荻原浩のレビュー一覧

  • 千年樹

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    町のはずれの山の上に立つ巨木をめぐって長い時代をつなぎなら物語は作られていく。交錯するストーリーに混乱させられたり人間関係を見失いそうになりながら樹の魔力に引き寄せられる感じがした。最後まで読んでもう一度読み返して味わうべきかも知れない。

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    2015年10月12日
  • 花のさくら通り

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    『明日の記憶』ですっかりシリアスandハートフルな物語の作家として定着した荻原さんですが、デビュー作は『オロロ畑でつかまえて』次作が『なかよし小鳩組』のユニバーサル広告社シリーズ。
    このシリーズから入り込んだ私としては久しぶりの第三作(なんと14年ぶり)となれば、これは読むしかなく。
    余りに前作から時間がたったせいで、すっかり設定を忘れてました。というか、山本幸久さんの『凸凹デイズ』の凹組クロニクルが頭に浮かび(こっちはシリーズではないけど山本さんの本にちょこちょこ顔を出す広告会社)ちょっと戸惑ってしまいました。
    最初の2作ほどのスラップスティック感は弱く、ハートフルな要素の比率が増えましたが

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    2016年05月15日
  • 神様からひと言

    購入済み

    最高ー!

    かなり前にも一度読んだことがある作品です。

    笑いあり、涙ありで、読めば自然と『私も頑張ろ』って思わせてくれます。

    …まぁ、現実はこんな『大どんでん返し』はないんでしょうけど 笑

    とにかく、主人公の凉平とお客様相談室の個性溢れるキャラクターとの絡みが、本当に面白いです。
    特に篠崎さんという、一風変わったおっさんとの会話が本当に笑えますww

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    2015年09月24日
  • 花のさくら通り

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    ユニバーサル広告社の、へこたれないマジメさが、感動的!?
    商店街の町内会って、確かにこんな感じですかね。世代が違うと話にならない。

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    2018年10月19日
  • さよなら、そしてこんにちは

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    短編集。中でも好きなのは表題作「さよなら、そしてこんにちは」と「美獣戦隊ナイトレンジャー」かな。
    ごく有り触れた生活風景の中で起こるちょっことした災い。それに立ち向かうちょこっとした人間模様にちょこっとしたユーモアを添えて優しく描かれている。ゲラゲラではなく、クスクスでもない、ちょこっとだけクスッと笑えるところが丁度いい。ちょこっとLOVE

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    2015年07月22日
  • 幸せになる百通りの方法

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    ネタバレ

    2015/6/8
    短編集。
    おもしろかったけどあっさり。短編だからね。
    ネトゲの中年男バンダロムがかっこよ過ぎ。
    失業中でも中年でも関係ないよね。
    こういう人でありたいと思った。
    最後の表題作もよかった。
    でも題名はちょっとダサいね。

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    2015年06月08日
  • ハードボイルド・エッグ 新装版

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    ネタバレ

    は、ハードボイルド・・・?
    マーロウに憧れるもののハードボイルドとは対極にいるような私立探偵(動物専門)のお話。
    いちいち癇に障る語り口に、他の登場人物同様イライラさせられていたのだが、だんだん善い奴ぶりが露呈されてくるとともに愛おしくなるから不思議なことである。

    ただ事件までが長い。
    事件が起こってからは面白くてずんずんと一気読み。
    最後はちょっぴり悲しい。

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    2015年05月01日
  • さよならバースディ

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    バースディという名のボノボに言語習得をさせる研究をしている主人公、まこと。
    研究室の教授が自殺して一年後、共に研究していた恋人のゆきまで死んでしまう。
    ふたりの死の理由はなんなのか。ゆきの死の瞬間を見たバースディに、まことは必死に話しかける。

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    2015年04月19日
  • 幸せになる百通りの方法

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    ネタバレ

    悲しくもおかしい人生のいろいろが詰まった短編集。リストラされた男性が奥さんになかなか言い出せない話は身につまされました。

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    2015年03月25日
  • ハードボイルド・エッグ 新装版

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    なんちゅうこだわりのある変なおっさん探偵だ!と思っていたら、優しいというか優柔不断なところも有って、好きかも知れないこんな探偵さん。綾さんともっと一緒にいたかったね。

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    2015年02月08日
  • 愛しの座敷わらし【文庫上下巻合本版】

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    田舎の古い家に引っ越してきた家族。
    そこで出会った小さな座敷わらしによって
    家族の絆を取り戻していく。
    最初、座敷わらしが怖かったけど、読んでいるうちにかわいくおもえてきました。
    ふわぁとか、きゃとかの声を聞いてみたいです。
    あったかいなと思う作品でした。
    最後の「6名様ですね。」…‼︎

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    2015年02月01日
  • 四度目の氷河期

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    荻原 浩は本当に小説を書くのがうまい。この作者の小説も映画化やテレビ化される事はあるだろうが、決して映像化を見越して書かれた物ではなく、小説として楽しませる技術を持っている。好きな小説家の一人だ。

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    2015年01月29日
  • さよならバースディ

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    バースディと真と由紀とで、バースディの能力を育てていく前半は、バースディが真と由紀の子どもみたいでほほえましかった。
    そこに、安達先生の死とか、ちょっとずつ不穏な空気が混ざりこんできて、急にがらりと世界が変わる。
    世界とはこういうものだろうも思い込んでいたことが、覆される。
    その中で唯一変わらなかったのがバースディで、その上彼が由紀の死の真相を知っているかもしれない…。

    謎は解き明かされていくわけだけど、真相は切なすぎた。というか、バースディがかわいそう過ぎると思った。
    結局、人間の自己満足みたいに終わったように思えて、そこまでは面白かっただけに、残念だった。

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    2015年01月22日
  • 愛しの座敷わらし【文庫上下巻合本版】

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    父親の転勤で、田舎の古民家に引っ越すことになった一家の物語。

    田舎暮らしへの理想、あるいは不安と戸惑いが、日々の暮らしの中で「日常」になっていく様子が家族それぞれの視点で描かれていて、興味深く読みました。

    転勤を機に、仕事との付き合い方を見直して、田舎暮らしを満喫するぞと意気込む父親。
    新しい土地での生活、習慣の違いに不安を感じる母親。
    家族の中での居場所にもやもやしているおばあちゃん。
    友人関係で憂鬱になっている中学生の長女。
    まっすぐな気持ちでぐいぐい行動していく小学生の長男。
    そして、家の敷地にいる何者か。

    何が起こっていくのか、ページを繰る手が止まらなくなる上巻でした。

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    2015年01月11日
  • 誰にも書ける一冊の本

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    疎遠の父が遺した原稿用紙の束。生き方を迷う主人公に、親として父として人生の先輩としてのメッセージがそこにはあった。
    「死様」をテーマにして競作された作品の一冊。「人生は、何をなしたかではない。何をなそうとしたかだ。」という言葉が胸にズシンと響いた。日々流されて生きるのではなく、何かを築く一生でありたい。

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    2014年12月29日
  • 誘拐ラプソディー

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    3冊目の荻原浩さんの作品。
    途中の秀吉目線での描写が若干長い気が
    もっと他の登場人物の目線で展開して欲しかった。

    伝助を殺そうと考えるのは最初の一度きりの方が
    良かった。

    結局、秀吉はイケメンなのかな気になる。

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    2014年12月23日
  • 幸せになる百通りの方法

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    おもしろい話がいっぱい。
    「今日もみんなつながっている。」と「歴史がいっぱい」が特に好き。

    歴史は、私も好きだから気持ちわかる。
    あんまり、よその人には歴史好きってことわからないように暮らしてるけど。

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    2014年11月19日
  • 幸せになる百通りの方法

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    自己啓発書を読み漁って空回る若きサラリーマン、

    お見合いパーティに参加しても動物の行動を観察するように冷静になってしまう三十代女性、

    リストラされたことを家族に言い出せない二代目ベンチマン・・・

    この時代を滑稽に、しかし懸命に生きる人々を短篇の名手が描いた、ユーモラス&ビターな七つの物語。

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    短篇集やから、とても読みやすく、どの物語も登場人物・環境が全く違うくて、でも、誰もがみんな悩みを抱えてる。

    それをどう対処していくか。
    最後には、感動・ほのぼの・想像もつかへん結末など、いろいろと楽しめる物語やった。

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    2014年09月13日
  • 幸せになる百通りの方法

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    表題作を含む7つの短編。
    本当のところ、最初の3篇ぐらいまではハズレかなと思って居ました。
    どうも結末が中途半端で、ストーリー的に面白くない。どちらかと言えば場面場面を楽しむ話のように感じたのです。
    しかし残り4編は良かったです。一番印象に残ったのは『ベンチマン』。定年を間近にリストラされ、それを家族に言えずに毎日架空出社する男の話。良く取り上げられる題材ですが、奥さんの男気(?)に救われます。

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    2016年05月29日
  • 幸せになる百通りの方法

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    短篇の名手が描いた7種類の物語。どの作品にも名手が描いた当時の世相(リーマンショック、東日本大地震、オレオレ詐欺、歴女、婚活、原発事故)等が垣間見え、流石荻原名手です。

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    2014年08月19日