垣根涼介のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
作中の言葉を用いるなら、
「敗者は、歴史の中で沈黙するのみである。」
明智十兵衛光秀について、彼にかかわる周りの人物の視点からを中心に描かれる物語。敗者の側の世界から、現在表となっている世界が描かれていました。
十兵衛が信長に取り上げられるきっかけとなった理は、凡人の私には理解が追いつかないけれど、変わっていくことの意義は感じることができました。
あと、仏教の釈迦の教えについて、知りたいと思いました。恥ずかしながら仏教徒で葬式に出たりしてるのに、本質は知らない‥まさに、これがこの国の性なのでしょうか、自分が不勉強なだけなのでしょうか‥
いずれ、じっくりもう一度読みたい、と思う一冊でした -
Posted by ブクログ
旦那に勧められてたやつやっと読んでみた。
上巻は事を起こす原因の方ー設定がいい。戦後間もないブラジル移民のコミューンを取り扱った社会派サスペンス。
壮絶。この人達がどうなるのか気になって仕方がない。
下巻は本格的な復讐劇だろう。
マフィアのエログロやハードボイルド系はお腹いっぱいだし、サスペンスはあまり好きではないが
この小説には
その復讐劇に至る心理過程に強い衝撃と丁寧な説得力がある。人間の闇と生命力に魅せられ、夜を徹して読んでしまうくらい
印象的だったのは
「白米が食べたい」って言葉…
切実に遺伝子レベルに訴えてきた
棄民の事は詳しくは知らないが事実ではある。ルポや歴史本を読もうと