垣根涼介のレビュー一覧
-
Posted by ブクログ
旅行代理店勤務の主人公が、ジュエリー会社の社長に孫息子をベトナムに連れていってほしいという依頼を受ける。孫息子の真の目的は行方不明になった父を探すこと。一方、社長は未亡人となった娘を、提携先の会社と子息と政略結婚させようと画策する。父を探す手がかりは、テレビのベトナム特集でチラと映っていた姿のみ。元テレビマンの主人公の友人を加えた3人で行方不明になった父を探す。
というわけで、なかなか手の込んだ設定になっていて面白かったです。相変わらず著者の好きなバイクと車のディテールの話が盛り込まれていて、この方面に興味のある人にはたまらないかも知れません。
今はコロナでなかなか海外に行きたくてもいけないの -
Posted by ブクログ
ヒートアイランドシリーズ第3作。このシリーズは話に連続性がありながらも、それぞれテーマが大きく異なっており、それぞれ違う楽しみ方ができる。いずれも面白いのは言うまでもない。
今作は、裏社会のばぶれ者たちでも、好いてしまった女には良くも悪くも振り回されてしまう男たち2名を中心に描かれる。ハーピーエンドにはならないんだろうなと読みながら推測できるが、それがどういう結末になるのか、最後までドキドキしながら楽しめる。にしても男女関係とはいえベッドシーンが多く、表現が生々しくてさながら官能小説のように感じる(笑)
なお、登場人物の一人の出自が南米系なのには、数年前に読んだワイルド・ソウルを思い出しました -
Posted by ブクログ
『月は怒らない』垣根涼介著作品
文庫ではなく、単行本。電子ではなく紙の本で(笑)
表紙が個性的。文庫版と違う。なぜ?! 確かにこれだと、暗すぎる。本の顔は人目を引くために作られたほうが良い。
内容はというと、あまりパッとしない。だらだらと時間つぶし的な感じで書かれている。だから、読むほうも暇つぶしぐらいに構えて読む。だけれども、偶然作られた、人と人を結ぶ糸のようなものが感じられ、悪い気はしない。一歩間違えればすぐに切れてしまうような糸であっても、その糸は細くなったり太くなったりする。
例えば、蜘蛛のように口から糸を吐き出さないと、人とかかわることが出来ないのだろうか。でもそうすると、絶えず糸を -
Posted by ブクログ
イマイチ、主人公達に共感できなかった。
どうしてもオッサン側の目線で読んでしまい、
オッサン達を応援してしまう。
これちゃんとオチつくのか?
と心配になる展開だが、ちゃんと丸く収まる。
そのロジックはよく練られており唸らされる。
土地勘のないかっぺには、東京の地理がよくわからん。
地名や店舗名を出されても全く映像が目に浮かばん。
今回も例にもれず車の描写がくどい。(クルマ好きとしては褒め言葉)
今回はインプレッサとユーノス500。
エピローグで次回作を匂わされるのだが、それがまた胸熱。
まさかそうくるとは思わなかったが、読み手としては大歓迎な最後。
いつか続編を読もう。