荻原浩のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレ読み始めた時は『ブラック企業で働く俺 お祭りで掬った金魚がビショビショの美少女になったので同棲することになった件』というようなラノベタイトルが頭に浮かび、大丈夫か?と心配になったが、ファンタジーと現実のバランスが絶妙でスラスラ読めた。
何よりリュウが可愛い。昔の中国から脈々と続く復讐の旅路での途切れ途切れの記憶だけ持っている、無垢な女の子。潤の関わり方も愛にあふれていて、うるっときた。特にオキチモズクが枯れてしまって右往左往するシーンが好きだった。
そして結末が…ミスリードに騙されてたので「そっちかー!」と…
でもそうすると何故最初に出会った時に復讐しなかったのか?そもそもなぜ記憶が消えてしま -
Posted by ブクログ
自分を失っていくこと、できることが減っていくことがどれだけ恐ろしいのか考えずにはいられない。
もし、自分がアルツハイマーになってしまったら
読み進めて行くのが苦しい。
確実に病気が脳を痛めつけ、人格すらも変えていってしまう描写は残酷とも言える。
ラストは悲しく思った。
人によっては感じ方は違うのかな。
でも、救いがないわけでもなかった。記憶はなくなっても愛情は残っていたんじゃないかな。そうであって欲しい。
自分が生きているうちにできること、したいこと、残せることはなんだろうそんなふうに考える契機になった。
それでもやはり怖い病気だなー、人ごとじゃない誰でもなりうる。そのことを忘れずにいよう。