荻原浩のレビュー一覧

  • 幸せになる百通りの方法

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    自己啓発書を読み漁って空回る若きサラリーマン、

    お見合いパーティに参加しても動物の行動を観察するように冷静になってしまう三十代女性、

    リストラされたことを家族に言い出せない二代目ベンチマン・・・

    この時代を滑稽に、しかし懸命に生きる人々を短篇の名手が描いた、ユーモラス&ビターな七つの物語。

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    短篇集やから、とても読みやすく、どの物語も登場人物・環境が全く違うくて、でも、誰もがみんな悩みを抱えてる。

    それをどう対処していくか。
    最後には、感動・ほのぼの・想像もつかへん結末など、いろいろと楽しめる物語やった。

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    2014年09月13日
  • 幸せになる百通りの方法

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    表題作を含む7つの短編。
    本当のところ、最初の3篇ぐらいまではハズレかなと思って居ました。
    どうも結末が中途半端で、ストーリー的に面白くない。どちらかと言えば場面場面を楽しむ話のように感じたのです。
    しかし残り4編は良かったです。一番印象に残ったのは『ベンチマン』。定年を間近にリストラされ、それを家族に言えずに毎日架空出社する男の話。良く取り上げられる題材ですが、奥さんの男気(?)に救われます。

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    2016年05月29日
  • 幸せになる百通りの方法

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    短篇の名手が描いた7種類の物語。どの作品にも名手が描いた当時の世相(リーマンショック、東日本大地震、オレオレ詐欺、歴女、婚活、原発事故)等が垣間見え、流石荻原名手です。

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    2014年08月19日
  • 誘拐ラプソディー

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    人生に行き詰まった男が決死の覚悟で誘拐した男の子はやくざの親分の子どもだった!!

    男の子と主人公の息があってるのかあってないのかよくわからない絆が面白いしほっこりします♪

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    2014年08月18日
  • さよならバースディ

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    一応ミステリではあるのだけれど、殺人ではなく自殺の真相を探るからなのかとても切ないです。犯人がわかれば動機がわかる。でも自殺は推測しかできない。
    展開も弱くて自殺の動機にもいまいち納得がいきませんが、ラストシーンにすべてもっていかれました。泣いて、ああ、この本は好きだと思いました。ずるいなあ。ミステリを読みたかったはずなのに、ミステリじゃなくてもいいかと思ってしまうような1冊です。

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    2014年08月02日
  • 誰にも書ける一冊の本

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    自分が主人公の物語、
    一日一日を紡ぎ綴っているのが私たちの日常であることを、
    今更ながら強く思う。

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    2014年06月21日
  • 誘拐ラプソディー

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     自殺しようとしていた伊達秀吉は、そこで偶然金持ちの子ども伝助を見つけ身代金目的の誘拐を思いつく。しかし、伝助にはある秘密があり……

     ユーモア小説を書かせるとやっぱり荻原さんは上手いなあ、と思います。冒頭の本気で自殺する気が全くうかがえない伊達の心理描写や一人語り、誘拐した子どもの正体を知ってからの伊達の煩悶、伊達と伝助の軽妙なやり取り、徐々に絆を深めていく二人、この手の描写は荻原さんでしか書けないものだと思います!

     ユーモアだけでなく、この誘拐劇が少年の成長、そして伊達の再生への物語にもなっているのもいいなあ、と思いました。そしてところどころで垣間見える、登場人物たちの優しさもまた心

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    2015年02月13日
  • 四度目の氷河期

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    個人的にはとっても好きなお話でした。
    みんながどこかに持っている「自分が異質に感じられてしまうこと」が描かれているので
    共感できる人、多いんじゃないかなぁ。

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    2014年04月08日
  • さよなら、そしてこんにちは

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    萩原浩の本初めて読んだ。

    なんかおじさんリアル。
    知ることで好きになれるおじさんもいれば、やっぱだめな感じなおじさんもいる。

    主婦の女性とイタリア料理研究家の女性もリアル。

    なんていうか一般企業じゃなくて、小さな葬儀屋さん、スーパーマーケット、お坊さん。

    そういうひとたちのほうが人間らしい生活をしているのかな。そいえば満員電車に乗ってる会社員はいなかったなー。

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    2014年03月28日
  • さよならバースディ

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    由紀の描写が緩やかで、最初に彼女の魅力をもっと克明に記しておいたほうが物語に深みが出るのにと思っていた。決着を知れば、なるほどなるほど。切り口はいつもながらに突拍子もなく、意外性に満ちている。

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    2014年03月19日
  • 誘拐ラプソディー

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    この小説の裏表紙に
    「たっぷり笑えてしみじみ泣ける、最高にキュートな誘拐物語」
    と書いてあるんですが
    まさにその通りだと思いました。

    冴えない人生の極みを生きる伊達秀吉は
    死に場所を求めて見知らぬ街をほっつき歩いているはずなのに
    死のう死のうとするわりに
    死ねる条件が揃ってしまうと言い訳をつけて回避するロクデナシ。
    そんな彼の元に
    お金持ちの家の6歳の男の子が「家出したい」と飛び込んできて
    起死回生の大チャンスとばかりに誘拐を企てるんですが
    警察からヤクザからチャイニーズマフィアから
    最悪というよりも極悪な相手から追われまくる羽目になり・・・。

    主人公の伊達さんと
    家出少年の伝助とのやりと

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    2014年03月12日
  • さよならバースディ

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    2014.1.24-3
    ボノボの言語習得実験プログラムに参加していた安達助教授に続き恋人の由紀も自殺で失った真が、由紀の死の真相を探るうち、プログラムの裏にある不正 を暴く

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    2014年01月25日
  • さよならバースディ

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    類人猿の言語習得を勉強していると話したら、友人が薦めてくれた本です。
    とある霊長類センターで、ボノボ(ピグミー・チンパンジー)のバースディが言語習得を披露する公開検証の場面から始まります。
    もう一人の主人公・真は、恩師の後を継ぐ形で実質的なリーダーとしてバースディの言語習得を日々研究しています。
    着実に、そして平和に進められていると思っていた研究でしたが、ある事件がきっかけで、真は真相を知って行くことになります。

    真とバースディ、彼らの周りの人間。それぞれの性格や、行動が随所で偏りなく書かれているので、のめり込むことができる作品だと思います。
    特に、バースディの表情が映像のように頭

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    2014年01月24日
  • 誰にも書ける一冊の本

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    人生について考えさせられる。

    おやじは何をどう思い考え生きていたのか、人生に満足してたのか、、どう思いとか、どう生きたかったのか もっと飲んで話したかったなぁ とか

    父親、娘、自分、いたましい。

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    2013年12月14日
  • 誰にも書ける一冊の本

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    ネタバレ

     小説家デビューしたものの売れず、三冊目をなかなか書けないでいる広告制作会社の社長「私」が、危篤の父が書き残した自伝の原稿を読む……というお話。お父さんの人生は、熊に襲われたり、早稲田文学にかぶれてみたり、戦時中は敵の戦闘機を撃墜したり……という激動の人生だったことをはじめて知る。まさに人に歴史あり、という感じ。
     すごく良い作品だったとは思うのだけど、なにせ渋い。わたしには渋すぎた。。。主人公からして50代だしな。。。
     もうちょっと、笑って泣けてドンデン返しありのポップな話かと思っていた。もうちょっと齢を取ってから読むとまた違ったかな、と思う。

     いい感じにちょいヘタな文章を書いて素人の

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    2013年11月10日
  • 千年樹

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     長い年月を生きてきた樹と、樹とともに生きてきた人々の物語のモチーフを思い描いていたところ、この本に出会いました。

     千年の時を生きてきた樹はその樹皮に人々の想いをまといます。 根は時に人々の悲しみや、涙を吸い取って来たかもしれません。木々の葉は周りで喜び遊び回る子供の声や、明るい陽の暖かさを感じていたかもしれません。恐ろしく長い時を、同じ場所で、繰り返す人々の人生を見てきたのでしょう。

     手を広げても余りある、大きな樹を抱きかかえてみませんか。一目では見上げることのできない程の大きな樹形に囲まれると、樹と空気と土と木漏れ日、そして自分自身が一体となる感覚が湧いてきます。

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    2013年10月28日
  • 愛しの座敷わらし【文庫上下巻合本版】

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    短編集「押入れのちよ」の可愛いお化けと「ビューティフルライフ(短編集『さよなら、そしてこんにちは』に収録)」の家族譚を合わせて再構築したかのような話。とはいえ両方とても好きな話だったので、ガッツリ心を鷲掴み。ダメダメなお父さんと空中分解寸前の家族が現実から逃げるように引っ越した先の家に住み着いている座敷わらしとの触れ合いのなかで素敵に変わってゆくというメルヒェン&ファンタジー。上巻は登場人物紹介とその世界観の紹介で展開される。さぁ、これからどうなる?萩原のこういう物語やテンポの良い軽口語りは大好きだな。

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    2013年10月26日
  • 四度目の氷河期

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    1308 幼少期から始まるアイデンティティー探しの青春小説。このままずっと見守りたいくらい感情移入出来ました!最後駆け足気味だったけど終わりも良し。星4つ半って感じです。

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    2013年08月13日
  • 愛しの座敷わらし【文庫上下巻合本版】

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    蝉の声、土の匂い、空の青さ、田んぼの緑・・・、田舎の雰囲気がよく伝わります。
    神出鬼没な座敷わらしの出現のしかたが絶妙で、毎回鳥肌が立ちました。

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    2013年04月30日
  • 千年樹

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    梶井基次郎さんの
    「桜の樹の下には屍体が埋まつてゐる!」
    を 思い出しました

    大楠の樹
    いろんな思いを吸い上げて
    物語にすると
    こうなるのでしょう

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    2013年03月11日