荻原浩のレビュー一覧

  • 砂の王国(上)

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    ネタバレ

    今砂の王国の上下巻を読み終わりました。
    山崎のホームレスから宗教を立ち上げ、成り上がるまでの道筋が書かれてあり、非常に面白かったが、最後にかけての苦しみがすごい。
    自分自身をとことん追い込み、理想を掲げ、サラリーマン時代と同じように誰にも頼らず心を広げず、当時、自分を育ってくれた母親が過信した宗教団体ではなく、綺麗な宗教団体を描こうとした。
    今回これを読み終わって思った事は、やはり人は学ばないと同じ顛末を繰り返すのだと感じた。
    木島となり、中村君も龍斎も全て操れると勘違いしていたのだ。
    木島には、実は何度も変われる瞬間があったし、手を差し伸べてくれる人がいた。
    それに気づきなかった末路なんだろ

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    2026年06月05日
  • 陰謀論百物語

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    星新一や筒井康隆等が全盛期の70年代SFを彷彿とさせる様な短編集。収録7編全て良しとは言えず、話毎の巧拙はあるが"パスワードを入れてください"は正にスマホ全盛期の現代を痛烈に皮肉っていて秀逸だった。

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    2026年06月04日
  • メリーゴーランド

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    終盤の盛り返す感じはそれなりに楽しいんだけど、全体的に描写が分かりにくくて絵が思い浮かばない スイスイ読めなくて次のページに行きたいって感じにならない

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    2026年05月29日
  • 噂

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    え?これ映像化されていないの?と思うくらい読みやすい。
    主人公の2人組が最高のバディで読んでいて楽しい。
    あと、人間のフェティシズム怖すぎ問題。

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    2026年05月29日
  • 我らが緑の大地

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    後半はSFホラー的でスピード感があってドキドキしたが、動植物の学術書を読んでるような部分が多くて僕には難しく感じてしまいました。もう少し単純に楽しみたかったです。

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    2026年05月27日
  • 二千七百の夏と冬 : 下

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    原始時代の部族とその生活・恋愛に触れることができた。
    最後は悲しい終わり方だったが、これもハッピーエンドかもしれない。
    熊との格闘、田んぼを耕す風景、縄文と弥生時代とは、、少し勉強になったかも?

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    2026年05月21日
  • 海の見える理髪店

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    ネタバレ

    表題作の「海の見える理髪店」では、理髪店の店主が淡々と自分の半生を語る形で物語が進んでいく。一見何気ない店主とお客さんの会話のように思えるが、最後直接の描写はないにせよ、2人が親子であり結婚の報告をしにきたという結末にはハッとさせられた。どの物語も色々な家族の形を題材にしていて、最後の展開に驚かされ心温まるような一冊だった。

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    2026年05月19日
  • 陰謀論百物語

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    読みた時の感触、イメージは「星新一」。短編集ですが、あまりキチッとした話の終わり方をしない話が多いと思いました。

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    2026年05月18日
  • 海の見える理髪店

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    家族、近い存在だから危うい。自分以外は全員他人だけど、やっぱり半分くらい自分に入り込んでいる。
    コントロールできない自分みたいな感覚で、心の行先を左右してしまう。

    近しいゆえに言葉足らずで、心のうちを想像してしまう。口に出せば済むことも多いはずなのに。

    家族の存在について、考え直す本だと思う。そして、自分もまた家族の半分であることを忘れないように。

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    2026年05月17日
  • 陰謀論百物語

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    表題作はタイトル通り、陰謀論の百物語で、それぞれの陰謀論が展開する。おかしな議論がもっと拗れまくって、何だったらその場で大乱闘とか、陰謀論も、もっと壮大で荒唐無稽なものを期待してしまっていて、ちょっと拍子抜けだった。
    コロナ以降クリーンに変貌した組織に順応できない組員。いじめで自殺した中学生の身代わりロボットの暴走。あるあるのパスワード地獄。
    忖度村の忖度の果て、村人には意外と受け入れられ概ね好評でよかったよかった。マスク警察vsマスク拒否男、こんなことは実際にあったかもしれない(いやないか)

    ちょっとしたきっかけから生じたずれがエスカレートするコメディ、久々の荻原ワールド全開、ではあったの

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    2026年05月09日
  • 家族写真

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    色んな家族の姿をテーマにした短編7篇。外見は幸せいっぱいでも内面はそうじゃなかったり、どこもいろいろ問題抱えてる。
    波平さんのやつは面白かった。

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    2026年05月04日
  • 陰謀論百物語

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    世にも奇妙な物語のような短編集。
    全体的に雰囲気は好きだか、前半の結末は投げっぱなし感が強く消化不良。
    話しとしては後半の2篇が良かった。

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    2026年05月04日
  • 砂の王国(下)

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    宗教はビジネスであり、教義は後から捻り出すもの。ホームレスから始まった物語は、始まりに戻っていく。途中はご都合主義が多くてうーんと思うところもあったが、内部分裂して自己制御も効かなくなるあたりはリアリティが感じられた。

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    2026年05月04日
  • 笑う森

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    森で行方不明になった幼いASD児が、いかにして生き残ったのか。

    森の中の表現が素晴らしいと思った。悠久の時を生きる神秘的な森、光を拒むように伸びる枝々が容易く想像できる。
    鬱蒼とした暗さと不気味さに反して、優しいストーリーだった。
    可愛い子には旅をさせよってこと?違うか。
    行方不明児が発見されるところから始まるのでハラハラはせず、安心して読んでいられた。

    最後のくまさんはさすがに現実味がなさすぎるが、創作だからまあいいか。

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    2026年05月02日
  • 陰謀論百物語

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    7編からなる短編集
    SFのようで、ブラックな風刺が効いていて
    面白かった。

    《陰謀論百物語》
    高名な”陰謀論者”たちが、蠟燭を前に百物語を
    繰り広げる‥‥馬鹿々々しい説だが、
    一体何が本当で、何が嘘なのか?
    《ハードボイルド・ルール》
    刑務所帰りのヤクザ。突如厳しくなった
    コンプラに戸惑う。
    《サクマ型ロボット2号》
    不登校支援ロボット‥不登校支援の一環として
    ロボットが本人の代わりに出席するというのだが‥ブラックな話だった。
    《パスワードを入れてください》
    早く思い出さなければ、いけない時に限って、
    焦って出てこない‥ある、ある!
    まさに、パスワード地獄
    《ああ美しき忖度の村》
    題名からし

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    2026年05月02日
  • オロロ畑でつかまえて

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    広告業界の虚と村人の逞しさが笑える、村おこしのお話。
    荻原浩らしからぬ?毒のあるユーモアとなりふり構わぬ疾走感はこの本ならではの楽しさ。

    「嘘も百回言えば、本当になる。広告なんてのは、その最たるものだ。」

    オロロ、見てみたいかも。

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    2026年05月01日
  • 噂

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    ネタバレ

    ある企業の広告戦略により広められた「レインマン」に関する噂が現実に。
    500ページ近くあるが、登場人物同士のかけ合いも多くとにかく読みやすい。
    ただ、ミステリーとしては意外性に欠ける。半分ほど読んだ時点ででこの人が犯人かなーと思ったが、結局そのままだった。
    ラストのラストで一応どんでん返し?もあるが、あまりスッキリ感は無い。
    とにかくテンポ良くサクサク読みすすめられる作品なだけに、もう少し捻られたオチを期待してしまった。

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    2026年04月28日
  • ハードボイルド・エッグ 新装版

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    自分の好きなバンドのボーカルが紹介していたので呼んでみた。
    ドラマや小説にでてくる探偵に憧れたダメな男が主人公であり、雰囲気ある名探偵という感じではなくいかにも人間らしい主人公で、そんな男が不純な動機だろうと、恐ろしくて震えようと、探偵に対する憧れや自尊心を守るため、泥臭く事件解決に奮闘するという心暖まる小説だった。
    読みごたえという意味では物足りないが、持ち歩いてちょっとした空き時間や電車での移動時間などに気軽に読める小説だと思う。

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    2026年04月28日
  • 噂

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    ラスト一行に…とか、あっと驚く!といったフレーズに惹かれてしまう私は、話の内容よりも、最後にどういった驚きが待ち構えているのかに心躍らせ読み進めていました。
    勿論、予告通りラスト一行に驚かされるわけですが、驚きだけではなく、結末に対する悲しさや、残酷さを感じてしまった私は、なんだかんだ言いつつも、しっかりストーリーにも入り込めていたのでしょう。

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    2026年04月26日
  • 砂の王国(上)

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    上下巻の上はいっき読みレベルで面白かった。
    下の後半…。
    失速感が否めない。
    脳内ドラマでおもいっきり楽しめる。
    個人的には(^^)

    山崎遼一:松下洸平

    仲村健三:城田優または斎藤工

    錦織龍斎:酒向芳

    続きがあるのかな?
    と思わせる最後だったので、続編にきたいします!

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    2026年04月21日