荻原浩のレビュー一覧

  • 我らが緑の大地

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    人類存亡の危機。人間の脳や身体を操る植物、植物にマインドコントロールされる人間。そこにAIまで参戦。怖い怖い話だけど、どこまでが科学的事実なのか?伊坂さんの「楽園の楽園」でも書いたが「 Nスペ「超進化論」ともシンクロ。神をも畏れぬ遺伝子操作や温暖化、文明批判小説であり、地球の支配者気取りで身勝手で傲慢な人類への警告小説。「自分以外の他者への想像力を働かせ、自分たちだけでは生きられないことを知り、闘うより共存するほうが利が大きいと悟ることだ」味方の植物もいてちょっと救われた。たくさんの人に読んでほしい。特にワガママし放題の超大国の指導者の皆さんに。

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    2025年05月09日
  • ストロベリーライフ

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    ストレートでとても読みやすかったです。
    恵介の不器用だけど、闇雲に前に進んでいく性格も好感が持てました。
    農家の仕事は全くの無知でしたが、こんなに手間暇かけ愛情を持って育てた作物が、立派に実り、人に美味しいと言って貰えるなんて、何よりもやりがいのある仕事だと改めて感じました。
    1人ではやれる事が限られてしまう。昔ながらのやり方にこだわって視野も狭くなるけれど、これからは皆んなで自分の得意分野で協力していく時代なんだね。
    これからの農業に少し明るい未来が見えた気がします。

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    2025年05月07日
  • 二千七百の夏と冬 : 下

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    期待してなかったからなのかな…とても心に残った本でした。
    現代の10代の生き方と全く違う価値観や生きづらさ等比べる事は出来ない、理解し合える事も出来ないけど、恋愛で国の違い、育ちの違いで共通するところもあったり…
    とにかく 今の時代に産まれて良かったなぁと思える

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    2025年05月05日
  • ストロベリーライフ

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    コロナ禍で、家の庭で、プランターでお花や野菜栽培を、初めてやってみました。きゅうり、レタス、ミニトマト、苺もやりました!本当、野菜も育てるのは、大変だなぁと思います!買った方が、楽だし、安いです、が、やっぱり、自分がそだてた、採れたてが、一番美味しいです。この小説の主人公の葛藤と大変さと、家の事情で悩んだ気持ちが、とても良くわかるような気がしました。面白かったです。

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    2025年03月15日
  • 猫さえいれば、 たいていのことはうまくいく。

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    色んな著者さんがいらっしゃったので、それぞれの猫の世界が描かれていました。
    猫が中心でもあまりグロい展開は想像していなかったのでそのため星4にしましたが、その他の作品はどれも猫という存在が中心に描かれていて読んでいて幸せな気持ちになりました。
    石田祥さんの作品は特に好きでした!

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    2025年03月12日
  • 家族写真

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    娘の結婚、加齢に肥満、マイホーム購入、マネキンと暮らす男、旅行道中での家族でのしりとり、父親の脳梗塞……同年代なら共感できる短篇集。
    胸がほっこりします・・やはりはずれないですね、荻原小説。

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    2025年03月07日
  • 二千七百の夏と冬 : 下

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    読みづらい点もあった上巻から下巻は一気に2700年前の世界に引き込まれていきました。戦、戦争は嫌いです。しかし人の歴史は戦の歴史でもあると考えさせられました。

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    2025年02月28日
  • 誘拐ラプソディー

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    この設定が好きです。
    よくある?道を外れた大人と無邪気な子供の友情。
    映画「パーフェクトワールド」は今でもマイベストムービーです。

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    2025年02月23日
  • 猫さえいれば、 たいていのことはうまくいく。

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    ネタバレ

    猫好きだし、好きな作者が含まれいたので。

    好きな作者、若竹七海の「神様のウインク」は
    文字通り沈みつつある公団に住む中学生の話。
    幼い頃の火傷の痕が顔にある少年は、
    母親はいるが顔を合わせてもらえず、
    母親に代わって祖母の面倒をみるヤングケアラー。
    その相方は、
    そんな火傷の痕なんて大したことないと言って、
    父親によるたばこの痕で水玉模様になった尻を見せた同級生。
    相変わらずひりりとした話で、かつミステリー仕立てで面白かった。

    他の作者は全くチェックしておらず期待もしていなかったが、
    「オロロ畑でつかまえて」の作者はYouTubeでバズった猫の秘密、
    「ある日、あひるバス」の作者は四代に渡って会社にいる猫たちの社史の話を描いていて、
    どちらも面白かった。
    猫がいる会社、うらやましい。

    さらには、見合いをしたら猫飼い同士だった話や、
    夜のコインランドリーで黒猫と会う濱氏も良かった。
    とにかく粒ぞろいの猫アンソロジー、
    いやそこはニャンソロジーか。

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    2025年01月28日
  • オイアウエ漂流記

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     小型飛行機が悪天候のため遭難し、乗客が流れ着いたのは無人島。
     そこで繰り広げられるサバイバル生活。
    こんな状況でも、周りに威張り散らす上司や日焼けを気にする女性。
     個性豊かな登場人物がコミカルでした。 

     同時に、魚の釣り方や、ヤシの実の取り方、火の起こし方などサバイバルの知恵が詳細に書かれてありいざという時(?)役に立ちそうでもあった。

     細かな情景描写のせいで、700ページ弱の超長編ではあったが、そのおかげで私もサバイバルしているような臨場感たっぷりの中楽しく読めた。

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    2025年03月31日
  • 猫さえいれば、 たいていのことはうまくいく。

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    猫尽くしアンソロジーということで、手に取りました。
    タイトルと中身は…とりあえず全てのお話に猫ちゃんが出てきます。

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    2025年01月13日
  • 月の上の観覧車

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    全編にもの悲しさや温かさが散りばめられた、短編集。きっとこうゆうお話を描く萩原氏は優しい方だと思います。僕の生きた時代より少しだけ古い設定でしたが、それがさらにグッときました

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    2025年01月06日
  • メリーゴーランド

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     現在の地方公務員がこういう実態なのかどうかは分からないけど、古いやり方に固執したままの上司に逆らえない状況や妙な忖度など共感できる部分はあった。
     家族が壊れないでいてくれて良かった。

     アテネ村のイベントに行ってみたいなぁ。劇団ふたこぶらくだのお芝居も見てみたい。

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    2025年03月16日
  • コールドゲーム

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     「やめろよ」
     4年前にこのひとことが言えれば・・・。
    いじめられていた廣吉の復讐を両親が果たしていく。
     実際手は下さなくても同じ思いをしている人が現実にもいるだろう。 
    いじめる側もいじめられる側も一生残る傷ができるのだ。

     たったひとこと、「やめろよ」を言える勇気を持とう。

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    2024年12月24日
  • それでも空は青い

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    よくここまでいろんな幅の小説が書けるなぁと感心してしまった。しかも読後感がなんだかどれも心に入り込んでくる、というか。
    内容的にはそうでもないのになんだか後ろを向いていた自分の気持ちを前に向かせてくれるような作品達であった。
    文庫版の最後の中江有里さんの解説がまさに言い当てていて、小説読み終えて後に解説読んで、ウンウンと何度も頷いてしまった。

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    2024年12月14日
  • 家族写真

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    様々な家族の形を描いた短編集。
    幸せの形も人それぞれ。
    「肉村さん一家176kg」がなんとも微笑ましくて温かい気持ちになれた。

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    2024年12月05日
  • コールドゲーム

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    イジメが題材。周りの同級生が次々と事故に遭い、中2の時にクラスで虐められてたトロ吉が犯人じゃないかと探り始める。遂に殺人も起き、次は親友の番となって...。
    荻原浩にしては重め。読みやすいけど後味は宜しくなかった。最後のトロ吉の両親の展開も納得行く形だし、ふと見えた幻覚?も荻原浩っぽくてよかった。ただいつもみたいに痛快!!とまではいかない。イジメ描写がまあまあキツめ。

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    2024年11月15日
  • 押入れのちよ

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     「世にも奇妙な物語」を観ているようでした。
     背筋がゾクッとする話あり、怖かわいい話あり、怖可笑しい話、怖切ない話など楽しく読めました。

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    2024年11月06日
  • 楽園の真下

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    面白かった‼️荻原浩も多種多様な作品を描きますが、個人的には荻原浩の作品で3本の指に入るお話でした。この手のサイエンス・サスペンスは篠田節子の作品が凄く面白いのですが、それに匹敵する面白さでした。
    ハリガネムシがカマキリを操ると言うのは割と知られた事なので、それを知っている人には先が読める部分も有るのですが、このハリガネムシに着目して壮大なサスペンスにしたのは天晴れで、現実に起こってもおかしくない理論がありました。
    少しB級映画的な大袈裟感は否みませんでしたが、面白くて一気読みでした。
    万事落着と思いきや、、、の終わり方もそれは良し!

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    2024年11月05日
  • 月の上の観覧車

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    哀愁漂う心に残る作品だった。
    人生どこかで上手くいかなくなってしまった人が、過去を振り返る作品が多い。
    あの時ああしておけば…と振り返ることは誰にでもあるが、コントロールできないこともあるし、全てが上手くいくことなどはあり得ない。そういった現実を受け入れて消化していき、人生を終えていくということを教えてくれる。

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    2024年11月03日