垣根涼介のレビュー一覧

  • 武田の金、毛利の銀

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    信長に明智光秀とくると好きになれないキャラクターであるが、これに兵法者と生臭坊主、女好きな武田武士が絡み、それなりに楽しめた。
    ただ、武田の金のエピソードが薄いのと、光秀や後の大久保長安が毛利の銀調査に行くという史実とは掛け離れたような展開が飛びすぎてて読み進めが遅くなってしまった。

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    2024年12月19日
  • 涅槃 上

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    「なにやら、生きるとは、やるせないものですな」〜「過去は変えられぬ。されど、その昔を想う今は、これからでも変えていける。その時々の在りようによって、来し方の色彩は違ってみえる。〜」〜「我らは、思い出を美しくするためにも、今を生きておるのですな」

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    2024年11月24日
  • 武田の金、毛利の銀

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    ストーリーの面白さを挙げるとしたら、光秀と新九郎と愚息、それから信玄の家臣の土屋ら4人の行く先々での掛け合いかな。
    物語の舞台となる金山銀山の描写もイメージできるし、話の軸となる金と銀の流通のしくみも学べてページを捲る手が止まらなかった。
    垣根作品はやっぱり面白い。

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    2024年11月14日
  • 信長の原理 下

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    上を読み終えてからしばらく経っていたがなんとか読み終えた。

    信長のカリスマ性が感じられる本だった。
    なぜ信長が身内に裏切られるかというのも同時に理解できた。

    信長は結果が出ない者を容赦なく切り捨てる。過去にどれだけ活躍していたとしても。

    最後に光秀が謀反を起こす過程は意外で面白かった。
    信長のプレッシャーはきつい。

    何度も繰り返し表現されるところが多かった印象。なので、読んでいて長く感じた。
    なので星3

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    2024年11月03日
  • 狛犬ジョンの軌跡

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    深夜ドライブ中の車の前に飛び出してきた黒い大きな犬。太刀川要は、衝突の傷以外にも切り付けられたと思しき傷を追った犬を保護する。自宅近くの動物病院に運び込むも犬種は不明。太刀川は黒犬を自宅で飼い始める。ジョンと名付けた犬の正体とは…。
    太刀川の調査能力がすごい。一級建築士というが探偵顔負け。なんか今ひとつ印象に残らない感じで感想がうまく出てこない。

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    2024年10月28日
  • 涅槃 上

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    主人公の直家は孤独な少年時代に豪商・阿部善定に見出される。
    商いの重要性に気付き宇喜多家の復興に活かしていく。
    紗代や柿谷など直家に惹かれた人々に支えられ成長する。
    戦や調略での直家の己の律し方が印象的。
    ダークな武将というイメージが覆される。

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    2024年10月19日
  • 武田の金、毛利の銀

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    かなりコンパクト、な印象を与える時代もの。

    光秀、信長、が出てくるわりに、地味なところに焦点が当たったものだ、と思いながらも、一エピソードとしては面白かったです。

    2024.10.19
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    2024年10月19日
  • 武田の金、毛利の銀

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    永遠に戦い続けられる者だけが生き残る。
    当然だ。戦など水ものだ。勝つ時もあれば逆に負け込む時もある。だからこそ、敵を殲滅するまで戦い続けられる財力のある者だけが、最終的には勝者となる。

    ありていな正論よりも腹の底から出た本音が人を動かす

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    2024年10月18日
  • 武田の金、毛利の銀

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    タイトルから勝手に想像していたのとは違って、戦国ドタバタロードムービー的な物語だった。ちょっと軽すぎるというか、展開が間延びしてしまっている感があり、ここもっとサラッと進めてほしいなと感じる場面が多々あった。が、メインどころ4名のやりとりはなかなか愛嬌があり、その魅力で最後まで読み切ることができた。結末はご愛嬌か。

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    2024年10月14日
  • サイドストーリーズ

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    鯨と煙の冒険(『百瀬、こっちを向いて』番外編/中田栄一)
    一服広場の謎(『防犯探偵・榎本径』シリーズ番外編/貴志祐介)
    皇帝の宿(『校閲ガール』番外編/宮木あや子)
    街で立ち止まる時(『ススキノ探偵』シリーズ番外編/東直己)
    同窓会(『君たちに明日はない』シリーズ番外編/垣根涼介)
    心の距離なんて実際の距離にくらべれば、(『遠くでずっとそばにいる』番外編/狗飼恭子)
    平和と希望と(『さよならドビュッシー』番外編/中山七里)
    ゴロさんのテラス(『春を背負って』番外編/笹本稜平)
    雁首仲間(『天地明察』番外編/冲方丁)
    落としの玲子(『姫川玲子』シリーズ番外編/誉田哲也)
    オレンジの水面(『北天の

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    2024年10月06日
  • 光秀の定理

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    『ワイルド・ソウル』や『ヒートアイランド』の著者初の歴史小説。

    数多くの作品になる明智光秀。

    本作では、永禄三年の京で牢人中の身であり、若き兵法者と辻博打で身を立てる破戒僧との出会いから始まる。

    本能寺の変が起こるまでが描かれる。

    作中、仏教哲学が引き合いに出されるが、破戒僧のキャラ立ちが秀逸で、何とも言えない面白さ。

    現代社会にまま置き換えられる。

    『室町無頼』なる作品も出ているようなので、こちらも気になるところ。

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    2024年09月18日
  • 信長の原理 下

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    定番コースだと思うが、「君たちに明日はない」、「ワイルド・ソウル」からの流れで、垣根涼介の歴史物を読み終えた。(「光秀の定理」は未読)

    信長・秀吉・家康の天下人三名の世間一般の人気はこの登場順通りだと思うが、上司として誰が良いか、というと、逆の順だろうと改めて思った。
    信長が現代の株式会社の社長であれば、解任動議が毎回出るだろう。

    信長による家康謀殺計画はフィクションの筈だが、妙にリアリティを感じてしまうのは、信長のキャラが立っているが故か。
    信長程の合理的精神の持ち主が「織田家」という価値観をほんとうに重視したのか史実としてはよく知らないが、違っていて欲しい、と思った。

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    2024年09月12日
  • 君たちに明日はない(新潮文庫)

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    極楽征夷大将軍は読む予定は今のところないのですが、
    2005年第18回山本周五郎賞 受賞作

    リストラ請負会社に勤める主人公
    依頼のあった会社のリストラターゲットとなった社員達と面談し、依願退職に持ち込むのがお仕事

    そのリストラ対象者の会社人生と人柄を描く
    File1から5
    そこそこ人間ドラマが面白かったのですが
    多少中途半端感が残るかなと思いました
    ですが、やっぱり思い直し この面談のその後は
    想像してくださいというスタンスが
    この作品の良さだと思いました
    リストラ対象者だった女性とこの主人公が
    お付き合いを始めるのですが
    まあ、お似合いのふたりですのでよろしいかと

    リストラ依頼の業種は

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    2024年09月03日
  • 信長の原理 上

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    タイトルに惹かれて読み始めた。
    二・六・二もしくは二・八のパレートの話に自然に気がついた信長がそれを家臣の統率にどう活かしたものかと逡巡するまで。

    司馬遼太郎もので元亀天正の史実(に近いもの)は一通り頭に入っていたつもりだけど、本作では信長の頭の中が記述の中心なので、飽きずに読めた。

    下巻が楽しみだ。

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    2024年08月27日
  • 室町無頼(下)(新潮文庫)

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    ネタバレ

    才蔵の鬼のような強さに圧倒される。かっこいい。兵衛と道賢の最期は悲しかった。みんな生きていてほしかったと思うほど、それぞれ好きになってた。

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    2024年07月24日
  • 君たちに明日はない(新潮文庫)

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    学生時代の同級生を自首退職に追い込む話が一番面白かった。真介の友人である山下の大学名がツボに入ってしまって涙が出るほど笑った。この大学名のどこに笑いどころがあるの?と思われるかもしれないが、小説を読んでてこんなに笑ったのは初めてかもしれない。

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    2024年07月22日
  • 室町無頼(上)(新潮文庫)

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    才蔵の人生がこれからどうなっていくのか、惹き込まれていった。道賢も兵衛も師匠も才蔵も、みんな憎めないいいキャラクター。読んでるこちらも才蔵と一緒になって、訳も分からず振り回されている。

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    2024年07月21日
  • 張り込み姫-君たちに明日はない3-

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    リストラ請負業社ヒューマン・リアクト社のエース社員村上真介シリーズの第三弾。

    リストラ面談という修羅場で現れるひとそれぞれの仕事観を見せつけられると、自ずと自分のことも顧みることとなり、同時に励みにもなる。

    4篇とも良かったが、敢えて選ぶと、2番目の「やどかりの人生」が一番良かった。
    仕事に適度に手を抜きながらも、会社に必要な最低限のリターンは確実に出し続ける、という勤務姿勢は、主人公村上真介の往時の姿と全く同じ。
    そうやって空けた時間で取り組む対象が違うだけで。作家志望のサラリーマンなど腐るほどいるのだろうけど、実際に夢を叶えるひとは極々僅かだろうし、運良くデビュー出来ても筆一本で喰って

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    2024年07月14日
  • 借金取りの王子-君たちに明日はない2-

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    生き残りの厳しい企業もあるだろうし、家庭の事情やライフスタイルも変わるし、終身雇用ってなかなか難しい。そんな事を考えさせられる小説。

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    2024年07月10日
  • 借金取りの王子-君たちに明日はない2-

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    仕事を辞めるっていう選択は必ずしも後ろ向きではなくて、周りから見たら仕事ができるからって必ずしも本人は幸せでなくて、というショートストーリーでした。
    どれも良かったのは、それぞれの話の登場人物が謙虚だったからかな。

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    2024年06月11日