荻原浩のレビュー一覧

  • 明日の記憶

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    アルツハイマーの擬似体験。年齢も近く描写がリアルでこわくなった。
    小説としておもしろいか?という疑問はもった。妻目線、娘目線、会社の部下目線などの他者の視点も読んでみたかった。
    あまりそこにこだわりはないのか、起承転結も少なく、事実を淡々としっかりと書かれたという印象。フィクションと読めば現実はそうなのかもしれない。
    また、裏表紙に「いくつもの深い愛」とあったので会社の仲間含めもっと感動的な展開を期待してしまった。あれはちょっとミスリードでは?

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    2026年08月27日
  • 噂

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    普通に刑事系ミステリとして面白かった。噂や口コミが題材になっていること、警察内部の描写も面白かった。
    ラスト1行は衝撃だが、大きなどんでん返しかというとそうでは無かった。どんでん返し系として読み始めてしまったので、少し物足りなかった。

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    2026年08月25日
  • 今夜も、ぼっち飯

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    個々の話は善し悪しありましたが、全体的にはよくまとまっており楽しく読めました。
    悪しが足を引っ張るので、アンソロジーは難しいですね?

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    2026年08月20日
  • 月の上の観覧車

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    私自身40歳になり、本当にこれでよかったのか?と思うこともたくさんある。戻ることのできない過去がもう40年分出来上がってしまっていることが怖くなる時もある。
    でも今では後悔していることも、きっとその時その時の自分の一番の生き方だったんだろうなと思う。

    "たられば"は考えたらキリがないけれど、でもこれまで自分が歩いてきた道を見ないふりしたり、否定する必要はないんだなと思う。
    これまでの自分とこれからの自分。どちらもそのままでいい。優しい気持ちで希望を忘れずにいたいなと思う。

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    2026年08月17日
  • ひまわり事件

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    幼稚園と隣接する老人ホームの交流を図ろうとする園長、理事長のアピール作戦によって晴也、秀平、和樹、伊梨亜はホームの入居者の誠次、寿司辰、トキ婆達と麻雀をしたりひまわりの種をまくことに。
    ホームと園の不正を糾弾する元・活動家の片岡が企てた立てこもりにホームのマドンナ満須子達と共に協力することに。
    ひまわりが一面に咲き誇る光景を、誠次にも見てほしかった。

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    2026年08月16日
  • 楽園の真下

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    絶対に無くはないという、カマキリが超巨大化するというお話。
    単純な話ではあるのだが、それだけにグイグイと引き込まれて行く感覚が心地良い。
    最後の終わり方も含みのある感じでニヤッとしてしまい面白かった。

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    2026年08月09日
  • 噂

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    ネタバレ

    「噂」ってタイトルだからもっと噂を使って事件が起きたり、解決するのかと思った
    全然予想もしてなかったからか最後の一行は
    「えっ!?」ではなく「ん?」だった
    もう一回読めば伏線が散りばめられていて最後の一行で「えっーーー!!!」ってなるのかも

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    2026年08月06日
  • 愛しの座敷わらし【文庫上下巻合本版】

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    ネタバレ

    高橋史子
    晃一の妻。専業主婦。東京生まれで田舎暮らしに抵抗がある。

    高橋晃一
    四十七歳。食品メーカー課長。転勤が決まり、会社が斡旋してくれた支店近くのマンションを借りるつもりだったが、いい場所の一軒家に住むことにした。課長職で地方支店への異動主流から外れたことを意味する。

    高橋智也
    晃一・史子の長男。小学校四年生。サッカーが好き。

    高橋梓美
    晃一・史子の長女。中学二年生。

    クッキー
    高橋家の飼い犬。コーギー犬

    高橋澄代
    晃一の母親。

    高橋礼次
    亡くなった晃一の父親。元郵便局員。

    照子
    澄代の長女。

    光子
    照代の次女。

    六助
    東京の親戚に貰われた澄代の末の弟。空襲に遭って死んでしまった。

    座敷わらし

    菊地米子
    高橋家の近所に住む老婆。

    ホスター
    フォスター。高橋家が住んでいる家に以前住んでいた人。

    聡子
    米子の末の娘。長男の嫁と良好とは言えないらしい関係。

    安藤
    梓美の担任。顔がまんまるで、広いおでこがてかてか光った男の先生。

    タケちゃん
    智也がサッカーの仲間に入りたいと言った男の子。

    カッちゃん
    女の子。サッカーチームのエース。六年生。菊地桂。何年か前までは兵庫県にいて、そこのジュニアユースに入っていた。
    米子の孫

    シュウタ
    サッカーチーム。小三。

    タク
    四、五歳の子。

    小関

    増淵

    及川

    ヒナ
    タクの妹。

    和子
    澄代の末の妹。

    岩瀬
    ガンコ。梓美の同級生。クラスのリーダーっぽい女の子。

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    2026年08月05日
  • 噂

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    衝撃結末って言うので犯人が誰か確定できないままワクワクして終盤まで読んだけど、ヌルっと犯人が暴露されてしまったのでうーんという感じだった(犯人を序盤から推定できていたらしいのにそこに意外性を求めて読み進めていたっぽいよく分からない読者もいるようですが)

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    2026年08月04日
  • 海の見える理髪店

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    ネタバレ

    喪失と、その先のささやかな希望を描いた家族もの短編集。
    6編それぞれが、母と娘、父と息子、夫と妻といった近くて遠い関係を扱っている。

    表題作「海の見える理髪店」は
    人里離れた海辺の理髪店に、
    ある想いを胸に「僕」が訪れる。
    店主が語り続ける身の上話を聞くうちに、二人の関係が静かに明かされていく構成が見事。

    どの短編も、派手な事件は起きず沁みてくるお話。

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    2026年08月03日
  • 噂

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    ネタバレ

    噂を題材にしたミステリーとして、ストーリー展開は面白かった。

    恐らく、途中で犯人には気がつくタイミングがあります。
    ただ、これはオチではないだろう!もうひと展開来るだろう!と期待していましたが、最後のどんでん返しは本書の中では推理しようがないものだったのが残念…
    それとも自分が伏線を見つけられていないだけ…?笑

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    2026年07月28日
  • 猫さえいれば、 たいていのことはうまくいく。

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    うちの人が買ってたので読ませてもらいました。
    タイトルの通りの話しが短編で入ってる感じですね。
    「いちたすいち」という話しの世界観、雰囲気が好きだったのと、最後の「御後安全靴株式会社社史・飼い猫の頁」って話しが、可愛くて好きでした。

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    2026年07月26日
  • 噂

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    ネタバレ

    犯人も普通に考えたら序盤でわかるしミステリとして特筆すべき点はないのだけれど、杖村の最後の内面描写で「水虫がかゆいよ」のフレーズを入れたのは痺れた。その前の飲尿とか全部霞む。それまで強調されて来た強かで美しい女性像をこれほど損なう属性もそうそうない。水虫て。語尾の「よ」がまた切実さを感じさせる。
    このフレーズを目にできて良かった。ここだけピンポイントでめっちゃ刺さった。

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    2026年07月22日
  • 噂

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    ネタバレ

    最後の1行に衝撃との紹介を見て読んでみた。まさに衝撃。いや、終盤の杖村殺しの犯人が西崎じゃないとは思ったよ?思ったけどまさかね、、小暮と名島の今後の良い感じの関係を仄めかした後にあれだから、後味悪すぎる。イヤミスすぎる(褒)

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    2026年07月13日
  • 噂

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    前からずっと読みたかった作品。
    文体も読みやすく、大まかなあらすじは分かっていたから結構なボリュームはあるけど一気読みできるかなぁ…なんて思っていたのに、エンジンかかるのが意外と遅かったかも。
    前半、事件は起こるもののあまり変化がなく少々退屈気味。後半、ある時を境に一気に加速して最後まではあっという間。
    だからなのか、最後の一行で面食らった。
    小暮&名島コンビ 好きだったから、ほっこり描写から一転、衝撃のラストには頭がついていかず…
    しばらく余韻が残りそう…。
    時代背景を感じつつ、とにかくイヤミス感を凄く感じる作品だった。

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    2026年07月11日
  • 噂

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    購入本。長い間積読本となっていたが、久しぶりにミステリーが読みたくなり今作をチョイス。読んでみた。

    中盤くらいから牽引力が強くなってきて、そこからは一気読み。でも全体的にちょっと長いなって思っちゃった。

    あと帯の煽りすぎ問題ね。どうしても目に入ってそこを意識して読んじゃうから、最後の衝撃はあまり感じなかった。まっさらな感じで読めたらめちゃくちゃ衝撃だったと思います。上手い!って思ったと思う。煽りすぎの帯って嫌いなんだけど、売るためには仕様がないんだろうな。

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    2026年07月11日
  • 噂

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    ネタバレ

    犯人の目星は早々についてしまったからやっぱりそうかーって感じだったけど、最後の1行に鳥肌
    流行って別のギャルが言ってると思いたいね
    他の方が言っていた100pあたり読み返すとキモかった

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    2026年07月04日
  • 月の上の観覧車

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    深い作品だった。……のだと思う。

    そう感じる一方で、それを十分に受け止めきれなかったのは、自分の読み方がまだ浅いからかもしれないとも感じた。

    荻原浩作品に登場する主人公は、身近にいそうでいて、実際にはなかなか出会わないような人物が多い。

    この短編集も、そんな人たちの半生を少しだけ覗かせてもらったような読後感だった。
    10年後なら違う景色が見えそうな作品。でも、その頃にこの本を思い出せるかは分からない。

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    2026年07月04日
  • 金魚姫

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    夏祭りで偶然すくった金魚が美しい女性に変わるというファンタジックな設定の物語です。
    主人公と金魚の化身との奇妙な同居生活を通じて、現代社会の孤独や癒しが描かれています。
    動物の擬態系の話は当たり外れに差があるなという印象で、あまり手を出さないのですが、前情報なしで読み始めたのが良かったのか、その世界観に引き込まれました。
    一方で、物語の展開がやや予測可能で、驚きに欠ける部分もありましたが、情緒豊かな描写と心温まるストーリーは、読後に優しい余韻を残す作品でした。

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    2026年07月03日
  • 逢魔が時に会いましょう

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    荻原浩らしい優しく穏やかで不思議で、ほんの少しロマンチックなお話。
    大学院進学のため、民俗学者の准教授・布目先生とフィールドワークを手伝うアルバイトを始めたマヤ。遠野へ現地調査に向かった目的は、座敷童を撮影するためだった。8人の子供に8等分したスイカを配ると、いつも1人分足りなくなる。果たして座敷童子を捕まえられるのか⁈
    布目教授のキャラが魅力的。できればもう少し恋愛的な要素を先送りにして、もっとこのシリーズを続けてほしい。

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    2026年06月30日