垣根涼介のレビュー一覧

  • 借金取りの王子-君たちに明日はない2-

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    リストラ面接代行会社に勤務する主人公と、以前その主人公に面接を受けた年上の女性を中心に、百貨店、保険会社、消費者金融、地方のホテルといった企業のリストラ面接の模様と、その面接された人たちの生き方の話の中編集。
    シリーズ2巻目ということで、設定も頭に入っているし、すらすら読めました。そして面白いです。やっぱり自分が早期退職勧告されたらどうするかな、いくら積まれたら心が揺らぐかなと想像してしまいます。
    消費者金融の話はエグみが強く、いくら給料が高くても、絶対こんなところで働きたくないわって思います。まあでも、借りる人がいる限り、成り立つ商売なのでしょうね。。
    最後、リストラと違うちょっと面白い展開

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    2021年04月20日
  • 信長の原理 下

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    ~2021.04.03
    誰もを信じることができない人の不幸。

    これまでの信長とは違う内面からのいやらしさ、強さ、そして、脆さを感じる本。

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    2021年04月04日
  • ワイルド・ソウル(下)

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    第二次世界大戦後のブラジルへの移民政策についての史実をベースに、移民一世・二世、テレビ局ディレクターなどの人生を絡み合わせた物語がドキュメントタッチで描かれれいる。聞くに耐えない苦しみから主人公たちがそれぞれ、どうやって解放されていくか描かれており、長編にもかかわらずいいペースで読み切ることが出来た。最後がハッピーエンドを思わされる展開になっており後味が良く、気分よく読み終えることが出来たところも★5をつけた理由のひとつ。

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    2021年03月18日
  • 信長の原理 上

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    率直に面白かったと思う。
    歴史小説として、上巻では桶狭間の合戦描写も良く描かれていた一方、現代ビジネスにも通ずる組織論としてもなるほどと書かれており、興味深く読めた。

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    2021年02月26日
  • ワイルド・ソウル(下)

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    知りたいと思っていた、南米移民の真実。
    希望に溢れ南米に行ったはずが日本政府に騙されてたんだ。歴史では習っていない真実。手の届きそうな近代の事実だからこそ考えさせられた。
    ストーリーは面白すぎる!

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    2021年02月21日
  • ワイルド・ソウル(上)

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    ネタバレ


    ブラジルに半ば騙される形で移民して地獄を見た日本人が日本政府に四半世紀ほど経ってから復讐をするというストーリー。フィクションといえども戦前のブラジル移民の事情など事実を元にして書かれていたので勉強になった。そんなひどい移民政策が昔日本で行われてたとは。気になってネットで調べたらドミニカへの移民がまさにこの小説で描かれている地獄に近いんだとわかった。臨場感のある文章が素晴らしい。特に下巻の方で松尾がマリオを助手席に乗せたままFDで狂ったように速度を上げていくシーンは息を呑んだ。小説とは思えないような緊迫感があった。あと語彙力もだいぶ上がった。難しい言葉も多く使われてて勉強になった。しかし、こん

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    2021年02月08日
  • 信長の原理 上

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    2013年に「光秀の定理」という作品が出ていて、光秀をよりわかるためには信長もよりわかるべきとのことで書かれた作品のようです。私は先にこちらを読んでしまいました。後々、「光秀の定理」を読んだとしたらこれが吉と出るか凶と出るかは不明です。本作、とんでもな面白さです。史実にかなり忠実に描かれているものと思いますが、セリフや心理描写は厳密にいえばフィクションなのだと思いますが、それにしてもこの面白さは凄い。戦国時代そのものを理解することでより誰もが知っている史実が変わってみえてきます。やはり時代をわかるということが非常に大事なんだと改めて思い知らされました。何度も言いますが、これ凄い作品です。

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    2021年02月07日
  • 室町無頼(上)(新潮文庫)

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    あっという間に読んでしまった。

    応仁の乱直前の不安定な情勢。

    この史料が少ない時代を、生々と描く。

    下巻も期待したい。

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    2021年02月06日
  • ワイルド・ソウル(下)

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    痛快。良かった。
    移民系のお話は初めて。
    ゆえに、今までに考えたこともなかった世界を知れた気がして、よかった。
    ケイのような男性に出会いたい、貴子のような女性になりたいと、思った今日この頃。
    薄い感想しか書き並べられない時点でまだまだである。

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    2021年01月28日
  • 室町無頼(上)(新潮文庫)

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    (読んだのは文庫版ではないけど検索で出てこなかったので)

    戦国時代に突入する直前の室町幕府末期ごろの話。
    なかなか物語で描かれない時代だが、その時代の殺伐とした雰囲気をありありと思い描けるように表現する筆致はさすが。
    幕府が弱体化し各地の大名同士で領土争いが起き、重税に苦しむ農民がたびたび一揆を起こし、混沌としていた時代。
    武士の末裔才蔵が、骨皮道賢に命を拾われ蓮田兵衛に見込まれて、苛烈な修行を経て兵法者として身を立て時代を生き抜く。
    目の前に提示された選択肢しか生きる術のないこの時代ならではの厳しさ、それを受け入れる潔さが気持ち良い。

    昔から垣根涼介好きだけど、時代小説もこの人の手にかか

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    2021年01月12日
  • ボーダー ヒート アイランドIV

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    ヒートアイランドシリーズ。いつも通り満足のできばえ。
    登場人物は同窓会のような印象。
    今後も楽しみなのだが続編は出るのかなぁ。

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    2021年01月11日
  • ワイルド・ソウル(下)

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    すばらしい作品だった。

    国家を相手取り主人公たちの復讐劇が成功して大団円を迎えるということはないだろうなと。

    それでも、この上ない終着点に辿り着けたと思う。

    意外だったのが、ボスは松尾の活動を了承しているものだと思っていた。

    いつも能天気なケイ、終始怒っている貴子、この2人はイマイチ好きになれなかった。
    特に貴子は喜怒哀楽が極端で、どーにもこーにも・・・

    ハードな世界の物語だったが、エピローグは笑えた。
    声を出して笑えた。

    作者の趣味なのか、今回も車の描写が濃密。悪く言えばくどい。
    車に興味のない人にはどうでもいい行が多すぎる。

    ・・・だめだ、箇条書きにしかできないくらい、興奮し

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    2021年01月04日
  • ワイルド・ソウル(上)

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    多くの現代日本人が知らないであろうブラジル移民の歴史。
    その大きな史実を土台に描かれるフィクション。

    序盤の100ページだけで1つの作品として成立するであろう濃密かつ重厚なテーマ。

    下巻でいよいよ復讐劇が幕を開けるのだが、
    おそらく彼らが望む結末には至らないのではなかろうか。

    悲しい結末でないことを願いつつ下巻へ。

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    2021年01月04日
  • 人生教習所(上)

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    努力したからと言って、必ず成功するとは限らない。しかし、成功した者は、すべからく努力している。

    手段を目的とするな。

    世界がどう見えるかは、自分次第。

    自分が考えて辿り着いた自論を文字化してくれている本。

    次は、なにが出てくるか楽しみ。

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    2020年10月01日
  • 信長の原理 上

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    面白くてぐいぐい読める。

    ちゃんと道三が父子二代であることなど
    最新の説を踏まえてあるだけでなく、
    信長は、きっとこう考えたであろうという
    仮説をうちたてていて、面白い。
    後半が楽しみ

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    2020年09月29日
  • 迷子の王様-君たちに明日はない5-

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    第5弾もサクサク読めました。相手を思っての行動は、全てが伝わることありませんが、それでも少数の人間には伝わって、だから発信者も救われる部分がある、というキレイな内容でした。

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    2020年08月30日
  • 永遠のディーバ-君たちに明日はない4-

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    第4弾もサクサク読めました。少しずつ話の毛色が変わってきたようですが、相変わらずの人間の内面は面白い。

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    2020年08月30日
  • 張り込み姫-君たちに明日はない3-

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    第三弾も、サクサク読めました。ストーリー自体は有り得ない(?)設定ですが、悩む人間模様の描写がとても面白い。

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    2020年08月30日
  • 借金取りの王子-君たちに明日はない2-

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    第一弾が面白かったので、第二弾も読んだ。やはり面白い。実際自分に置き換えて考えると、面白いだけでは済まないけど。
    SSEというアンケートは、やってみたら自分はどのように書かれるだろう、誰に対してどんな評価をするだろう、と考えた。

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    2020年08月16日
  • 張り込み姫-君たちに明日はない3-

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    ネタバレ

    4.5
    シリーズ第3弾。真介は1の33歳から35歳に。相変わらず各業界の状況もわかり中々面白い。英会話業界、旅行業界、自動車整備士業界、雑誌記者の話。特に、車好きの個人的な顧客を持つ自動車整備士宅間の話は特に面白い。マツダの自動車を愛し真摯に向き合う姿勢は胸を打つ。それを慕って自動車好きが宅間を指名する。仕事の合理化でそういった仕事を受けられなくなりこのまま仕事が嫌いになるよりはと辞める決心した宅間に、真介の友人でもある山下を始めとする宅間ファンが集まり開業試算も含めて助けにくる。人に愛され、求められる仕事。そして、みんなの力。とても素敵で泣ける。

    英会話業界はそんなに明るい感じもないらしい

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    2020年08月12日