荻原浩のレビュー一覧
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『明日の記憶』ですっかりシリアスandハートフルな物語の作家として定着した荻原さんですが、デビュー作は『オロロ畑でつかまえて』次作が『なかよし小鳩組』のユニバーサル広告社シリーズ。
このシリーズから入り込んだ私としては久しぶりの第三作(なんと14年ぶり)となれば、これは読むしかなく。
余りに前作から時間がたったせいで、すっかり設定を忘れてました。というか、山本幸久さんの『凸凹デイズ』の凹組クロニクルが頭に浮かび(こっちはシリーズではないけど山本さんの本にちょこちょこ顔を出す広告会社)ちょっと戸惑ってしまいました。
最初の2作ほどのスラップスティック感は弱く、ハートフルな要素の比率が増えましたが -
購入済み
最高ー!
かなり前にも一度読んだことがある作品です。
笑いあり、涙ありで、読めば自然と『私も頑張ろ』って思わせてくれます。
…まぁ、現実はこんな『大どんでん返し』はないんでしょうけど 笑
とにかく、主人公の凉平とお客様相談室の個性溢れるキャラクターとの絡みが、本当に面白いです。
特に篠崎さんという、一風変わったおっさんとの会話が本当に笑えますww
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Posted by ブクログ
バースディと真と由紀とで、バースディの能力を育てていく前半は、バースディが真と由紀の子どもみたいでほほえましかった。
そこに、安達先生の死とか、ちょっとずつ不穏な空気が混ざりこんできて、急にがらりと世界が変わる。
世界とはこういうものだろうも思い込んでいたことが、覆される。
その中で唯一変わらなかったのがバースディで、その上彼が由紀の死の真相を知っているかもしれない…。
謎は解き明かされていくわけだけど、真相は切なすぎた。というか、バースディがかわいそう過ぎると思った。
結局、人間の自己満足みたいに終わったように思えて、そこまでは面白かっただけに、残念だった。 -
Posted by ブクログ
父親の転勤で、田舎の古民家に引っ越すことになった一家の物語。
田舎暮らしへの理想、あるいは不安と戸惑いが、日々の暮らしの中で「日常」になっていく様子が家族それぞれの視点で描かれていて、興味深く読みました。
転勤を機に、仕事との付き合い方を見直して、田舎暮らしを満喫するぞと意気込む父親。
新しい土地での生活、習慣の違いに不安を感じる母親。
家族の中での居場所にもやもやしているおばあちゃん。
友人関係で憂鬱になっている中学生の長女。
まっすぐな気持ちでぐいぐい行動していく小学生の長男。
そして、家の敷地にいる何者か。
何が起こっていくのか、ページを繰る手が止まらなくなる上巻でした。 -
Posted by ブクログ
自己啓発書を読み漁って空回る若きサラリーマン、
お見合いパーティに参加しても動物の行動を観察するように冷静になってしまう三十代女性、
リストラされたことを家族に言い出せない二代目ベンチマン・・・
この時代を滑稽に、しかし懸命に生きる人々を短篇の名手が描いた、ユーモラス&ビターな七つの物語。
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短篇集やから、とても読みやすく、どの物語も登場人物・環境が全く違うくて、でも、誰もがみんな悩みを抱えてる。
それをどう対処していくか。
最後には、感動・ほのぼの・想像もつかへん結末など、いろいろと楽しめる物語やった。