荻原浩のレビュー一覧

  • 二千七百の夏と冬 : 下

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    2000年以上前の縄文時代が舞台とは思えないほど、描写は目に浮かぶように美しく、寒さも冷たさも花の色の美しさも匂いまで感じられるような物語。

    自然と共に生きること、
    文明の進化と便利になることで失うこと、
    違う民族を受け入れないこと、
    幸せとはなんだろうか、
    といろいろ考えさせられました。

    時代区分は現代の線引きであって、縄文人と渡来系弥生人がこのように出会い、交流している時代もあったのだろうな。

    縄文人にお米がもたらされたように、今私たちがいる時代も、新しいAIというものがもたらされ、どんなふうに価値観が変わっていくのだろう、と思いを馳せています。

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    2026年08月10日
  • 砂の王国(下)

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    ホームレスと宗教の話。口コミや信者のヒエラルキーを使ってどんどん宗教を大きくしていく様が面白かった。後半、自分だけが頑張っていると周りにイライラしていたのに、実は自分が組織にとって不要な存在だったのか…の箇所は実際そういうのありそうだと思った

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    2026年08月09日
  • 幸せになる百通りの方法

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    7つの短編。半分以上は面白かったからアタリかな。タイトルの『幸せになる百通りの方法』は…
    短編に出てくる人々の幸せとはなんなのかと、人により全く違うということだけは分かるけど。

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    2026年08月08日
  • 二千七百の夏と冬 : 上

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    縄文時代の男性の人骨が発見されたことから、現代と縄文時代が交互に描かれる物語。
    縄文時代という、史料も記録もない時代のことなのに、とてもリアルで情景が目に浮かぶようで引き込まれます。
    いろいろな謎がでてきた(上)。
    その謎が解き明かされる(下)が楽しみでしかない。

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    2026年08月06日
  • 笑う森

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    人間は、完全に善良でなくても、誰かを少しだけ助けることができる。

    登場人物たちは皆、弱さや罪、身勝手さを抱えている。誰も完璧な善人ではなく、差し伸べる手も途中まで。それでも、その不完全な善意が少しずつつながり、ひとつの命を森の外へ連れ戻していく。

    そして、森から生還したのは真人だけではなかった。

    真人に出会った大人たちもまた、罪悪感、虚勢、絶望、過去への後悔という、それぞれの暗い森の中で立ち止まり、少しずつ出口へ向かい始める。

    誰かを救おうとした小さな行為が、結果として自分自身を救うこともある。人間の弱さを否定せず、それでもなお人を信じたくなる物語だった。

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    2026年08月05日
  • 明日の記憶

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    ネタバレ

    恐ろしい病気だけれど若年性アルツハイマーは誰でも起こりうる病気だと思うし、今回本をとおして学ぶことができて良かった。
    少しずつできなくなっていく、忘れたことさえ忘れるという恐怖と戦いながら進んでいかないと行けないところがつらいなと思う。
    娘や妻、孫の顔さえわからなくなってしまうという周りのショックもあるだろうなあと思う。
    妻の名前を忘れたけど、綺麗な人、素敵な名前だという印象は変わっていないところに心があたたかくなった。
    読み終わったあと映画の予告を見たためよりイメージが深まった。

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    2026年07月29日
  • オロロ畑でつかまえて

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    ネタバレ

    名前が面白そうとのことで友達が選んでくれた作品だったけど、中身も面白かった…!
    深く考えなくていい本!!

    村の雰囲気からホラーに繋げていくのかと思えばそうではなく、見ててヒヤヒヤする村おこし大作戦が始まった…!ドタバタ感が好みだった。

    騒動の顛末は置いておいて、村おこしをしようと動いたことが大事だったのだとしみじみ思う…

    慎一たちは何もなさそうな村に何かを起こそうとするけど、実際何もないことはなかった。
    騒動後、得体の知れない特産物やかなり面白い村人などなど、手付かずのままゴロゴロ転がっていた宝石の原石が一段と磨かれたような気がした。

    何もないようで何かある、そんな田舎はもしかしたら至

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    2026年07月27日
  • それでも空は青い

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    7つの短編集
    心温まる話も
    ちょっとホラーじみた話もあったが
    どの話も読みやすくさらさら読めた

    7編の中で最初と最後の野球に関係する話が
    心に残っている

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    2026年07月27日
  • 僕たちの戦争 <新装版>

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    ぐんぐん読めた、最後はそこで終わるのかあ〜…となったけど、こういう終わり方の方が良いのかもしれないなと思ったりもした
    時代や環境で考えは変わるけど、今と昔と違わないところもある…一生懸命に生きれば想像のつかない将来になっているのかも?特攻はうわーん涙 となる…吾一が平和な幸せを感じられたのはよかった、でも健太には帰ってきて欲しい、みんな生きていて欲しいけど…

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    2026年07月25日
  • 千年樹

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    面白いがしばらく大木にひとりで近づけなくなる。ゾッとする。後味が悪いものが多いがすべてなぞに引き込まれて読むのがやめられなくなる。

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    2026年07月21日
  • 噂

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    刑事のコンビがとても良かった。
    年齢も階級も所属も違うけど、リスペクトし合っていて、お互いの得意とすることろを最大限に発揮して解決に繋げる過程がとてもかっこよかった。

    それだけにラスト1行は…すごい
    なんとなく最後のページをめくる直前に予想はついて、嫌な予感はあって、それでもマジか!と衝撃だった。

    読み終わってすぐにパラパラと最初から読み返したくなった。
    犯人については伏線というより描写そのものがヒントになっていて、これは小説ならではだなと感じた。

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    2026年07月20日
  • 笑う森

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    小樹海、壮大な大自然、遭難した中で懸命に生きる真人くん、とても素敵なお話でした。鵺と呼ばれる合体樹、見てみたい。

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    2026年07月13日
  • 噂

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    正に最後の一行!えーって声が出た。平成を思い出す、懐かしい部分がたくさんあった。とにかくラストは衝撃

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    2026年07月10日
  • 海の見える理髪店

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    日常の中に訪れる、好ましくない非日常。
    日常の中で、それをどうやって受け入れていくのか。今ある日常の過ごし方を考えた。

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    2026年07月09日
  • 噂

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    ネタバレ

    二度読み必至、という紹介に惹かれて。作家さん初読みなのだけど、優しい物語を書くイメージのある荻原さんはこんな作品も書いてたんだなぁ。
    娘を想う父親の面と、刑事としての立ち位置に迷う小暮と、見た目の若さから舐められがちだけど観察力の鋭い名島のバディが、だんだんと息の合ったチームになっていくところがすごく良い。だからこそ、この2人には幸せになってほしい、と思っていたところに最後の最後で衝撃の事実が。。脱力というか、「なんでよ〜〜」って気持ち。でも、小暮と名島が少しずつ着実に犯人に近付いていく様子が面白かった!

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    2026年07月07日
  • 明日の記憶

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    広告会社の部長の佐伯は、なんとなく頭の中に靄がかかったような状態であることに気がついていた。ある日、打ち合わせの約束を忘れ、大目玉を食らったと思ったら、同じ会社の社員の名前も思い出せない。仕事を休み、妻に連れられていやいや受けた検査で予想もしなかった病名を告げられる。若年性アルツハイマー。佐伯はまだ初期だからと仕事を続けようとするが、症状は日に日に進行して…。

    怖ー。
    荻原浩らしく、軽快にストーリーは続いていくし、とてつもない困難のようなものはなく、佐伯の日記のような軽い書き口ではあるが、じわじわとしみ出してくるような、押しつぶされるというよりも、気がついたら周りの色が変わっているような恐怖

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    2026年07月03日
  • 家族写真

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    さすが荻原浩さん
    ホッコリからお笑い、そしてオイオイ正気か?と思わせる設定のものまで楽しませてくれる。
    『しりとりの、り』はおもしろかった(^^)
    こんな家族理想だな。

    余談
    最近ホントに老眼が加速して読書が捗らなくなってきました。
    でも自分のペースでいきたいと思います。
    よろしくです。(^^)

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    2026年06月30日
  • 海馬の尻尾

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    どきどきハラハラしながら読んだ、だいぶ非現実的だけどおもしろかった
    最初の凶悪ゾーンは嫌な気持ちになるけど

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    2026年06月25日
  • 笑う森

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    1/3ぐらいまでは読み進めるのがしんどくて、、主人公以外の登場人物たちに魅力を感じず、また本筋以外のエピソードが長くて、、だけどそれを過ぎたあたりからは引き込まれました!
    意外と水戸黄門的な痛快な成敗劇もあり、読後感はとても良かったです。

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    2026年06月24日
  • 笑う森

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    ネタバレ

    途中までは「?」だったけど中盤ぐらいから面白くなってくる。
    リレー形式で真人がどう過ごしていたのかが徐々に明らかになっていくのが面白い。
    ヤクザの人がいい人。

    SNSで特定をして追い込んでいく流れは面白かった。

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    2026年06月13日