荻原浩のレビュー一覧

  • サニーサイドエッグ

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    ハードボイルド小説を読んだ事がないので、最初は少し引いた。わたしもこんな人がいたら苛々してしまいそう。
    でもお話しが面白く、一気に徹夜で読んでしまった。
    ペット探しがこんなに奥深いものだったとは。

    やはり荻原さんの才能は素晴らしいと思う。最後まで興味が尽きなかった。

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    2010年08月09日
  • サニーサイドエッグ

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    ネタバレ

    私立探偵・最上俊平の実情は「ペット探偵」。友人Jに紹介された「ブロンドで青い目の若い」秘書・茜は、確かに金髪でカラーコンタクトの青い瞳だ。和服の似合う美しい女性からネコ探しの依頼を受けたと思ったら、今度はヤクザな人たちからも同じロシアンブルー探しを命じられ…。途中までは想像ついたが、他にも色々あります。推理小説というよりは娯楽小説に近いかな?笑えてちょっとほろっとする、そんな小説です。

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    2011年02月13日
  • サニーサイドエッグ

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    私立探偵最上俊平・・・失踪したペットの捜索を請け負っている。ある日和服を着た若い美女に「うちの猫を探して欲しい」と言われ、喜んで引き受ける。しかし猫探しはただの猫探しではなくなっていくのだった。

    ユーモア・ミステリー。
    ハードボイルドを気取る主人公が今ひとつかっこよくなれない感じが楽しくてよかったです。
    ずーっと猫探しの話が続き、普通なら飽きちゃうところをあきさせないのはこの人の筆力ゆえでしょうか?
    最後もなかなか面白くまとまっていました。ただ解離性同一障害というテーマは安易に扱わないでほしいと思いますが・

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    2009年10月07日
  • 母恋旅烏(小学館文庫)

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    2008/4/15
    おもしろかった!
    出てくる人がみんないい。
    でもお母さんはどこ行っちゃったんだろうね。

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    2009年10月07日
  • オロロ畑でつかまえて

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    おもしろかった! 
    ものすごい田舎の村が、村おこしのために広告代理店に宣伝を依頼する…という話。
    キャラクターがみんな魅力的で、読んでておもしろかった。
    この人は本当にいろんなテイストの話が書けるんだなぁ。

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    2023年08月28日
  • サニーサイドエッグ

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    私は最上俊平、私立探偵である。ペット専門の探偵ではないのだ。ある日、
    若く美しい女性が事務所を訪れてきた。ペット捜しなら、もう――「うちの猫
    を捜してほしいんです」はい喜んで。1カ月ぶりの仕事ではないか。しかも
    そうこうするうち、「ブロンドで青い目の若い」秘書まで雇えることに。え、
    な、なんだこいつは!? おまけに猫捜しも、ただの猫捜しではなくなって
    いくのだった……あの名作『ハードボイルド・エッグ』続編!

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    2009年10月07日
  • 誘拐ラプソディー

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    なかなかよかった。
    誘拐される子が、変に大人びた感じじゃなく、ちゃんと子供なのがよかった。
    けっこう笑えるし。

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    2023年08月29日
  • 神様からひと言

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    「会社とはおでんの鍋のようなもんだ」

    転職先である食品メーカーの販売会議で問題を起こし、リストラ要員収容所と言われる「お客様相談室」へと異動になった主人公。
    半年前に彼女にも逃げられ、クレーム処理も握りつぶしてしまう会社。腰掛け程度で過ごしていく毎日だったが、個性溢れる面々とクレーム処理に明け暮れる毎日の中、自分の中での大事なものに気付いていく。

    会社に、上司に、お客様に挟まれるのはどの会社でもおなじこと。しかし、この小説はその辛さを綴ったものではない。
    主人公が自分の人生に何を求めるのか。心に忠実に生きることはどういうことか。表題の「神様」とは誰か。

    文頭のおでんの鍋の下りは正直この小

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    2025年12月11日
  • 噂

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    どんでん返しや衝撃のラストと言えば言及される本作。
    知名度は高く、本編中もドキドキしながら読み進められるが、むしろ最後のどんでん返し部分が本作の蛇足になっている気がしてならない。構成、筆力ともに高い筆者さんなので、本作をラスト1行の衝撃といった十角館系に寄せた紹介をした編集側のマーケティングにもやや難があったのではないかと感じる作品。事前情報無く読む分には、普通に面白い。

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    2025年12月08日
  • 噂

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    コギャルの時代背景で、懐かしさを感じました。
    事件はそこまでグロく表現されていないし(でも実際の死体はかなりグロそう)、読みやすかったです。
    最後のチャプターは帯で閉じてあって、ドキドキしながら読みましたが、最後の最後で暗くなりました。帯の前までは、かなりいい感じのハッピーエンド感が強かったので、どの落差はすごかったです。

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    2025年12月06日
  • 猫さえいれば、 たいていのことはうまくいく。

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    猫好きなのでつられ購入

    ねこにまつわる物語の短編集です。
    ほっこりする話もあれば悲しい話もありました
    作者さんによって、作風が様々なので
    それぞれ新しい気持ちで読むことができました。

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    2025年12月01日
  • 神様からひと言

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    『会社はおでん鍋のようなもの』という表現が言い得て妙。

    ろくでもない会社、ろくでもない役員、ろくでもない社員、ろくでもないクレーム客…主人公にとってはたまったもんじゃないけど、はたから見てると(読んでると)滑稽に感じてしまった。

    こんな会社や企業体質、上司は嫌だけど実際あるあるなんだろうなあと思うと…サラリーマンの皆さんに「おつかれさまでぇぇぇす!!!」とサマーウォーズばりに叫びたくなった。

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    2025年11月27日
  • 笑う森

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    3分の2くらいまでは面白く読めたが、そこから先の後半は飽きてしまった。ミステリーほどの謎解き要素があるわけではないので、この長さは読者を一気に最後まで引っ張るには長すぎるのでは? ヤクザの話とかは要らなかったんじゃないかと思う。
    あと、岬さんもボクシングなどやらない普通の母親で書いてほしかった。なんかリアリティがなくなってしまった(もちろんボクシングをやる女性もいるのだろうが、まだ少数・特殊だと思う)。
    それなりに楽しい読書体験はできたが、まあ星は3つかな。

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    2025年11月16日
  • 笑う森

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    深い森でASD児が行方不明になって1週間。あまり衰弱もない状態で戻ってくる‥
    不穏な雰囲気しかなくて、謎は深まるばかりなのですが、読んでいくとこの子の雰囲気やら登場人物のドタバタで何かほんわかしてきます。関わった大人たちの出会いとともに、どう過ごしたかが少しずつ明らかになっていく過程がおもしろかったです。


    最後の最後に、みんなを許し、救ってきた母の気持ちが救われてよかったなぁと思いました。

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    2025年11月15日
  • さよなら、そしてこんにちは

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    良くも悪くも山が無い
    こんな生活送ってる人いるんだろうな〜ってやんわり思えるくらい現実的なてんやわんやのストーリー。面白い!って感じでもなかった

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    2025年11月15日
  • 笑う森

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    ネタバレ

    原生林で行方不明になったASDの5歳児の奇跡的な生還に寄与した大人たちのビターでペーソスとユーモアにあふれた物語。

    殺人を犯した女性、ユーチューバー、現金を持ち逃げしたヤクザ、自殺願望の教師らの視点で5歳児との遭遇を描かれるのですが、この一人称が著者らしくてクスッとしつつも泣けてきます。
    叔父が行方不明の間の5歳児の軌跡を追うのですが、最後の遭遇者はほぼ童話で、現実の獣害被害を意識してしまってちょっとほっこりできなかったのが残念。
    母親や4人の男女の周りのキャラも立っていて、さすがでした。

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    2025年11月15日
  • 逢魔が時に会いましょう

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    妖怪の話の出所を探るというところが面白かった。
    仮説でしかないのかもしれないけれど、なるほど!と思った。

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    2025年11月09日
  • 噂

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    ラスト一行の衝撃という帯が目立つが、ストーリーやキャラクター、題材が魅力的で、ラスト抜きにしても面白い。シングルファザー刑事小暮と娘菜摘のほっこり仲良し家族パート、小暮と年下女性上司の名島のバディものパート、大胆な広告策を打つミステリアス杖村と下請け広告会社の面々。そしてあのラスト。
    世の快楽殺人者の三タイプも興味深い。違和感やヒントは散りばめられていた、ただ騙された、これが気持ち良い。

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    2025年11月03日
  • 噂

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    「最後の1行」の謳い文句が気になった

    前半部分は退屈な印象があった
    なんでもないシーンが多いなーと思った

    事件についても有る程度は予想できた結末
    途中、読み返しても意味不明だったところが回収されたのは気持ちよかった

    最後の1行はツッコミどころはあるけどびっくり

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    2025年10月30日
  • 明日の記憶

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    広告代理店の営業部長、佐伯。
    50歳にして、若年性アルツハイマーと診断された。
    仕事では、プロバイダー『ギガフォース』向CMという大きな案件を抱え,家庭ではひとり娘・梨恵がまもなく結婚を迎えようとしていた…

    若年性アルツハイマー。
    佐伯よりも少し上だが、自分がそうなったら、と…
    そういえば、最近、人の名前が出てきにくくなったが、大丈夫かと…

    突然、襲ってくるのだから、どうしようもない…
    個人差があるとはいえ、佐伯の場合は少し早過ぎるような…
    もう少し、孫との関わりを楽しませてあげたかった…

    すべてを忘れていく佐伯の姿も見たくないが…

    ここで終わるのはちょうどよかったのか…
    ここから始ま

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    2025年10月26日