垣根涼介のレビュー一覧

  • 信長の原理 上

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    弱い尾張兵を強くするべく次男坊・三男坊を中心に馬廻り衆を作る信長。経済感覚に優れ、楽市・楽座や農閑期に拘らなくて良い常備軍の設置、土地の管理を請け負い、代わりに扶持を与えることで豪族を家臣化する、身分に拘らない人材登用など新しい制度を創造するが、あるとき人間を含めた生き物は2対6対2の割合で働く者、それに追随する者、働かない者がおり、働く者だけを残してもこの割合は変わらず新たな働かない者が出てくることに気づく。

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    2022年04月01日
  • 涅槃 下

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    40数年前。
    小学生だった頃。
    吉川英治さんの宮本武蔵を覚えるほど読んだ記憶がある。
    その時のことを思い出した。
    なかなか楽しい時間を過ごせた。

    あんまり難しいことを考えずにひたすら量を読む。

    ただ、艶ごとをあんなに多量に含めないといけないかなぁ、とは思った。
    そこはちょっと残念。

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    2022年03月31日
  • 光秀の定理

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    十兵衛光秀の話ではあるが、破戒僧の愚息と兵法者の新九郎の語りが加わり、物語は進んでいく。
    光秀の人となりを作り上げたものが、美濃源氏の嫡流の血筋であったり、田舎者ゆえの人を惹きつける純朴さであったり、はたまた友垣である愚息と新九郎と共に過ごすうちに得た考え方であった、など深く面白く考察されている。
    この小説でスッタニパータや釈尊の教えにまで触れられるとは思いもよらなかったので、その奥深さに舌を巻いた。

    事変は起こるべきして起こった。
    初志を貫徹しようとする者は多くの場合滅ぶ。
    生き方を変えられぬ者は生き残れない。
    四つの椀が二つになったときに、その初手の選択が変わるように、世の中も変わってい

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    2022年03月31日
  • 涅槃 下

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    宇喜多直家の生涯。梟雄と言われるがこの小説ではうちに厚く一族郎党を守る為なら自からの汚名を物ともしない。商人との交流や生き残った知恵、作者の想像力の中で花開き軍記物としても面白い。
    そしてお福と出会ったことは直家にとって何よりの幸せだった。この物語の中で凄い描写もあるが、何故か微笑ましくもあった。

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    2022年03月24日
  • 涅槃 上

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    宇喜多直家の城を追われてから元服しお家再興を果たし明禅寺崩れに勝利するまで。
    幼少期に商家で庇護されたことで、独特の合理的思考と計算力、人物眼に優れる。
    八郎が一生懸命ひたむきに物事に当たるので周りがつい手助けする様子が微笑ましい。槍の稽古は当然としても女性への手ほどきまで恐れ入る。
    郎党がいないと知って助けた柿谷の心情が特に心に残った。

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    2022年03月22日
  • 涅槃 上

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    父親の不甲斐なさや継母の仕打ちが酷すぎて読むのやめたくなりそうでした。
    槍の師匠の柿谷。初陣に助力してくれて結局…泣けました。紗代との出会い。「足るを知る」

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    2022年03月17日
  • 午前三時のルースター

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    ネタバレ

    ベトナムで死んだことになっているはずの父親が、海外ドキュメンタリー番組の風景の一部に映っていた・・!
    父親を探しに行く少年と、それを手伝う旅行代理店所属の主人公とその仲間たち(現地調達含む)のお話。現地でドタバタと父親探しを進め、やがてある事実に辿り着く。

    父親は家族と仕事(宝石店の跡取りになるはずだった。。)を捨て、ベトナムで少し危険を伴いながらもやりがいのある仕事をしていた。それでも少年の心は晴れたのだろう。

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    2022年03月14日
  • 信長の原理 下

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    史実はサラリと描き、その時の心情を中心に描かれていて非常に面白かった。
    いかに正論であってもパワハラ上司はやはりダメと言うことか

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    2022年03月13日
  • ワイルド・ソウル(上)

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    ネタバレ

    登場人物がこんがらがってしまったので、軽く読み直した。
    外務省の良い事ばかりの謳い文句に騙され、ブラジル入植募集に応募し、海を渡った開拓者達が国に復讐する話。
    広い土地を与えられ、土壌の質的に作れないことを伝えられず、野菜は作られていないから、飛ぶように売れると言われ、希望のみを持って行った人達。外務省は全く感知せず、病で死ぬ人、逃げ出しても身を売ってしか生活できず、日々生きるだけ。終いには外務省にパスポートを奪われ、ブラジルで奴隷扱いされていた。

    衛藤は妻と弟と来るが、2人に先立たれ、開拓地を後にする。貧しく辛い人生を送り、青果市場で成功する。残った野口家族に開拓地に戻る約束をしていたが、

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    2022年03月05日
  • ボーダー ヒート アイランドIV

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    シリーズ4作目。シリーズだから様々な視点、キャラクター、展開があって全く問題なし。
    歴史小説に転向して久しいが、シリーズ5作目を待ち望んでいます!

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    2022年03月01日
  • ワイルド・ソウル(上)

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    戦後のブラジル移民計画政策。事実との差がどれ程かわからないが、こんな政策が真面目に行われていたのかと思うと許せない。
    最近読んだ、葉真中顕の「灼熱」からこちらの作品を思い出した。

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    2022年02月25日
  • 涅槃 下

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    一人の人物に焦点を当てるというより、流転を表現した小説なので、人物の物語として読もうとしたら面白くないかもしれない。
    気分がすごく高揚するようなものでは無いですが、人生の一抹の寂しさと人並みの幸せを感じるところは好き。

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    2022年02月21日
  • 涅槃 上

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    垣根涼介さんの「信長の原理」が大好きでこちらも読んでいます。

    とつぜんびっくりするくらいの濡れ場があるので、じゃっかん人にオススメしにくいですが面白くなるだろうと思って読んでる。

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    2022年02月14日
  • 涅槃 下

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    宇喜多直家の生涯の後半だ、戦国時代一国一城の主になり如何に国を守り領土を広げ、臣下を守り生き抜くか現代の会社経営にも通じるものがある。会社を興し今に至る当社辞める社員が殆どいないな、なんて思いながら読みました。

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    2022年02月12日
  • 光秀の定理

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    愚息が特に魅力的。知性があり、物事の本質を見極めることができる。権力者におもねることが一切ないところは、気持ちが洗われる。。
    愚息と新九郎の、息がピッタリ合った関係性が心底、うらやましい。
    そんな二人とかけがえのない友情を築いたという点で、光秀の人間くささが際立つ。それゆえ、有能だけれど、愚直で不器用なところが魅力的に思える。
    愚息が熱弁した釈迦の論理、かりそめの一場面にいたずらに惑わされず、その背後にある連続する必然を見よ。これは、心にとめておきたい。
    根本的に、信長と光秀は見ている世界、目指す世界が違った。歴史の一場面だけを切り取ると、人間の行いが引き起こしたことであり、必然ではない。でも

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    2022年02月11日
  • 光秀の定理

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    歴史モノとしては、少し視点が変わっていると思います。
    お決まりの本能寺の変までを描くのとは、ちょっと違う。
    私は、信長に仕えるまでのことをほとんど知らない状態。
    でも本が邪魔することなく、すんなり大河ドラマを見る事もできたなぁ。
    一応フィクション作品です。

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    2022年02月11日
  • 涅槃 上

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    戦国時代の小説は実に面白い。本書は宇喜多直家の幼少時第から一国一城の主となり四十代になるまでの物語だ。極貧の幼少年期、兜首を取り一国一城の主そして策略によって大きく領土を広げ三村との戦までの前半の話だ。やはり戦国時代の人物小説は手に汗握り面白いな❗️

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    2022年02月05日
  • 迷子の王様-君たちに明日はない5-

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    シリーズ5作目で最後。
    まだまだ続けて欲しかったけど仕方ないですね。
    働くという事を再確認させられました。
    考えさせられます。

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    2022年01月26日
  • 光秀の定理

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    明智光秀という人物の幅

    細川幽斎の冷徹さ

    を歴史小説で描くとこんなに面白くなるのかと思った。

    なにより、オリジナルキャラも物語にハマっていて非常に読んでいていい役割だな。と。

    垣根さんの著作はこれで2冊目。

    3冊目も今後読んでいくつもり。

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    2022年01月22日
  • 涅槃 上

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    信長の野望、大河ドラマ、他の歴史小説でその存在に興味を持っていた宇喜多直家の事を深く知る事ができた。置かれた立場によってそれぞれに正義はある。弱者の戦略、商人的な合理的な考え方、自家の存続の為に自分が悪者になる潔さ、なかなかに好感の持てる人物であった。
    歴史の脇役からの視点で有名な歴史上の人物や出来事を見るのも違った解釈ができて面白い。
    かなりのページ数だが、夢中で読んだ。

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    2022年01月22日