垣根涼介のレビュー一覧

  • 涅槃 下

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    備前と美作の大半を支配した直家。
    40を過ぎ夜の話もそこそこに、信長、秀吉、官兵衛などが話の中心となり安堵する。

    織田か毛利か。
    時世を読み、あらゆる人と接見し宇喜多家が永らえる最善策を判断していく姿が頼もしい。

    上下巻と読み終え肩の荷が降りる。

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    2024年10月31日
  • 君たちに明日はない(新潮文庫)

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     垣根涼介さん3作目。本作はビジネス小説です。主人公は村上真介33歳、「リストラ請負会社」で辞職勧告を促す有能面接官‥、恐ろしい設定です。

     そもそも、人減らしの首切り専門会社なんて、あり得ませんよね。社員の個人情報を社外へ提供しているし、会社の経営難による人員削減や優遇条件での退職勧奨が適法でも、下手をすれば不当解雇にもなりかねません。
     現実社会でも、不景気やコロナ禍の相次ぐ企業倒産など、余りにも身近で切迫感があり、リアルな描写になっています。

     真介は、人の運命を預かる仕事ゆえ、手を抜かず用意周到な面接により、リストラ候補者を希望退職に追い込んでゆきます。当然、恨みを買うことも多々あ

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    2024年10月26日
  • 涅槃 上

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    宇喜田勝家の一生を描く。子供の頃に攻め込まれ城を抜けて商人善定に家族とも拾われ育つ。善定に見込まれ育つがお家再興のため家を潰された浦上家に仕え乙子を貰い一国の経営を開始する。そこから領土拡大の道のりは波瀾万丈。なかなか読むのにのめり込みます。良い! 下巻へ。

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    2024年10月25日
  • 武田の金、毛利の銀

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    明智光秀と倭寇あがりの僧愚息、剣術使いの新九郎が武田領内の金、毛利領内の銀を探ることを信長に命じられる。そこに土屋十兵衛という男が加わる。四人の個性が絶妙で、ばかばかしくもある話を読者に楽しませてくれる。

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    2024年10月21日
  • ゆりかごで眠れ(上) 新装版

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    面白かった
    これぞハードボイルドって感じ
    細かいストーリーもちゃんとあって
    2時間ドラマにもってこい

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    2024年10月18日
  • 武田の金、毛利の銀

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    けっきょく、誰が主人公だったんだろう。信長と光秀の関係が、こんな角度から描かれた作品は初めて読みました。歴史小説なのに、ずっとユーモラスな雰囲気が流れているのは、筆者の才能の感じられるところです。どこまでが史実なのかははっきりしませんが、歴史に残る人物を、ここまで肉付けさせて、物語を膨らませるところ、すごいと思います。

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    2024年10月12日
  • 武田の金、毛利の銀

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    明智光秀と友垣である愚息、新九郎、そして土屋十兵衛がメインキャラ。
    信長の命を受けて武田の金と毛利の銀の算出量を調査しにいく。愚息の倭寇だった経歴とかモンティホール問題を使った賭け事とか、それから信玄が海を目指したのは塩じゃなくて港と交易だという見方とか、土屋が武田の直臣として出てきたほぼその瞬間から大久保長安っぽい匂わせかたとか、ちょっと知っている人間の「おれ知ってます」って思いたい欲を満たす仕掛けがいろいろ。
    甲斐の湯之奥金山は土屋十兵衛との取引で情報を得て、その後スリリングな展開になるのは石見銀山。うまく忍び込んでなんとか脱出もできて結局はめでたし。小説の舞台になった土地のことはもちろん

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    2024年10月02日
  • 武田の金、毛利の銀

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    光秀。友垣大切にするイイ奴だったんだ。軽妙洒脱な垣根さんの持ち味が出た時代小説。でもワイルドな垣根さんにも戻ってほしいな。夕暮れに歩いた石見銀山の町並み。活気はなかったがいにしえの繁栄は偲ばれた。

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    2024年09月20日
  • 午前三時のルースター

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    ずっとハラハラドキドキする展開で面白かった。
    だからこそ、最後むなしい気持ちになってしまって、登場人物のみんなが救われて欲しいというか、幸せになって欲しいと思った。人それぞれ何かを抱えて生きていて、ずっと幸せな人生の人っているんだろうか…

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    2024年08月25日
  • 涅槃 下

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    正に、作者の言葉の通り「歴史は、常に勝者の都合によって捏造され、喧伝される。」もので、宇喜多直家も、多分に、実像を曲げられて伝えられている、と思われる。ただずる賢いだけで、人徳の無い人間に、大勢の部下が着いてくるとは思えない。多分、徳川幕府が汚名を着せたのだろう。そう言う僕も、かなり偏見を持っている?!

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    2024年08月21日
  • 涅槃 下

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    黒田官兵衛、小西行長など知ってる人物が出てくるのが面白い。城を追われ、孤独だった幼少期を送った宇喜多直家だが、出会った大人たちが彼の能力に惹かれ、彼を支え、復興を遂げる。三大悪党と言われているが、家臣を決して裏切らず、実直な姿が描かれている。この本を読んで、歴史の知識が増えたことがよかった。ただ結局、次代の秀家で断絶してしまうのがとても残念。

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    2024年08月23日
  • 涅槃 上

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    室町無頼で直木賞作家垣根涼介の本なので読んでみた。宇喜多直家が没落した幼少期から大名になる話。無名な登場人物ばかりだが、黒田官兵衛が出てくるので読んでみた。

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    2024年08月18日
  • 涅槃 下

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    謀略の限りを尽くしたと喧伝される宇喜多直家の弱さや人間味、商人の視点に立った感覚を描き、物語として筋が通った内容に見えた。

    面白く読めた。

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    2024年08月02日
  • 涅槃 上

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    宇喜多直家の生涯を描く。

    城を追われた幼少期から城持ちになり、三村家親の大軍勢を退けるまでを描く。

    最初は以前読んだような内容であったが、紗代と出会い、柿谷に槍術を学びという点から書き手によって異なる直家像が楽しい。

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    2024年08月02日
  • ゆりかごで眠れ(下) 新装版

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    最初はいまいち入り込めなく最後も呆気なかったが、トータルでみると面白く読めた小説だった。
    やっぱり垣根涼介の犯罪小説はとても面白い。
    仁義をひとつのテーマとしたのか。パトとパパリトのお互い嫌い合っている中でも相手を助けてやるっていう関係性が良かった。

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    2024年07月24日
  • ギャングスター・レッスン ヒート アイランドII

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    2作目もとても面白かった。
    1作目ではギャング団のリーダーだったアキが、ギャング団を解散し裏金強奪グループの一員として一人前になるために修業するという話。
    リーダーだったアキが下っ端として鍛えられていくという、アキ自身の立ち位置が前作とは正反対になっているというのも興味をそそられる設定だと思った。銃の撃ち方や車の運転の仕方、ヤマの予行練習などを経て実戦に突入するのだが、はたしてうまくいくのか。
    なお、今作で登場する憎めないキャラの柏木は『人生教習所』で再登場する。柏木のその後の人生がどうなったか気になる人は『人生教習所』もぜひ。

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    2024年07月11日
  • ボーダー ヒート アイランドIV

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    シリーズ全体を通してだけど、柿沢の仕事に対する考え方や姿勢が好きだし勉強になる。
    今作では柿沢達がやっている仕事で一番大事なことは何かという話をしていたが、それは決して柿沢達の仕事だけでなく、一般の仕事においても最も大事なことのひとつであると自分は思っている。

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    2024年07月09日
  • 涅槃 上

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     宇喜多直家が家を再興し、中国地方で毛利家に次ぐ武門に成り上がっていく物語。
     上巻と下巻に分かれていて、両方とも450ページを超える大作。宇喜多家の名前は関ヶ原で少し見るぐらいで、ほとんど知らなかったため、すごく興味深く、また面白く読めました。
     直家の生い立ちが到底武士とは言えないくらしだったことに驚きました。どこまで史実でどこまで創作がわからないですが、垣根先生の武将好きと、徹底した取材が成せる大作で、下巻も楽しみになりました。

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    2024年06月27日
  • 涅槃 下

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     宇喜多直家が家を再興し、中国地方で毛利家に次ぐ武門に成り上がっていく物語。
     宇喜多家の名前は関ヶ原で少し見るぐらいで、ほとんど知らなかったため、すごく興味深く、また面白く読めました。直家の生い立ちや町造りの考え方、黒田家や毛利家との関わりなど、どこまで史実でどこまで創作がわからないですが、その場面をありありと思い浮かべながら読めました。
     垣根先生の武将好きと、徹底した取材が成せる大作だと感じました。

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    2024年06月27日
  • ゆりかごで眠れ(上) 新装版

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    コロンビアの日系マフィアが孤児だった少女とともに来日。真の来日の目的は…
    悪役側も魅力的。警察側はクセありすぎ。下巻に期待!

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    2024年06月27日