垣根涼介のレビュー一覧

  • 信長の原理 下

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    垣根氏がどのような意図を込めて描いたかは別として、結局のところ明智光秀の謀反は信長が織田陣営の全ての人を自分の都合のいいように動かせる手駒としてしか見ていないことに尽きると感じました。つまり、信長が発見したつもりになっている定理も、根底にある彼の傲慢さによる勘違いかもしれません。
    謎のままである本能寺の変の真相がこれだと言われれば納得します。

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    2025年07月05日
  • 信長の原理 上

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    一般的に言われているところの信長の長所短所はそのまま採用したうえで、配下の行動原理として2-6-2の法則を持ち出すとは、そしてそれが信長の逸話と妙にマッチしているところが確かに独創的です。
    良く知られている戰や出来事の扱いがさらりとしているところも良い。下巻が期待できます。

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    2025年06月28日
  • 午前三時のルースター

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    旅行代理店に勤める長瀬は取引先の社長に頼まれて、社長の孫のベトナム旅行に同行することになる。実は少年の父親は、ベトナムで行方不明になり、恐らくは何かの事件に巻き込まれて亡くなっていたはずなのだが…

    ベトナムを舞台とした、冒険小説。

    長いこと積読状態で、なんで本棚にあるのかも思い出せないくらいでしたが、読み始めたら、まぁ止まらないこと。スピード感が半端じゃない。

    多少ご都合主義というか「あり得ないだろう!」なところがありましたが、小説ですから、いいんです。

    タイトルの理由がわかるラストはお洒落ですね。

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    2025年06月14日
  • 光秀の定理

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    作中の言葉を用いるなら、
    「敗者は、歴史の中で沈黙するのみである。」

    明智十兵衛光秀について、彼にかかわる周りの人物の視点からを中心に描かれる物語。敗者の側の世界から、現在表となっている世界が描かれていました。

    十兵衛が信長に取り上げられるきっかけとなった理は、凡人の私には理解が追いつかないけれど、変わっていくことの意義は感じることができました。

    あと、仏教の釈迦の教えについて、知りたいと思いました。恥ずかしながら仏教徒で葬式に出たりしてるのに、本質は知らない‥まさに、これがこの国の性なのでしょうか、自分が不勉強なだけなのでしょうか‥

    いずれ、じっくりもう一度読みたい、と思う一冊でした

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    2025年05月25日
  • 室町無頼(下)(新潮文庫)

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    面白く読めた。室町時代というあまり知らない時代ながらも戦国時代でも江戸時代でもない戦国時代前夜みたいな感じかな。
    飢饉なんか誰のせいにも出来ない中で支配的な仕組みは残っててそれの限界期。
    立ち上がる無頼のお話。
    ヤクザじゃなくて無頼。
    いつの時代もこういう人がいたのかもなと思わせる作品だった。

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    2025年05月22日
  • ヒート アイランド

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    一回読んだことがある本だったね。
    途中で気が付いたから止めようと思ったけど、面白かったのでそのまま最後まで読んだ。
    文章も短く、勢いだけで進む展開は渋谷という場所柄なのか、またヤクザだからいいということはなく、銃撃戦での人の死の扱いも軽い感じだね。
    続編もあるみたいなので、この本を売るついでに手に取ってみたい。

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    2025年05月14日
  • 信長の原理 上

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    会社の上司から勧められて『光秀の定理』を読み、今回はその第二弾として本書を購入。
    戦国時代を「組織」の切り口で描かれていている一冊。結局は組織として機能した側が勝つ。そのためにリーダーができることは何か。

    今回の学びはリーダーの役割は戦略を自分が立てること。具体的な戦術については、自分が完璧だとは思わずに皆んなに議論をさせた上で判断すること。2・6・2の法則は根拠は分からないけど確かにあるからこそ、下の20%の底上げすることで当たり前の水準を引き上げることが大事だということ。最後に、自然の摂理に逆らわないこと。

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    2025年04月30日
  • 光秀の定理

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    愚息と新九郎という架空の?登場人物との接点により明智光秀を描いた作品
    作中にある博打の手法に興味を持った
    終盤は本能寺の変を架空の2人が分析しているが、少し尻すぼみな感じになってしまったのが残念
    ただ時代小説にしてはとても読みやすい作品でした

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    2025年04月15日
  • ヒート アイランド

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    2010年、一冊目。

    ハードボイルド。なかなかシビれた。
    最後まで、楽しめた。良作。

    唯一、難癖をつけるならば、主人公は19歳にしては頭がキレすぎる。そんな19歳はずるい。ずるいほどカッコいい。

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    2025年04月06日
  • 君たちに明日はない(新潮文庫)

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    面白い。

    垣根涼介さんの作品は初めて読んだが、面白い。
    タイトルは君たちに明日はないだが、登場人物全てに明日がある感じで前向きにそれぞれのストーリーが終わっていく展開も読んでいて心地良い。

    続編も読みたい。

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    2025年04月06日
  • 室町無頼(下)(新潮文庫)

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    垣根涼介らしい、漢の描写。
    たぶんにもれず「光秀の定理」から、時代小説に入ったが、この人が書くそれはいつも面白い。
    時代はどこに行っても、外道、バードボイルド、その中の美学や信念が心地いい。

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    2025年04月01日
  • 涅槃 上

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    何を読まされているんだ、という描写が続き辟易したが、それを補って余りあるストーリーにページを繰る手が止まらなかった。直家を導く年長者たちの温情とそれに応える直家の敬慕。戦国武将の駆け引きを商人の目線で描いているところも新鮮で面白かった。どなたかのレビューにもあったが新たな直家像の大河が観たい!

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    2025年03月27日
  • 室町無頼(上)(新潮文庫)

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    無法化した無茶苦茶な時代を駆け抜けた人たちを描いた作品。

    道端には死体が普通に転がっていて、明日の自分を彷彿させる。いつも死を意識しながら生きるその覚悟とは…。

    短い命を輝かせるため、生きる目標に突き進み、愛する喜びを精一杯に感じる。そんな生き様を垣間見た気がした。

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    2025年03月23日
  • ワイルド・ソウル(上)

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    前に読んだ葉真中顕『灼熱』がよかったので南米移民について書かれているという本書を手に取る。

    当初思っていたような、戦前の移民ではなく、1960年代の移民の話で驚いた。この時代になっても、棄民政策が取られていたとは。
    ただし、南米編はごく最初だけで、あとは現代の東京で外務省に復讐するパートが続く。私としては、ブラジル編がもっと読みたかったのだが。これから長い下巻、どうストーリーが展開していくのだろう。

    また、このような本にありがちな、無駄なお色気シーンはあまり要らない。書くとしても、さらっとでいいのでは?

    後半へ続く。

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    2025年03月19日
  • 室町無頼(下)(新潮文庫)

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    再読。

    映画を観て、「こんなんだっけ?」と思い、再読。
    映画も面白いが、小説ももちろん面白い。

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    2025年03月03日
  • 室町無頼(上)(新潮文庫)

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    再読。

    映画を観て、「こんなんだっけ?」と思い、再読。
    映画も面白いが、小説ももちろん面白い。

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    2025年03月03日
  • 借金取りの王子-君たちに明日はない2-

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    前作に続けて面白かった
    今作は前向きな終わり方が多く、読後のスッキリ感が増している
    本のタイトルになっているエピソード「借金取りの王子」は、こんな相手と巡り会ってみたいと思わせてくれる純愛ストーリーで、思わずホロリと来てしまった

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    2025年02月22日
  • 君たちに明日はない(新潮文庫)

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    企業の代わりにリストラ業務を代行する会社に勤める主人公と、リストラを言い渡される人々を描いた物語
    まず、設定が巧い。その上でリストラという重いテーマながら後味スッキリと明るく読める仕立てが面白い
    オムニバス的に構成されており、主人公はさまざまな会社でリストラ代行業務を進めていくが、各登場人物の背景や心理描写、とりわけ無意識下にある感情を言語化して表現する巧さが凄い
    何よりも各話のストーリーが面白く、テンポよく楽しく読めたので、続編もぜひ読んでみたい名作

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    2025年02月12日
  • 武田の金、毛利の銀

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    「光秀の定理」の前日譚。
    新九郎、愚息と光秀が武田信玄の金山と毛利の石見銀山を信長の命を受け調査しに行く。

    調査といっても戦国時代、「はい、どうぞ」と見せてくれるわけではない。おまけに武田は敵国なので捕らわれると命がない。

    光秀と新九郎、愚息の3人はどうするのか?

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    2025年02月10日
  • 室町無頼(下)(新潮文庫)

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    垣根涼介さんの歴史小説、時代小説を初めて読ませて頂きました。
    ありがとうございます。
    楽しませてもらいました。

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    2025年02月08日