垣根涼介のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
旅行会社に勤め、ありふれた日常への疑問を抱えて日々を送る坂脇恭一27歳。冴えない中年ヤクザと同棲し、美人局の片棒をかつぐ元OL田所圭子23歳。ある時、圭子が恭一の同僚をカモろうとしたことから、二人は出会い、絶望の底なし沼へと転がり堕ちていく。揺れる心、立ち塞がる枠―やがて、境界線を跳び越えて走り出した二人が掴んだ自由とは。 *****以上、あまぞぉ〜ん様からコピペ*****と、アラスジを自分でまとめるのがめんどくさくなる、内容の濃さ&エグさ。終始一貫して、ナニのシーンの描写がこってりエグすぎるぅ〜。んで、そのエログロエグエグ描写の合間に、垣根センセの車好きうんちくがチラホラあったりする。
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Posted by ブクログ
まず、目立つのは性描写。そのままズバリの言葉が、これでもか!ってくらい並ぶ。
でも、垣根涼介の性表現って、その露骨さに比べ、なんだか、あまりいやらしくない。
ま、でも、書いてあることは書いてあるし、苦手な人はおすすめしないけれど。
表現といえば、開き直った時の、言葉使いが好きだ。
『あたしは馬鹿だ。―だが、それがどうした。』とか。人間、開き直った時が一番強い。
それにしても、男性キャラは、どれも個性的で、魅力的なのに、女性キャラが可愛くない。
この女のどこに、惚れるの?とか思ってしまう。
以下、ちょっとネタバレかも?です。
垣根作品には、基本的に善人って出てこない気がする。
必ず、どこかに -
Posted by ブクログ
「ヒートアイランド」の続編。柿沢や桃井のキャラも一層はっきりと書かれていて、読んでいてスカッとしたりクスっとしたり。柿沢はクールでカッコよく、桃井はユーモラスで人情味もあり、暴力的な話が多いにも関わらず楽しく読めるのはこのキャラクター性が大いに影響していると想われる。残念なのは、アキの裏社会への準備段階で、車や銃器の話が専門的過ぎて長いことかな。まあ車にアツイ想いがあるのは著者のいつものこと? コロンビアでの銃器仕入れについてもリアリティがあってすごいなあとは思うけど、ちょっとくどいですかねえ。私は車好きだった時期があるのでなんとかついていけましたが、女性とかはこの時点で読むのやめてしまう可能
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Posted by ブクログ
ネタバレおもしろいことは、確かにおもしろかった。
クビ切りを仕事とするリストラ請負会社の社員、村上真介の話。
自分が実際にリストラされてたら、読めないだろうなぁと思った。
タイトルだけで読めないよ。
読みやすくて、おもしろかったんだけど、ただ……。
この主人公の村上真介のことが、どうも私は好きになれなかった。
絶対友だちにはなれないタイプ。って、向こうも別になりたくなんかないだろうけどさ。
垣根さんは、ご本人も気の強い女性が好きなのかな?と思った。
『ワイルド・ソウル』に出てきた女性も、ケイを蹴飛ばしたりして気が強かった。
あと、きっと車とかバイクとか、そういうものも好きなのね…と思った。