垣根涼介のレビュー一覧
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リーダーとして大事なのは裏切らない、切り捨てない。
そんな事が出来る人がいるだろうか?
裏切られない為に、裏切らない。
見切られないように、切り捨てない。
最終的に自分の利益を追求する人が一番多くて
次が組織の利益
そして、一番最後に他人の利益
つい最近、Yahoo!ニュースで見たのですが、日本人は自分が得をするよりも他人が得をする事が嫌なそうです。
悪く言えば礼儀正しくて意地が悪い民族らしいです・・・
本作品の主人公のリキコバヤシは理想的なリーダーです。
ネガティヴなモノに突き進んでいるため、自分を大切にしていないせいかも知れませんが、部下との約束を大事にしています。部下も大事にしま -
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『君たちに明日はない』第5弾。
リストラ請負会社『日本ヒューマンリアクト』の面接官・村上真介。
『トーキョー・イーストサイド』 老舗化粧品ブランド『コフレ』のエリアマネジャー・まりえ。
大手化学メーカー『ワコウ』に買収され…
『カネボウ』と『花王』かと。
鐘紡自体を知るだけに、なんとも…
結局は学歴は強い、なんだかんだいっても…
やっぱり。
『迷子の王様』 家電メーカー『セネッシュ』のエンジニア・時夫。
『自分が求めているものをつくる。あるいは、誰かが切実に求めているものを作る。そんなものを作る。そして、人に喜ばれる。それが、本当に報われるってことだろう。』
機能が多すぎる、そん -
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君たちに明日はない3。
リストラ請負業社『日本ヒューマンリアクト』・村上真介。
リストラなのに暗さはない。
みんな、次の一歩を自ら決めて、踏み出している。
『ビューティフル・ドリーマー』 夢想家もしくは虹を追いかける人。
英会話学校教師・優子、居場所を探し続ける。
『心のままに生きよ。そうすれば最後はきっとうまくいく』
『ヤドカリ人生』 旅行会社で年収の3倍は収益を出すが、それ以上の仕事はしない古屋陽太郎。
彼には彼の生き方が…
結末にはびっくり。まさか…
『みんなの力』 車好きでサービスのレベルを超えて整備する宅間。真介の親友・山下が…
車好きが集まり、みんなの力で、宅間が。
『張 -
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リストラ請負会社『日本ヒューマンリアクト』の面接官・村上真介。
百貨店外商部の稼ぎ頭の女子社員、女性恐怖症の生命保険会社の係長、消費者金融のイケメン店長、新潟の旅館の女性従業員…
あまり真介の出番はなかったような…
それぞれが自分で考え、自分が選んだ道へ。
リストラの話なのに、全然暗さを感じない。
『借金取りの王子』、よかったな。
宏明と美佐子。
普通の親なら、反対するよな、美佐子との結婚は。
それを諦めずに、両親を説得し続けた宏明。
宏明の仕事の大変さを理解し、いつ辞めてもいいように、自らも働き、お金を貯めていた美佐子。
ここまでやれる女性がいるなんて。
しかし、この時代の消費者金融 -
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直木賞作家・垣根涼介、初読み。
リストラ請負会社『日本ヒューマンリアクト㈱』で、リストラ対象者の面接官を担当する村上真介。
真介は、リストラ対象者のこれまでをじっくり調べて、どの選択が幸せかを考えて、対象者を導こうとしている。
対象者も、人生を振り返り、どうすればいいかを考えている。
陽子も、緒方も、池田も、日出子も。
日出子は結局、実家のとんかつ屋を継ぐんだろう。
音楽プロダクションの石井だけはまだ考えられてはいないだろうけど…
リストラって、敗者って感じが強いが…
やり方なんだろうなって感じる。
それだけでネガティブなリストラがポジティブに。
リストラ請負会社って、実在するんだ -
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数年前に日経か何かで、
お仕事小説特集ページで紹介されていて、
気になっていた一冊。
直木賞受賞作家ということで、
近くの書店で発見、綺麗な状態の本を購入できました。嬉)
リストラ請負会社に勤める村上真介の面談を中心に描かれています。
面談者(リストラ候補者)に恋をしてしまったり、
学生時代の友人と面談で再会することになったり。
私だったら、精神もたなくなりそうですが、
真介は迷いながらもタフにこなしていきます。
解決策が力強かったり、容赦なかったり。
面談者が社内の人間だと、
どうしても私情、社内政治、派閥などが影響しそうだし、
後々のしこりを最小限にするためには、
外部に委託する、とい -
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本能寺で信長が光秀に討たれるまでが下巻。働き蟻の原理は信長は以下の六人の武将にも適用されると考える。佐久間信盛、柴田勝家、丹羽長政、滝川一益、羽柴秀吉、明智光秀、落ちていくのは誰か。
結論としては佐久間信盛が落ち明智光秀が裏切る。他にも荒木村重や松永久秀が裏切るが、何故裏切ったかの考察として現代風にすると効率化を進めすぎる社長(信長)に着いていけなくなったというのが面白いが身に沁みる。キチンと出世している分ブラック企業では無いが、常に全力疾走させられるのはキツい。
最後の方は信長自身が働き蟻から外れて来たように感じた。だからこそ働き蟻であった光秀に裏切られたのではないか。それこそがタイトルにあ -
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つらい。
消費者金融の、内面の闇がすごい。さすが首都圏。怒声しか飛ばない営業報告会議はまだしも、来期のプレッシャーのかけられ方が半端ない。えずきたくなるレベル。
そこにクビ切りに入るというシビれる展開。2作目に入り、主人公チームの色もはっきり出てきた。若いのに老練した社長。アシスタントの舌足らずなお嬢さんにも癒される。実は一芸があり、かなり細かい変化に気づける、人読みの才能を持つ。この意外性がうまくストーリーにからんで深みを出していると思う。
垣根涼介さんの作品は男性が男性らしく、女性が女性らしく描かれていると感じる。今の価値観からはとかく否定されがちだが、自然と読める、という側面も見過ご