垣根涼介のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
『月は怒らない』垣根涼介著作品
文庫ではなく、単行本。電子ではなく紙の本で(笑)
表紙が個性的。文庫版と違う。なぜ?! 確かにこれだと、暗すぎる。本の顔は人目を引くために作られたほうが良い。
内容はというと、あまりパッとしない。だらだらと時間つぶし的な感じで書かれている。だから、読むほうも暇つぶしぐらいに構えて読む。だけれども、偶然作られた、人と人を結ぶ糸のようなものが感じられ、悪い気はしない。一歩間違えればすぐに切れてしまうような糸であっても、その糸は細くなったり太くなったりする。
例えば、蜘蛛のように口から糸を吐き出さないと、人とかかわることが出来ないのだろうか。でもそうすると、絶えず糸を -
Posted by ブクログ
イマイチ、主人公達に共感できなかった。
どうしてもオッサン側の目線で読んでしまい、
オッサン達を応援してしまう。
これちゃんとオチつくのか?
と心配になる展開だが、ちゃんと丸く収まる。
そのロジックはよく練られており唸らされる。
土地勘のないかっぺには、東京の地理がよくわからん。
地名や店舗名を出されても全く映像が目に浮かばん。
今回も例にもれず車の描写がくどい。(クルマ好きとしては褒め言葉)
今回はインプレッサとユーノス500。
エピローグで次回作を匂わされるのだが、それがまた胸熱。
まさかそうくるとは思わなかったが、読み手としては大歓迎な最後。
いつか続編を読もう。