垣根涼介のレビュー一覧

  • 室町無頼(下)(新潮文庫)

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    (下)はもっと駆け抜けた!こんなに疾走感のある小説を読んだのは久しぶり…!

    本題に入る前に訂正しておきたいのが、(上)のレビューで才蔵の修行について「ユニークだ」と書いたこと。(上)では彼の成長をワクワクしながら追っていたけど、冷静に考えれば半端なく命懸けである。
    深手の傷を負えばまだ良い方で、身体が不自由になったり下手すれば落命することだって充分ありうる。自分ならまず生きて帰ってはこれないだろう。自分に置き換えるのもおかしな話だが…汗
    そんな修羅のような特訓メニューを生き延びた彼の戦場での無双っぷりが、物語の疾走感を助長させていた!(それでいてあどけなさのギャップがまた凄まじい笑)

    「だ

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    2024年03月17日
  • ゆりかごで眠れ(上) 新装版

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    昔、読んだような記憶があるんだけど、新装版のこれを手に取ってしもうた。
    読み進むと、実に気持ち良く頭に入ってくる。最近の歴史物はイマイチおもろなかったが、昔の作品の方が読み応えがあるように思うのはワシだけかいな。

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    2024年03月14日
  • ゆりかごで眠れ(下) 新装版

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    昔、読んだような記憶があるんだけど、新装版のこれを手に取ってしもうた。
    読み進むと、実に気持ち良く頭に入ってくる。最近の歴史物はイマイチおもろなかったが、昔の作品の方が読み応えがあるように思うのはワシだけかいな。

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    2024年03月14日
  • 午前三時のルースター

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    ネタバレ

    面白かったー!
    登場人物が魅力的に描かれてるのがまず良かった。主人公の長瀬は器用で何でもそつ無くこなす感じ。でもそんな自分について理解もしてるからたまにちょっと嫌になるという人間らしさもある。
    もう1人の主人公とも言える少年、慎一郎も16歳とは思えない冷静さで子供ならではのうるささ、青さみたいなのがほとんど感じられず(彼の生まれ育った境遇によるもの)もしかしたら不自然というかこんな子供いないのかもしれんけど…読んでるぶんには無茶なことしたりせんからイラつかされんで良かった。
    ベトナム現地の運転手のビエンや娼婦のメイ、長瀬の友人(と素直に言えるのか分からんくらいには仲良しこよしって感じの関係性で

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    2024年03月12日
  • 信長の原理 下

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    何度も挫折しそうになりながらもようやく読破。なんで挫折しそうになったかというとシンプルに自分の知識量の無さ故…当時の方々は様々な名前を持っていて漢字も読みづらいし誰が誰だかよく分かんなくてついていけなくなる瞬間が何度かあった。
    途中から物語の大枠だけ捉えられるように、あまり気にしないことにした(笑)
    でも織田信長だけでなく、それぞれの登場人物の心の移り変わりなども事細かに描いていて、読んでいる時は感情的に心が揺れ動き、あとがきを読んでいろいろと納得。
    好きだなと思った人は松永久秀。彼と織田との関係が好きだった。もちろん主人公は織田信長なので、自然と信長に肩入れをしていた私…ラストはグッときて静

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    2024年03月10日
  • ヒート アイランド

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    懐かしの映画「ロックストック&トゥー・スモーキング・バレルズ」を彷彿させるスピード感ある展開。作者らしさも随所に感じられる。

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    2024年03月04日
  • 信長の原理 上

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    戦国時代は明智光秀入りの私にとって、織田信長ほどの暴君は他におらん!と恐ろしくなっていたが、この本を読んで、信長も推せると思った笑。いろんな人が登場して訳分からなくなったけど、全体の流れはしっかり伝わってきましたぞ!
    心にハッときたフレーズを逐一書き留めているけど、この本に登場する信長のサッパリとした考え方はとても素敵だったし、たわけモードの信長の心情にとても共感できて、記録が膨大な量と化してしまった。下巻も楽しみ!

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    2024年02月21日
  • ゆりかごで眠れ(下) 新装版

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    リーダーとして大事なのは裏切らない、切り捨てない。
    そんな事が出来る人がいるだろうか?
    裏切られない為に、裏切らない。
    見切られないように、切り捨てない。

    最終的に自分の利益を追求する人が一番多くて
    次が組織の利益
    そして、一番最後に他人の利益

    つい最近、Yahoo!ニュースで見たのですが、日本人は自分が得をするよりも他人が得をする事が嫌なそうです。
    悪く言えば礼儀正しくて意地が悪い民族らしいです・・・


    本作品の主人公のリキコバヤシは理想的なリーダーです。
    ネガティヴなモノに突き進んでいるため、自分を大切にしていないせいかも知れませんが、部下との約束を大事にしています。部下も大事にしま

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    2024年02月12日
  • 人生教習所(上)

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    社会人になってから定年退職した方まで、楽しめる作品と思いました。
    人を外見で判断してしまいがちですが、働く楽しみ探しには、是非お薦めです。

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    2024年04月13日
  • 室町無頼(上)(新潮文庫)

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    結構面白いです
    室町時代の物語は、だいたいハズレるけど
    江戸時代の浪人の立身出世のようなストーリーで
    なかなか読み応えあります

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    2024年01月05日
  • 迷子の王様-君たちに明日はない5-

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    『君たちに明日はない』第5弾。

    リストラ請負会社『日本ヒューマンリアクト』の面接官・村上真介。

    『トーキョー・イーストサイド』 老舗化粧品ブランド『コフレ』のエリアマネジャー・まりえ。
    大手化学メーカー『ワコウ』に買収され…

    『カネボウ』と『花王』かと。
    鐘紡自体を知るだけに、なんとも…

    結局は学歴は強い、なんだかんだいっても…
    やっぱり。

    『迷子の王様』 家電メーカー『セネッシュ』のエンジニア・時夫。

    『自分が求めているものをつくる。あるいは、誰かが切実に求めているものを作る。そんなものを作る。そして、人に喜ばれる。それが、本当に報われるってことだろう。』

    機能が多すぎる、そん

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    2024年01月04日
  • 張り込み姫-君たちに明日はない3-

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    君たちに明日はない3。

    リストラ請負業社『日本ヒューマンリアクト』・村上真介。
    リストラなのに暗さはない。
    みんな、次の一歩を自ら決めて、踏み出している。

    『ビューティフル・ドリーマー』 夢想家もしくは虹を追いかける人。
    英会話学校教師・優子、居場所を探し続ける。
    『心のままに生きよ。そうすれば最後はきっとうまくいく』

    『ヤドカリ人生』 旅行会社で年収の3倍は収益を出すが、それ以上の仕事はしない古屋陽太郎。
    彼には彼の生き方が…
    結末にはびっくり。まさか…

    『みんなの力』 車好きでサービスのレベルを超えて整備する宅間。真介の親友・山下が…
    車好きが集まり、みんなの力で、宅間が。

    『張

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    2023年12月08日
  • 君たちに明日はない(新潮文庫)

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    2007年刊。退職召喚のアウトソースを生業とする30代男性主人公。なにやら、いけ好かない主人公かな…と思いつつ読み進めていくと印象が大きく変わって行くように書かれていて面白い。仕事的にかなり心気臭く泥臭い、殺伐とした内容だなぁと思いつつ読み進めるが、様々な登場人物の置かれた上記・視点で描く事で泥沼にハマらずに読める。生身の人間臭さプンプンなので、それが苦手な人には勧められない。それこそ共感・間接体験の面白さがある!と感じる人にはお勧め。私は中間なので「4」としました。

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    2023年12月03日
  • 信長の原理 下

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    読み応えがあった。
    上巻は少し中弛みを感じたが、下巻の原理に向かって一人一人が向かって行く描写が面白かった。

    結局光秀も信長も貫いてカッコいい。
    個人的に秀吉と家康は変わらずいまいち。

    歴史小説は今のところ4冊だそうなので、他の
    2冊も読みたい!
    『室町無賴』『涅槃』

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    2023年11月28日
  • 君たちに明日はない(新潮文庫)

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    クビ切り面接官のお話かと書いてあったので人事や法律のお話かなと思ったけど、働く人への応援小説でした!
    個性豊かな人物がたくさん出てきて、ワクワクします。
    人生の半分以上を占める『労働』とうまく向き合うきっかけになりそうな小説!

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    2023年11月08日
  • 借金取りの王子-君たちに明日はない2-

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    リストラ請負会社『日本ヒューマンリアクト』の面接官・村上真介。

    百貨店外商部の稼ぎ頭の女子社員、女性恐怖症の生命保険会社の係長、消費者金融のイケメン店長、新潟の旅館の女性従業員…

    あまり真介の出番はなかったような…
    それぞれが自分で考え、自分が選んだ道へ。
    リストラの話なのに、全然暗さを感じない。

    『借金取りの王子』、よかったな。
    宏明と美佐子。
    普通の親なら、反対するよな、美佐子との結婚は。
    それを諦めずに、両親を説得し続けた宏明。
    宏明の仕事の大変さを理解し、いつ辞めてもいいように、自らも働き、お金を貯めていた美佐子。
    ここまでやれる女性がいるなんて。

    しかし、この時代の消費者金融

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    2023年11月03日
  • 張り込み姫-君たちに明日はない3-

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    リストラ請負会社で働く者を主人公にしたシリーズものの3作目。退職を提案されることで皆、最初はショックを受けるも、これまでの自らの仕事への向き合い方やこれからの人生を考えるきっかけになる。今の会社に居続けるか、覚悟を持って新しいことにチャレンジするか、その選択の背中を押してくれる作品。4編どれも面白かったが『みんなの力』が特に良かった。

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    2023年10月30日
  • 迷子の王様-君たちに明日はない5-

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    君たちに明日はないのシリーズ最終本。
    今まで他人の退職を促してきた真介が、今度は自分の将来を考えることになる。人との出会い、それが一期一会てあろうとも、その人達と関わり続けてきた彼の人柄が滲み出る。
    年上の彼女とはその後どうなるのかも気になる。

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    2023年10月28日
  • 永遠のディーバ-君たちに明日はない4-

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    著者、垣根涼介さんはバイクや車、音楽にかなり精通していることがわかる。
    いろんな業種の内部事情が垣間見れるのも楽しみの一つ。
    世の中の8対2の法則も面白い。例えば国民には5%の富裕層と、高給与所得者を含む15%の小金持ち、そして残る80%のなんとか生活している層に分かれる。
    パレートの法則と言って、利益集団の中では必ず、2割の優秀者と、残る8割の可もなく不可もない層に分類される。そしてその2割の優秀な人材だけが、実は組織全体を実質的に動かしているそうだ。

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    2023年10月17日
  • 君たちに明日はない(新潮文庫)

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    直木賞作家・垣根涼介、初読み。

    リストラ請負会社『日本ヒューマンリアクト㈱』で、リストラ対象者の面接官を担当する村上真介。

    真介は、リストラ対象者のこれまでをじっくり調べて、どの選択が幸せかを考えて、対象者を導こうとしている。
    対象者も、人生を振り返り、どうすればいいかを考えている。

    陽子も、緒方も、池田も、日出子も。
    日出子は結局、実家のとんかつ屋を継ぐんだろう。

    音楽プロダクションの石井だけはまだ考えられてはいないだろうけど…

    リストラって、敗者って感じが強いが…
    やり方なんだろうなって感じる。
    それだけでネガティブなリストラがポジティブに。

    リストラ請負会社って、実在するんだ

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    2023年10月10日