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引きこもりの東大生、元ヤクザ、内気な女性ライター……選抜をくぐり抜けた「落ちこぼれ」たちは、ユニークな講義によって新たな視点を獲得し、過去の挫折をとらえなおしていく。そして、最大にして最後の教材は、開催地・小笠原そのものだった。その美しい自然と数奇な歴史に織り込まれた真理とは? 謎のセミナー、感動の最終章へ!
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Posted by ブクログ
で、下。 セミナー最後まで良心的だし。 なんか最後にウラがあってどんでん返し的な・・・・、と思ったら、いい人たちじゃないかー。 登場人物もキャラに好感が持てるし、読後の清涼感がなかなか良いです。 小笠原の歴史もよくわかります。 沖縄などとはまた違う、独自の戦中戦後の歴史があったのですね。 あと...続きを読む、垣根センセはやっぱ車好きなのだ。 どんな脇役(?)車両にも手を抜かず、車種や車名やなんかを描写しておられます。
免許停止処分を受けた男女7人が、再教育のために合宿形式の「教習所」で5日間を共に過ごすという物語です。 ありがちな成長物語かと思いきや、それぞれの事情や背景が丁寧に描かれ、人はそう簡単に変われない、でも変わろうとする意志は誰にでもある、という視点に共感しました。 テンポよく読ませながらも、不器用な大...続きを読む人たちの姿が沁みてきて、思わず自分に重ねながら読み進めていました。 人生に正解なんてないけれど、立ち止まって振り返る時間も悪くないと思えます。 やや説教臭く感じる場面もありましたが、それすらも年齢を重ねた今だからこそ素直に受け取れましたし、読み終えて、少しだけ姿勢を正したくなる一冊でした。
前半の予想から大外れはしないものの 研修の中身(島の歴史や島民の暮らし)が 割合に重くて、ただの娯楽小説では なかったのかぁと少し驚いた。 巻末の謝辞によれば小笠原の歴史や自然、 日本への返還前後の話は実際の話を聞きながら 書かれたものとあり、今まで知らなかった 多くの歴史に触れた。 日本への返還...続きを読むと言えば沖縄のことしか 考えが及ばなかったが、小笠原に 激変の時代があったこと、その歴史的背景 を受けての観光産業の在り様、 読み始めの印象とは大きく変わって 考えさせられることが多かった。 セミナー後の登場人物の変化も楽しい。 主人公が語る、今の日本ではどういう生き方だって 自由だ。でもそれと引き換えに覚悟が必要だ。 過去をなげかず、未来も恐れず。 ”自分の人生が、周りにいる人々の人生の断片で成り立っているということ。そしてそれを自覚すること。” 今後は私も胆に銘じてみよう。
小笠原の自然と歴史に触れることで人生を見つめ直す登場人物たち。 誘導でも強制でもなく、自発的な気付きによる変化の描き方が巧みです。 いい話だった。
人生の教習所は、日常の中にある非日常を見出すことができれば卒業だ。小生は日々の生活に汲々として惰性の中に埋没している。旅にでるか、金がない。本の世界で我慢する。
垣根作品にしては珍しい作風かなと。 ハードボイルド感もなく、南米女性も登場せず、 でも主人公の柏木も、セミナー参加者の竹崎も、他の垣根作品を読んでいる人には繋がりを感じることができますね。
2014年、8冊目?かな… 母島には行ってないので、こちらは想像だけど、ははじま丸に乗りたい〜!! まあ、ストーリーは置いておき、小笠原の歴史についても学べた?のは良かった。 新島民になりたいと願ったこともあるけれど、決断出来なかったなぁ、と今年のGW、村の人たちを眺めて思った次第。
小笠原にまた行きたくなった。 あの、独特な雰囲気は行かないとわからない。 登場人物が相変わらずみんな憎めない。なつかしい方々もでてきました!
<あらすじ> 上巻からのつづき。母島にて後半の講義が行われる。それと並んで、4人の登場人物の人間関係も面白くなってくる。(特に柏木と由香) そして最後はこの研修を通して、各々感じたことが書かれている。 <感想・レビュー> 途中までは上巻の流れが続いてる感じがして、なんとも思わなかったけど、人間関係...続きを読むやら最後から2日目の講義のあたりから、Bグループの各メンバーの考え方なんかが妙に自分の中では好きな内容だった。
下巻を読み終え、改めてこの作品の主役は小笠原そのものだ、との感がした。受講生それぞれ、悩みや問題を抱えているが、小笠原の自然の中では矮小なものになってしまう。小笠原に触れることでそれぞれが再生する。 そして講習の中で語られる、そこに住む島民の、国に対する思いの何と、複雑で、重いことか。戦前、占領下...続きを読む、返還後、国家に翻弄される島民たち。 しかし、それおも”小笠原”は受け入れ、人々に安寧をもたらす。 主人公たちと一緒に、いつまでも小笠原の島々を旅していたい、そんな気持ちの読後感。
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