垣根涼介のレビュー一覧
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明智光秀は好きな武将なので、『光秀の定理』からの流れで読み始めた。
『定理』では信長は、光秀でさえ分からなかったベイズ推定を、たちどころに理解してしまうほど合理的な人物として描かれている。(『信長の原理』は『定理』と同じ時間軸なのだろうか。)
信長の父、信秀は彼を評して「心が渇いている」と述べていた。思うにその渇きとは、孤独な、寄る辺なき「個人」の、人を動かす「原理」を求める強い衝動のことではないかと思った。
信長は退屈に任せ蟻を観察するうち、懸命に働く蟻と中途半端に働く蟻、そして働かない蟻が、2:6:2の割合で存在するという、現代で云う「パレートの法則」を掴む。約すと1:3:1。同じ割合 -
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君たちに明日はないシリーズ第四弾!
すでに本シリーズを読んでいる方は、本作の主人公村上真介がリストラ面接官である事をご存知かと思う。今回の真介の受け持つリストラ対象者は
航空会社の勝ち逃げCA
CAの給料が思ったほど高くない事に驚き!
楽器メーカーの元バンドマンの課長
才能、技術、努力、持ってるものと、持ってないもの何かを続けるための努力と姿勢に考えさせられた!
潔い証券会社のOB達
昭和の時代のエリートサラリーマン達との雑談が心地よい
接客業の神の夢はバスの運転手
先を見据えなければならない仕事というのはストレスである事に違いない!
色んな業種の色んな話、再就職を考えている人、 -
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十兵衛光秀の話ではあるが、破戒僧の愚息と兵法者の新九郎の語りが加わり、物語は進んでいく。
光秀の人となりを作り上げたものが、美濃源氏の嫡流の血筋であったり、田舎者ゆえの人を惹きつける純朴さであったり、はたまた友垣である愚息と新九郎と共に過ごすうちに得た考え方であった、など深く面白く考察されている。
この小説でスッタニパータや釈尊の教えにまで触れられるとは思いもよらなかったので、その奥深さに舌を巻いた。
事変は起こるべきして起こった。
初志を貫徹しようとする者は多くの場合滅ぶ。
生き方を変えられぬ者は生き残れない。
四つの椀が二つになったときに、その初手の選択が変わるように、世の中も変わってい