荻原浩のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
2001年に暮らすフリーターの健太、1944年に海軍の飛行兵として生きる吾一、ふたりが同時にタイムスリップし、それぞれの時代で入れ変わった。…
現代人から見た戦争、昔の人から見た今が、良く表現されていて、とても面白かった。
健太の気持ちは共感に値するもの。
一方、吾一の、未来を嘆く気持ちと言うのは、いい着眼点だなと思わされた。
ファンタジーコメディ風ではあるが、テーマが戦争なので、考えさせられることは多数有り。
そして、二人の関係性が上手く繋がることには感心しきり。
結局どうなったかは、読み手に任されるという終着点。
やられた。
『正しい戦争なんて、どこにもない。戦死に尊いも賤しいもない