荻原浩のレビュー一覧

  • あの日にドライブ

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    正直、読み始めは、堕落した中年男性のだらしない日常の話か…となかなか読み進められず失敗したか、と思った。
    しかし1/3を読み終えたくらいからどんどん面白くなり読み止められなくなった。主人公の牧村の妄想はぶっ飛んでいるけど続きが気になった。
    妄想や現実逃避ばかりをする主人公はとてもリアルで人間らしく、共感できる部分も多かった。
    この物語を読んで、今までの人生のたらればは誰にでも沢山あると思うが、変えようのない「今」が一番大切で、その「今」はこれまで積み上げてきたたらればばかりの過去があるからこそのものだということを実感した。
    「今」をどう生きるか、どう楽しむかが重要だ。

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    2021年08月28日
  • ギブ・ミー・ア・チャンス

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    いやー本作もくだらなくて最高だった。
    でもみんな夢を持ちつつもうだつが上がらない生活に兆しが見えてて羨ましくもあった。
    ええなあ

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    2021年08月09日
  • 逢魔が時に会いましょう

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    読みやすかった。
    怖くないと思っていたところでいきなりワ!と驚かされる感じで飽きなかった。主軸の二人がイイ。

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    2021年08月07日
  • 極小農園日記【毎日文庫】

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    荻原浩さんの初エッセイ集。過去にたまたま直木賞の受賞作と出会って、その後折に触れ読んでいた作家。自宅の庭の小さな農園の苦労話とその他の話題で、どれも面白い。最初の話が13年前の連載だそうで、コロナ禍でオリンピックが開催されている現在から見ると、一昔前の話という感じがしなくもない。

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    2021年07月31日
  • ギブ・ミー・ア・チャンス

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    全部で8編の短編集。探偵、歌手、マンガ家、CA,市役所観光課の職員、女優志望、小説家志望、お笑い芸人、皆がギヴミーアチャンス、もう一度チャンスをと、願っている。皆、あえいでいる、ジタバタ生きてる。いいな。頑張ろう、いつもギヴミーアチャンス。

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    2021年07月30日
  • 逢魔が時に会いましょう

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    ネタバレ

    民俗学専攻の大学准教授・布目と、その助手のアルバイト学生・真矢。性格など正反対なようで実は息の合った二人が繰り広げる”もののけ”珍道中。
    座敷わらしに河童に天狗。
    そんなの単なる迷信でしょ、今どきそんなのいる訳ないじゃん、とスルーしたくなる”もののけ”を探し出して撮影する、意外とハードなフィールドワーク。

    古来から日本に言い伝えられている数々の伝承。
    その摩訶不思議な存在や言い伝えなど、聞いてるだけで背筋がゾクッとしそうだけれど、それらをコメディタッチに描いてあるので読みやすい。
    そして調査する二人の軽快なやり取りも微笑ましかった。

    「妖怪の正体を知ることは、この国の正体を知ることでもある

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    2021年07月09日
  • 逢魔が時に会いましょう

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    いい意味で軽く読める文書で座敷わらしの右手、河童沼の水底から、天狗の来た道と割と話もくっきりと分かれているので本が苦手な人でも読めそうだなと。私的には座敷わらしの話が1番好みだった。
    いつか続編が読めたらいいな、、、。

    印象に残った文
    p.44の11行目〜この目で確かめてもいないのに、頭から否定するのは正しいのだろうかって。
    p.191の11行目〜そうか、日常のすぐ近くには非日常がたくさんあるんだ。古さの中にも新しさがあり、平凡の中にも名場面がある。

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    2021年06月21日
  • 家族写真

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    色々な、家族に関するお話。
    結婚しようよ… 娘の結婚を機に、ありし日の妻に想いを馳せ、再度人生の再スタートを切る
    磯野波平を探して…歳をとっても、無理に肩肘張る必要はない、と言ってくれるような話
    肉村…ダイエットの話
    住宅見学会…見栄を張ってもしょうがない、というかどこのお家も何かしら悩みは抱えている…という話
    しりとり…小君よく話が進み、面白い。なんだかんだで愛されてるお父さん。
    家族写真…ほっこり

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    2021年06月20日
  • ちょいな人々

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    ちょい悪に憧れるお父さん、いじめ問題、もしも猫と犬が喋ってたら、音声入力ができる携帯ができたら、阪神ファンの婿殿が挨拶に来たら、お隣さん同士が庭仕事を巡って争う話、カリスマ的人気を出した占い師の話…と数々のコメディ、ユーモアあふれる短編集。

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    2021年06月20日
  • 砂の王国(下)

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    面白かった。でも、この終わり方だと、続編を期待してしまう。
    ハマって、それが正しいと思った人は強いね。ある意味怖いけど。

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    2021年06月17日
  • さよならバースディ

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    素敵な女性から素敵な作品をお借りして読み終わりました。バースデイのしぐさや、周りの人達とその情景がリアルに伝わってくる素晴らしい作品だと思いました!。荻原浩さんの作品をもっともっと読んでいきたいです!

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    2021年06月05日
  • 幸せになる百通りの方法

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    くだらなくて、情けなくて、でも人間臭い、どこかにいそうな人間模様。

    大きく感動したりしないけど、少し救われる短編集。

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    2021年06月01日
  • 極小農園日記【毎日文庫】

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    お庭で野菜を育てる。なんて素敵!新鮮で美味しいものを食べられるなんて♡

    いえいえ ミニトマトの皮の固かったことしか覚えておりません、我が家では。まぁ努力が足りてませんでしたね。
    物語から受ける印象とエッセイから受ける印象がそんなに変わってなくて美味しい読書でした。

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    2021年05月24日
  • メリーゴーランド

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    ネタバレ

    久しぶりにゆったりとした気分で読めた本。
    激務の民間企業から地元の公務員に転職した啓一が、赤字のテーマパークの再生に挑む。
    息子に「お父の仕事」について作文を書かなければならないと言われて発奮した。
    妻にも「小心者」と言われ、発奮した。
    娘は妻の口真似で「しょうしんもも」と言う。
    その家族があり、仲間があり、頑張ることが出来た。
    ようやく軌道に乗せる目途がついたのに、市長選で現市長が破れた。
    新市長はテーマパークの廃止を言い、啓一は他部署へ移動。

    そして感動的なラストシーン。

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    2021年05月10日
  • 砂の王国(上)

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    ホームレスから、怪しげな新興宗教を立ち上げるまでは、色んなキャラクターが出てきて引き込まれる。
    一方、勧誘するために参加したイベントの部分にだらだらした感じがした。そこさえなければ、ノンストップで読みたい小説。

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    2021年05月04日
  • メリーゴーランド

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    実際はよくわからないが、公務員や公営事業のイメージにあった感じで努力して改善しても首長が変われば公約のためだけにあまり精査せずに切り捨てるというのはありうる話しだったかと思う。

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    2021年04月24日
  • 月の上の観覧車

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    ネタバレ

     やっぱり荻原浩は面白い.解説の「取り戻せない喪失を抱えた人々が未来へ向かう物語」というのがまさにぴったりの,ノスタルジックな香りのする珠玉の短編集.

    「トンネル鏡」 五十路になる前に会社をやめて故郷に帰る男が,車窓を眺めながら母親にまつわる思い出を軸に今までの来し方を回想する話.
    「上海租界の魔術師」 家に転がり込んできた上海でマジシャンをしていた祖父との思い出.魔術師の弟子となった孫娘は,祖父の通夜でとっておきの魔術を披露する.
    「レシピ」 夫の定年退職の日に,夕食の料理をしながら夫の帰宅を待つ妻.古いレシピノートを見ながらそこに書かれているレシピにまつわる出来事を回想する.最後に荻原さ

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    2021年03月29日
  • 月の上の観覧車

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    たった数十ページでしか語られてない短編なのに。なのに、登場人物の切ない人生物語に浸ってしまう。

    どの物語も、登場人物たちの短いセリフのなかに含まれた想いが重い。

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    2021年03月21日
  • 幸せになる百通りの方法

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    "誰かのちょっとした日常"物語の短編集。

    悩める老若男女たちの、心の奥の奥のホンネとツッコミにハマる。

    荻原氏の人間観察力はやっぱ面白いわ!

    どの物語もラスト1行にほっこり。

    読み終わった後に各タイトルの意味を確認して、もう一回ほっこり。

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    2021年03月21日
  • 金魚姫

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    まるで透明な水の中を手探りで進んでいるような、不思議な世界観の物語。
    過去と今が交錯して、真実が明かされていく。
    少女のようなリュウとの生活に、現実的ではないのに現実に引き戻され生きる力を取り戻す潤。

    リュウは…真実に気がついてしまったが、それを許して二人で幸せになる道は本当に無かったのかな。
    できないよね。千幾百年そうして死なずに生き繋いできたのだから。

    物語は美しく、ラストは好きな終わり方だった。

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    2021年03月14日