん。
今回も例にもれず車の描写がくどい。(クルマ好きとしては褒め言葉)
今回はインプレッサとユーノス500。
エピローグで次回作を匂わされるのだが、それがまた胸熱。
まさかそうくるとは思わなかったが、読み手としては大歓迎な最後。
いつか続編を読もう。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ3.5
渋谷でファイトパーティーを開くストリートギャング雅のトップ、アキとカオル。裏カジノから強奪された大金を巡って、2つのヤクザ、裏金強奪のプロ柿沢達との4つ巴の攻防を描いたハードボイルド。カオルの生い立ちも面白い。官僚の次男だが、独学を選び大検へ。自分で考えることの大切さ。アキも含め、どのグループでも各々の思惑が蠢き垣根小説らしく面白い。最終的に、アキとカオルは他の3つのグループをやり合わせ難を逃れたが、柿沢らとの力の差も。アキを誘うシーンも良い。欲望と焦燥が都市で熱を持つヒートアイランド。
解説の大沢在昌曰く大藪春彦の後継者だろうとのこと。 -
Posted by ブクログ
初めての垣根さん作品。
ハードボイルドでスリル満点の面白い一冊だった。
宝飾を取り扱う会社の社長から、孫で跡取りの少年・慎一郎の卒業旅行に添乗して欲しいと頼まれた旅行会社営業マンの主人公・長瀬。行き先はベトナムのサイゴン。
4年前に新拠点の下見にベトナムへ出かけた慎一郎の父親が失踪していた。サイゴンの市場を映したドキュメンタリー番組で父親を見つけた慎一郎は、父親を探し出し日本に連れ戻したいと思っていた。
長瀬の悪友・源内と3人でサイゴンに乗り込み、現地で運転手役のビエンとガイド役のメイを仲間にし父親の足跡を追うが、予想外の危険が待ち受けていた。
遂に再会できた父子。
父親はベトナムの地