荻原浩のレビュー一覧

  • 家族写真

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    色んな家族の姿をテーマにした短編7篇。外見は幸せいっぱいでも内面はそうじゃなかったり、どこもいろいろ問題抱えてる。
    波平さんのやつは面白かった。

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    2026年05月04日
  • 陰謀論百物語

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    世にも奇妙な物語のような短編集。
    全体的に雰囲気は好きだか、前半の結末は投げっぱなし感が強く消化不良。
    話しとしては後半の2篇が良かった。

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    2026年05月04日
  • 砂の王国(下)

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    宗教はビジネスであり、教義は後から捻り出すもの。ホームレスから始まった物語は、始まりに戻っていく。途中はご都合主義が多くてうーんと思うところもあったが、内部分裂して自己制御も効かなくなるあたりはリアリティが感じられた。

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    2026年05月04日
  • 笑う森

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    森で行方不明になった幼いASD児が、いかにして生き残ったのか。

    森の中の表現が素晴らしいと思った。悠久の時を生きる神秘的な森、光を拒むように伸びる枝々が容易く想像できる。
    鬱蒼とした暗さと不気味さに反して、優しいストーリーだった。
    可愛い子には旅をさせよってこと?違うか。
    行方不明児が発見されるところから始まるのでハラハラはせず、安心して読んでいられた。

    最後のくまさんはさすがに現実味がなさすぎるが、創作だからまあいいか。

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    2026年05月02日
  • 陰謀論百物語

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    7編からなる短編集
    SFのようで、ブラックな風刺が効いていて
    面白かった。

    《陰謀論百物語》
    高名な”陰謀論者”たちが、蠟燭を前に百物語を
    繰り広げる‥‥馬鹿々々しい説だが、
    一体何が本当で、何が嘘なのか?
    《ハードボイルド・ルール》
    刑務所帰りのヤクザ。突如厳しくなった
    コンプラに戸惑う。
    《サクマ型ロボット2号》
    不登校支援ロボット‥不登校支援の一環として
    ロボットが本人の代わりに出席するというのだが‥ブラックな話だった。
    《パスワードを入れてください》
    早く思い出さなければ、いけない時に限って、
    焦って出てこない‥ある、ある!
    まさに、パスワード地獄
    《ああ美しき忖度の村》
    題名からし

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    2026年05月02日
  • オロロ畑でつかまえて

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    広告業界の虚と村人の逞しさが笑える、村おこしのお話。
    荻原浩らしからぬ?毒のあるユーモアとなりふり構わぬ疾走感はこの本ならではの楽しさ。

    「嘘も百回言えば、本当になる。広告なんてのは、その最たるものだ。」

    オロロ、見てみたいかも。

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    2026年05月01日
  • 噂

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    ネタバレ

    ある企業の広告戦略により広められた「レインマン」に関する噂が現実に。
    500ページ近くあるが、登場人物同士のかけ合いも多くとにかく読みやすい。
    ただ、ミステリーとしては意外性に欠ける。半分ほど読んだ時点ででこの人が犯人かなーと思ったが、結局そのままだった。
    ラストのラストで一応どんでん返し?もあるが、あまりスッキリ感は無い。
    とにかくテンポ良くサクサク読みすすめられる作品なだけに、もう少し捻られたオチを期待してしまった。

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    2026年04月28日
  • ハードボイルド・エッグ 新装版

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    自分の好きなバンドのボーカルが紹介していたので呼んでみた。
    ドラマや小説にでてくる探偵に憧れたダメな男が主人公であり、雰囲気ある名探偵という感じではなくいかにも人間らしい主人公で、そんな男が不純な動機だろうと、恐ろしくて震えようと、探偵に対する憧れや自尊心を守るため、泥臭く事件解決に奮闘するという心暖まる小説だった。
    読みごたえという意味では物足りないが、持ち歩いてちょっとした空き時間や電車での移動時間などに気軽に読める小説だと思う。

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    2026年04月28日
  • 噂

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    ラスト一行に…とか、あっと驚く!といったフレーズに惹かれてしまう私は、話の内容よりも、最後にどういった驚きが待ち構えているのかに心躍らせ読み進めていました。
    勿論、予告通りラスト一行に驚かされるわけですが、驚きだけではなく、結末に対する悲しさや、残酷さを感じてしまった私は、なんだかんだ言いつつも、しっかりストーリーにも入り込めていたのでしょう。

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    2026年04月26日
  • 砂の王国(上)

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    上下巻の上はいっき読みレベルで面白かった。
    下の後半…。
    失速感が否めない。
    脳内ドラマでおもいっきり楽しめる。
    個人的には(^^)

    山崎遼一:松下洸平

    仲村健三:城田優または斎藤工

    錦織龍斎:酒向芳

    続きがあるのかな?
    と思わせる最後だったので、続編にきたいします!

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    2026年04月21日
  • 陰謀論百物語

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    デビュー当時のスラップスティック・コメディを思わせる短編集です。
    面白かったのは「ああ美しき忖度の村」。舞台は村の開祖・尊鐸上人にちなんで忖度村と改名した村。村興し協議会を設置したものの、年寄りの我儘や中堅メンバーの忖度に振り回され、若手村会議員が逆襲を試みるも・・・・。どこかデビュー作『オロロ畑でつかまえて』を思い起こさせる作品でした。
    その他に、似非陰謀論を流行らせて世界を混乱させようとする陰謀があるとする表題作、コンプラ重視のヤクザ集団を描いた「ハードボイルド・ルール」、やたらと必要になるパスワード世界に対する皮肉った「パスワードを入れてください」、双方から被害を受けた女性がマスク警察と

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    2026年04月20日
  • 砂の王国(上)

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    ホームレスからの逆転を目指すところまでは面白くてすらすら読めた。ただ、宗教が始まってからはもたつきが気になってしまった。下巻を最後まで読めるか不安。

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    2026年04月12日
  • 押入れのちよ

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    ウラ荻原さんの、ジェントルゴーストストーリーを堪能しました。チヨちゃんに美味しいものを沢山食べさせてあげたくなる。

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    2026年04月10日
  • 砂の王国(下)

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    ホームレスとなった主人公がホームレス仲間とともに宗教団体を作りそこでどうなっていくかという話。ざっくり過ぎだけど。以前読んだ「マルチの子」に近い読後感。宗教団体、それも、教祖足りうるホームレス仲間を見つけてからの金儲けを目的にという趣旨の団体なので、現実にあれば応援など絶対しない。でも読み進めれば、有能(と本人は思っていた)サラリーマンから落ちぶれた主人公の社会への復讐劇として応援はしたくなる。残念ながら最後は成功とは言えないがその過程は十分教訓として楽しめる内容だった。でもラストは⋯正直もっと続けてほしかった。

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    2026年04月09日
  • 海の見える理髪店

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    流石、直木賞作品。どの短編もほっこりさせる内容です。萩原氏の作品はこれまでも何冊か読んできましたが、その時代背景や語り口は浅田次郎さんとダブってしまう。優しい気持ちに浸りたい方にお薦めです!

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    2026年04月06日
  • 陰謀論百物語

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    荻原氏の作品は、個人的に玉石混交だと思っているが、本作は石の方だった。シニカル奇譚集なんだろうが、全体的にボヤっとしてて面白さが薄い。「忖度の村」と書き下ろしの「戦争過敏シンドローム」はまあまあ読める程度。

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    2026年04月06日
  • 陰謀論百物語

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    短編集。「パスワードを入れてください」はなんかありそうでモヤモヤした。そうならないようにメモしまくりだけどね。「ハードボイルド・ルール」も面白かった。

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    2026年04月06日
  • 明日の記憶

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    ネタバレ

    認知症患者の主人公の一人称視点で構成される話。
    だんだんと狂っていく記憶の感覚、その描写が悲しくて、寂しくて、辛さが募る。
    最後に忘れきった主人公と奥さんが出会うシーンが、とても良い。

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    2026年04月04日
  • 陰謀論百物語

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    現代社会への皮肉たっぷりの短編集。
    タイトルにもなっている陰謀論百物語が一番笑えた。
    強すぎる主張もないので、娯楽として良い。

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    2026年03月29日
  • 海の見える理髪店

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    ネタバレ

    表題作の「海の見える理髪店」
    客が息子だと店主はいつ気づいたのか。つむじを見つめた瞬間だろうか。頭のかたちや生え癖は親子で似る。床屋という職業だからこそ、そこに「あ」と来たのではないか。
    過去をたくさん語ったのは、残したかったからではなく、ただ話したかったからだと思う。その「ただ話したかった」に、会えなかった年月の重さがある。
    読みながら、もう話せない父のことを思った。今、目の前にいる家族と、タイミングを待たずに話そうと思う。

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    2026年03月28日