垣根涼介のレビュー一覧

  • 南米取材放浪記 ラティーノ・ラティーノ!

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    どっかちがう国に行ってよく思うのは、
    日本人ほど自分の国の歴史を知らない国民も
    日本人ほど自分の国に自信を持てない国民も
    いないんじゃないかなぁってこと。

    自分の国をすきって、
    自分の国にぜひ来てほしいって、
    だいたいの国の人は言えるんじゃないでしょうか。

    そう言えない自分に、日本人に、なんかものすごくコンプレックスを感じてしまいます。


    この本によると、南米は特に自分の国が大好きな人たちみたいです。

    いろんなことにオープンで陽気で、“忍ぶ”・“秘める”文化の日本とは180度違う国民性みたい。

    次にいくなら南米かな。

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    2012年07月27日
  • クレイジーヘヴン

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    ネタバレ

    旅行会社に勤め、ありふれた日常への疑問を抱えて日々を送る坂脇恭一27歳。
    冴えない中年ヤクザと同棲し、美人局の片棒をかつぐ元OL田所圭子23歳。
    ある時、圭子が恭一の同僚をカモろうとしたことから二人は出会い、絶望の底なし沼へと転がり堕ちていく。

    作中に「(自意識や社会の)フレーム」という言葉が何度も出てきて、印象に残った。
    心の裡に凶暴な獣を飼いならし、普通に生きているだけでは足りない主人公が、あるとき不意にフレームから逸脱していく。

    読んでいて、彼の危うさや貪欲さに思わず惹かれてしまうのは、そこに自分にも通ずる気持ちの断片が描かれているからだろう。
    社会のルールや暗黙の了解をとっぱらったところで自意識のフレームがゆらぎ、突き抜けていこうとするさまは、誰にもありうる気持ちの移り変わりなのかもしれないと思わせてくれる。

    インモラルな二人のねじれた関係に心がざわざわしつつ、ドライブ感のある文章によって生まれる疾走感に酔いながら、一気に読んでしまった。
    結末は爽快感があって良かったけど、苦い落とし穴が用意されているだろう二人の未来はなんだか切ない。

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    2012年06月27日
  • ギャングスター・レッスン

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    渋谷のチーマー百人を率いたアキは、チーム解散後、海外放浪を経て帰国。
    犯罪プロフェッショナルへの参加を決意する。
    そんな彼を、あらゆるクライム・テクニックを修得するための過酷な試練が待ち受けていた。
    長篇ピカレスク・アクション。

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    2012年06月22日
  • ギャングスター・レッスン

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    ネタバレ

    【読間に一言】
    垣根涼介、おもしろい。完全に“好きな作家”の一人にエントリー(笑)。
    まだ40ページ目あたりだが、十分に“引き込まれた”。このまま一気に読み進めるだろう予感あり。

    【読後】
    普通に面白く読めた。“実戦”でトラブルが発生してからは、息をもつかせぬ展開………good。

    垣根さんは、南米をこよなく愛しているのだろうな。

    ………「file」の記述………、桃井の元彼女が事故死って??
    どこかに書いてあったっけ?
    意味不明。

    誰か、知ってるひと、教えてほしい。

    ………もしよかったら、「コメント」にて教えてくれると嬉しいです。


    ★4つの、8ポイント。余分なスピンオフ(コパカバーナの………)が無かったら、9ポイントだったかな。

    2012.06.22.了。

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    2017年01月18日
  • 張り込み姫-君たちに明日はない3-

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    それが、たとえたまたま出会ってしまった仕事であったとしても、意に沿わない仕事であると感じていたとしても、それなりに真剣に自分の気持ちと仕事とを照らし合わせて、選択を下していくFileの人物たち。まじめに人生に向き合っているビジネスパーソンならば、垣根の描くこのデリケートな心理が、我がことのように思えてくるだろう。

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    2018年10月14日
  • 南米取材放浪記 ラティーノ・ラティーノ!

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    「ワイルド・ソウル」や「ゆりかご~」で覚えのあるシーンがあったり、この人があの人のモデルになったんだろうか、とか思いつつ、本の中のお話だと思ってたことがほぼノンフィクションだった。もっと心して本を読まねば!と思わされた一冊。

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    2011年08月05日
  • 南米取材放浪記 ラティーノ・ラティーノ!

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    ワイルドソウル執筆のための取材旅行記。
    自由で素直なブラジル人の気質が伝わってくる。

    ブラジル人の多くは、自分が住んでいる町が一番好きだということを素直にアピールするそうで、このことに垣根涼介は「単純に羨ましくて良い人生だと思う。」と感じている。
    自分も同じく、そう思いながら生活をするのっていい人生だなって思った。

    また意外と短気なようで、日本語で現地の人にブチ切れしたり(数回)していて笑った。

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    2010年12月26日
  • クレイジーヘヴン

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    垣根らしい作品かな、と。クルマ、やくざ、ダメな女、ヤク、この辺りを絡ませるのは上手いなぁと。エロもあるからなお面白い。

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    2010年12月03日
  • ギャングスター・レッスン ヒート アイランドII

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    ヒートアイランドの続編。
    前作と違い、アキが成長していく過程が順を追って書かれていて、面白い。
    1章ごとに、完結なんだけど、そのお話しの終わり方が好き。
    続編も読んでみたい。

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    2010年12月09日
  • ヒート アイランド

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    アキ、カオル、そして、桃井に柿沢
    それぞれのペアがなんともいい!!!!
    知らない世界なだけに、面白く一気読み。
    渋谷って怖い街だなぁ(笑)

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    2019年01月16日
  • クレイジーヘヴン

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    大好きな垣根涼介さんの作品。

    「ワイルドソウル」「ヒートアイランド」がよかっただけに
    期待が膨らんでしまった。。。
    今まで読んだ中で一番描写が過激で
    やりすぎ感も否めない感じでした。。。

    狂気に満ちた主人公恭一とひょんなことからめぐりあった
    ヤクザの美人局の圭子

    「狂気の夏」
    「逸脱の秋」
    「欲情の冬」
    「覚醒の春」

    各章のタイトルが表すとおりの話の流れ
    とことん暗く歪んでいく、狂っていく、狂気に麻痺していく
    ストーリーなのでラストで少し光が見える展開が心地よかったです。

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    2010年09月06日
  • 南米取材放浪記 ラティーノ・ラティーノ!

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    ワイルドソウルの取材日記。
    たなぞうに書いたかどうかは失念したけど、ワイルドソウルは名作です!日本から南米へ移民した人々が約束された土地もなく、ジャングルを一から開墾し、病で倒れ、生きるために何をしてきたか・・・そして、日本の政府の驚くべき棄民政策。知らなかった自分を恥じました。
    まあ、そこらあたりのことは「ワイルドソウル」にかかれていて、この放浪記には詳しくはかかれていないのですが、でも、日系移民の方の言葉にはいいつくせない苦労は伝わります。
    放浪記の方はなんというか、南米の人たちのおおらかさや土地の空気のようなものが垣根さんは好きなんやろうなーと思いました。なんか、垣根さんの人柄が伝わってきて、私は好感もったけど、苦手な人もいるかも???

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    2011年09月12日
  • 南米取材放浪記 ラティーノ・ラティーノ!

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     小説家の垣根涼介氏が著書『ワイルド・ソウル』を書くために、ブラジル、コロンビアを取材して回った時の事を綴った旅行記。
     南米の町や村、そこにまつわる様々な事情。地球の反対側に生きる人々について、良い面も悪い面も含め、作者が目にし、感じた、まさに「ありのまま」の南米がここには書かれています。
     現地の南米の人々の気質というものが全編に渡ってとても生き生きと記されていて、観光記などでは得ることの出来ないリアルが伝わってきました。
     知らない国に思いを馳せながら、愛ってなんだ? 日本ってなんだ? 色々な事について楽しく、深く考えさせられる一冊でした。アモール!!

    恥ずかしながら、垣根涼介氏の小説を一度も読んだ事がないので、今度はぜひ『ワイルド・ソウル』を読んでみようと思いますw

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    2010年04月21日
  • ギャングスター・レッスン

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    ヒートアイランドの続編。
    あのあとアキはどうなったんだろう?って思ってた人には嬉しい一冊。「こんな連中いるかよ!」と思いつつ実はいるかも知れないと思えるそんな不思議な世界。相変わらず垣根さんの文章はかっこよくて読んでいてワクワクします。

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    2010年03月14日
  • 南米取材放浪記 ラティーノ・ラティーノ!

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    現地で数カ月、小説のための取材の話。
    南米本は数が少ないのでとても貴重だし、エピソードが面白い。
    でも、これを元に書いた小説ワイルドソウルはもっとおもしろかった!

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    2010年02月06日
  • ギャングスター・レッスン

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    2009.6
    小説というか、これか作者の趣味の本ではないかという感じやけど、おもしろい。アキがプロになってゆく様をわくわくさくさく読めてしまう。

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    2009年10月04日
  • クレイジーヘヴン

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    【あらすじ】
    自分の車を荒らした犯人を執拗に調査して見つけ出し、ゴルフクラブで半殺しの目に合わせて現金まで奪う。明らかに常軌を逸し、タガが外れている一方で、その現金に手をつけるでもなく平凡なサラリーマンとして日々を過ごす。危ういバランスで生きる坂脇恭一。そしてヤクザに脅され、ヤク中にされ、美人局の片棒を担がされる田所圭子。ドス黒い怒りを腹に秘めた男と、あまりに幸せから遠い日々に慣れきってどこまでも卑屈な女。出会った二人は絶望に堕ちるのか、自由へと脱出するのか。



    あらすじに書いた通り、主人公が危ういバランスにいることから来る予測不可能性が読み手を引き込む。例えば自らの意志で悪の世界に身を置くピカレスク小説の主人公であれば、どのような美学を持っていたとしても、犯罪者である限り知れきったのたれ死にが物語としては似合うし、読者としてもその予定調和で安心して読み終えることができる。だけどこの主人公(とヒロイン)の場合、常に読み手が共感し得る倫理観の境界線上を彷徨っているので、作者がどのような結末を用意しているのかはもちろん、読んでいても自分がこの主人公の破滅を望んでいるのか、幸せを望んでいるのかすらわからないのだ。またそれらの結末に対し、自分が読み手として納得できるのか、できないのかもまたわからない。だから結末に向かって読み進めながら、本当にハラハラしてしまう。ここ最近では一番スリリングな読書体験であった。

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    2009年10月04日
  • ギャングスター・レッスン

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    「ヒートアイランド」の続編。アキのその後が描かれています。展開に前作ほどのスピード感はありませんが、それでも気づけば読み終えてしまうほどの魅力が本書にはあります。

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    2009年10月07日
  • クレイジーヘヴン

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    旅行会社に勤める今時のキレやすい若者と、出会い系で美人局の片棒をかつぐ元OLが、ひょんなことから一緒になって、転落の人生まっしぐら。。。

    出会い系って、怖いところなんだなぁ、、、とつくづく考えさせられました。

    ただ、結末は推理小説の掟破りのような気がするんですが、どうなんでしょう?そんなことどうでもいいのクレイジーヘヴン?

    (2008/7/28)

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    2009年10月07日
  • クレイジーヘヴン

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    個人的に、好きな垣根さん。

    旅行会社のサラリーマン、差し障り無く生活する坂脇。ただその心は決して人には開かない。
    そして美人局の片棒を担ぎヤクザとどん底の生活を送る元OL圭子。
    へんなきっかけで知り合い、そして・・・二人は取り返しの付かない闇の世界へ。

    相成れない気持ちが、その闇の部分につながりを感じお互いに少しづつ惹かれあい、そして最後は・・。

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    2009年10月04日