垣根涼介のレビュー一覧

  • 南米取材放浪記 ラティーノ・ラティーノ!

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    垣根さんの小説を読み漁るようになり彼の紡ぎだす世界観に魅力され

    いつしか彼自身にものすごく興味を抱くようになりました。

    これは小説の舞台になる南米の取材をまとめた紀行文!

    いわば彼の初となるエッセイ集なわけです。

    私が喉から手が出るほど読みたかった一冊で本屋で見つけた時は目が輝きました!

    内容はもうほんとによかった!

    引き込まれてあっという間に読み切るほどです。

    私の文章力ではこの感動を伝えきれないので心に響いた一部を抜粋させてもらいます

    『あたしはこの世界を愛しているよ。ぜんぶ、全部好きだよ。
    だからあなたもそうすればいい。』

    『あんたがもし今が楽しかったら、その楽しかった思いを、いつか誰かに分けてあげればいい。
    そういうふうにして、世界は繋がってゆくもんだよ。』

    南米の人の温かさや大きな愛が伝わってきました。

    『大事なものほど明確な言語にはなりにくい。なぜならそれは意識の彼岸にあるものだから。』

    垣根さんが南米で感じた心の何かがひゅっと抜け落ち、代わりに新しい何かが入ってきた、あの感覚。

    私は読み終えたあとこの本から同じような感覚を味わうことができました。

    さらに垣根さんが好きになったのは言うまでもありません。

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    2010年09月06日
  • サウダージ ヒート アイランドIII

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    1008 ヒートアイランドシリーズ3作目。シリーズ物として内容の可否はありそうだけど、個人的には終わりまで好きなハードボイルド作品。それでも性描写はもう少し少なくて良かったけど。。。
    まぁとにかく面白かった。次作にさらに期待。

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    2014年11月25日
  • ギャングスター・レッスン

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    3連休曇り空のビーチ(和歌山)+大渋滞(6時間)の車内にて
    なんだろ。おもしろ過ぎる。途中「いや〜!おもしろい」を何度も繰り返した。確かにサウダージ→ヒートアイランド→ギャングスター・レッスンの順番で読むのがベスト!

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    2009年10月08日
  • ギャングスター・レッスン

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    『ヒートアイランド』 の続編。渋谷で不良をたばねていたアキが裏金を狙うプロへのスカウトに乗っかって一人前になっていく様を描いたノワールだけど青春な小説。脂っこいのにサッパリとした不思議な垣根小説。

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    2009年10月07日
  • 南米取材放浪記 ラティーノ・ラティーノ!

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    ちょっとだけ、自分も南米旅行している気分になれました。

    危険すぎて怖すぎて実際にはできないからね。

    彼らと私では、生き方も価値観もまるで違うんだろうなぁ、と思った。

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    2009年10月04日
  • 南米取材放浪記 ラティーノ・ラティーノ!

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    サルサをやっているのでつい手にとってしまった本です。
    自分なりに、体と心の声はしっかり感じてるつもりですが、
    本能に従って生きて、それが許される環境ってやっぱり素晴らしいなぁと思いました。

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    2009年10月04日
  • 君たちに明日はない(新潮文庫)

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    転職を考えて、今の仕事から離れたいと思ったことはたくさんある。
    でも、ある日突然、「あなたはクビです」(こんなストレートな物言いはできないが)と、突然離職勧告されて今後の未来が闇に閉ざされてしまったらと考えると本当に怖い。
    不景気な世の中だし、いつどこでもやっていけるような技術や知識は身につけていかないといけないとヒシヒシと感じた。
    続編もあるようなので、引き続きチェックしたいと思う。

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    2026年11月01日
  • 蜻蛉の夏

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    ネタバレ

    止観、という幻惑の法を使う道士、「水観」の円四郎、「炎観」の平助、「月観」の桂月の、3人の人生と戦いのお話。
    信長の時代、その時代の中で生きた3人のお話。

    面白かった!
    が、さすがにちょっと長かった。
    最初、平助が不憫すぎてなかなかにツラく、読み進めるのが難しかったけど、
    円四郎、桂月と一緒なってからは嬉しくなって、やっとスラスラ読めるようになった。

    平助が桂月と最後に一緒亡くなったんは、なんかとても救われた。
    それを円四郎が看取る、荼毘に付するのも泣けた。

    垣根さんのエンタメ小説。堪能しました。

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    2026年10月29日
  • 蜻蛉の夏

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    2026.10.20

    念力の話かと思ったが、途中から歴史の中に入っていくのが面白い。
    垣根さんの他の作品での信長、光秀

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    2026年10月22日
  • 張り込み姫-君たちに明日はない3-

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    相変わらずサクサク読めて、一人一人の人生ドラマを味わえて読み応えあった!
    やどかりの人生、張り込み姫が特に記憶に残ってる。

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    2026年10月11日
  • 極楽征夷大将軍 上

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    これまで抱いてきた尊氏像がひっくり返るほどの作品。
    作者の本は[光秀の定理]から何冊か読んでいるが、自分にとってどんどん面白くなってきていると思う。直義と師直の視点からの描写が興味深い。今大河の再放送を視ているが、登場人物の描き方のギャップに驚いている(大河は史実ではないが…)

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    2026年10月01日
  • 極楽征夷大将軍 上

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    足利尊氏って教科書だと「鎌倉幕府を倒して、後醍醐天皇にも叛旗を翻し、室町幕府を開きました。」で素通りされてしまうけど、あまり知られていないからこそある程度自由に創作が可能とも言える。
    ここでは面倒な事は何でも執事と弟任せの愚鈍な人物だけど、なぜか戦には滅法強く人望もある不思議な魅力のある人物として描かれている。
    上巻は後醍醐天皇に叛旗を翻し、大ピンチに陥る所まで。

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    2026年09月12日
  • ワイルド・ソウル(下)

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    ずんずん読み進めて気がついたらもう残り数ページだった、という感じ
    この境遇を生き抜いた人々には圧倒的な強さがあるなと思った
    生物として逞しく、一方でマインドの根底には諦めと憎悪があって、これ以上人が強くなれる、というかならざるを得ない条件ってないんじゃないかと思った

    私が国際協力に携わる人たちの意志を信じたい、という立場であるがゆえに、組織の動きは時にそれを構成する一人一人の意思の範疇を越えることがあるのかも、と読み終わった直後は思っていたけど、実は私利私欲ばかりの人たちがマジョリティで、そこに意思など存在しなかった、というのがもしかすると実態なのかもしれないなと思い直した
    外交の手段である以上、外からの圧力は変えられないけど、ちゃんと現場を見て、自分の意思や信条を曲げずにいられる人たちの組織になっているといいなあ

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    2026年09月08日
  • ワイルド・ソウル(上)

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    これを面白いと言っていいのかは正直わからないけど、本当に面白いと思った
    最初の数ページはなかなか進まなかったのに、気づいたら下巻まで読み終わっていました、後半は下巻の方に書く

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    2026年08月31日
  • 蜻蛉の夏

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    極上の歴史エンタメをたっぷりのページ数で楽しめた。幻術使いというフィクションが実際の歴史の中の事件で影響を与えているという設定は面白い。また、信長の戦いでもメジャーなものだけでなくあまり有名でない戦いも取り上げているところがマニアックで自分には嬉しい。止観の道士達の最後がそれぞれに寂しい。

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    2026年08月30日
  • 極楽征夷大将軍 上

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    鎌倉末期から南北朝時代の混沌とした時代を駆け抜けた「足利兄弟」、尊氏と直義は正反対のキャラクターだけにお互いを認め合う。時に敵対しながらも(弟は兄に呆れ続けながらも)兄弟の信頼関係だけは失われないのだが、命懸けの権力闘争の中でその「兄弟愛」が戦局に災いしたり味方したりするのが面白い。二人に権力欲が無いからこそ別の価値が頭をもたげる。戦国時代とはまた違った、少し緩い空気感が心地よく、上下巻1000ページも長さを感じずに読めた。
    何より尊氏の「極楽」ぶりが緩さの主役。平時は無気力、無責任、優柔不断で何も為さない尊氏が、戦時には不思議な魅力でカリスマとなり勝ち続ける姿は、リーダー論としても考えさせられる。「頭陀袋」のように中身は無くても、誰でもこだわりなく受け入れる懐の深さがあれば、皆がそれぞれに都合よく中身を想像して結束してくれるというリーダーシップもあるのか。隙のない直義のような戦略家の方が一見良さそうに見えるが、それではあまり意気に感じないんだなあ。

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    2026年08月21日
  • 蜻蛉の夏

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    信長や光秀といったこれまでの垣根作品で描かれた人物がぶれずに登場します。
    そんな戦国期に止観といったいわば陰陽師みたいな魔術の使い手たちがこの作品の主人公です。

    ファンタジーに振り切った作品と作者が仰る通り、読み応えがあって面白い。どうしたらこんな発想で物語りが出来るのか不思議でならない、というのが読み終えたあとの感想ですね。

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    2026年08月18日
  • ヒート アイランド

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    ネタバレ

    2000年初頭ってこういうストーリーが流行ったよね。ストリートギャング系。前半はギャング、ヤクザ、強盗、などなど色んな目線から事件が絡み合ってくる。それぞれのバックグラウンドとか、同情したくなるエピソードを添えて。後半は一気に大戦争。いやこれ爪が甘いでしょ!とか、なんでこの行動するのかわからない!(まあでも物語を動かす上では仕方ない)などもありつつ、何よりも、ガキの集団が一枚上手だっていう設定がなんだかなぁ、だけどそれも物語上仕方ない、と後半戦ちょっと冷めた目で読んでたけど、結末は良かったかな。こーゆーのはやっぱり映像で見ないと〜って思ってたらまんまと映画化してた。今度見てみよう。

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    2026年08月15日
  • 蜻蛉の夏

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    ぶ厚い本で、第1章には結構苦労したんだけど、やはり信長が出て来てから盛り上がる。どういう結末になるかは分かってるんだけど、そこにうまく止観の道士を絡ませている。凄い作品です

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    2026年08月11日
  • 極楽征夷大将軍 下

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    室町幕府の創成期の有様が少し分かった。
    それにしても状況がコロコロと変わる。
    まるでシーソーゲームの様だ
    最終的な状況になる前に何か打つ手があったと思うが、それについて後からは何とでも言える事だ。
    時代の流れが感じられる。
    この作品を読み終えると次に「応仁の乱」に書かれた小説が読みたくなる。
    出来ればこの作家が書く様な、面白みのある作品を読んでみたい。

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    2026年08月04日