荻原浩のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレ面白かったぁ。星は付けられるなら4.5を付けたい。
ゴリゴリのミステリーってよりかは人間社会とかに焦点を当てたサスペンスって感じだったかな。犯人当てが好みの方はちょっと物足りないかも。僕はそれよりもそうだったの!?って展開があれば満足できるからこの本はかなり好みの部類だった。
この本のそうだったの!?ってなったのはサキが死んでたところだった。犯人視点でサキの事は書かれてて、犯人は狂っちゃって生きてるように書かれてるから気づきようがないんだけど、それでもビックリしたし楽しめた。死んでる人を生きてるように書く叙述トリックは、何個か読んだことあって、どれもちゃんと読めば気づけるようになってるけど -
Posted by ブクログ
神森という小樹海と呼ばれる森。
その森で行方不明になった5歳児の真人。
真人には自閉スペクトラム症(通称ASD)の発達障害があり、
一向に行方がわからないこともあって、その生存は絶望視されていた。
だが行方不明から一週間が経過して真人は発見、無事に保護された。
救出された真人は特に衰弱している様子もなく、
この一週間の間、水分と食料はちゃんと取っていたとみられている。
当の真人は「クマさんが助けてくれた」と語るのみで全容は把握できない。
母の岬、そして義弟の冬也は真人が行方不明の一週間を解明しようと動き出す。
そして真人が行方不明の一週間の間、
森に迷い込んだ4人の男女の存在が発覚していく。
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Posted by ブクログ
「恋愛」をテーマにした
5名の作家さんによるアンソロジー
収録は以下の5作品
「あなたが大好き」 奥田英朗
「銀紙色のアンタレス」 窪美澄
「アポロ11号はまだ空を飛んでいるか」 荻原浩
「ドライビング・ミス・アンジー」 原田マハ
「シャンプー」 中江有里
窪美澄さんの作品は『夜に星を放つ』で既読だったが、好きな作品なので再読した。
他作品は、私は初めてのものばかりだった。
どの作品もそれぞれに趣が違っていて、個性豊かで、色々な恋愛模様がたのしめる。
こんなに大当たりばかりのアンソロジーは、なかなかないと思う。しいて選ぶなら、私は荻原浩さんの作品が特にグッときた。
読んでいて気恥ずかし -
Posted by ブクログ
ネタバレ読み始めた時は『ブラック企業で働く俺 お祭りで掬った金魚がビショビショの美少女になったので同棲することになった件』というようなラノベタイトルが頭に浮かび、大丈夫か?と心配になったが、ファンタジーと現実のバランスが絶妙でスラスラ読めた。
何よりリュウが可愛い。昔の中国から脈々と続く復讐の旅路での途切れ途切れの記憶だけ持っている、無垢な女の子。潤の関わり方も愛にあふれていて、うるっときた。特にオキチモズクが枯れてしまって右往左往するシーンが好きだった。
そして結末が…ミスリードに騙されてたので「そっちかー!」と…
でもそうすると何故最初に出会った時に復讐しなかったのか?そもそもなぜ記憶が消えてしま -
Posted by ブクログ
自分を失っていくこと、できることが減っていくことがどれだけ恐ろしいのか考えずにはいられない。
もし、自分がアルツハイマーになってしまったら
読み進めて行くのが苦しい。
確実に病気が脳を痛めつけ、人格すらも変えていってしまう描写は残酷とも言える。
ラストは悲しく思った。
人によっては感じ方は違うのかな。
でも、救いがないわけでもなかった。記憶はなくなっても愛情は残っていたんじゃないかな。そうであって欲しい。
自分が生きているうちにできること、したいこと、残せることはなんだろうそんなふうに考える契機になった。
それでもやはり怖い病気だなー、人ごとじゃない誰でもなりうる。そのことを忘れずにいよう。