垣根涼介のレビュー一覧
-
Posted by ブクログ
ネタバレある1つの歴史小説を読む時、その小説が描いている時代や主人公が、他の小説、TV、映画などによく取り上げられているものだったりする場合、私はどうしても前に読んでいたり、見ていたりしていたものとつい比較してみる。勿論、今読んでいる小説にしろ、前に見ていたTVや映画にしろ、所詮フィクションであり、その小説などの主張したいテーマによっては歴史的事実を意図的に省略したり、文献をわざと曲解したりすることもあるかもしれないと分かってはいるが。
この小説の場合、登場人物は全て実存した(であろう)人物なので、行った歴史上の行為行動が殆んど全て分かっている。そしてその人の考え方、思想はその人の行為行動からしか推測 -
Posted by ブクログ
垣根さんの現代ノワールものが好きなんだが、直木賞ゲット後の余裕が感じられる読み物(小説じゃなく)だった・・ので評価は3
とはいうものの漫談っぽい時代劇っぽい中盤を越えてのラストは流石の切れ味。
最期の頁は「きっちり筋を追ってきてよかった」という歴史版衝撃の一コマ。
一言付け加えるなら漫談っぽい第3章は峰隆一郎作品の雰囲気を思わせた。
いくら何でも武田家中のれっきとした武士が相手方 信長家臣ら胡散臭い連中と危険を冒して長道中するか?
武士とはいえ兵法者、元倭寇、そして金柑頭とどんくさい土屋。
金山開発管理、帳簿での有能な奴の行きつく果ては現代と同じだと抱腹絶倒モノ(蓄財、好色・・成れの果ては -
Posted by ブクログ
鯨と煙の冒険(『百瀬、こっちを向いて』番外編/中田栄一)
一服広場の謎(『防犯探偵・榎本径』シリーズ番外編/貴志祐介)
皇帝の宿(『校閲ガール』番外編/宮木あや子)
街で立ち止まる時(『ススキノ探偵』シリーズ番外編/東直己)
同窓会(『君たちに明日はない』シリーズ番外編/垣根涼介)
心の距離なんて実際の距離にくらべれば、(『遠くでずっとそばにいる』番外編/狗飼恭子)
平和と希望と(『さよならドビュッシー』番外編/中山七里)
ゴロさんのテラス(『春を背負って』番外編/笹本稜平)
雁首仲間(『天地明察』番外編/冲方丁)
落としの玲子(『姫川玲子』シリーズ番外編/誉田哲也)
オレンジの水面(『北天の -
Posted by ブクログ
定番コースだと思うが、「君たちに明日はない」、「ワイルド・ソウル」からの流れで、垣根涼介の歴史物を読み終えた。(「光秀の定理」は未読)
信長・秀吉・家康の天下人三名の世間一般の人気はこの登場順通りだと思うが、上司として誰が良いか、というと、逆の順だろうと改めて思った。
信長が現代の株式会社の社長であれば、解任動議が毎回出るだろう。
信長による家康謀殺計画はフィクションの筈だが、妙にリアリティを感じてしまうのは、信長のキャラが立っているが故か。
信長程の合理的精神の持ち主が「織田家」という価値観をほんとうに重視したのか史実としてはよく知らないが、違っていて欲しい、と思った。
-
Posted by ブクログ
極楽征夷大将軍は読む予定は今のところないのですが、
2005年第18回山本周五郎賞 受賞作
リストラ請負会社に勤める主人公
依頼のあった会社のリストラターゲットとなった社員達と面談し、依願退職に持ち込むのがお仕事
そのリストラ対象者の会社人生と人柄を描く
File1から5
そこそこ人間ドラマが面白かったのですが
多少中途半端感が残るかなと思いました
ですが、やっぱり思い直し この面談のその後は
想像してくださいというスタンスが
この作品の良さだと思いました
リストラ対象者だった女性とこの主人公が
お付き合いを始めるのですが
まあ、お似合いのふたりですのでよろしいかと
リストラ依頼の業種は