垣根涼介のレビュー一覧
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垣根涼介さんの犬を題材とした作品!
過去の作品や本人の風貌からは意外としか言いようがない。と思いきや、主人公は三十代の独身で建築士事務所を開いている個人事業主!毎度お馴染みのハイスペックな車も登場します。
これは、やはり垣根涼介!と思いきや犬の正体が・・・?
解説にも書いてありましたが続編が出たらいいなぁと思います♪
建築家の太刀川は真夜中に気晴らしでドライブ!
その途中、犬を轢きかける!!?
犬は車との衝突とは違う大きな傷があり、病院に連れていく事に・・・
太刀川と謎の犬の共同生活が始まる・・・
犬を飼うって良いなぁと思ってしまいました。
躾は大変そうだけど・・・ -
Posted by ブクログ
本書で特に印象に残ったシーンが三つ。
一番印象に残ったシーンは、父親を見つけながらも、日本に戻らないとする父親から何かの資金にもなると貰った高級腕時計を成田空港から自宅に帰る車中から息子が投げ捨てるシーン。
二つ目は、エピローグの最後にある一番鶏ルースターの鳴き声に「この国、日本で鳴き声を聞かなくなってから久しい」と述懐するシーン。主人公の父親が妻子と過去を捨て、「動かせる明日がここにあるから」とベトナムに身を投じたいわくを暗示するシーンでもある。
最後は、プロローグにある成田空港のパーキングに乗り捨てられた車に駐車場の親父が「日本に戻るより楽しいものを見つけたんだろ」「今の生活を放り出して手 -
Posted by ブクログ
明智光秀がメインではない。
愚息という世捨て人の坊主と、剣術の達人である新九郎、このコンビがメインです。(架空の人物かな?)
私は戦国の歴史はとんと疎いので史実をおって正確な感想は言えないが面白い一冊でした。
長良川の争いで明智家が離散したあとから朝倉家、のちに信長に仕え、かの有名な本能寺の変まで。
歴史小説は本の中での言動にどこまで感情移入してよいかわからないけれど光秀の苦労心労はこの時代では特に辛かったであろう。
それはともかく、とにかく愚息の考え方、身分の上下に関係なく我の通すのがかっこよかった。
本当にそこまで曲げられない信念があってもこの時代大変そうに思えるけれども。
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Posted by ブクログ
ネタバレこんなリストラ首斬りに特化した会社って、きっとどこかにあると思う。今のような細分化された社会では、見事な隙間産業だ。 でも首斬り専門にするって、メンタルを保ち続けることは一般人には難しいはず。それを冷静にこなし続けられる真介は、かなりな猛者なんだろう。
もっともバイクライダーに情熱を上げた経験がある、という設定はエスカレーター人生とは違う、野生味を感じさせるものだ。一度でも本気で何かに賭けたことのある人生って、天国も見ただろうし地獄も見ている分、深さもあるのだろうか。
物語として展開も面白く、こんな風に世の中を見られるのか、と感心した。これならドラマ化もあるのではないか。何人かそれぞれの会社 -
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「『こころ』『ノルウェイの森』そして」
武術に関する垣根先生のネーミングセンスは個人的に絶品だと思う。
「吹き流し才蔵」といい、「光秀の定理」の「笹の葉新九郎」といい。道を究めた行く先は何か「さらさら」とか「ゆらゆら」みたいな物になるのかもしれない。
それはさておき、いよいよ兵衛の武装蜂起が始まる。
「世の中には、銭で買えぬものもある」と云う。兵衛の暮らしぶりを見るに上辺のきれい事ではなく、本心であるのだろう。そして、この乱れた世でのうのうと蓄財に励む既得権益をぶち壊すというのもまた真意であるには違いない。
しかし、兵衛には、何か損得の奥のその更に奥に「自らの器量を世に問う」みたいな衝動 -
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ネタバレ垣根節を堪能した。
滅亡の淵に会った宇喜多の家を一代で50万石まで持って行った直家の話し。下巻は信長、秀吉、小早川、吉川、安国寺恵瓊、黒田官兵衛など戦国のスターたちが登場して直家と絡んでくる。
最初は信長に付いたがその後毛利との軍事同盟、結局信長に付くという2大勢力の狭間で自国を大きくしながらも綱渡りの外交を展開する。そんななかで発病して54歳で亡くなってしまう。その約半年後に信長も本能寺に斃れる。さらに18年後に宇喜多家も関が原で滅びてしまう。まさに諸行無常。
作品紹介・あらすじ
死後440年、蹴りに蹴り続けられた男、宇喜多直家。その実像を浮き彫りにする。『光秀の定理』『室町無頼』『信長の