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Posted by ブクログ
おもしろかったです。
荻原さんらしくない?物語だけど、
小説の出来ばえのうまさ、スゴさは、
荻原さんらしいと言えます。
物語の技巧的うまさが、読後の余韻と共に
感じられました。
それはきっと
読んだ人 みんなに共感するポイントだと思います。
ただ時代が交互に描かれるだけでなく、
過去の出来事と現代の事件が、
リンクしていきます。
でも、巨木はそこにずっとあり、それらを千年の間見守っています。しかも、ただ見守るだけではなく、
まるで「意識」をもった観察者の様に描かれています。
全編を通して、暗く重い話が続くのですが
最後の章では、希望の光が差すので、
後味はよいです。とっても、。
Posted by ブクログ
過去の時代はいつの時代も大変。
現代の平和さに幸せを感じる一冊でした。
そして人間の愚かさと、自分勝手さを感じました。
怖いけれど面白かった!
様々な時代の登場人物がいるけれど、
昔の人は大変、、、。
いつの時代も死が近くにあり、怖く、苦しくなるような話が多かったです。
そんな中でも大切な人を助けに行くシーンや、思いやる人々もいて心があたたまりました。
現代の自分は、平和に生きられているだけでもとても幸せなことだと改めて思いました。
私の悩みも昔の人に比べれば大した事ないように思います、。
怖い話が多い中、「ばあばの石段」はほっこり幸せを感じられるお話で好きでした!
Posted by ブクログ
1000年と遠い昔、父と母と一緒に山中に逃げ、最後は餓えと寒さの中で息絶えた小さな幼子。その幼子が口からこぼれた種が芽吹いて、クスの大樹となる。
そのクスの大樹のある風景の中で、現代と過去をオーバーラップさせながらたくさんの人間のドラマが語られる。
どの話も物悲しく切ない。この大樹は暖かく包み込むようなこともなく、祟り神のように悪さをするでもなく、ただただ静かに人間の営みに耳をすませている感じ。時々出てくる1000年前に亡くなったであろう幼子の化身も、人を助けるでもなく困らせるでもなく、ただ大樹の周りに吹く風のように無邪気だ。
それでも人々がこの大樹に大小様々な想いを持って、何となく頼っているような気がする。褒められたい、怒られたい、慰められたい・・・。
千年樹。私はこのクスの大樹に父と母のような偉大さを感じました。
Posted by ブクログ
長い年月を生きてきた樹と、樹とともに生きてきた人々の物語のモチーフを思い描いていたところ、この本に出会いました。
千年の時を生きてきた樹はその樹皮に人々の想いをまといます。 根は時に人々の悲しみや、涙を吸い取って来たかもしれません。木々の葉は周りで喜び遊び回る子供の声や、明るい陽の暖かさを感じていたかもしれません。恐ろしく長い時を、同じ場所で、繰り返す人々の人生を見てきたのでしょう。
手を広げても余りある、大きな樹を抱きかかえてみませんか。一目では見上げることのできない程の大きな樹形に囲まれると、樹と空気と土と木漏れ日、そして自分自身が一体となる感覚が湧いてきます。
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