垣根涼介のレビュー一覧

  • 人生教習所(下)

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    様々な境遇の、胸に悩みを抱えた参加者は、小笠原のセミナーで何を得るのか。太郎、柏木、由香とそれぞれの視点で物語は進んでいく。人生論や小笠原の人々の講義、他の参加者との交流…。人の性格はそんなにすぐ変わるものではないが、少しずつ気づきを得ていく3人。彼らの悩みには共感できる点も多かった。太郎と柏木の、まったく異なる境遇の二人の掛け合い等を楽しみながら、いろいろ自分に置き換えて考えさせられた。

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    2013年07月07日
  • ボーダー ヒート アイランドIV

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    「ヒートアイランド」シリーズの4作目。渋谷界隈でストリートギャングをしていたアキとカオル。その偽物が現れて当時の事件とつながりが出来てきてしまった。警察に過去を探られない為、そいつらを潰さなければならなくなる。カオルは大学生になって出来た友人は「午前三時のルースター」の主人公であり、この本とリンクしている。そちらを読んでから、「ボーダー」を読んだほうが良い。
    そして、アキとカオルには表と裏の世界に進んだ。明らかに境界線「ボーダー」の違いがある。もう、過去の仲間に会うこともないだろう...

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    2013年04月04日
  • サウダージ ヒート アイランドIII

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    ヒートアイランドシリーズ第3弾。元ギャング仲間からの情報により1億6千万円もの大金をヤクザから奪おうと計画。4人で実行するも、元仲間は不運で銃弾に倒れてしまう...

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    2013年04月04日
  • ボーダー ヒート アイランドIV

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    <ヒートアイランドⅣ>
    アキとカオルの再開、そして一夜限りの「雅」再集結!
    なんて興奮する設定なんだ!
    かっこいい!
    さらに「午前三時のルースター」の中西慎一郎がカオルの
    同級生として登場!わくわく感満載!
    でももう少し展開を広げることができたんじゃないかな。

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    2013年03月30日
  • ギャングスター・レッスン

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    『サウダージ』を先に読んでしまっただけに
    最初はそのまんまやんけ。。だったけれど
    アキがかわいいのでよしとしよう。

    この後を読んでしまってても
    ちゃんと楽しめました。

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    2013年03月24日
  • 南米取材放浪記 ラティーノ・ラティーノ!

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    ワイルド・ソウルに魅せられて。

    著者の南米取材記。~ワイルド・ソウルはこうして描かれた~

    ワイルド・ソウル読後はぜひお勧めの作品です。

    オリンピックもワールドカップも控えているブラジルに
    一度は行ってみたくなった。・・・でも遠いなぁ。

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    2013年02月21日
  • ヒート アイランド

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    と言うわけで(どんな?)垣根買いの1冊、平積みになっていたので、思わずゲット!これぞジェットコースターってかww

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    2012年09月06日
  • サウダージ ヒート アイランドIII

    Posted by 読むコレ

    ソラマチで購入、CSSDマイページの購入履歴にはあるが、本棚に同期しないので入力。原因は何かな?
    今回も引用が多いけど、耕一君の乱入とDDのキャラで楽しめました。第4作が早く文庫になりますように ナムナム

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    2012年08月30日
  • 南米取材放浪記 ラティーノ・ラティーノ!

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    どっかちがう国に行ってよく思うのは、
    日本人ほど自分の国の歴史を知らない国民も
    日本人ほど自分の国に自信を持てない国民も
    いないんじゃないかなぁってこと。

    自分の国をすきって、
    自分の国にぜひ来てほしいって、
    だいたいの国の人は言えるんじゃないでしょうか。

    そう言えない自分に、日本人に、なんかものすごくコンプレックスを感じてしまいます。


    この本によると、南米は特に自分の国が大好きな人たちみたいです。

    いろんなことにオープンで陽気で、“忍ぶ”・“秘める”文化の日本とは180度違う国民性みたい。

    次にいくなら南米かな。

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    2012年07月27日
  • クレイジーヘヴン

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    ネタバレ

    旅行会社に勤め、ありふれた日常への疑問を抱えて日々を送る坂脇恭一27歳。
    冴えない中年ヤクザと同棲し、美人局の片棒をかつぐ元OL田所圭子23歳。
    ある時、圭子が恭一の同僚をカモろうとしたことから二人は出会い、絶望の底なし沼へと転がり堕ちていく。

    作中に「(自意識や社会の)フレーム」という言葉が何度も出てきて、印象に残った。
    心の裡に凶暴な獣を飼いならし、普通に生きているだけでは足りない主人公が、あるとき不意にフレームから逸脱していく。

    読んでいて、彼の危うさや貪欲さに思わず惹かれてしまうのは、そこに自分にも通ずる気持ちの断片が描かれているからだろう。
    社会のルールや暗黙の了解をとっぱらった

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    2012年06月27日
  • ギャングスター・レッスン

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    渋谷のチーマー百人を率いたアキは、チーム解散後、海外放浪を経て帰国。
    犯罪プロフェッショナルへの参加を決意する。
    そんな彼を、あらゆるクライム・テクニックを修得するための過酷な試練が待ち受けていた。
    長篇ピカレスク・アクション。

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    2012年06月22日
  • ギャングスター・レッスン

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    ネタバレ

    【読間に一言】
    垣根涼介、おもしろい。完全に“好きな作家”の一人にエントリー(笑)。
    まだ40ページ目あたりだが、十分に“引き込まれた”。このまま一気に読み進めるだろう予感あり。

    【読後】
    普通に面白く読めた。“実戦”でトラブルが発生してからは、息をもつかせぬ展開………good。

    垣根さんは、南米をこよなく愛しているのだろうな。

    ………「file」の記述………、桃井の元彼女が事故死って??
    どこかに書いてあったっけ?
    意味不明。

    誰か、知ってるひと、教えてほしい。

    ………もしよかったら、「コメント」にて教えてくれると嬉しいです。


    ★4つの、8ポイント。余分なスピンオフ(コパカバー

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    2017年01月18日
  • 張り込み姫-君たちに明日はない3-

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    それが、たとえたまたま出会ってしまった仕事であったとしても、意に沿わない仕事であると感じていたとしても、それなりに真剣に自分の気持ちと仕事とを照らし合わせて、選択を下していくFileの人物たち。まじめに人生に向き合っているビジネスパーソンならば、垣根の描くこのデリケートな心理が、我がことのように思えてくるだろう。

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    2018年10月14日
  • 南米取材放浪記 ラティーノ・ラティーノ!

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    「ワイルド・ソウル」や「ゆりかご~」で覚えのあるシーンがあったり、この人があの人のモデルになったんだろうか、とか思いつつ、本の中のお話だと思ってたことがほぼノンフィクションだった。もっと心して本を読まねば!と思わされた一冊。

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    2011年08月05日
  • 南米取材放浪記 ラティーノ・ラティーノ!

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    ワイルドソウル執筆のための取材旅行記。
    自由で素直なブラジル人の気質が伝わってくる。

    ブラジル人の多くは、自分が住んでいる町が一番好きだということを素直にアピールするそうで、このことに垣根涼介は「単純に羨ましくて良い人生だと思う。」と感じている。
    自分も同じく、そう思いながら生活をするのっていい人生だなって思った。

    また意外と短気なようで、日本語で現地の人にブチ切れしたり(数回)していて笑った。

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    2010年12月26日
  • 借金取りの王子-君たちに明日はない2-

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    『君たちに明日はない』の続編
    リストラ引受人、真介を取り巻く世界を描いた短編小説

    本作ではどの話にも女性が関係する。
    その女性の描写が非常に観察されていて面白い。

    ちょっとした息抜きにどうぞ。

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    2019年01月16日
  • クレイジーヘヴン

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    垣根らしい作品かな、と。クルマ、やくざ、ダメな女、ヤク、この辺りを絡ませるのは上手いなぁと。エロもあるからなお面白い。

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    2010年12月03日
  • ギャングスター・レッスン ヒート アイランドII

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    ヒートアイランドの続編。
    前作と違い、アキが成長していく過程が順を追って書かれていて、面白い。
    1章ごとに、完結なんだけど、そのお話しの終わり方が好き。
    続編も読んでみたい。

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    2010年12月09日
  • ヒート アイランド

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    アキ、カオル、そして、桃井に柿沢
    それぞれのペアがなんともいい!!!!
    知らない世界なだけに、面白く一気読み。
    渋谷って怖い街だなぁ(笑)

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    2019年01月16日
  • クレイジーヘヴン

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    大好きな垣根涼介さんの作品。

    「ワイルドソウル」「ヒートアイランド」がよかっただけに
    期待が膨らんでしまった。。。
    今まで読んだ中で一番描写が過激で
    やりすぎ感も否めない感じでした。。。

    狂気に満ちた主人公恭一とひょんなことからめぐりあった
    ヤクザの美人局の圭子

    「狂気の夏」
    「逸脱の秋」
    「欲情の冬」
    「覚醒の春」

    各章のタイトルが表すとおりの話の流れ
    とことん暗く歪んでいく、狂っていく、狂気に麻痺していく
    ストーリーなのでラストで少し光が見える展開が心地よかったです。

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    2010年09月06日