荻原浩のレビュー一覧

  • 千年樹

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    初の荻原作品。とても衝撃的でした。
    読後感は鬱ですが、大きな樹を街中で見かけると、この樹はどんな歴史を見つめて来たのかな…なんて思うようになりました。
    『瓶詰めの約束』が、どこで繋がっているのか分かった時…泣けました。

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    2013年03月12日
  • 千年樹

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    千年の樹齢となったクスの木を軸にした短編集。1話の中で異なる時代の2人をクスの木を介して繋ぎ、さらには8話を多層的に紡ぐ。色々な受け取りができるが、まずは『人間の怖さ』か。

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    2013年02月15日
  • サニーサイドエッグ

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    相変わらずペット捜索専門の自称ハードボイルド探偵。ブロンド青瞳の少女を相棒に消えたロシアンブルーを追う。前作同様ジョークはクドい。今回は人も亡くなる事も無くライトな展開で大団円、ホッとした。

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    2013年01月28日
  • 千年樹

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    荻原浩 著「千年樹」を読みました。
     
     一本のくすの大木をめぐり、時を超えた人間たちの悲しく、美しいドラマが交錯していく連作短編集です。

     それぞれのお話は、くすの木が中心に描かれますが、一つ一つの話に登場する人物も実はどこかでつながっていたりするなど、連作短編の醍醐味を楽しむことができました。

     人間の愚かで、不器用な生き方に比べ、永い時を変わることなく時代を見つめて生きてきた1本の木の生き方に強い憧れを感じてしまいました。

     荻原浩の作品は今回はじめて読みましたが、これからも他の作品を読んでいきたいと思います。

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    2013年01月22日
  • メリーゴーランド

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    馴れ合いや慣習にとっぷり浸かった地方都市のお役所。
    テーマーパークの再生、といったってやる気があるんだかないんだか。
    そのぬるま湯加減も、命ぜられた公務員パパの奮闘ぶりも、ユーモラスでどこかほのぼの。
    決して万々歳ではないけれどポッと胸に明かりの灯るような終わり方も、ほんのり感が心地よかった。
    「パパ、カッコよかったよ!」

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    2013年01月17日
  • 千年樹

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    タイトル間違いで買ってしまった、この本。ガッカリしながら読み始めてみた。が、!
    短編集だけど、話の一つひとつがジワ~っと入ってきて、飽きがこない。短編集だとは思わせない。断片的に話は繋がっているからかもしれないけど。

    子どもの口から落ちたクスの実が芽吹き、気が遠くなるような時間を経て根を深く、太く張る。いつしか樹齢千年の巨木となっていた。恐ろしいほど巨大な木。この木の周りでいろんな時代でいろんな事が起きる。この巨木の名前は「ことりの木」。

    ゾッとする話もあるし、私は好きだな。これほどデカイ木を見てみたくなるし、そこら辺に生きてる木も、この本読んでからはなかなか面白く見える。

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    2013年01月09日
  • ストロベリーライフ

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    グラフィックデザイナーとして独立した惠介。農業をやっている父が突然倒れる事態になる。残された作物の栽培を手伝ううちに、農作の面白さや楽しさを実感し始める。そのうち、東京に残してきた家族と農業を取るか判断を迫られる事態になるが、その時、妻美月や息子の銀河への想いや理解により一緒に住んで兼業農家としてやっていくなる。家族愛、夫婦愛により難関を乗り越えることが出来たのだと思う。我が家に一番欠けているところだ。羨ましい。

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    2026年01月17日
  • 四度目の氷河期

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    初・萩原浩。読みやすい。青春小説だけど、恋人の存在で家族小説にもなっている。萩原さんの他の作品も読みたい。

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    2012年12月17日
  • 愛しの座敷わらし【文庫上下巻合本版】

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    読み始めホラーなのかと思いビクビクしてたが、全くホラーなどではなかった。都市から田舎へと引っ越し。その家には座敷童がいた。
    家族それぞれの視点から書かれているのだけれど、皆人間らしくてとってもかわいい。
    クスッとできる場面がたくさんあった。

    家族が今後どう変化していくか楽しみ。

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    2012年10月18日
  • 愛しの座敷わらし【文庫上下巻合本版】

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    父親の左遷で東北の片田舎に引っ越した高橋一家。家に居場所のない夫、不平ばかりもらす妻、いじめにあっていた娘、気弱な息子、認知症の気配がある祖母……お互いを思う気持ちはあっても、すれ違いばかりでバラバラだった家族が、引っ越し先の古民家に棲みついていた「座敷わらし」との出会いをきっかけに、その絆を取り戻してゆく、心温まる希望と再生の物語。待望の文庫化!

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    2012年10月14日
  • 四度目の氷河期

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    ワタルとサチ。父親と母親。いや、最後のシベリアのくだりなど、読む手が止まらなかった。この人の作品は、神様の一言もそうだけど、余韻がたまらんな。

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    2012年10月04日
  • 四度目の氷河期

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    正直、最初は?って感じだった。
    でも読み進む度ワタルの成長、生き方、それを取り巻く人達との関係の変化にドンドン引き込まれて行った。
    色んな思いが交錯する中、最後はえーっ!っていうことがあってちょっと笑えたり…とにかくおもしろかった!

    2012.9.19

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    2012年09月19日
  • 愛しの座敷わらし【文庫上下巻合本版】

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    8月23日~9月3日

    父親の左遷で東北の片田舎に引っ越した高橋一家。家に居場所のない夫、不平ばかりもらす妻、いじめにあっていた娘、気弱な息子、認知症の気配がある祖母……お互いを思う気持ちはあっても、すれ違いばかりでバラバラだった家族が、引っ越し先の古民家に棲みついていた「座敷わらし」との出会いをきっかけに、その絆を取り戻してゆく、心温まる希望と再生の物語。

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    2012年09月04日
  • 愛しの座敷わらし【文庫上下巻合本版】

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    荻原さんの作品は、世の中そんなに都合良く物事は進まなくない?という甘い感じがあまり好きになれないのだけども、この愛しの座敷わらしはそれがうまい方向にいっってると思う。 ファンタジー要素ががあるからかな。 関係のギクシャクした家族が絆?を取り戻していく過程は、そんなうまくいかないっしょwと冷笑する感じではあるんだけど、座敷わらしの可愛らしさがそれをアリにしてると思った。 すごく心に残るわけではないけど、気分がほっこりする作品ではありました。

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    2012年07月28日
  • ひまわり事件

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    同一経営の隣り合った幼稚園と老人ホーム。
    選挙に出馬する経営者が人気取りのために幼老交流を思いつき。。

    結構分厚い本です。
    中心に流れるのは、幼老交流に最初は戸惑いながら、妙に気が合ってしまった老人と幼稚園児の様子と、儲け主義の老人ホームの不正とそれに立ち向かう一部の入居者たちの反乱です。
    なかなか重いテーマを扱った作品ですが、そのストーリーだけなら2/3でも済かなと思います。
    また、気になるのは登場人物達が見事にステレオタイプな事です。悪徳の理事長、その娘で子供嫌いな幼稚園長、悪がきたち、口は悪いが一本気で寂しがり屋の老人たち。
    しかし、初期のスラップスティック作品を思わせるような”笑い”

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    2016年07月23日
  • 愛しの座敷わらし【文庫上下巻合本版】

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    ネタバレ

    突然田舎の家に引っ越す事になった家族の物語。最初は変化がなくて退屈だったが、登場する座敷わらしの描写に和み、最終的に心がほっこりして終わった。

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    2012年06月06日
  • ちょいな人々

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    面白かった。
    「ふふ」と笑える一文が盛り込まれていて、すごく温かい気持ちになれる。
    どれもこれも後味良く終わるところも最高!
    作者は素晴らしい感性をもっているなぁと思います。

    荻原さんの別の作品も是非、読んでみようと思います。

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    2012年05月10日
  • ちょいな人々

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    様々な「ちょいな人」を描いた短編小説。
    「軽く痛い人たち」という表現だろうか??
    コミカルでマンガ感覚で読める作品です。
    野球ファンとしては「くたばれタイガース」が面白かったです。

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    2012年05月07日
  • 四度目の氷河期

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    ネタバレ

    恥ずかしい話、読み始めてからしばらくは、SFだと思ってました。
    だって、荻原浩ですよ、守備範囲の広い。何が来るかわからないし。
    「さよならバースディ」もあったし。
    でも、青春小説なのですね。
    内容的には「僕が僕であるために」的な、いわゆるアイデンティティが云々的な、ベタな青春もの。
    でも、そこは変化球の荻原浩。楽しかったです。
    「クロマニヨン」をキーワードに、空想がちな少年時代から、よりリアルな大人への世界への変化を丹念に描いてくれました。
    とても愛すべき作品です。
    サチがかわいいね^^

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    2012年04月29日
  • 愛しの座敷わらし【文庫上下巻合本版】

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    父の転勤をきっかけに田舎の古民家へ引っ越した家族の物語。その古民家には座敷わらしがいる、と分かったところで下巻へ続きます。最初のうち、勝手に住む家を決めてしまった父にモヤモヤイライラ。母と娘(姉)に感情移入していましたが、ここでの生活が二人とも嫌ではないらしいと分かり、ようやく落ち着いて読めるようになりました(笑) 

    座敷わらしを見るのは、息子(弟)とおばあちゃん。おばあちゃんは上巻の最後で本来の力を取り戻し、これはそういう(忘れていたものを思い出す、取り戻す)物語なのだろうと思います。このあと座敷わらしがどう絡んでくるのか、下巻が楽しみです。

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    2019年09月03日