垣根涼介のレビュー一覧

  • 武田の金、毛利の銀

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    歴史の転換期にあって、それぞれの生き方を貫くことの難しさがうまく表現できていて、四人旅にもどこか剽軽さが感じられる。作者はもっぱらギャングストーリーがお得意と思っていたので、意外に時代ものオッケーやんって感心しました。ぜひ読みましょう。

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    2025年11月06日
  • 蜻蛉の夏

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    織田信長が天下統一へ向け着々と歩みを進めていた元亀元年、「止観の道士」たちの運命が交差する。修行の末に彼らが得た止観の力は、織田家との戦いに大きな影響を与え…。

    「光秀の定理」「信長の原理」を描いてきた垣根涼介、今度の作品は同時代ながらも武術から幻術に世界を拡げた。何だかポケモンのバトルや里見八犬伝を思い起こすような展開だったけれど楽しく読めた。
    (B)

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    2025年10月27日
  • 蜻蛉の夏

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    既に時代小説としての地位を確立した著者。本書も十分に面白い内容だが、どうも妖術っぽい話は個人的に好みではないので、評価4で。しかもちょっと無駄に長い気もする。

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    2025年10月17日
  • 涅槃 上

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    幼少期のことがあまりわかっていない宇喜多直家が主人公。

    エロ要素も少しあり、時代物娯楽小説として楽しめる。

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    2025年09月18日
  • 室町無頼(上)(新潮文庫)

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    映画が観たかったので先に原作を。
    映画がマカロニウエスタン風と呼ぶにも軽すぎるBGMのせいで残念な出来となっていたので、先に読んでおいて本当に良かった。
    上巻では才蔵の成長を中心にワクワクする展開で読み進めながら、一揆が起こるまでの時代の流れを理解できて良かった。
    なんとなく、男性の夢が詰まった物語の流れのような気もしたりして。

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    2025年09月13日
  • ワイルド・ソウル(下)

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    下巻も面白かったな〜
    復讐の話なので重いテーマではあるが、あんまりそれを感じさせないバランスが絶妙。「結局誰も救われない」等、そういう暗い気持ちを引きずらなくて済む。ただし、復讐が成功して爽快という感じもない。
    登場人物のそれぞれのキャラが良い味を出して、作品の進行を軽やかにしてくれてる感じ。

    初めての作家さんだったので、他の作品も読んでみようかな。

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    2025年09月08日
  • ワイルド・ソウル(上)

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    戦後の移民問題がテーマ。全然詳しいことを知らなかったから勉強になった。もちろん、ストーリーも魅力的だ。

    暴力的に描かれがちなストーリー展開であるにも関わらず、感情的に暴力を振うシーンはあまり見られず、むしろ理性的で各種配慮ある犯罪シーンに圧倒される。犯罪については法で裁かれるべき行為ではあるものの、犯罪者たちのキャラは憎めない。むしろ、愛嬌がある。

    どう完結するのかな。下巻も楽しみ。

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    2025年09月01日
  • 室町無頼(上)(新潮文庫)

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    映画に触発されて気がつけば2度目の原作読みであった。
    道賢、兵衛との立場を超えた友情と因縁。
    そこに映画で描かれていない才蔵の生い立ちからの成長物語。
    才蔵の師匠も含め登場人物の台詞に含蓄深いものがあり、折を見て振り返りたくなる上巻であった。

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    2025年08月10日
  • 武田の金、毛利の銀

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    今までの筆者の歴史モノの中では1番ユーモラスな作品だったかな。
    光秀、新九郎、愚息そして長安の旅路を理路整然と描いているだけでなく、珍道中のような軽妙なやり取りでも描いているのでとてもメリハリがあって読みやすかった。
    そして信長の深淵さもサクッと描いていてスパイスが効いているように思われる。
    でもって、わかる人はわかっていたのでしょうが長安がまさかあの大久保長安だとは知らなんだ。
    実際、彼らにこんな出会いがあったら夢があるなと思わせる作品。

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    2025年07月26日
  • 信長の原理 下

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    垣根氏がどのような意図を込めて描いたかは別として、結局のところ明智光秀の謀反は信長が織田陣営の全ての人を自分の都合のいいように動かせる手駒としてしか見ていないことに尽きると感じました。つまり、信長が発見したつもりになっている定理も、根底にある彼の傲慢さによる勘違いかもしれません。
    謎のままである本能寺の変の真相がこれだと言われれば納得します。

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    2025年07月05日
  • 信長の原理 上

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    一般的に言われているところの信長の長所短所はそのまま採用したうえで、配下の行動原理として2-6-2の法則を持ち出すとは、そしてそれが信長の逸話と妙にマッチしているところが確かに独創的です。
    良く知られている戰や出来事の扱いがさらりとしているところも良い。下巻が期待できます。

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    2025年06月28日
  • 午前三時のルースター

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    旅行代理店に勤める長瀬は取引先の社長に頼まれて、社長の孫のベトナム旅行に同行することになる。実は少年の父親は、ベトナムで行方不明になり、恐らくは何かの事件に巻き込まれて亡くなっていたはずなのだが…

    ベトナムを舞台とした、冒険小説。

    長いこと積読状態で、なんで本棚にあるのかも思い出せないくらいでしたが、読み始めたら、まぁ止まらないこと。スピード感が半端じゃない。

    多少ご都合主義というか「あり得ないだろう!」なところがありましたが、小説ですから、いいんです。

    タイトルの理由がわかるラストはお洒落ですね。

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    2025年06月14日
  • 光秀の定理

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    作中の言葉を用いるなら、
    「敗者は、歴史の中で沈黙するのみである。」

    明智十兵衛光秀について、彼にかかわる周りの人物の視点からを中心に描かれる物語。敗者の側の世界から、現在表となっている世界が描かれていました。

    十兵衛が信長に取り上げられるきっかけとなった理は、凡人の私には理解が追いつかないけれど、変わっていくことの意義は感じることができました。

    あと、仏教の釈迦の教えについて、知りたいと思いました。恥ずかしながら仏教徒で葬式に出たりしてるのに、本質は知らない‥まさに、これがこの国の性なのでしょうか、自分が不勉強なだけなのでしょうか‥

    いずれ、じっくりもう一度読みたい、と思う一冊でした

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    2025年05月25日
  • 室町無頼(下)(新潮文庫)

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    面白く読めた。室町時代というあまり知らない時代ながらも戦国時代でも江戸時代でもない戦国時代前夜みたいな感じかな。
    飢饉なんか誰のせいにも出来ない中で支配的な仕組みは残っててそれの限界期。
    立ち上がる無頼のお話。
    ヤクザじゃなくて無頼。
    いつの時代もこういう人がいたのかもなと思わせる作品だった。

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    2025年05月22日
  • ヒート アイランド

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    一回読んだことがある本だったね。
    途中で気が付いたから止めようと思ったけど、面白かったのでそのまま最後まで読んだ。
    文章も短く、勢いだけで進む展開は渋谷という場所柄なのか、またヤクザだからいいということはなく、銃撃戦での人の死の扱いも軽い感じだね。
    続編もあるみたいなので、この本を売るついでに手に取ってみたい。

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    2025年05月14日
  • ワイルド・ソウル(上)

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    旦那に勧められてたやつやっと読んでみた。
    上巻は事を起こす原因の方ー設定がいい。戦後間もないブラジル移民のコミューンを取り扱った社会派サスペンス。
    壮絶。この人達がどうなるのか気になって仕方がない。

    下巻は本格的な復讐劇だろう。
    マフィアのエログロやハードボイルド系はお腹いっぱいだし、サスペンスはあまり好きではないが

    この小説には
    その復讐劇に至る心理過程に強い衝撃と丁寧な説得力がある。人間の闇と生命力に魅せられ、夜を徹して読んでしまうくらい

    印象的だったのは
    「白米が食べたい」って言葉…
    切実に遺伝子レベルに訴えてきた

    棄民の事は詳しくは知らないが事実ではある。ルポや歴史本を読もうと

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    2025年05月07日
  • 信長の原理 上

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    会社の上司から勧められて『光秀の定理』を読み、今回はその第二弾として本書を購入。
    戦国時代を「組織」の切り口で描かれていている一冊。結局は組織として機能した側が勝つ。そのためにリーダーができることは何か。

    今回の学びはリーダーの役割は戦略を自分が立てること。具体的な戦術については、自分が完璧だとは思わずに皆んなに議論をさせた上で判断すること。2・6・2の法則は根拠は分からないけど確かにあるからこそ、下の20%の底上げすることで当たり前の水準を引き上げることが大事だということ。最後に、自然の摂理に逆らわないこと。

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    2025年04月30日
  • 光秀の定理

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    愚息と新九郎という架空の?登場人物との接点により明智光秀を描いた作品
    作中にある博打の手法に興味を持った
    終盤は本能寺の変を架空の2人が分析しているが、少し尻すぼみな感じになってしまったのが残念
    ただ時代小説にしてはとても読みやすい作品でした

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    2025年04月15日
  • ヒート アイランド

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    2010年、一冊目。

    ハードボイルド。なかなかシビれた。
    最後まで、楽しめた。良作。

    唯一、難癖をつけるならば、主人公は19歳にしては頭がキレすぎる。そんな19歳はずるい。ずるいほどカッコいい。

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    2025年04月06日
  • 君たちに明日はない(新潮文庫)

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    面白い。

    垣根涼介さんの作品は初めて読んだが、面白い。
    タイトルは君たちに明日はないだが、登場人物全てに明日がある感じで前向きにそれぞれのストーリーが終わっていく展開も読んでいて心地良い。

    続編も読みたい。

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    2025年04月06日