垣根涼介のレビュー一覧

  • ギャングスター・レッスン ヒート アイランドII

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    ネタバレ


    ヒートアイランド2弾。柿沢に誘われたアキが1年の東南アジア放浪を経て柿沢と桃井のグループに入り強盗のプロとして教育を受けていく話。表の仕事・戸籍と裏の仕事・戸籍をもち、政経含め様々な知識を入れる点などよく考えられておりなかなか面白い。戸籍取り、車のチューンとドラテク、コロンビアでの射撃訓練、ヤクザとの実地訓練。桃井の車チューンの話は「君たちに明日はない」が思い出される。柿沢の完璧さと妥協を許さない感じがすごい。

    勉強する内容は、ヤクザと海外系マフィアのシノギの種類を一通り。裏カジノやノミ屋の運営の仕方、麻薬取引、組織売春、マネロンの知識、鑑識課と捜査一課の捜査ドキュメント。日々の新聞。最

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    2020年09月22日
  • 午前三時のルースター

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    たまたま覗いた方の本棚でたまたま目についた作家   一切知らない状態でとりあえず読んだ  ザ・ハードボイルドなんてえらく久しぶり  そう言えばえらく昔にチャンドラー読んだっけな〜

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    2020年08月28日
  • 迷子の王様-君たちに明日はない5-

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    シリーズもこれで完結。

    寂しさもあるが一作目から10年経っている事を考えるとそろそろ潮時か。

    3作目以降少しマンネリ感もあったし、徐々に真介自体の存在感が薄れてきた感じもしていた。

    最終話に突然会社自体が無くなることに。高橋社長の最後は少しあっけない。真介と陽子の今後や真介自体が今後どうするのかなど気になる事は沢山あるがあっさり終了。

    最後はあれ終わり?という感じでした。
    10年前はリストラが日常茶飯事だったが時代も移り変わりそこまでではなくなったか。

    10年にわたり楽しませてもらいました。ありがとうございました。

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    2020年07月15日
  • 借金取りの王子-君たちに明日はない2-

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    リストラ請負人シリーズ第2弾

    優秀な成績を収めていて、やめる必要がないのに
    「やめようかな・・」と思ってしまう女性

    部下に愛される上司

    など、今回は「こいつはやめて当然だろう」というのではない相手が多く、彼ら彼女らのその後が気になる。
    みんな幸せになっているといいのだけれど。

    恋の行方にも波乱があるか?!

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    2020年07月08日
  • 月は怒らない

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    この本はなんだ?哲学的な恋愛小説か??整った容姿だが地味な役所勤めの恭子は、ある一定の男性を瞬時に虜にしてしまうミステリアスな女。3人の男たちが同時進行で彼女に惚れ、彼女もまた三股状態を維持してしまう。出てくる男たちの思考が、女は女神(恭子)か娼婦(性欲の対象)の2択になっているのがいかにも男性的でちょっと萎える。男性読者の目線だと、恭子は魅力的なんだろうか?女の私にはちょっとわかりかねるが、変化球の恋愛小説としてはアリなのかな?感想が難しい一冊だ。

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    2020年05月22日
  • 午前三時のルースター

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    物語の出だしから父親は生きていると思っていましたが、やむにやまれぬ事情でも記憶喪失とかでもなく、逞しいギラギラした感じの印象を受けました。ページが進む毎にあとこれだけしかないけど、本当に会えるのか実は会えない設定か!?等々思いましたが「じゃあな」なんですね。
    退路を断って新しい人生を進む慎一郎君のその後をいつか読んでみたい気がします。

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    2020年04月26日
  • ギャングスター・レッスン ヒート アイランドII

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    二十歳になったアキは百人を配下にした渋谷のチームを解散後、ヤクザや政治家などの裏金を専門に強奪する犯罪プロフェッショナルの仲間になることを決意する。
    あらゆるクライム・テクニックを修得するために仲間の柿沢と桃井から様々なトレーニングを受けるアキ。
    彼の実戦デビューは成功するのか──。

    「ヒートアイランド」第2弾。
    アキが犯罪のプロになる成長物語、といったお話で、倫理的にはアレですが中々面白かったです。

    裏の顔を作るために戸籍や住所・車を手に入れたり、格闘技や銃の扱いや経済知識を学んだり…。
    物語の前半はタイトル通り、一人前の泥棒になるための修行がつぶさに説明されていきます。
    この通りに習得

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    2020年02月15日
  • ギャングスター・レッスン ヒート アイランドII

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    ヒートアイランドの2作目。
    1作目がすごく面白かっただけに、物足りなさが残ってしまった。

    アキはもっと切れ者の印象だったけど、これが渋谷の若造達のトップとプロの違いなんだろうな...
    次作はもっと物語が広く展開していくことを期待。

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    2020年02月10日
  • ヒート アイランド

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    カオルが頭脳でアキが肉体派かと思いきや、アキも鋭く、カオルも意外と沸点が高いところがある。単純なヤンキー小説ではなく、普段関わることの少ない人種層の考えや行動が巧みに入り混じっており、かつすっきりまとまってて読み応えがあった。簡潔な社会の縮図を見ているようでもあり、「ホーリーランド」と似たようなものかと思いながら読み始めてた最初の考えは吹き飛んだ。

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    2020年02月06日
  • ワイルド・ソウル(下)

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    「餓死寸前なのに物盗りになる度胸もない。かといって乞食にまで落ちぶれるにはちっぽけなプライドが許さない。」

    リアリズム、モラリズム、そして、ヒューマニズムが重なりあった完璧な小説。因果やカルマを見事に書ききっている。かっこえええと最後は胸が踊った。映画やドラマにすると、残念な気もするんだが、考えてみる。

    衛藤は大沢たかお、松尾は西島秀俊、野口はILMARI
    山本はリリー・フランキー、貴子は桐谷美玲
    ドンバルガスはビラッドピット、及川は錦戸亮、木島は藤井フミヤ
    岩永は阿部寛、田川は田中圭、秋津は香川照之

    これならありかな(笑)

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    2019年06月25日
  • ワイルド・ソウル(上)

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    「そもそも眼中にない、やたらと気を遣ってみせるだけが能の鼻毛野郎、その優しさも模造品でしかない。ろくでなし。」

    そんなのばかりが、ぐさぐさと刺さった。それぞれの『立場』をろくでもないところから、繊細なところまで、見事に描写している。

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    2019年06月25日
  • サイドストーリーズ

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    まあまあまあ、短篇は得手不得手があるので全体的な評価は 微妙になってしまいました。
    しかし、自分が思い入れがある作品のサイドストーリーはやはり気になります。
    百瀬~の田辺くんを主人公とした『鯨と煙の冒険』はよかった。百瀬~でも田辺くんのキャラクターは光っていたのでこの話が読めて嬉しかったです。
    『多田便利軒、探偵業に挑戦する』は話はどうということもないのですが、相変わらずの多田×行天コンビにニヤつきます。
    ただ全てのストーリーにJTの企画らしく必ず煙草、喫煙シーンがあって(不必要に)もうそれだけで気持ちが削がれた。
    今の世にこういう企画は合わないと思う。

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    2019年05月31日
  • 張り込み姫-君たちに明日はない3-

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     重たい海外小説の後に本棚から取り出して読み始めた。未読だと思っていたが、9年前にしっかり読んでいた。レビューまでしていた。まあ。いいかと内容を全く忘れたままで読み始めたところ、NHKでドラマ化されたものを見た記憶が蘇ってきた。田中美佐子と堺正章の脇役陣は想い出したが、坂口憲二の主役はあまり印象にない。ぼくの中でこの小説の主人公は、フィットしていなかったのだろう。坂口憲二では少しイケメン過ぎる。

     アウトソーシングでリストラを請け負う会社、というのがバブル崩壊後のこの時期には売り上げを伸ばしていて、資本金が勧めの涙みたいなこの小さな会社を舞台に、仕事の退職や移動や見直しということをポイントに

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    2019年03月28日
  • 人生教習所(上)

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    元経団連会長が主催し、そうそうたる団体や企業が後援する「人間再生セミナー 小笠原塾」。
    募集広告を目にして集まった個性的な人々は人生の再起をかけ、それぞれの思いを抱いて参加する。
    果たして彼らは人生をやり直せるのか。

    人生に行きづまった人たちが小笠原で自己啓発セミナーを受ける。
    その美しい自然と数奇な歴史に触れることによって、登場人物たちは少しずつ変わっていく。
    それだけの話なのですが、妙に心に残るものがありました。

    前半は人生の成功確率論や人生の目的設定、自己認知などのセミナーの様子が淡々と描かれ、後半は小笠原の歴史と共に生きた島民たちの体験談が語られていきます。

    セミナーを受けただけ

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    2019年02月01日
  • ギャングスター・レッスン ヒート アイランドII

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    続編だが、タイトル通りのレッスンを描いており、期待していた続編ではなかったかな。少しコミカルチックなところもあまり好みではない。3作目はどんな展開なんだろう。

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    2019年01月10日
  • ギャングスター・レッスン ヒート アイランドII

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    ヒートアイランド3作目を読んから、この2作目を読んでしまったため、ストーリー展開がわかっていたので物足りなかった。
    3作目に2作目の概要を述べているので、各ストーリーの内容はある程度わかっており、次に何がくるか、残念ながらわかっていた。

    当たり前ですが、順番通りに読み進めていただいたほうがよいです。

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    2018年12月26日
  • 狛犬ジョンの軌跡

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    中途半端だよ垣根先生。愛犬物としても弱いし、ファンタジーとしてもぼんやりしてる。これじゃ単に垣根流のこだわり30代男子の生活を見せられただけじゃん。もう少しでも心の交流を描いて欲しかった。浅すぎるよーこれじゃあ。後半どんどん面白くなってたのに、とても残念なので星3つ。

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    2018年12月16日
  • クレイジーヘヴン

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    どこか静かに壊れた思考回路の主人公、
    堕ちる生き方にしかだどりつけなかった娼婦との出会い。
    僕自身はもちろん主人公のような暴力に縁はないですが、
    なにか現代社会にはらんだ狂気、
    どんどん歪んでいく世界観に共感を覚える不思議な作品でした。

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    2018年12月15日
  • 狛犬ジョンの軌跡

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    狛犬。そう、神社、社殿の前に遂に鎮座する左右の阿吽。

    主人公が深夜に遭遇した異様な大きさの黒犬は、半死半生の状態だった。動物病院へ駆け込むと、不可解なことに判別不能の犬種で獣医も戸惑うばかり。
    やがて主人公との共同生活が始まるが...

    垣根氏らしい、人間の心の機微がつぶさに描かれる。
    社会風刺もさることながら、無常の描き方が巧み。

    法治国家であれば、罪を憎んで人を憎まずの精神であるが、法治国家でなければ。罪人に最上の苦しみで死をもって罰をあたえることは...天罰、天誅。

    次作がありそうな終わり方なので、ぜひ期待したいところ。

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    2018年12月10日
  • 張り込み姫-君たちに明日はない3-

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    リストラ請負会社シリーズ3作目。
    まぁまぁ面白いのだけど、短編だから時間がたつと忘れてしまいそうだ。
    タイトルに乗っている物語くらいは思い出せる。
    雑誌編集者のリストラっていうストーリー。
    こんな激務に耐えている人たちって本当にいるんだろうか。
    けっこう信じられないくらいやばい労働環境。
    そんな状況なので、この話の最後はちょっと納得できないかなー。
    私だったら逃げたしたくなる。

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    2018年11月29日