荻原浩のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレ*倒産寸前のユニバーサル広告社。コピーライターの杉山を始め個性豊かな面々で乗り切ってきたが、ついにオフィスを都心から、“さくら通り商店街”に移転。ここは、少子化やスーパー進出で寂れたシャッター通りだ。「さくら祭り」のチラシを頼まれた杉山たちは、商店街活性化に力を注ぐが…。年代も事情も違う店主たちを相手に奮闘する涙と笑いのまちづくり&お仕事小説。ユニバーサル広告社シリーズ第3弾*
スピード感があって、面白くて、ハラハラして、ホロリと来て。荻原氏の魅力がぎっしり詰まった1冊です。
寂れた地方商店街の新旧勢力のいざこざを中心に、放火騒動、寺の跡取りと牧師の娘の恋、主人公と別れた娘との葛藤や文通、などが織り交ざってお話が進んでいきます。 温かい目線で書かれた展開に、読む手が止まりません。諦めないで頑張ろう、と思えるお仕事小説でもあります。そこに光照と初音ちゃんの恋の進行が華を添え、読後もほんわかと幸せな気分に。第3弾とのことでしたが、前作を知らずとも楽しめ、すぐにでも続きが読みたくなります。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ*伊達秀吉は、金ない家ない女いない、あるのは借金と前科だけのダメ人間。金持ちのガキ・伝助との出会いを「人生一発逆転のチャンス?」とばかりに張り切ったものの、誘拐に成功はなし。警察はおろか、ヤクザやチャイニーズマフィアにまで追われる羽目に。しかも伝助との間に友情まで芽生えてしまう―。はたして、史上最低の誘拐犯・秀吉に明日はあるのか?たっぷり笑えてしみじみ泣ける、最高にキュートな誘拐物語*
のっけから自殺未遂コメディーで笑わせ、すっとぼけた伝助とのやり取りで吹き出させ、思わぬ展開に面白おかしく一気に読んでおりましたが…伝助の母多香子が一世一代の芝居を打つ部分でぐぐっと胸を掴まれました。そりゃそうだわ、母の気持ちになってみたら…面白可笑しく読んでごめんなさい…。ラストまで疾走感を失わず、無理のない着地も素晴らしい。軽妙な読後感もよし。