垣根涼介のレビュー一覧

  • サイドストーリーズ

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    サイドストーリーっていうテーマが面白かった。わたしは本篇を読んだことがあるのが偏食気味なので中田永一さんの百瀬こっちを向いてと、中山千里さんのさよならドピュッシーだけだったのでその二本を読みましたが、ファンにはたまらなく豪華であろうサイドストーリーがたくさんでした。
    大好きなあの小説たちの違う話、もっと読みたいなって思った。

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    2015年09月07日
  • 狛犬ジョンの軌跡

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    表紙が飼い犬に似てたのでつい買ってしまった。設定に無理があると思わないでもないけど、娯楽として最後まで一気読み。中盤に種明かしがされてしまっても、この飼い犬に似たワンコがどうなるのかという思いで読める。

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    2015年08月28日
  • サイドストーリーズ

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    ネタバレ

    【収録作品】「鯨と煙の冒険」中田永一…『百瀬、こっちを向いて。』番外編/「一服ひろばの謎」貴志祐介…「防犯探偵・榎本径」シリーズ番外編/「皇帝の宿」宮木あや子…『校閲ガール』番外編/「街で立ち止まる時」東直己…「ススキノ探偵」シリーズ番外編/「同窓会」垣根涼介…「君たちに明日はない」シリーズ番外編/「心の距離なんて実際の距離にくらべれば、」狗飼恭子…『遠くでずっとそばにいる』番外編/「平和と希望と」中山七里…『さよならドビュッシー』番外編/「ゴロさんのテラス」笹本稜平…『春を背負って』番外編/「雁首仲間」冲方丁…『天地明察』番外編/「落としの玲子」誉田哲也…「姫川玲子」シリーズ番外編/「オレン

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    2015年08月21日
  • 永遠のディーバ-君たちに明日はない4-

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    可もなく不可もなく。主人公は単なる語り部になったのかな。各業界の内情チラ見せして楽しかろうみたいになってるよ。飽きてきたかも。

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    2015年08月18日
  • 狛犬ジョンの軌跡

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    自宅で個人設計事務所を営む太刀川要は、気晴らしの夜中のドライブで傷ついた犬を撥ねてしまう。懸命な救助の行動と犬の生命力で助かり飼うことに。周囲の犬たちを恐怖に陥れどうどうとした獣医すら判別できぬ種類の犬をジョンと名づける。やがてジョンの秘密が明らかに。

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    2015年08月02日
  • サイドストーリーズ

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    それぞれの作品の番外編というか、タイトル通りサイドストーリーを集めた短編集です。
    読んだことがあるのもちらほら。
    名前だけ知ってて、気になってはいるけど〜というシリーズも結構収録されていて、良いきっかけになりました。

    中田永一はやっぱり面白かった。脇役だった彼がいい味だしてます。
    あとは中谷七里も。音楽シリーズしか読んでないけど、他にもいろいろミステリ出してるし、これを読む限りそっちも良さそうですね。

    初めてのものだと、「校閲ガール」「君たちに明日はない」「北天の馬たち」「まほろ駅前」が読みやすくて惹かれました。
    ぜひそのうち本編を読んでみたいとおもいます。

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    2015年07月01日
  • 月は怒らない

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    ネタバレ

    悟りを開いた人生観を持った女性の話
    人生は誰かに寄り添って生きることはできるけどその人生はいつまでも自分だけのもので交わることはない
    というのは正論だけどさびしい

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    2015年05月21日
  • サウダージ ヒート アイランドIII

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    ネタバレ

    垣根亮介の「ワイルド・ソウル」「ゆりかごで眠れ」に続けて読んだ作品。
    日系人、中南米ということで読んでみたが前2作に比べるとちょっと物足りない。

    前半はちょっとタルかったけど中盤からぐいぐい入ってしまった。
    引き続き、南米かんれんの作品を期待したい。

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    2015年02月03日
  • ギャングスター・レッスン

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    ヒートアイランドの続編と知らずに読んだ。
    思いのほか短かった。
    ページ的に番外編があったから、これで終わり感が結構あった。
    文章読みやすい。

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    2014年12月25日
  • サウダージ ヒート アイランドIII

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    ・あらすじ
    できそこないの仲間のために頑張る話
    ・かんそう
    面白い!南米がすきだな垣根涼介さんは。陽気でめちゃくちゃ。ちょっと憧れる。

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    2014年12月11日
  • 月は怒らない

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    なかなか感情移入は難しい。
    私はこれほど達観もできないし、孤独に耐えられないだろう。
    しかし、ギクリとくるものも幾つかあった。
    「私をこんなにも愛してくれている」というのは形を変えた自己陶酔。
    正論すぎた。一瞬受け入れられずにいた。
    私は完璧な自己陶酔型であったのを、この年になってようやく確認した。
    恥ずかしいと思った。
    けどそれが自分なのだとも思う。
    自分のことが好き。多分そうなのだろう。
    ただ認めたくなかった。自分がそんな陳腐なものだと認識したくなかった。
    しかし、それ自体が完璧な自己陶酔だ。
    気づいたときには、笑っていた。
    私は陳腐な生き物だった。


    また、生きるに意味もなにもない。

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    2014年12月09日
  • ボーダー ヒート アイランドIV

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    1411 アキシリーズ4作目。懐かしいメンバーの登場で懐かしさはあるけど、以前程のスピード感はなかった。それでも続きは読みたい。

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    2014年11月07日
  • クレイジーヘヴン

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    救われない。

    薄暗い闇から自由を求める若人二人。

    どことなく、『コインロッカーベイビー』や『バトルロワイアル』を彷彿させる一冊。

    主が黒すぎてコントラストが強く、白が希望に見えるが、非常に救われない。

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    2014年10月22日
  • ギャングスター・レッスン ヒート アイランドII

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    ぇー。
    あんま面白くない。。
    ①説明文長すぎ。 へぇー、アンダーグラウンドの世界ってこうやってなりたってるんだぁ。っていう知識の面では面白い一方で、いつになったら話始まるんだ!って、ちょっと途中で読むの止めようかと思った。まぁ電車の中でだったので読んだけど。
    ②ストーリーの中身は、主人公がよい青年なので、そういういみでは好印象で読めるんだけど、別になんの展開もない本で、そんなのはこれまた久しぶりだったな。
    ③最後、なぜにおまけ付けたのかもよく分かんない。

    なんか、全体として可もなく不可もないという感じだけど、最初の説明の長さと緻密・厳しさを考えれば、ちょっとメインストーリー短すぎ&甘すぎじゃ

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    2014年10月02日
  • サウダージ ヒート アイランドIII

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    再読のつもりが、同名の本と混同していて読んでいなかったことに気が付いた。
    最初はラッキーだと思ったけど、前作のような清々しさがなくて少し期待はずれかな。

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    2014年08月08日
  • 月は怒らない

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    男のひとの考える潔さは
    女の感じるそれとは全く違うんだな。

    垣根さんの書かれる女のひとは
    どうも好きになれんのぉ。

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    2014年07月26日
  • 月は怒らない

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    初めての垣根涼介作品。
    読み返したいと思うまでの作品ではなかったが、私は結構嫌いじゃないな、と思った。

    最初は全くそんなことは感じなかったが、物語が、だんだん終幕に向けて進んでいくあたりから、いきなり哲学っぽい話が出て来はじめるのが、なんか若干浮いてる感があった。
    無理やりはめた的な。
    消化しきる前に、サクサク読み進めたので、はっきりわからないが、そのあたりの部分で、おや?と思う箇所があったからかもしれない。


    タイトルいいね。
    言葉がいいとか、擬人法がいいのではなく、
    物語上で、意味がわかった時にそう思った。
    ポイントである、恭子の過去に関するキーセンテンスをダイレクト。


    意外と平均

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    2014年07月10日
  • 月は怒らない

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    こういう女性っている。女性には共感しにくいストーリーかな。もう少し激しい展開を望んでいた。
    何か物足りない。

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    2014年07月09日
  • 月は怒らない

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    市役所で働く女と数人の男達の話。

    結局は恭子もずっと迷っていたってことなのか。
    しかしこれほどの女になった過去って何だったんだろう。

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    2014年06月15日
  • 月は怒らない

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    ネタバレ

    「三谷恭子」という、市役所勤務の25歳の女性に翻弄される、裏社会の仕事をする梶原、大学生の弘樹、警官の和田という3人の男達の話。

    同時に3人の男たちと関係を持つ恭子。特別美人と言う訳ではないが、一言話すことにより彼女にたちまちひかれていく、という男達が後を絶たず、ストーカーにも何度も遭ったことが有るという。

    公園で毎週末彼女と話している病気を持つ老人との会話が、唯一彼女の内面を知ることができる場面。しかし、過去に辛い経験をしていることは匂わせておきながらも具体的には最後まで謎。もうすこし掘り下げても良かったのでは。

    展開はスピーディーで一日で読めたのだが、あまりキャラクターに魅力を感じる

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    2014年05月25日