垣根涼介のレビュー一覧

  • サウダージ ヒート アイランドIII

    Posted by ブクログ

    耕一 というオトコの 複雑な過去。
    それが 闇を 生み出している。
    ブラジル移民の子。
    ブラジル人との間で生まれ、ブラジル人からは
    日本人として いじめられる。
    7歳の時に 日本に来るが、
    それは,さらに陰湿な いじめだった。
    結局 ブラジルも 日本も 自分の母国ではない。
    そういうことを,理由にしたくはないが、
    工場で働いている時に、いじめに遭い
    殺してしまった。
    そこで、自分は そのオトコに なりすますことで、
    自分の人生を取り戻せるかと思えた。

    とても美人で おばかな ブラジル人のDDが
    恋人であるが、どうも 調子が狂う。
    DDが、耕一が 好きなのだが どのように愛していいのか
    よくわ

    0
    2014年03月16日
  • 人生教習所(下)

    Posted by ブクログ

    小笠原にまた行きたくなった。
    あの、独特な雰囲気は行かないとわからない。

    登場人物が相変わらずみんな憎めない。なつかしい方々もでてきました!

    0
    2014年01月29日
  • サウダージ ヒート アイランドIII

    Posted by ブクログ

    前に読んだ「ワイルド・ソウル」を思いださせる日系ブラジル人が主人公。
    だけど、移民の云々は背景の一部だけ。過去を捨て故郷を捨て、虚勢を張って日本で生きている。
    環境や境遇はどうしようもない。自分で体験しなかったことは、考えも及ばないし身にもつかない。知らないのだから。DD以前に愛情をかけられなかった耕一。最後はあんな形のサウダージ。涙。

    読んで一番に思ったのは、泥棒は馬鹿にはできない。準備も下調べも、日々の情報収集も。世間や政治に目を配り、表世界でも気を配りそつなく生きる。なんて、真面目なんだろ。これがチーマー上がり??これ、他に向けたら相当やり手になりそうなのにもったいないな・・・。
    裏金

    0
    2014年01月09日
  • ボーダー ヒート アイランドIV

    Posted by ブクログ

    シリーズを文庫化されたものは全部読んでいるので、これも即買いで入手。流れから言って、更に困難な強盗にチャレンジする、のかと思いきや、過去の仲間との再会話だったことはちょっと予想外。
    シリーズのファンとしては嬉しいのかもですが、これが初見の人だったらば、ちょっと物足りないのかも知れないな~とか思ったりしてw  悪くはないですよ、うん。

    0
    2013年12月21日
  • ボーダー ヒート アイランドIV

    Posted by ブクログ

    ずっとこのボーダーだけを手に入れれなくて、ようやく入手。

    懐かしい名前が多く出てくる中で、前編ヒートアイランドシリーズには出てこない名前を聞いた時は伊坂幸太郎作品にあるような感動を覚えました。そして、再会…。
    前作や前々作にあったようなプロによる痛快な犯行シーンは今回は少ないのですが、それでも柿沢・桃井二人のカッコよさは健在。もう本当に小説でしか存在して欲しくないです。

    0
    2013年10月23日
  • クレイジーヘヴン

    Posted by ブクログ

    地方都市の生活水準の低い人達ってこういう感じなのかなあ。怖いなあ各社社会。とか思ったりした。
    話自体は展開自体もスピーディーで面白いし、ワクワクしながら読めました。

    0
    2013年10月21日
  • 人生教習所(上)

    Posted by ブクログ

    異世代間が生み出す交流。そこでなら吐き出せる、新しい自分があるのかも。相変わらず人物描写が巧み。
    自意識が人を人たらしめている、ということが印象的。

    0
    2013年09月20日
  • ボーダー ヒート アイランドIV

    Posted by ブクログ

    ヒートアイランドの最も正当な続編、そして垣根涼介のヒーローシステムで書かれた一冊。カオルが登場するあたりは一作目のファンには嬉しいけど、二、三作目を読んだあとには雅の連中は幼過ぎる。少年時代との訣別っつー面も持った一作。ルースターの慎一郎が出てくる点に関してはヒーローシステムが採用したかったんだろな、以上に評価すべき点は無いな。ルースターのあらすじ紹介に何ページも割かれるのには閉口した。まあうまくオチつけたなって気もするけれど、柿沢と桃井が動くにしてはチンケだったわなあ。

    0
    2013年09月12日
  • サウダージ ヒート アイランドIII

    Posted by ブクログ

    シリーズパートⅢ。

    “Ⅲ”の方が“Ⅱ”よりも出版は先だったようで(笑)。

    ※時系列の関係

    海堂尊などでも言えることだが……。

    同一世界観の作品だとやはり時系列の順に読みたくなるところではあるけれど……、

    出版順に読んだ方が、より深く味わえるのでは?と、気づいた一作。




    さて、内容……。

    “緩”と“急”、「楽」と「哀」、
    『軽』と『重』……

    の差が大きな物語。粗暴で残虐で、キレたら歯止めが効かず、正義も無い……そんな“サブメインキャラ”を、なぜか最後は感情移入できてしまうように丁寧に描き上げられているのがミソ。

    このキャラに感情移入できないままだと、よく分からないおハナシに

    0
    2015年07月06日
  • 人生教習所(上)

    Posted by ブクログ

    なかなか良い。
    買ってよかった。
    ためになる部分もある。

    これを手にする前に、ヒートアイランドシリーズを一通り読んでおいた方がいいかもしれない。

    作者のお茶目な部分を垣間見た。

    0
    2013年08月23日
  • 人生教習所(下)

    Posted by ブクログ

    <あらすじ>
    上巻からのつづき。母島にて後半の講義が行われる。それと並んで、4人の登場人物の人間関係も面白くなってくる。(特に柏木と由香)
    そして最後はこの研修を通して、各々感じたことが書かれている。

    <感想・レビュー>
    途中までは上巻の流れが続いてる感じがして、なんとも思わなかったけど、人間関係やら最後から2日目の講義のあたりから、Bグループの各メンバーの考え方なんかが妙に自分の中では好きな内容だった。

    0
    2013年08月12日
  • 人生教習所(下)

    Posted by ブクログ

    下巻を読み終え、改めてこの作品の主役は小笠原そのものだ、との感がした。受講生それぞれ、悩みや問題を抱えているが、小笠原の自然の中では矮小なものになってしまう。小笠原に触れることでそれぞれが再生する。

    そして講習の中で語られる、そこに住む島民の、国に対する思いの何と、複雑で、重いことか。戦前、占領下、返還後、国家に翻弄される島民たち。
    しかし、それおも”小笠原”は受け入れ、人々に安寧をもたらす。

    主人公たちと一緒に、いつまでも小笠原の島々を旅していたい、そんな気持ちの読後感。

    0
    2013年08月11日
  • 人生教習所(上)

    Posted by ブクログ

    人生再生セミナーに参加した各主人公たちが、どう再生するのか、下巻が楽しみ。
    セミナー会場の、小笠原の父島、母島のそれぞれの描写が魅力的で、行ってみたくなる。

    0
    2013年08月08日
  • 人生教習所(下)

    Posted by ブクログ

    謎に包まれたセミナーだったが、参加した「引きこもりの東大生」「元ヤクザ」「内気な女性ライター」・・・・・。
    それぞれセミナーで小笠原の戦前、戦後の時代背景を聞き、考え、心が成長する。
    三人とも半年後には次の生活を清々しくおくっている、半年後の同窓会での再会する姿を見てみたい。
    世界遺産の小笠原で病んだ心を、先人の体験談を聞き、考えることにより人間はいくらでも成長するものだ。

    0
    2013年08月08日
  • 人生教習所(上)

    Posted by ブクログ

    「人生再生セミナー 小笠原塾」この新聞広告を目にして、集まった個性的な人間たち。人生の再起を考えて、それぞれ思いを抱いて遥か小笠原へ。
    自然豊かな小笠原の描写も詳しく描かれていて、世界自然遺産の小笠原に行って見たい思いが更に高まる作品です。
    セミナーで中心に描かれている、浅川、柏木、森川、竹崎のその後が・・・。下巻に期待大です。

    0
    2013年08月07日
  • 人生教習所(上)

    Posted by ブクログ

    文字とはふしぎなものだ。真摯に書かれたものになるほど、ある意味、そらぞれの人間と直接会話を交わすより、その当人の人格を如実に表す。
    ある意味、彼らと面と向かって短時間話すよりも、その内面が確実に焙り出される。


    それは国も時代も性別も立場さえ簡単に超えるから、私は本が好き。
    例えば漱石の書籍を一つも読んだ事のない当時のお隣さんよりも、2013年の私の方が奴とマブダチだ。

    0
    2013年07月28日
  • ボーダー ヒート アイランドIV

    Posted by ブクログ

    前作の方が良かったかな。
    変に東大生キャラなんか加えない方がいい。

    最後の盛り上げ方も、何だか読まされているように感じた。

    むかつく女が登場するのと、
    最後のキメでタイトルにかけるのはもはやテンプレだろうか。

    しかしながら、次も出るなら読む。

    0
    2013年07月25日
  • クレイジーヘヴン

    Posted by ブクログ

    退廃と転落に満ちた登場人物というのはよくある話ですが、根底にある暗さが救いのないレベルではないところが、作品が陰気になりすぎるのを防いでいる。そこがこのラストにつなげられた要因ではないだろうか。
    露骨なセックス描写もあって評価は高くないようですが、この手の作品にしては読後感が悪くなくて良いと思います。

    0
    2013年07月22日
  • 人生教習所(上)

    Posted by ブクログ

    職業問わず落ちこぼれと呼ばれる人は存在する。小笠原諸島を舞台にそんな人達に対する出直しの機会を与えるセミナー。各キャラクターのエピソードとともに、「人生の確率」、「出発点→経由店→着地点」、「認知」といった哲学的な要素をわかりやすく人生に置き換えて描かれている。ストーリーだけでなく、すごく考えさせられる一冊。

    0
    2013年07月15日
  • ギャングスター・レッスン ヒート アイランドII

    Posted by ブクログ

    なんかアキが、後輩モードでやらかしたりする感じやった。
    本当に続きもんでよかったんかな?

    でも続きもんなのは間違いないのでオススメス。
    ヒートアイランドの続きにぜひ。

    おれも脳みそアイスクリームで卑猥な女としたい!

    ……そんな感じかな。

    0
    2013年07月14日