垣根涼介のレビュー一覧

  • 月は怒らない

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    四角関係
    その中心にいるのが恭子であり、その恭子という月に引き寄せられるように3人の男のそれぞれの目線で物語は展開していく。
    少し地味なストーリーだったかな。

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    2026年03月21日
  • ワイルド・ソウル(下)

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    前半が準備で、後半にかけて一気に物語を仕上げていく。大掛かりな計画を画策しているような雰囲気は緊迫感に溢れていた。ただ、実現した結果というのがちょっと拍子抜けな感じがする。誰も悪役を悪役にしきらない感じはこの本のユニークさでもあるし、同時に物足りなさでもあると感じた。

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    2026年03月21日
  • ワイルド・ソウル(上)

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    ブラジルはじめ南米には日系人も多く、サンパウロにはでかい日本人街がある。じゃあその国々も親日なんだろうなー、と浅く考えていた自分が恥ずかしい。日本政府が捨ててきた人達による悲しい物語だった。

    もし自分が当事者だったら、なんて言うことは想像すらできない過酷な環境に放り込まれる。誰も助けは来ない。その地に根を張り枝を伸ばして生きていくしかない。壮絶な大自然で生きる厳しさが印象的だった。

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    2026年03月21日
  • 蜻蛉の夏

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    歴史の影で生きた、人知を超えた力を持つ道士たちの話。ということで、設定は面白いのだけど、何だか読んでいて気恥ずかしくなってしまった。そして長すぎる。修行のシーンが延々続くのも、ちょっとお腹いっぱいでした。

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    2026年03月14日
  • 午前三時のルースター

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    ネタバレ

    虎口からの脱出の廉価版のような印象を受ける。重要な役回りなのに少年がどうも置いてきぼり感。少年、少年、って連呼するかなら途中で名前忘れちゃった。主人公が何故こんなにクレバーなのか背景説明が足りなくて、いまいち入り込めなかった。源内もキャラは良いのに人数合わせというか。主人公が頭脳派だから、肉体面をカバーするために無理に捩じ込まれたか。父親の動機とかも、腹落ちしにくいなぁ。男のロマンとか言われたら、そうなのかもしれないけど。
    ポップな映画にするにはちょうどよくライトなストーリーかな。

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    2026年03月02日
  • 武田の金、毛利の銀

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    前作の事をすっかり忘れていたが、サクッと読めて面白かった。四人それぞれの役割分担がはまったいいチームの道中がいい。長安という名前にもしかしたらと思いつつ、やはりそうかという感想。

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    2026年02月14日
  • 蜻蛉の夏

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    史実と絡めたファンタジー。半ばがやや飽きる。私の読書力が足りないせいか、もう少しすっきりしてもらえると嬉しかったです。

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    2025年12月30日
  • 君たちに明日はない(新潮文庫)

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    クビ切り面接官が主人公という、なかなか面白い設定。面接官という立場上、自己都合退職を促すことが彼の任務であるが、面接対象者と1人の人間として向き合う仕事の姿勢は、同じく勤め人である私も考えさせられた。

    筆者の語彙力が豊富で、恥ずかしながら知らない言葉も多く出てきたため、時折調べながら読みました。

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    2025年12月29日
  • 蜻蛉の夏

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    平助が可愛すぎて!!止観をもつ人間が蜻蛉なら、この話にでてくる人間誰もが蜻蛉。武士でも百姓でも、何のために生まれてきたんだろう?ってなるくらいあっけなく命を落とす。

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    2025年12月28日
  • 蜻蛉の夏

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    ネタバレ

    信長が天下統一へ向けて着々と歩みを進めていた時代
    これまで交わることのなかった止観の道士たちの運命が交錯する

    火観 水観 月観 風観

    期待した分つまらなかった
    なかなか読み進まない感もあった

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    2025年11月22日
  • ワイルド・ソウル(上)

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    まだ途中なのでわからないけど、下巻への期待を込めると星4つなのだが、一旦中立の3つにしておきます。
    文学というか、言葉の美しさ表現の豊かさというかそういうとこではなく、単にハードボイルドな内容に期待、というとこです。

    これに限らずですが、武器の名前が出てくるたびググって調べながら楽しんでます。

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    2025年11月21日
  • 蜻蛉の夏

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    平助が終始愛おしい。

    『止観』のファンタジー要素を受け入れられるかどうかで評価が割れる作品だと思う。

    信長絡みの主だった戦さを、三人の能力と紐づけながらコツコツと話が進むので、結構長い。なるほどそう関連づけるのかと楽しみつつ読んだ。

    残り数頁で、あの日本史上最大級のイベントをどう仕舞うのか?と不安になったが、余韻も爽やかで好きだった。

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    2025年11月11日
  • 蜻蛉の夏

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    久々の垣根作品で読み応えはあった。
    戦国時代、止観を行う同士達がいた。
    月、炎、水、風を操り、戦さに大きな影響を与えていた。
    当初は敵対していた円四郎、平助、桂月が最後は共に戦う同士となっていく。
    歴史物も面白いのではあるが、そろそろ垣根作品の現代物が読みたい。

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    2025年10月11日
  • 武田の金、毛利の銀

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    感想
    光秀の大冒険。歴史小説にしては扱う題材が珍しい。


    あらすじ
    信長が京に上洛を果たした頃、光秀に原理を教授した愚息と新九郎が、勝家の郎党と揉めて刃傷沙汰を起こす。信長が二人に京を出るついでに武田の金山と毛利の銀山を調べてくるように命ずる。

    光秀、愚息、新九郎の三人は、甲州の湯の奥金山を目指す。その道中で武田家の蔵前衆の土屋と出会う。土屋は3人に親切にしつつも、3人の目的を探る。3人が織田家の家中で金山のことについて調べていることを言い当てる。

    土屋は3人のことを武田に通報しない代わりに自分も石見に連れて行って欲しいと談判し、光秀は受け入れる。

    三人で小早川隆景に謁見し、手形をもら

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    2025年09月23日
  • 涅槃 上

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    宇喜田直家と言う、かなり地味な人物を描いた長編歴史小説。決してつまらなくはないが、合計1000ページを超える物語としては盛り上がりにかけ、最後は読むのが苦痛だった

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    2025年09月15日
  • 武田の金、毛利の銀

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    まず「光秀の定理」を読んで登場人物の背景を知っておく必要がある。個性豊かな登場人物が歴史の謎を解き明かしいくような内容で、興味深く読み進めることができた。ただ、主題がユニークではあるが地味で、情景の描写も細かすぎで想像力が追いつかず、多少退屈さを感じた。

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    2025年08月03日
  • 迷子の王様-君たちに明日はない5-

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    シリーズ最終巻。
    仕事に対する想いや向き合い方は十人十色。
    真介のように面談を通して、いろんな人の仕事観に触れられるのはちょっと羨ましい。
    フィクションだし実情は違うかもしれないけど、それでもやっぱり辞めていく人達の未来に希望があるのは嬉しい。
    業界事情も知れるし、なかなか面白かった。

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    2025年08月02日
  • 涅槃 上

    H

    購入済み

    戦国武将の宇喜多直家の一生です。直家の子供の秀家が秀吉亡き後の五大老の一人で知っていましたが、直家の生涯は知りませんでした。
    苦労して下克上の時代を生き延び、大名となったことも初めて知りました。史実かどうか知りませんが、垣根さんの直家に対する愛情を感じます。ただ、誰か他の方もレビューされていましたが、所々に性愛テクニックに関する記載がありますが、必要かなと思う一方で、流れとして必要だったのだろうと思います。
    下巻まで含めると☆4つですが、上巻は☆3つです。

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    2025年08月21日
  • 張り込み姫-君たちに明日はない3-

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    第三弾から読み始めても問題無いのが連作短篇集の良いところ。
    リストラ代行業務という重そうなテーマを扱いながらも、作品自体はかなり前向き。
    自身の職業観を見つめ直すキッカケになっていて、とても良い。
    特にFile3.のストーリーが好き。
    あまりにも出来過ぎだけど、こんな大団円が迎えられたらやっぱり最高だと思う。

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    2025年06月27日
  • 光秀の定理

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    【2025年58冊目】
    戦国時代の京――三人の男が運命的な出会いを果たす。若き兵法者・新九郎、破戒僧・愚息、そして十兵衛こと後の明智光秀である。新九郎と愚息の二人と十兵衛の交流を通して見る、明智光秀の出世と反乱の物語。

    歴史小説というのは、さまざまな解釈で書かれているのが大きな魅力の一つのような気がしています。明智光秀――信長に謀反をし、秀吉に打たれた三日天下人。史実の概略だけを見るとただの謀反人ですが、命を賭した戦国時代に、謀反を起こそうと思ったまでに至ったのかは何故なのかを突き詰めると「確かになぜ」と思うところから本作が生まれたのかもしれません。

    新九郎と愚息が実際にいたのかいなかった

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    2025年05月18日