垣根涼介のレビュー一覧

  • ワイルド・ソウル(上)

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    知らなかった、ブラジル移民の歴史。日系外国人の発祥。。。衝撃に包まれながら、先が気になり読む手が止まらない。どう着地するの⁈ 下巻へ!

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    2020年12月05日
  • 信長の原理 上

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    信長の性格を知性と暴虐によって構築されている。新しい信長像。
    蟻を観察して怠けているのは何故か、答えを必要以上に考え帰蝶にも相談する。正妻を尊敬している面もあり威厳より生身の人間を際立たせてる場面もありこの人の書く信長像は好きだなぁと思う。

    スピード感もないのでか読み終わるのに時間がかかった。

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    2020年11月25日
  • ワイルド・ソウル(下)

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    上下巻の作品って上巻がピークで下巻はそこまで……っていう経験が何度かあるのですが、この作品は上巻の勢いのまま最後まで読めた。

    最後まで、この人死んじゃう?生き延びる?捕まる?逃げ通す?これが最後の別れ?また会える?とハラハラしながら読み進められました。

    あくまでも作品の主役は復讐する側なので、キレものの警察が登場するのがだいぶ後半って言うのも面白かった。
    事件をどう解決するか、はサイドストーリーで事件を通して何を伝えるか、が重要だった。

    個人的にはケイ目線の世界も見てみたかったなあ。
    衛藤のことや自分の境遇のこと、どう受け止めて生きてきたんだろう。
    でもあの飄々としたケイのおかげで、テン

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    2020年11月13日
  • サウダージ ヒート アイランドIII

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    ネタバレ

    3.5
    シリーズ3弾。柿沢、桃井、アキに加えて、桃井の前の仲間候補だった日系ブラジル人の高木耕一で新たな仕事が始まる。戸籍乗っ取りという闇を抱えた高木は当時も柿沢達に伝えられなかった。高木と付き合うコロンビアから来た娼婦DD。アタマが悪く直情的で情熱的なDDが魅力的でもありイライラさせられる。暴力団売春などの裏社会、生々しく描かれる。なかなか面白い。サウダージ、二度と会えぬ人や土地への思慕。

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    2020年10月26日
  • 信長の原理 上

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    光秀の定理が面白かったので本書の文庫化を心待ちにしておりました!

    本作は働く蟻とサボる蟻について考える信長という形に整えられております。

    前半は幼少期から浅井長政の裏切りまでの話!

    印象的だったのは柴田勝家達を許す信長
    光秀の大抜擢
    松永久秀への信頼などの描き方が良かったと思います。

    取り敢えず下巻も楽しみ!


    因みに信長のやっている事は少年ジャンプの連載陣を決めるやり方と一緒だと思った!

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    2020年10月25日
  • 信長の原理 上

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    歴史小説にしては、とっつきやすく、読みやすい。展開も早く、戦闘シーンよりは、登場人物たちの心理描写が細かくて、面白い。

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    2020年10月23日
  • 信長の原理 上

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    戦国時代の作品は好きな部類なので興味深く面白く読める。
    一人の人物が、書き手の見方によって如何様にでも変わってしまう。
    どれが正しいのかは分からない。だから楽しい。
    下巻に期待が膨らむ。

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    2020年10月05日
  • ヒート アイランド

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    ネタバレ

    3.5
    渋谷でファイトパーティーを開くストリートギャング雅のトップ、アキとカオル。裏カジノから強奪された大金を巡って、2つのヤクザ、裏金強奪のプロ柿沢達との4つ巴の攻防を描いたハードボイルド。カオルの生い立ちも面白い。官僚の次男だが、独学を選び大検へ。自分で考えることの大切さ。アキも含め、どのグループでも各々の思惑が蠢き垣根小説らしく面白い。最終的に、アキとカオルは他の3つのグループをやり合わせ難を逃れたが、柿沢らとの力の差も。アキを誘うシーンも良い。欲望と焦燥が都市で熱を持つヒートアイランド。
    解説の大沢在昌曰く大藪春彦の後継者だろうとのこと。

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    2020年09月22日
  • 永遠のディーバ-君たちに明日はない4-

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    リストラ請負い「君たちに明日はない」シリーズ第4弾

    今回は「辞めさせる」より「できれば辞めてほしくない」人材への面接

    対象者たちがより自分に正直に、新しい1歩を踏み出すのが特徴的

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    2020年09月13日
  • 永遠のディーバ-君たちに明日はない4-

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    面白かった。同じテンポの短編小説であるが、
    いろいろな職種と人間模様があっておもしろかった。飽きずに読めているシリーズです。
    今回は「勝ち逃げの女王」がすきだったかな。

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    2020年09月03日
  • 午前三時のルースター

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    初めての垣根さん作品。
    ハードボイルドでスリル満点の面白い一冊だった。

    宝飾を取り扱う会社の社長から、孫で跡取りの少年・慎一郎の卒業旅行に添乗して欲しいと頼まれた旅行会社営業マンの主人公・長瀬。行き先はベトナムのサイゴン。

    4年前に新拠点の下見にベトナムへ出かけた慎一郎の父親が失踪していた。サイゴンの市場を映したドキュメンタリー番組で父親を見つけた慎一郎は、父親を探し出し日本に連れ戻したいと思っていた。

    長瀬の悪友・源内と3人でサイゴンに乗り込み、現地で運転手役のビエンとガイド役のメイを仲間にし父親の足跡を追うが、予想外の危険が待ち受けていた。

    遂に再会できた父子。
    父親はベトナムの地

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    2020年08月31日
  • 月は怒らない

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    微妙に揺れるストーリー、人生きていれば何らかの陰があろう。 私の幼年期ではあまり感性が無かった様なので理解が出来ないが、ある出来事での糧は出来ると思う。  しかし、この三人の職は、ストーリーに展開に味が出ていると思う。主人公の女性のイメージはいままであまり見かけないなぁ(笑)
    出逢っても環境が違うから、ピン

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    2020年08月13日
  • ヒート アイランド

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    ネタバレ

    ヤクザを相手に、チームの仲間が冒した失敗を綿密な計画と度胸で切り抜ける19歳のアキのカリスマ性が光る。終盤のシーンは息付く暇もない緊張感で一気に読んでしまい、柿沢と桃井もかっこよく敵ながら生き残ってほしいと思ってしまう。終わり方もよく続編も気になった。

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    2020年08月10日
  • 午前三時のルースター

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    ややご都合主義な感もあるが、デビュー作でこのクオリティは凄い。

    ベトナムの様子がリアルに描かれてると思う。行ったことないが。

    ブルーバード510の描写は冗長。

    オチは予想できたが、ちょっとアッサリしすぎかも。
    「もうちょっと、こう、そのぉ、何かあるだろ」と。

    勝手に

    西島秀俊
    神木隆之介
    安田顕

    伊勢谷友介
    鈴木保奈美

    津川雅彦

    でキャスティングして読んでました。

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    2020年08月06日
  • 午前三時のルースター

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    垣根先生の文章はとても読みやすく、スッと中に入ってくる。現地の空気感や匂いまで伝わってきそうな描写が素晴らしい。

    「ワイルドソウル」でハマった作者のデビュー作ということで読んだが、既に作者の世界観が出来上がっているように感じた。
    まるで自分も現地にいるようなわくわく感。途中で仲間になってくる現地人も良い味を出していた。
    内容の濃さに、ほんの数日の出来事なのだということを忘れてしまった。プロローグ、エピローグがとてもきいた一冊だった。

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    2020年08月04日
  • 張り込み姫-君たちに明日はない3-

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    「君たちに明日はない」シリーズ第3弾

    リストラ請負人のお話
    今回は希望の持てる「辞め方」が多く
    読んでいてしんどさがなかった。

    特に3つめの車のメカニックの話はいいなぁ
    こんなに世の中甘いかどうかは別として(笑)

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    2020年07月25日
  • ヒート アイランド

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    垣根さんって物語を練って、そして魅せていく天才なのかなと思っている。ワイルド・ソウルも、午前三時のルースターもそうだけど、話の種を蒔いてそれを成長させ、盛り上がりをつくる。そして何をおしてもクライマックス以後が秀逸なのだ。つくりがうますぎて叫びだしたくなる(実際に叫んだ)。
    主観的な話をすれば、この人の本は長編なのにだれないのだ。テンポがよくて話がぐいぐい進む。リーダビリティ溢れるので途中で息継ぎせずにクライマックスに入れる。クライマックスに入ってしまうと息つくひまもないので気づいたら終わっている。話がまとまっていて面白いのでそのスピードで読むと疾走感があり、読後の爽快感もすさまじい。

    あえ

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    2020年07月22日
  • 張り込み姫-君たちに明日はない3-

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    このシリーズを読むたんびにこのままでいいのか、他でもっとやりがいのある仕事をと思ったり、ここでまだ頑張れると思ったり揺れる。結局選んで行くのは自分だけど

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    2020年07月11日
  • ヒート アイランド

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    著者の作品を初読み。ならず者達が入り乱れての暴力と知略が絡み合い弾けるハードな群像劇。途中から緊迫感がすごくてドキドキしながら読んだ。たまにはこういう世界観の作品も楽しい。

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    2020年06月20日
  • サウダージ ヒート アイランドIII

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    耕一が最後に自分の本当の姿を、自分以外の誰かに伝えることができて良かった。自分という名の存在の証明。
    話は、プロフェッショナルで完璧なところに、危機があるからドラマがあって面白しろかった。

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    2020年05月19日