垣根涼介のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
作中の言葉を用いるなら、
「敗者は、歴史の中で沈黙するのみである。」
明智十兵衛光秀について、彼にかかわる周りの人物の視点からを中心に描かれる物語。敗者の側の世界から、現在表となっている世界が描かれていました。
十兵衛が信長に取り上げられるきっかけとなった理は、凡人の私には理解が追いつかないけれど、変わっていくことの意義は感じることができました。
あと、仏教の釈迦の教えについて、知りたいと思いました。恥ずかしながら仏教徒で葬式に出たりしてるのに、本質は知らない‥まさに、これがこの国の性なのでしょうか、自分が不勉強なだけなのでしょうか‥
いずれ、じっくりもう一度読みたい、と思う一冊でした。 -
Posted by ブクログ
信長の密命を帯び、明智光秀が友垣2名の助力を得て武田の金山と毛利の銀山の偵察に出る。
武田領内で3人の動きを見破った直臣の土屋十兵衛長安(後の大久保長安)を石見に連れて行くことになるというストーリー。
「十兵衛よ、それを畜生根性だとわしは言うのだ。おのれの才覚と粉骨砕身ぶりに、信長は相応の対価を与えている。貸し借りはそれで無しというもので、男児というものは厚遇には感謝しながらも、個の精神としては主君からも独立した、乾いた存在であるべきだ。」
己を取り立ててくれるからと信長に入れ込みすぎる十兵衛(光秀)に友が苦言を呈す場面。
社畜に育て上げられ、その根っこを正したいと思ってる今の私には、耳の痛い言葉だった