【感想・ネタバレ】人生教習所(下)のレビュー

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Posted by ブクログ 2013年07月22日

で、下。

セミナー最後まで良心的だし。
なんか最後にウラがあってどんでん返し的な・・・・、と思ったら、いい人たちじゃないかー。
登場人物もキャラに好感が持てるし、読後の清涼感がなかなか良いです。

小笠原の歴史もよくわかります。
沖縄などとはまた違う、独自の戦中戦後の歴史があったのですね。

あと...続きを読む、垣根センセはやっぱ車好きなのだ。
どんな脇役(?)車両にも手を抜かず、車種や車名やなんかを描写しておられます。

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ネタバレ

Posted by ブクログ 2013年07月13日

垣根 涼介さんの作品ひさびさに読みました。

やっぱり好みなかんじ。


人間って大変。生きるって愉快だなと。

いろんなひとがいて
境遇や環境に左右されて、見失いがちなことを、
講習によって正しそうな(何が正しいかはひとの価値観によるけど、
一般的にみて正しいという人が多そうな)方向に向けられる。...続きを読む

この話では、研修の主催の意図も、善意のものだったし、
受ける側も自分の価値観や芯みたいなものもあって
良い話で終わったけど、違ったら洗脳や詐欺的な宗教にもなり得る
怖い話だと思う。

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Posted by ブクログ 2018年03月09日

小笠原の自然と歴史に触れることで人生を見つめ直す登場人物たち。
誘導でも強制でもなく、自発的な気付きによる変化の描き方が巧みです。
いい話だった。

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Posted by ブクログ 2016年06月13日

人生の教習所は、日常の中にある非日常を見出すことができれば卒業だ。小生は日々の生活に汲々として惰性の中に埋没している。旅にでるか、金がない。本の世界で我慢する。

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Posted by ブクログ 2014年09月13日

垣根作品にしては珍しい作風かなと。
ハードボイルド感もなく、南米女性も登場せず、
でも主人公の柏木も、セミナー参加者の竹崎も、他の垣根作品を読んでいる人には繋がりを感じることができますね。

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Posted by ブクログ 2014年05月20日

2014年、8冊目?かな…

母島には行ってないので、こちらは想像だけど、ははじま丸に乗りたい〜!!

まあ、ストーリーは置いておき、小笠原の歴史についても学べた?のは良かった。

新島民になりたいと願ったこともあるけれど、決断出来なかったなぁ、と今年のGW、村の人たちを眺めて思った次第。

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Posted by ブクログ 2014年01月29日

小笠原にまた行きたくなった。
あの、独特な雰囲気は行かないとわからない。

登場人物が相変わらずみんな憎めない。なつかしい方々もでてきました!

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Posted by ブクログ 2013年08月12日

<あらすじ>
上巻からのつづき。母島にて後半の講義が行われる。それと並んで、4人の登場人物の人間関係も面白くなってくる。(特に柏木と由香)
そして最後はこの研修を通して、各々感じたことが書かれている。

<感想・レビュー>
途中までは上巻の流れが続いてる感じがして、なんとも思わなかったけど、人間関係...続きを読むやら最後から2日目の講義のあたりから、Bグループの各メンバーの考え方なんかが妙に自分の中では好きな内容だった。

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Posted by ブクログ 2013年08月11日

下巻を読み終え、改めてこの作品の主役は小笠原そのものだ、との感がした。受講生それぞれ、悩みや問題を抱えているが、小笠原の自然の中では矮小なものになってしまう。小笠原に触れることでそれぞれが再生する。

そして講習の中で語られる、そこに住む島民の、国に対する思いの何と、複雑で、重いことか。戦前、占領下...続きを読む、返還後、国家に翻弄される島民たち。
しかし、それおも”小笠原”は受け入れ、人々に安寧をもたらす。

主人公たちと一緒に、いつまでも小笠原の島々を旅していたい、そんな気持ちの読後感。

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Posted by ブクログ 2013年08月08日

謎に包まれたセミナーだったが、参加した「引きこもりの東大生」「元ヤクザ」「内気な女性ライター」・・・・・。
それぞれセミナーで小笠原の戦前、戦後の時代背景を聞き、考え、心が成長する。
三人とも半年後には次の生活を清々しくおくっている、半年後の同窓会での再会する姿を見てみたい。
世界遺産の小笠原で病ん...続きを読むだ心を、先人の体験談を聞き、考えることにより人間はいくらでも成長するものだ。

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Posted by ブクログ 2013年07月07日

様々な境遇の、胸に悩みを抱えた参加者は、小笠原のセミナーで何を得るのか。太郎、柏木、由香とそれぞれの視点で物語は進んでいく。人生論や小笠原の人々の講義、他の参加者との交流…。人の性格はそんなにすぐ変わるものではないが、少しずつ気づきを得ていく3人。彼らの悩みには共感できる点も多かった。太郎と柏木の、...続きを読むまったく異なる境遇の二人の掛け合い等を楽しみながら、いろいろ自分に置き換えて考えさせられた。

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Posted by ブクログ 2021年05月23日

おもしろく読み進めていたのですが、最後はあっけなく…ちょつと物足りなかったです。
この研修が、彼らのその後の人生にどう生かされたのか生かされなかったのか、そのあたりがもっと深く書かれると思っていたのですが。

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Posted by ブクログ 2018年11月22日

微妙。小笠原の紹介小説。小笠原の欧米系島民の事が知れたのはまあ楽しかったんだけど、本編は中途半端。うーん。

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Posted by ブクログ 2018年04月06日



引きこもり東大生、元ヤクザ、内気な女性ライター...
小笠原諸島で行われる人間開発セミナー。

小笠原諸島についての歴史や、その魅力が描かれる。

非常に穏やかな作品でした。物語の抑揚が良い意味でない。垣根氏は人間を描くのが非常に上手い。

しかし、コロンビアの例の男が登場するが、垣根作品を読ん...続きを読むでる者としては懐かしい。別作品のキャラがでてくると嬉しいね。

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Posted by ブクログ 2016年12月07日

小笠原諸島が風光明媚で魅力ある場所であり、戦後にアメリカ領から日本領に変わった歴史を持ち、住民が突然の国籍変更に翻弄され、苦労した事は分かった。

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Posted by ブクログ 2016年03月14日

上巻と比べると小説としてのおもしろさはトーンダウンしたと思います。より小笠原の民族史の要素が強くなり、ドキュメンタリーっぽいおもしろさが際立ちました。
いい学びになる話だと思います。

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Posted by ブクログ 2018年10月14日

意図的に調べることがなければ、現代日本ではまず知ることのない小笠原の歴史を知るという意味では、面白い小説である。ふつうの日本人にとって、沖縄と違い、小笠原は存在しないも同然なのか(ダイビング愛好者を除く)。しかしストーリーとしての内容は、まったく面白くはない。

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Posted by ブクログ 2013年11月04日

社会における自身の居場所を見失った人々が参加したセミナー、でもその開催場所は小笠原諸島。意外な舞台設定に惹かれたが、主たる登場人物の背景説明が弱く、物語も大きな展開を見せず物足りない。著者には小笠原諸島の特殊な歴史や素晴らしい自然に対して特別な思い入れがあるようで、それが前面に出すぎてしまった。

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Posted by ブクログ 2013年10月31日

小笠原から帰ってきて読んだ本。
あの島には2回いきましたが、歴史の大事なところは知りませんでした。この本を読んで、小笠原の忘れてはいけない大切なものを学ぶことができました。主人公たちの気持ちの変化も、なんとなくわかる気がします。
独特な雰囲気。島の風。日本の首都であって、日本じゃない…そんな小笠原が...続きを読む凝縮されていました。
しかし、小説という感じはあまりしません。むしろ、民俗学のエッセイというイメージで読まれるのが妥当でしょうか。
世界遺産という肩書きを手にした今、楽園としての小笠原ではなく、人生を見つめる場所として、小笠原を大切にしていきたいと感じました。アメリカと日本の狭間で激動の時代を生きた島は、今も訪れる人々に考える時間をくれる場所だということが書かれていると解釈しています。

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Posted by ブクログ 2013年10月25日

 このおはなしは、自己啓発セミナーを受けた受講者の気持ちの変化を描くっていうよりも、著者が「小笠原の歴史」を伝えたかったのかしら? と思いました。

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Posted by ブクログ 2013年08月30日

上巻の方が面白かったかな。

そんな健やかなハズはない。
そんな簡単にやれちゃうハズはない。
おれもやりたい。

それでも垣根さんの本は好きだ。

小笠原諸島、行ってみたいなあ。

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Posted by ブクログ 2013年08月27日

夏休みやお盆に読むのにぴったりな本。戦後、小笠原諸島がアメリカから返還されたとき、現地の人々が日本人になるかアメリカ人になるか選択しなくてはならなかった複雑な気持ちが分かりました。お金を払ってこの研修に参加し中間試験で合格すると就職先を斡旋してくれるという物語。自分に適した就職先を斡旋してくれるなら...続きを読む、倍率がすごく高くなりそうなので、この研修は現実にはとても実現できそうもないと思います。
タイトルから、人生について語ってくれるのかと思いましたが、その辺はちょっとあいまいだった気がするので☆は3つ。

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ネタバレ

Posted by ブクログ 2013年08月15日

上巻の授業がためなった。

小笠原諸島行ったことなくて
その情景を知ることができたのはよかった。

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Posted by ブクログ 2013年08月04日

小笠原諸島での研修も後半にさしかかる。
研修の内容は現地の人、戦前からこの地にいる欧米系、原地眠の話から内地から移ってきた人の話へと転換していく。
戦前からこの地にいた人の苦労。。。国が変わるというインパクトはかなりのことではないだろうか。

全体的に俯瞰した小説のように思われる。
どうかんじるかは...続きを読むこの研修を受ける人同様読者自身に委ねられている気がした。

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Posted by ブクログ 2013年07月28日

上巻は一緒にセミナーを受けたような感じさえしたけど、
下巻は小笠原を巡る彼等に追い付けなくて、
それが上巻よりも星1つ減った理由。
私もフィールドワークしたい。
夕焼け見たい。
風の通るバンで昼寝したい。

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Posted by ブクログ 2013年07月20日

小笠原で人生セミナーに参加する話。

柏木と竹崎さんはどっかで出てきただろうと思ってたけど
人様の感想を読んでようやく納得。

小笠原の紹介的部分が多くて
小説としての濃密さには欠けるけど
小笠原諸島にはしっかり行ってみたくなりました。

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ネタバレ

Posted by ブクログ 2013年07月12日

小笠原諸島での謎の研修を受ける人々。地位も境遇も異なる彼らの成長物語・・・というにはあまりにも弱々しい展開で、とても残念。この作者の発するパワーがどこで炸裂するかと待っていたが、大変おとなしく終わり、読みやすいだけ。小笠原の風物がなければ、浅田次郎のようであった。

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