垣根涼介のレビュー一覧
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ネタバレヒートアイランドの続編。
アキがプロの裏金強奪グループの仲間となる上での成長過程が描かれています。
アキ・柿沢・桃井の人物像がより鮮明になってきました。あっさり読み終わってしまったので、3巻でハデな事件を起こしてくれる事を期待します。前作もだけれど、車好きにはたまらないかも。
「トラックに追いついて、あんたが窓越しに手を振ってやる。そのあとに会うかどうかは問題じゃない。これから付き合うかどうかも、関係ない。だが、…あんたも彼女も、今よりはましな表情で一時を過ごせる。充分だろ?」
思いがけず、過去の女性と遭って動揺している桃井に向かって言った台詞。これが20歳の言葉かー(笑) -
Posted by ブクログ
ネタバレその名の通り、アキが柿沢と桃井の仲間になり、ギャングとしてのノウハウを身につけていく話。ヒートアイランドから1年、東南アジアを放浪し、帰国して、アキは柿沢と桃井の誘いに乗り仲間になる。裏金専門の強奪屋の二人につき、渋谷でのチームヘッドから大人の二人とのつきあいに戸惑いながら、ギャングとして着実に成長していく。無愛想で仕事に厳しく正確でシャープな印象の柿沢と、対称的に社交的で明るく柔らかな桃井。アキは柿沢に反発しつつ、桃井に可愛がられながら、成長していく。裏の戸籍を手に入れ、改造車を乗りこなし、銃の使い方を覚え、金の取り戻し方を覚え、そして大物の現金強奪の実戦を終えるまでが描かれる。前作のような緊迫感は後半の実戦のところからは感じられたけど、それまではおもしろくないわけじゃないけどちょっと物足りない感じ。最後に出てきた人の消息が書いてあり、桃井の過去の女性(高速で15秒のランデブーのエピソードがよかった)が最後にあっさり死んでいてびっくり。おまけにはアキの車の事故の原因となり、修理代を見事に騙しとられただめヤクザの柏木のその後。情けなさ全開だけど、ある家出中年女性との出会いから過去を振り返り、また今を生きるこじきの姿に今生きていること、今を満たしていくことを思う希望のあるラストだった。
どうでもいいけど気になったこと。桃井の着ているパッチワーク柄って…なんだかファンシー。そしていつも形容される肉厚っていうのもあって、桃井の様子がいまいち想像できない。 -
Posted by ブクログ
旅行会社に勤め、ありふれた日常への疑問を抱えて日々を送る坂脇恭一27歳。冴えない中年ヤクザと同棲し、美人局の片棒をかつぐ元OL田所圭子23歳。ある時、圭子が恭一の同僚をカモろうとしたことから、二人は出会い、絶望の底なし沼へと転がり堕ちていく。揺れる心、立ち塞がる枠―やがて、境界線を跳び越えて走り出した二人が掴んだ自由とは。 *****以上、あまぞぉ〜ん様からコピペ*****と、アラスジを自分でまとめるのがめんどくさくなる、内容の濃さ&エグさ。終始一貫して、ナニのシーンの描写がこってりエグすぎるぅ〜。んで、そのエログロエグエグ描写の合間に、垣根センセの車好きうんちくがチラホラあったりする。
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Posted by ブクログ
まず、目立つのは性描写。そのままズバリの言葉が、これでもか!ってくらい並ぶ。
でも、垣根涼介の性表現って、その露骨さに比べ、なんだか、あまりいやらしくない。
ま、でも、書いてあることは書いてあるし、苦手な人はおすすめしないけれど。
表現といえば、開き直った時の、言葉使いが好きだ。
『あたしは馬鹿だ。―だが、それがどうした。』とか。人間、開き直った時が一番強い。
それにしても、男性キャラは、どれも個性的で、魅力的なのに、女性キャラが可愛くない。
この女のどこに、惚れるの?とか思ってしまう。
以下、ちょっとネタバレかも?です。
垣根作品には、基本的に善人って出てこない気がする。
必ず、どこかに「悪」い部分があって、それを隠そうとしない。
特に今回は、出てくる人全部が犯罪者、みたいな。
まず、主人公二人が人殺しだ。
この手の話の場合、どちらかが死んで終わり、みたいなことがよくあって(なんせ人も殺してるし)、
最後の一ページをめくるまで、(作者に)いつ殺されるんじゃないかと、ハラハラしながら読んだ。
間違っても、恭一や、圭子みたいにはなりたくないし、共感も、同情もできないのだけど、殺されて終わるのは、やっぱり嫌だった。
この後二人が幸せになれるのかは、大いに疑問だが(くどいが、人殺しの二人なので)、とりあえず、死ななくて良かった。