垣根涼介のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレ旅行会社に勤め、ありふれた日常への疑問を抱えて日々を送る坂脇恭一27歳。
冴えない中年ヤクザと同棲し、美人局の片棒をかつぐ元OL田所圭子23歳。
ある時、圭子が恭一の同僚をカモろうとしたことから二人は出会い、絶望の底なし沼へと転がり堕ちていく。
作中に「(自意識や社会の)フレーム」という言葉が何度も出てきて、印象に残った。
心の裡に凶暴な獣を飼いならし、普通に生きているだけでは足りない主人公が、あるとき不意にフレームから逸脱していく。
読んでいて、彼の危うさや貪欲さに思わず惹かれてしまうのは、そこに自分にも通ずる気持ちの断片が描かれているからだろう。
社会のルールや暗黙の了解をとっぱらった -
Posted by ブクログ
ネタバレ【読間に一言】
垣根涼介、おもしろい。完全に“好きな作家”の一人にエントリー(笑)。
まだ40ページ目あたりだが、十分に“引き込まれた”。このまま一気に読み進めるだろう予感あり。
【読後】
普通に面白く読めた。“実戦”でトラブルが発生してからは、息をもつかせぬ展開………good。
垣根さんは、南米をこよなく愛しているのだろうな。
………「file」の記述………、桃井の元彼女が事故死って??
どこかに書いてあったっけ?
意味不明。
誰か、知ってるひと、教えてほしい。
………もしよかったら、「コメント」にて教えてくれると嬉しいです。
★4つの、8ポイント。余分なスピンオフ(コパカバー -
Posted by ブクログ
ワイルドソウルの取材日記。
たなぞうに書いたかどうかは失念したけど、ワイルドソウルは名作です!日本から南米へ移民した人々が約束された土地もなく、ジャングルを一から開墾し、病で倒れ、生きるために何をしてきたか・・・そして、日本の政府の驚くべき棄民政策。知らなかった自分を恥じました。
まあ、そこらあたりのことは「ワイルドソウル」にかかれていて、この放浪記には詳しくはかかれていないのですが、でも、日系移民の方の言葉にはいいつくせない苦労は伝わります。
放浪記の方はなんというか、南米の人たちのおおらかさや土地の空気のようなものが垣根さんは好きなんやろうなーと思いました。なんか、垣根さんの人柄が伝わって -
Posted by ブクログ
小説家の垣根涼介氏が著書『ワイルド・ソウル』を書くために、ブラジル、コロンビアを取材して回った時の事を綴った旅行記。
南米の町や村、そこにまつわる様々な事情。地球の反対側に生きる人々について、良い面も悪い面も含め、作者が目にし、感じた、まさに「ありのまま」の南米がここには書かれています。
現地の南米の人々の気質というものが全編に渡ってとても生き生きと記されていて、観光記などでは得ることの出来ないリアルが伝わってきました。
知らない国に思いを馳せながら、愛ってなんだ? 日本ってなんだ? 色々な事について楽しく、深く考えさせられる一冊でした。アモール!!
恥ずかしながら、垣根涼介氏の小説