【感想・ネタバレ】逢魔が時に会いましょうのレビュー

\ レビュー投稿でポイントプレゼント / ※購入済みの作品が対象となります
レビューを書く

感情タグBEST3

Posted by ブクログ 2022年10月12日

妖怪系が好きな私にはぴったりだった。
特に、この作品みたいに妖怪などの話を検証したり、解明したりするお話はウキウキする。
准教授とアシスタントが調査していく話だったから、民俗学とか、文化人類学の知識とかも入ってて面白かった!

0

Posted by ブクログ 2021年05月08日

大学院生の高橋真矢(妖引き寄せ体質)が民俗学の助教授布目と一緒に各地の伝承について調べる話。布目と真矢が最後にいい感じになるところが好き。

0

Posted by ブクログ 2021年01月11日

学生真矢の、妖怪と布目准教授への気持ちとが変化していくのが面白い。
座敷わらしの章が一番すきかも。
誰かにお勧めされたのに、誰か思い出せない。

0

Posted by ブクログ 2020年02月05日

幽霊の正体は枯れ尾花ではない、かもしれないというお話。妖怪たちに纏わる歴史的な背景と解釈がよかったです。見たことのある説なんですが、そこから作者が一歩踏み込んでファンタジーの存在の予感を残しているのが好みのオチのつけ方でした。
進路選択で主人公が迷っているところに、新しく道筋を見つけられてホッと安心...続きを読む。本人はまさに「若さゆえの突進」的な方向を選んで、それにもう決めた!迷わない!と自分で退路を絶っているのですが、実際は第三者である読み手側から見ると「ああ……悩んでるな……」とわかってしまう不安定さが当初ありました。准教授とのフィールドワーク、体験、旅行を通してやりたいことにピントがあってきたような感じにラストでなっていたのでそういう点でハラハラしていた者としては安心、です。続きないのかな……読みたいですね。

0

Posted by ブクログ 2022年06月23日

民俗学者布目と進路に悩む大学四年生真矢(まや)が座敷童や河童を調査しに行く物語。
荻原さんの本にはほかにも座敷わらしが出てくる本があったりするので、時間ができたら遠野に座敷わらしを探しに行ってみようかな・・・と思ってしまいました。

0

Posted by ブクログ 2021年08月07日

読みやすかった。
怖くないと思っていたところでいきなりワ!と驚かされる感じで飽きなかった。主軸の二人がイイ。

0
ネタバレ

Posted by ブクログ 2021年07月09日

民俗学専攻の大学准教授・布目と、その助手のアルバイト学生・真矢。性格など正反対なようで実は息の合った二人が繰り広げる”もののけ”珍道中。
座敷わらしに河童に天狗。
そんなの単なる迷信でしょ、今どきそんなのいる訳ないじゃん、とスルーしたくなる”もののけ”を探し出して撮影する、意外とハードなフィールドワ...続きを読むーク。

古来から日本に言い伝えられている数々の伝承。
その摩訶不思議な存在や言い伝えなど、聞いてるだけで背筋がゾクッとしそうだけれど、それらをコメディタッチに描いてあるので読みやすい。
そして調査する二人の軽快なやり取りも微笑ましかった。

「妖怪の正体を知ることは、この国の正体を知ることでもある」
布目の言葉にも納得。
二人の”もののけ”談義も面白くてもっと読んでみたくなった。
この二人のフィールドワークの続き、あるかな〜?

0

Posted by ブクログ 2021年06月21日

いい意味で軽く読める文書で座敷わらしの右手、河童沼の水底から、天狗の来た道と割と話もくっきりと分かれているので本が苦手な人でも読めそうだなと。私的には座敷わらしの話が1番好みだった。
いつか続編が読めたらいいな、、、。

印象に残った文
p.44の11行目〜この目で確かめてもいないのに、頭から否定す...続きを読むるのは正しいのだろうかって。
p.191の11行目〜そうか、日常のすぐ近くには非日常がたくさんあるんだ。古さの中にも新しさがあり、平凡の中にも名場面がある。

0

Posted by ブクログ 2021年06月12日

主人公・高橋真矢の炸裂する妄想、民俗学者・布目准教授ののほほんとした挙動、プラス座敷わらし・河童・天狗というもののけ探しのライトホラーが混ざって、面白くて一気読み!ぜひ続刊を‼️

0

Posted by ブクログ 2020年12月14日

座敷わらし、河童、天狗は本当にいるのか?
その正体は?

ゾクゾク、ワクワクと
面白くて、あっという間に読んでしまいました。

気に入った言い回しの箇所↓

「馬…」と前半の一文字が零れてしまってから、相手が准教授であることを思い出して、続いて飛び出そうとした鹿を檻へ戻す。

0
購入済み

冒険

2020年11月16日

座敷わらしに河童に天狗。
小説は,より現実離れしている方が好みだ。
すぐに自分の世界に入ってしまう布目先生と,映画監督を目指す真矢。
二人のキャラクターも微笑ましい。
冒険の続きが気になる。
妖怪や精霊なんてきっといないんだけど,心のどこかで信じていたい。
その方が楽しいから。

0

Posted by ブクログ 2020年08月13日

どうしてそのような怪異伝説が生まれ、語り継がれてきたのか。それを紐解くことで、この国やその土地でどのようなことが行われてきたのかか見えてくる。
ファンタジックな小説を思い浮かべていたが、良い意味で裏切られ、知的好奇心をくすぐられた。

0

Posted by ブクログ 2020年01月18日

民俗学者布目准教授と助手の真矢。
座敷わらしを探す旅で、子供が8人いる家族を訪問。
いつしか子供が9人になり……。
座敷わらし、河童、天狗と怪しいもの探しの笑って泣ける珍道中。

0

Posted by ブクログ 2019年12月15日

あるものを、そういうものだと流さずに、何故どうしてここにあるのかを考えられる能力って素敵で面白いなと思った。評価されにくいし、お金にはなりにくいけど、
続けて欲しいな。
物の怪や精霊、真面目に語られると流してしまうけど、いたらいいなと思う。
二人の関係性はこれからに期待ってことで、ちょうどいい塩梅に...続きを読む感じた。

0

Posted by ブクログ 2019年10月10日

荻原さんのいつもながらの雰囲気で進む本なので、読む人は選ぶだろうな。今回の加筆分のエンディングは個人的にはあまり好きでは無い。
それはそれとして、天狗についての荻原さんの解釈は(詳しくないのでどこまで通説なのかは知らないが)興味深かった。

0

Posted by ブクログ 2019年07月25日

変わり者の民俗学の准教授と、進路に悩む女子大生のコンビ。座敷わらしや河童、天狗などのウンチクや解釈が面白い。ラブコメ要素もあって楽しめた。読みやすかったので、著者の他の本も読んでみたい。

0

Posted by ブクログ 2019年03月12日

座敷わらし、河童、天狗。

さすがの荻原浩さん、文章はとても読みやすく、コメディタッチなのに、背景の時代描写なんかは深いものがあって、面白いし、興味深いしで、あっという間に読み終わってしまいました。

昔書いた2作品を手直しし、書下ろし1作品を加えての文庫化ということのようです。
なるほど・・・楽し...続きを読むい1冊でした。

0
ネタバレ

Posted by ブクログ 2019年03月11日

*大学4年生の高橋真矢は、映画研究会在籍の実力を買われ、アルバイトで民俗学者・布目准教授の助手となった。“座敷わらし"を撮影するため、子どもが8人いる家庭を訪問。スイカを食べる子どもを数えると、ひとり多い!?ハンサムらしいが風変わりな大学教授と、映画製作を夢見てアルバイトに励む女子大生の迷...続きを読むコンビの珍道中。ふたりに芽生えた恋の行方も読みどころの、笑いと涙のなかに郷愁を誘うもののけ物語*

荻原氏らしい軽くて読みやすい文体に、もののけ?達とのユーモア溢れる展開が楽しく、どんどん続きが読みたくなります。
ただ、よくあるもののけ物語ではなく、あやかしの由来と言うか成り立ちと言うか、そもそもの起源に焦点を当てて書かれているのが新鮮でした。そして、ちょっぴりしんみりするところもあって、軽くて楽しいだけのお話でないところも良かった。これは続編、期待したいです。

0

Posted by ブクログ 2023年08月25日

民俗学の准教授と学生が現代の日本で河童や天狗を探しに行く話。まあまあ面白く4日くらいで読み終えた。深く考えないで済むライトな妖怪譚。キャラ設定なども深くつっこんではいけない。

0

Posted by ブクログ 2022年12月12日

座敷わらし、河童、天狗。これらの伝説が語り継がれる地を民俗学者と女子大生が訪れる短編集。
女子大生のキャラがやや痛々しいが、物語に軽さを与えていて読みやすくなっている。
河童や天狗の伝承がどのような背景で生まれたのか、その自説がおもしろくて、なるほどと思わされるところがあった。

0

Posted by ブクログ 2022年08月04日

読み終えて尚、興味ある物語り
おもしろかった
ユーモア 小説ともいえるが、座敷童子、河童、天狗という3編の民俗伝承、妖怪研究物語りだ

いやいや研究書ではない
3編の短編小説集だ

座敷童子では岩手の遠野へ
河童では富士山麓の架空の地 河童沼へ
天狗では山陰の架空の地 霧北へ

研究者は大学の准教授...続きを読むだが、女子大生のアシスタントがどうやら もののけを引き寄せていそうな感じでおもしろい反応をする
私が行けば出てくれるなんて、あたしは便秘薬か とか
架空の地ではあるが、時代考証も、漂白民や製鉄史との関連を取り上げるなど、いかにも学術調査的な記述もはさんでいて楽しめる

ニヤニヤしながら楽に読めるのが良い

0

Posted by ブクログ 2021年08月08日

民俗学がテーマなのは好きだし、先生と生徒が協力して謎を解くのも好き
だけどこの女の子はどうにも気に入らない
歳上は無条件に敬え…というつもりはないけど、ちょくちょく馬鹿にした言動が嫌だった
座敷わらし、河童、天狗の正体とは??を探しに行く連短

0

Posted by ブクログ 2021年07月01日

荻原ワールドの物の怪シリーズ。
「押し入れのチヨ」で初めて出会った、物の怪と現代人のなんともほのぼのとした世界。
時々無性に読みたくなるなぁ。

0

Posted by ブクログ 2021年05月01日

20210430
貧乏女子大生の真矢が誘われたアルバイトは布目准教授の現地調査。天然准教授とガテン系女子の妖探しの連作短編集。
3編しかないこともあって、真矢の将来への不安や二人の仲の進展についてはもう少しみたい!という状態で終わった。妖怪の正体については、それなりに納得できる部分もあった。妖怪、い...続きを読むつか見てみたい。

0
ネタバレ

Posted by ブクログ 2021年02月24日

萩原浩の作品って現実はうまくいっていないけど、なんとかもがこうとしている人を明るく楽しく描いているから読んでて元気になれる気がする。

0

Posted by ブクログ 2020年10月07日

特に座敷わらしの短編が良かった。
「いやいや、そんなワケないでしょう!」って言いたくなる座敷わらし探し。座敷わらしがあまりに人間臭く可愛くてほっこりしました。
研究一筋の布目准教授に対する真矢の心の呟きや突っ込みも絶妙で面白かったです。

『驚きや不思議はいつもの毎日にいっぱい詰まっている』
『見る...続きを読む目を少し変え、感じるこころをちょっと変えて』

0
ネタバレ

Posted by ブクログ 2020年08月22日

サクッと読めて面白い

題材に惹かれて読んだ

座敷わらしや河童や天狗、いたら面白いけど逢うのは怖いから遠慮したい面妖なモノたち
目撃した人、村起こしをする人たち、奉る人たち

なんでいるかはわからないといえる布目先生のキャラクターがとてもよい
助手の真矢さんの上から目線というかなんというかちょっと...続きを読むこまっしゃくれた感じがあまり好みではないので真矢さんが語り手なのは残念だった

内容はとても面白かったので、続編があれば読みたい
恋愛要素はなくても十分面白いかと

天狗の正体、正体というか言い伝え?が布目先生の説だろうなぁと思ってたところに北欧神話のトロールやゴブリンが出てきてワクワクした
たたら場、もののけ姫のたたら場も山奥にあったのはそれが理由かなぁと
天狗の回がお気に入り

0

Posted by ブクログ 2020年05月31日

座敷わらし、河童、天狗と日本古来?の妖怪に焦点を当てた話。
つまらなくはないが、もうちょっと掘り下げた内容だったら良かったかな?

それぞれの話で各地域に行くんやけど、そこでの田舎の風景の描写がすごく良かった!
日本の良き風景みたいな感じで、旅したくなった!

座敷わらしの話が1番好きだな!

0

Posted by ブクログ 2019年12月27日

荻原浩さんの作品を初めて読んだ。読みやすくて面白かった。真矢と布目はお似合いだと思うので、上手く行けばいいのになーと思う。最後の作者によるメーキングを読んで、2編が言い回し等が古い為、リメイクされたということに驚いた。プロ魂なのかしら。

0

Posted by ブクログ 2019年08月27日

ひとり多いって怖い。
誰が多いのかもよくわからないってさ〜。でも、悪さをするわけじゃないんだよね。

0

Posted by ブクログ 2019年06月08日

44

めちゃくちゃラブコメでしたね~
こんなのも書けるんだね荻原浩!
面白かったけど、もっと面白い話を知っているからなぁ。
文章が上手だからコミカルもシリアスもホラーもかけてすごい。
河童は終始ぞわぞわした~!
座敷童子も数を数えるとこビビるし、天狗は山の中のシーンめちゃ怖かった。

たまにはこう...続きを読むいう純粋さ溢れる話もいいですね。

20190604

0

「SF・ファンタジー」ランキング