荻原浩のレビュー一覧

  • ワンダーランド急行

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    94パラレルワールドの物語りだけど、手垢がついた焼き直しでなく、戻れそうでちょっと違う世界が無数にあって自分が選べるというユニークな展開。昭子ばあちゃんが無事帰れていれば良いけど。

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    2023年07月22日
  • ワンダーランド急行

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    コロナ禍の中、40歳の主人公・野崎修作が、通勤と反対方向の電車に魔が差して乗ってしまったことを機に、似て非なる世界に迷い込んでしまうという小説。
    世界の分岐の可能性に思いを巡らすことができ、社会風刺も効いていて、なかなか面白かった。

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    2023年07月02日
  • 金魚姫

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    ネタバレ

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    あの一言をきちんと考えて配置してあるのが良かった。

    もし社長だとすると展開がみえないから、
    もしかしたらなーと思いながらではあったけれど。

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    2023年06月30日
  • 恋愛仮免中

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    私にとって、よく名前もみるし、代表作も分かるけど、読んだことはない作家さん達の恋愛小説アンソロジーとのことで面白そうだなと思い購入しました。
    それぞれに面白かったり、感動したり、共感したりしてとても良かったです。

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    2023年06月30日
  • ワンダーランド急行

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    ネタバレ

    読書備忘録743号。
    ★★★★。

    荻原さんの作品は、心に染み渡る作品が多い。
    この作品は面白かったけど、個人的にはめっちゃ苦手分野。笑
    私は、戻れる場所が普遍的に存在するということが、絶対的な安心感として必要とする性格。
    なので、なんか知らんけど家に帰れないという嫌な夢を小さいころから良く見る。ほんとに嫌だった。笑

    この作品。最初に言ってしまうと(ネタバレ)多次元世界のお話。
    主人公はふとした事から、ちょっとだけ違う世界に紛れ込んでしまう。そしてもとの世界に戻るために頑張るのだが、多次元世界は無数にある。だから戻れない・・・。めちゃくちゃ嫌だ!エンディングが嫌だ!主人公が元の世界に戻れまし

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    2023年06月25日
  • 楽園の真下

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    守備範囲の広い荻原浩さん。 これはエグいけど面白い。楽園と呼ばれる島で多発する自殺、そして、巨大なカマキリの発見。前半、なかなかページを捲る手が進まず… しかしながら途中からは引き込まれました。最後まで目が離せない展開で、一気読みでした!
    最後にカマドウマが、長い脚で飛びはねて、見る間に埠頭の脇の水路に飛び込んだ。もうやめて…(⁠(⁠(⁠;⁠ꏿ⁠_⁠ꏿ⁠;⁠)⁠)⁠)

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    2023年06月24日
  • それでも空は青い

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    短編集なんだけど、同じ人が書いたとは思えない色んなジャンル。けど、どこか通ずるものがあるようなお話。自分のことは自分で決める。簡単なようで難しい。だけど、結局これが出来てないといつか何かあった時に後悔したり納得できなかったりするもんなぁ。どの話も面白かった!

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    2023年06月17日
  • 金魚姫

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    どっぷり物語に浸りました!おもしろかったし、最後そんな…とちょっと泣いちゃいました。
    物語は仕事に未来を見出せず、酒浸り&薬浸りの潤のお話。ふとしたことからお祭りで金魚すくいをやって金魚を持ち帰る。それとは別に千年以上前の中国でのお話も絡んで来る。とある美女が婚約者の仲を裂かれ、ジジイと無理矢理結婚させられそうになる。
    これ、どうやって話まとめるの⁇いややっぱり最後はハッピーエンドだよね⁇とぐいぐい読ませる。ところどころ過激な描写はあるけど。
    最後の場面はうそ⁈って思わず叫んでしまった。
    元カノが出てくるシーンとか、だんだん立ち直っていく主人公の描写がとにかく秀逸!
    ジブリあたりでアニ

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    2023年05月30日
  • 押入れのちよ

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    ネタバレ

    色んな種類のホラー短編集

    ほっこりするのから、陰気臭いなと思うものまであった。
    殺意のレシピは一周回ってめちゃめちゃ仲がいいなと思いました。あの後2人は無事だったのだろうか…
    押入れのちよとしんちゃんの自転車のほっこり系が合間に挟まってちょうど良い癒しでした。

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    2023年05月22日
  • ワンダーランド急行

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    息苦しい日常から逃げ出したくて、通勤電車とは逆の下り電車に乗ってみたら…自体はまぁ、ほかにもありそうな導入だけど、コロナ禍であったり新興宗教であったりご近所の国によく似た体制であったりと、時世を映した異世界を彷徨うお話は単純に楽しめて面白かったと思う。ハナからよろずやのおばあさん・昭子さんは怪しいなぁとは思ってたけど、まさかそんな60年!守男さんと会えたらいいなとは思うけど、そもそも昭子さんと守男さんもそれぞれ違う世界のひと、だよなぁ? ところでペロピーノはちょっと食べてみたいと思った。

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    2023年05月07日
  • さよならバースディ

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    あらすじも知らずに読み始めました。
    主人公が周りが見えてないながらも、解決に近づく様は淡々と書かれているなあと思いました。
    最後、恋人からの気持ちが分かるくだりでは泣けてしまいました。
    バースディの今後は私は良かったなあと思いました。

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    2023年05月07日
  • 極小農園日記【毎日文庫】

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    荻原浩さんのエッセイ。表題についてのエッセイだけでなく、新幹線に置いてある小冊子に掲載していた物をまとめた極小旅ノート。さらに極私的日常スケッチと、荻原さんの身の回りの出来事をユーモア溢れるタッチで綴った作品でサクサク読めます。小説家というイメージとは、もしかしたら少し離れているどこにでもいるおじさんですが、育てている野菜に対する愛情は誰にも負けないようで、微笑ましい。そして、私が何より気に入ったのはところどころで登場する挿し絵。とても可愛いらしい、これが何と荻原さんが描いたものとは!小説家より何よりこういう才能が羨ましいです。

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    2023年04月17日
  • あの日にドライブ

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    銀行を辞めざるをえなくなったエリート銀行員がタクシードライバーになってから自分の人生を振り返る物語です。

    過去の自分の実績を褒めてくれる人はなく、転職したタクシードライバーの売り上げもまま成らず、不安や不満は過去の自分へ向けられていきます。
    銀行を辞めなかったら、元カノと結婚していたら、懐かしい下宿時代に戻ってみたら、妄想の中で収まらない思いを自分の目で確かめに行動に移す主人公。

    そこで見たのは、住んでいたアパートが老朽化で取り壊しになったり、全く成績が上がらなかったタクシードライバーの仕事が少しずつ軌道に乗ってきたり、時の流れと共に幾つかの偶然が自分の人生を作っていることでした。

    あの

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    2023年04月16日
  • メリーゴーランド

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    もう随分前に読んだ本なので、ほとんど内容は忘れてしまいましたが、荻原浩、面白いじゃんって思った本でした。
    こちらもお勧めです。

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    2023年03月30日
  • オロロ畑でつかまえて

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    超過疎地の村が、村おこしのために弱小広告代理店と組んで古代生物をでっち上げるキャンペーンのお話


    牛穴村
    奥羽山脈の一角、日本の最後の秘境といわれる大牛山の山麓に、サルノコシカケのようにはりついた寒村
    東京の6分の1に及ぶ面積を持つが、人口はわずか300人
    主な産物は、カンピョウ、オロロ豆、ヘラチョンペ
    民芸品としてゴゼワラシ(現在は生産されていない)

    村の青年団(とはいっても皆30代)が村おこしに立ち上がる
    メンバーの中で唯一の大卒の慎一が、ゼミで一緒で今は広告代理店に勤めている友人を訪ねる
    しかし、集めた金額と見積もりの金額との差に驚く
    自ら他の広告代理店を探して出会ったのが、倒産寸前

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    2023年03月13日
  • 楽園の真下

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    読み終わった日の夢にカマキリがでてくるほど怖かった。
    作家さんの名前だけで読み始めたら、苦手な虫の話だったので辛かった。虫を差し引いても話的には面白く最後まで読んでしまった。

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    2023年03月13日
  • オイアウエ漂流記

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    物語の起伏は大きくないので退屈に感じるかもしれないけど、私は一人一人が丁寧に描かれているお話が好きなので面白かったです。
    ちょいちょいグッと締まりのある出来事や重さのある場面が自然と挟んであって、それぞれの人物の気持ちが想像できるのは事前の丁寧な描写があってこそと思います。
    個人的には、子供が一番良かったです。この著者の描く子供はいつも好感度高い 笑
    この子が怖い夢を見たところが一番怖くて好きでした。幸せになって欲しいなあ。

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    2023年03月10日
  • さよなら、そしてこんにちは

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    萩原さんの作品は良い。爆笑でもなく、泣いてしまったでも無い、読む人と等身大のような感覚、あ、同じだ、の様な気持ちで読めてしまう^_^good!!!

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    2023年03月07日
  • 僕たちの戦争 <新装版>

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    無い話だよなあと思いつつも、引き込まれて読んでしまった。ストーリーの先を知りたいとどんどん。最後はあえての終わり方だったが、かえって気に入った。

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    2023年03月05日
  • 楽園の真下

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    ファンタジー要素が強いが、実際にある話かな?と思わせる。スリリングな展開、カマキリ巨大化の理由。
    続きがあったら読みたい

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    2023年03月04日