垣根涼介のレビュー一覧

  • ヒート アイランド

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    カオルが頭脳でアキが肉体派かと思いきや、アキも鋭く、カオルも意外と沸点が高いところがある。単純なヤンキー小説ではなく、普段関わることの少ない人種層の考えや行動が巧みに入り混じっており、かつすっきりまとまってて読み応えがあった。簡潔な社会の縮図を見ているようでもあり、「ホーリーランド」と似たようなものかと思いながら読み始めてた最初の考えは吹き飛んだ。

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    2020年02月06日
  • ワイルド・ソウル(下)

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    「餓死寸前なのに物盗りになる度胸もない。かといって乞食にまで落ちぶれるにはちっぽけなプライドが許さない。」

    リアリズム、モラリズム、そして、ヒューマニズムが重なりあった完璧な小説。因果やカルマを見事に書ききっている。かっこえええと最後は胸が踊った。映画やドラマにすると、残念な気もするんだが、考えてみる。

    衛藤は大沢たかお、松尾は西島秀俊、野口はILMARI
    山本はリリー・フランキー、貴子は桐谷美玲
    ドンバルガスはビラッドピット、及川は錦戸亮、木島は藤井フミヤ
    岩永は阿部寛、田川は田中圭、秋津は香川照之

    これならありかな(笑)

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    2019年06月25日
  • ワイルド・ソウル(上)

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    「そもそも眼中にない、やたらと気を遣ってみせるだけが能の鼻毛野郎、その優しさも模造品でしかない。ろくでなし。」

    そんなのばかりが、ぐさぐさと刺さった。それぞれの『立場』をろくでもないところから、繊細なところまで、見事に描写している。

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    2019年06月25日
  • サイドストーリーズ

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    まあまあまあ、短篇は得手不得手があるので全体的な評価は 微妙になってしまいました。
    しかし、自分が思い入れがある作品のサイドストーリーはやはり気になります。
    百瀬~の田辺くんを主人公とした『鯨と煙の冒険』はよかった。百瀬~でも田辺くんのキャラクターは光っていたのでこの話が読めて嬉しかったです。
    『多田便利軒、探偵業に挑戦する』は話はどうということもないのですが、相変わらずの多田×行天コンビにニヤつきます。
    ただ全てのストーリーにJTの企画らしく必ず煙草、喫煙シーンがあって(不必要に)もうそれだけで気持ちが削がれた。
    今の世にこういう企画は合わないと思う。

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    2019年05月31日
  • 張り込み姫-君たちに明日はない3-

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     重たい海外小説の後に本棚から取り出して読み始めた。未読だと思っていたが、9年前にしっかり読んでいた。レビューまでしていた。まあ。いいかと内容を全く忘れたままで読み始めたところ、NHKでドラマ化されたものを見た記憶が蘇ってきた。田中美佐子と堺正章の脇役陣は想い出したが、坂口憲二の主役はあまり印象にない。ぼくの中でこの小説の主人公は、フィットしていなかったのだろう。坂口憲二では少しイケメン過ぎる。

     アウトソーシングでリストラを請け負う会社、というのがバブル崩壊後のこの時期には売り上げを伸ばしていて、資本金が勧めの涙みたいなこの小さな会社を舞台に、仕事の退職や移動や見直しということをポイントに

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    2019年03月28日
  • 人生教習所(上)

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    元経団連会長が主催し、そうそうたる団体や企業が後援する「人間再生セミナー 小笠原塾」。
    募集広告を目にして集まった個性的な人々は人生の再起をかけ、それぞれの思いを抱いて参加する。
    果たして彼らは人生をやり直せるのか。

    人生に行きづまった人たちが小笠原で自己啓発セミナーを受ける。
    その美しい自然と数奇な歴史に触れることによって、登場人物たちは少しずつ変わっていく。
    それだけの話なのですが、妙に心に残るものがありました。

    前半は人生の成功確率論や人生の目的設定、自己認知などのセミナーの様子が淡々と描かれ、後半は小笠原の歴史と共に生きた島民たちの体験談が語られていきます。

    セミナーを受けただけ

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    2019年02月01日
  • ギャングスター・レッスン ヒート アイランドII

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    続編だが、タイトル通りのレッスンを描いており、期待していた続編ではなかったかな。少しコミカルチックなところもあまり好みではない。3作目はどんな展開なんだろう。

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    2019年01月10日
  • ギャングスター・レッスン ヒート アイランドII

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    ヒートアイランド3作目を読んから、この2作目を読んでしまったため、ストーリー展開がわかっていたので物足りなかった。
    3作目に2作目の概要を述べているので、各ストーリーの内容はある程度わかっており、次に何がくるか、残念ながらわかっていた。

    当たり前ですが、順番通りに読み進めていただいたほうがよいです。

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    2018年12月26日
  • 狛犬ジョンの軌跡

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    中途半端だよ垣根先生。愛犬物としても弱いし、ファンタジーとしてもぼんやりしてる。これじゃ単に垣根流のこだわり30代男子の生活を見せられただけじゃん。もう少しでも心の交流を描いて欲しかった。浅すぎるよーこれじゃあ。後半どんどん面白くなってたのに、とても残念なので星3つ。

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    2018年12月16日
  • クレイジーヘヴン

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    どこか静かに壊れた思考回路の主人公、
    堕ちる生き方にしかだどりつけなかった娼婦との出会い。
    僕自身はもちろん主人公のような暴力に縁はないですが、
    なにか現代社会にはらんだ狂気、
    どんどん歪んでいく世界観に共感を覚える不思議な作品でした。

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    2018年12月15日
  • 狛犬ジョンの軌跡

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    狛犬。そう、神社、社殿の前に遂に鎮座する左右の阿吽。

    主人公が深夜に遭遇した異様な大きさの黒犬は、半死半生の状態だった。動物病院へ駆け込むと、不可解なことに判別不能の犬種で獣医も戸惑うばかり。
    やがて主人公との共同生活が始まるが...

    垣根氏らしい、人間の心の機微がつぶさに描かれる。
    社会風刺もさることながら、無常の描き方が巧み。

    法治国家であれば、罪を憎んで人を憎まずの精神であるが、法治国家でなければ。罪人に最上の苦しみで死をもって罰をあたえることは...天罰、天誅。

    次作がありそうな終わり方なので、ぜひ期待したいところ。

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    2018年12月10日
  • 張り込み姫-君たちに明日はない3-

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    リストラ請負会社シリーズ3作目。
    まぁまぁ面白いのだけど、短編だから時間がたつと忘れてしまいそうだ。
    タイトルに乗っている物語くらいは思い出せる。
    雑誌編集者のリストラっていうストーリー。
    こんな激務に耐えている人たちって本当にいるんだろうか。
    けっこう信じられないくらいやばい労働環境。
    そんな状況なので、この話の最後はちょっと納得できないかなー。
    私だったら逃げたしたくなる。

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    2018年11月29日
  • 狛犬ジョンの軌跡

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    1811 ジャンルはミステリーファンタジー作品?変わった視点で面白くて先が気になりすぐ読めました。続きがあると嬉しい。主人公の性格に共感が持てる。つい犬種の画像検索をしちゃいました!

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    2018年11月23日
  • 人生教習所(下)

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    微妙。小笠原の紹介小説。小笠原の欧米系島民の事が知れたのはまあ楽しかったんだけど、本編は中途半端。うーん。

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    2018年11月22日
  • ギャングスター・レッスン

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    ヒートアイランドの2作目、まさにギャングスターレッスン、でもIWGPの雰囲気から抜け出してない、それにそんなに面白い話でもない、2ってより1.5って感じ

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    2018年10月08日
  • サウダージ ヒート アイランドIII

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    ヒートアイランドの続編、日系ブラジル人の話が出てきてワイルドソウルを思わせる、柿沢の話がもっと読みたい

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    2018年10月08日
  • 迷子の王様-君たちに明日はない5-

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    人はなぜ働かなければならないのか。働くことにどんな意味があるのか。その答えが書いてあるわけではない。考えるヒントがあるだけだ。働くということに悩んでいる人におすすめ。

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    2018年06月08日
  • 人生教習所(下)

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    引きこもり東大生、元ヤクザ、内気な女性ライター...
    小笠原諸島で行われる人間開発セミナー。

    小笠原諸島についての歴史や、その魅力が描かれる。

    非常に穏やかな作品でした。物語の抑揚が良い意味でない。垣根氏は人間を描くのが非常に上手い。

    しかし、コロンビアの例の男が登場するが、垣根作品を読んでる者としては懐かしい。別作品のキャラがでてくると嬉しいね。

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    2018年04月06日
  • 人生教習所(上)

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    引きこもり東大生、元ヤクザ、内気な女性ライター...
    小笠原諸島で行われる人間開発セミナー。

    小笠原諸島についての歴史や、その魅力が描かれる。

    非常に穏やかな作品でした。物語の抑揚が良い意味でない。垣根氏は人間を描くのが非常に上手い。

    しかし、コロンビアの例の男が登場するが、垣根作品を読んでる者としては懐かしい。別作品のキャラがでてくると嬉しいね。

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    2018年04月06日
  • 永遠のディーバ-君たちに明日はない4-

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    1801 リストラ請負人シリーズ4作品目。どれも読みやすくて面白いのだが、シリーズとして少しずつ飽きてきた感じ。。でも続きも気になるけど。

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    2018年02月02日