荻原浩のレビュー一覧

  • 明日の記憶

    Posted by ブクログ

    2025.10.26 J:com 渡辺謙、樋口加南子
    広告代理店営業部長の佐伯は、齢(よわい)五十にして若年性アルツハイマーと診断された。仕事では重要な案件を抱え、一人娘は結婚を間近に控えていた。銀婚式をすませた妻との穏やかな思い出さえも、病は残酷に奪い去っていく。けれども彼を取り巻くいくつもの深い愛は、失われゆく記憶を、はるか明日に甦らせるだろう! 山本周五郎賞受賞、映画化もされた感動長編。待望の電子書籍化!

    0
    2025年10月26日
  • 笑う森

    Posted by ブクログ

    星4.0以上で評価が高かったので読んでみました。
    ストーリーやキャラクターも面白く、ラストも好みでしたが、個人的には読むのに時間がかかった印象…!
    熊出没の怖いニュースが多い今日ではなかなか恐ろしい物語でした。タニシマーーーーー

    0
    2025年10月24日
  • 海の見える理髪店

    Posted by ブクログ

    短編はあまり好みませんが

    それぞれ胸の奥にポンと残る感じでした。

    特に最後の「成人式」が印象に残る。

    短編にしては、って感じです。

    0
    2025年10月24日
  • 我らが緑の大地

    Posted by ブクログ

    スタートアップ企業・グリーンプラネットに勤める村岡野乃は、植物の「会話(コミュニケーション)」について研究している。ある日、農場の視察に訪れた企業の社員が、改良された大豆を食べて救急搬送される事件が発生。さらには、原因不明の山火事や、飢えて狂暴化した猿による襲撃、森を走る「謎の野人」の目撃情報など、奇怪な出来事が相次いでいた。野乃は一連の事件を「植物による反乱」ととらえ立ち向かおうとするが……?人間が植物に駆逐されるとは思わないけど、近年の熊による被害なんかを見ていると自然の脅威を感じます。

    0
    2025年10月14日
  • 噂

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    ラスト1行に驚愕するという謳い文句で、どれどれと期待を高めていた分、あっさり終わった感じがして正直期待を超えなかった(自分で勝手にハードルを上げていたせい)。
    確かにラスト1行を読んだ時はゾクゾクする感じがしたが、あっても無くてもストーリーは成立する。
    だから無理矢理、最後に衝撃を与えるために入れられた、なんだか作られた衝撃感を味わった気分だった。

    刑事コンビの雰囲気が好きなのと、噂を元に殺人がされたっていうアイデアも好き。中盤くらいで犯人を特定できるくらいの材料を与えられてしまったので、もう少し犯人探しを楽しみたかった。

    読みやすさ5
    没入感3
    感情移入4
    衝撃感2
    登場人物の好み4

    0
    2025年10月10日
  • 我らが緑の大地

    Posted by ブクログ

    荻原浩のこの手のSFもなかなか面白い!ノンストップのパニックサスペンスで先が気になりハラハラしながら読み進める事が出来ました。
    メガソーラー計画の為の大規模な森林伐採や止まることの無い地球温暖化を考えると、フィクションでは終わらないかも?!と空恐ろしくなるお話しでした。流石に植物との会話や、植物が動物や人間を操ると言うのは有り得ないと思いますが、、、
    植物との共存の大切さを啓蒙するには良い小説だと思います。

    0
    2025年10月03日
  • 噂

    Posted by ブクログ

    X で「衝撃のラスト」だと評判が良いので読んでみたのだが、この取って付けたようなラストはまったくの蛇足で読後感を損う以外の役に立っていない。主人公はもちろん、登場人物誰一人とっても人物造詣は見事という他はないし、口コミ・マーケで流しただけの噂が現実の殺人事件になるという舞台設定も魅力的、ストーリー展開も隙がない。サスペンスはいわゆる「もう一踏んばりしてほしいところ」だが、全体的には傑作と言える。しかし、ミステリーとして致命的なのは、犯人が序盤早々に明らかになってしまう露骨な伏線で、これと蛇足のラストで台無しになった。

    0
    2025年10月02日
  • 楽園の真下

    Posted by ブクログ

    子猫が酷い目に合うので注意

    あらすじには「パニックホラー」とあったけど、パニックしてくるのはかなり後の方になってから。なので、展開を遅く感じる人はいるかもしれない。
    でも、一歩ずつ着実に深まっていく異常事態と、これに対していくメイン2人のバランスが良かったと思う。生き延びてほしい。

    0
    2025年09月29日
  • 噂

    Posted by ブクログ

    普通に話が面白くて、都市伝説とかってこうやって広まるんだな~って勉強になった。犯人はなんとなく読めたけど、ラストで「あーーーそっち!?」って思うと同時に切ない気持ちに。

    0
    2025年09月25日
  • 押入れのちよ

    Posted by ブクログ

    ゾッとする話からコメディ調、切ない話までと色々詰まった短編集。
    一話目が思いがけずゾッとするお話で、今はちょっと一旦本棚へと仕舞ったら10年以上が経っていた。
    一話ごとに全く違った趣の話なので飽きずに読める。
    表題作の押入れのちよが好き。

    0
    2025年09月22日
  • 噂

    Posted by ブクログ

    ネタバレ



    最後の1行で驚愕!!
    って帯に書いてたけど
    1番最後の会話の手前で枝村が殺された狂気がまだ見つかってないって所でなんとなく予想
    できてしまったw
    物語はすごい引き込まれて約500ページあっと
    言う間やった!ちなみに半分くらいは去年読んでそっから積読して登場人物全員忘れてたのでちょっとだけ読み返した(  ̄ω ̄ )
    逆行的オステンションが繰り広げる壮大なミステリー小説って感じかな〜
    登場人物も想像しやすくて半分から読み始めたのに読む手が止まらんかったよーん
    ほな去年からちゃんと読んどけ!←

    0
    2025年09月16日
  • 海の見える理髪店

    Posted by ブクログ

    やーっと読み終わった。
    短編が苦手なんだけど、知らずに買ってしまった。
    理髪店の話、最初は「何を聞かされてるんだろう」という思いで、読み進めるのが苦痛だった。ここで何度か挫折したけどついに読み切った。
    話の後半はとても良かった。一冊全部読み終わった後に、また理髪店だけ読み直した。

    0
    2025年09月09日
  • 笑う森

    Posted by ブクログ

    森で1週間行方不明になった5歳の息子、以前の息子とは様子が違っていて…。森で出会った人々の人間ドラマが沢山あって少しずつ息子の異変の原因が紐解かれて行くのがおもしろい。表紙から思いもしなかったけど結構ハートフルだった!

    0
    2025年09月06日
  • 恋愛仮免中

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    5人の作家さんが恋愛をテーマに描いた短編集。年齢も様々な登場人物が物語を動かしている。人の数だけ恋愛の形があると感じさせてくれる本。特に原田マハさんの「ドライビング・ミス・アンジー」が面白かった。甘くて、切ない。

    0
    2025年09月05日
  • 月の上の観覧車

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    短編で読みやすかった。中にはその後の続きが気になるような話も。人生においてやり直しはできなくて、自分も後悔していることがある。本作では、人生の先輩たちが過去を振り返っており、自分の生き方やこれからの人生の選択を考えさせられた。

    0
    2025年09月05日
  • 噂

    Posted by ブクログ

    YouTubeでどんでん返しがおもしろい!との事で読んでみました。まんまと騙されました。騙されましたが、騙されてる中でもん?ていう違和感は感じたのですがまあいいか…と読み進めていたところに、そこやったんか!という落とし穴があったんですねえ。やっぱこういう違和感て大事なんですね。と思った作品でした。

    0
    2025年09月04日
  • 我らが緑の大地

    Posted by ブクログ

    子供の事を言っていて、
    2027年生まれは22世紀を見る、というくだりに
    ほうほう、だいぶ未来の設定なのね…
    ん?いや?となった。
    そっちに衝撃笑
    あり得るのかな〜。
    でも、うちの鉢植えセロームちゃんとか
    とっても穏やかに見えるけどな。

    0
    2025年09月03日
  • 笑う森

    Posted by ブクログ

    真人が森で偶然出会った大人たち。 

    みんなキャラクターが素晴らしい!!
    いい加減なのに憎めず、スカッと気持ちいい。文章も、セリフも、掛け合いもとてもおもしろい。

    そしてそんな人たちが繋がっていく。
    怖い話かと思っていたが
    心温まるお話。

    読み終わったあとも、あの森での出来事が自分の思い出のように、心に余韻がのこる。

    0
    2025年09月02日
  • 猫さえいれば、 たいていのことはうまくいく。

    Posted by ブクログ

    6人の作家によるオムニバス
    ねこちゃんが大なり小なり出てくればOKのようで、必ずしもほっこりしたお話ばかりではない。

    見知った作家さんたちばかりなので読んでみました。短編だからかいつもの作風と少し違ったりしておもしろかった。
    猫、というはっきりしたキーワードの中で違いを出すのも難しいとは思うけれど、やはりもっと読みたい!と思わせるほどの作品はなかったかな。

    0
    2025年09月02日
  • 花のさくら通り

    Posted by ブクログ

    商店街の変なプライドとお歴々笑の「今までも、そうだった」分かるわー!

    街はよそ者・若者・馬鹿者が変えるなんて言葉があるけれど、正にそんな内容でした。
    淡々と進むけれど、それがリアルに平凡な地域の日常だよなぁと、笑いが込み上げました。




    えーと、、今更シリーズ物の最後の作品だと知り、やってしまった感。

    0
    2025年08月31日