垣根涼介のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
前半の予想から大外れはしないものの
研修の中身(島の歴史や島民の暮らし)が
割合に重くて、ただの娯楽小説では
なかったのかぁと少し驚いた。
巻末の謝辞によれば小笠原の歴史や自然、
日本への返還前後の話は実際の話を聞きながら
書かれたものとあり、今まで知らなかった
多くの歴史に触れた。
日本への返還と言えば沖縄のことしか
考えが及ばなかったが、小笠原に
激変の時代があったこと、その歴史的背景
を受けての観光産業の在り様、
読み始めの印象とは大きく変わって
考えさせられることが多かった。
セミナー後の登場人物の変化も楽しい。
主人公が語る、今の日本ではどういう生き方だって
自由だ。でもそれと引 -
Posted by ブクログ
(下)はもっと駆け抜けた!こんなに疾走感のある小説を読んだのは久しぶり…!
本題に入る前に訂正しておきたいのが、(上)のレビューで才蔵の修行について「ユニークだ」と書いたこと。(上)では彼の成長をワクワクしながら追っていたけど、冷静に考えれば半端なく命懸けである。
深手の傷を負えばまだ良い方で、身体が不自由になったり下手すれば落命することだって充分ありうる。自分ならまず生きて帰ってはこれないだろう。自分に置き換えるのもおかしな話だが…汗
そんな修羅のような特訓メニューを生き延びた彼の戦場での無双っぷりが、物語の疾走感を助長させていた!(それでいてあどけなさのギャップがまた凄まじい笑)
「だ -
Posted by ブクログ
ネタバレ面白かったー!
登場人物が魅力的に描かれてるのがまず良かった。主人公の長瀬は器用で何でもそつ無くこなす感じ。でもそんな自分について理解もしてるからたまにちょっと嫌になるという人間らしさもある。
もう1人の主人公とも言える少年、慎一郎も16歳とは思えない冷静さで子供ならではのうるささ、青さみたいなのがほとんど感じられず(彼の生まれ育った境遇によるもの)もしかしたら不自然というかこんな子供いないのかもしれんけど…読んでるぶんには無茶なことしたりせんからイラつかされんで良かった。
ベトナム現地の運転手のビエンや娼婦のメイ、長瀬の友人(と素直に言えるのか分からんくらいには仲良しこよしって感じの関係性で