荻原浩のレビュー一覧

  • 愛しの座敷わらし【文庫上下巻合本版】

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    父親の左遷で東北の片田舎に引っ越した高橋一家。家に居場所のない夫、不平ばかりもらす妻、いじめにあっていた娘、気弱な息子、認知症の気配がある祖母……お互いを思う気持ちはあっても、すれ違いばかりでバラバラだった家族が、引っ越し先の古民家に棲みついていた「座敷わらし」との出会いをきっかけに、その絆を取り戻してゆく、心温まる希望と再生の物語。待望の文庫化!

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    2012年10月14日
  • 四度目の氷河期

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    ワタルとサチ。父親と母親。いや、最後のシベリアのくだりなど、読む手が止まらなかった。この人の作品は、神様の一言もそうだけど、余韻がたまらんな。

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    2012年10月04日
  • 四度目の氷河期

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    正直、最初は?って感じだった。
    でも読み進む度ワタルの成長、生き方、それを取り巻く人達との関係の変化にドンドン引き込まれて行った。
    色んな思いが交錯する中、最後はえーっ!っていうことがあってちょっと笑えたり…とにかくおもしろかった!

    2012.9.19

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    2012年09月19日
  • 愛しの座敷わらし【文庫上下巻合本版】

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    8月23日~9月3日

    父親の左遷で東北の片田舎に引っ越した高橋一家。家に居場所のない夫、不平ばかりもらす妻、いじめにあっていた娘、気弱な息子、認知症の気配がある祖母……お互いを思う気持ちはあっても、すれ違いばかりでバラバラだった家族が、引っ越し先の古民家に棲みついていた「座敷わらし」との出会いをきっかけに、その絆を取り戻してゆく、心温まる希望と再生の物語。

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    2012年09月04日
  • 愛しの座敷わらし【文庫上下巻合本版】

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    荻原さんの作品は、世の中そんなに都合良く物事は進まなくない?という甘い感じがあまり好きになれないのだけども、この愛しの座敷わらしはそれがうまい方向にいっってると思う。 ファンタジー要素ががあるからかな。 関係のギクシャクした家族が絆?を取り戻していく過程は、そんなうまくいかないっしょwと冷笑する感じではあるんだけど、座敷わらしの可愛らしさがそれをアリにしてると思った。 すごく心に残るわけではないけど、気分がほっこりする作品ではありました。

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    2012年07月28日
  • ひまわり事件

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    同一経営の隣り合った幼稚園と老人ホーム。
    選挙に出馬する経営者が人気取りのために幼老交流を思いつき。。

    結構分厚い本です。
    中心に流れるのは、幼老交流に最初は戸惑いながら、妙に気が合ってしまった老人と幼稚園児の様子と、儲け主義の老人ホームの不正とそれに立ち向かう一部の入居者たちの反乱です。
    なかなか重いテーマを扱った作品ですが、そのストーリーだけなら2/3でも済かなと思います。
    また、気になるのは登場人物達が見事にステレオタイプな事です。悪徳の理事長、その娘で子供嫌いな幼稚園長、悪がきたち、口は悪いが一本気で寂しがり屋の老人たち。
    しかし、初期のスラップスティック作品を思わせるような”笑い”

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    2016年07月23日
  • 愛しの座敷わらし【文庫上下巻合本版】

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    ネタバレ

    突然田舎の家に引っ越す事になった家族の物語。最初は変化がなくて退屈だったが、登場する座敷わらしの描写に和み、最終的に心がほっこりして終わった。

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    2012年06月06日
  • ちょいな人々

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    面白かった。
    「ふふ」と笑える一文が盛り込まれていて、すごく温かい気持ちになれる。
    どれもこれも後味良く終わるところも最高!
    作者は素晴らしい感性をもっているなぁと思います。

    荻原さんの別の作品も是非、読んでみようと思います。

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    2012年05月10日
  • ちょいな人々

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    様々な「ちょいな人」を描いた短編小説。
    「軽く痛い人たち」という表現だろうか??
    コミカルでマンガ感覚で読める作品です。
    野球ファンとしては「くたばれタイガース」が面白かったです。

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    2012年05月07日
  • 四度目の氷河期

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    ネタバレ

    恥ずかしい話、読み始めてからしばらくは、SFだと思ってました。
    だって、荻原浩ですよ、守備範囲の広い。何が来るかわからないし。
    「さよならバースディ」もあったし。
    でも、青春小説なのですね。
    内容的には「僕が僕であるために」的な、いわゆるアイデンティティが云々的な、ベタな青春もの。
    でも、そこは変化球の荻原浩。楽しかったです。
    「クロマニヨン」をキーワードに、空想がちな少年時代から、よりリアルな大人への世界への変化を丹念に描いてくれました。
    とても愛すべき作品です。
    サチがかわいいね^^

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    2012年04月29日
  • 愛しの座敷わらし【文庫上下巻合本版】

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    父の転勤をきっかけに田舎の古民家へ引っ越した家族の物語。その古民家には座敷わらしがいる、と分かったところで下巻へ続きます。最初のうち、勝手に住む家を決めてしまった父にモヤモヤイライラ。母と娘(姉)に感情移入していましたが、ここでの生活が二人とも嫌ではないらしいと分かり、ようやく落ち着いて読めるようになりました(笑) 

    座敷わらしを見るのは、息子(弟)とおばあちゃん。おばあちゃんは上巻の最後で本来の力を取り戻し、これはそういう(忘れていたものを思い出す、取り戻す)物語なのだろうと思います。このあと座敷わらしがどう絡んでくるのか、下巻が楽しみです。

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    2019年09月03日
  • オイアウエ漂流記

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    極端なキャラを「これでもか」と集めてきて、さてどこまでふざける気かしらん、と思いきや、意外に真面目な漂流記でした。もちろん荻原さんらしい笑いは随所にありますけど。
    真面目さとおふざけのバランスが微妙です。
    これ以上ふざけると、話自体がグチャグチャになりそうな限界レベル。
    しかし、立てたキャラから見れば、やや不足。
    まあ、ここまで極端なキャラを揃える必要は無かったという事なのですが。

    多くの人が「長すぎる」と言う感想を持たれたようですが、実は私はすっかり嵌りこんでしまい、ちっとも気になりませんでした。
    しかし、紹介の「サバイバル小説の大傑作」は言い過ぎです。

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    2016年07月23日
  • ちょいな人々

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    あ~笑った笑った。
    特に「カジュアル・フライデー」と「正直メール」には爆笑。
    荻原さんの作品は、ご自身の年齢に近いオジさん(失礼…)が絡んでくると面白さ倍増。
    憎めない親父を書かせたら右に出る者はいないかと思います。
    荻原さんのエッセイ読んでみたいなぁ。

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    2012年01月11日
  • ちょいな人々

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    なかなか笑ってしまうやつらのお話
    でも、ちょっと分かってしまうその気持^_^

    犬猫の声は、聞くのは怖いですよね~

    軽く読むのにいいと思います

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    2011年12月31日
  • サニーサイドエッグ

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    今回は、早い段階で、大変危ない空気が漂う。
    おー、ハードボイルド風じゃん。
    ペット探しの術はプロ級に上がったけれど、
    そればっかりじゃないって、見栄張る最上氏。
    33歳なんだぁ。なんだ、すごく若いやん。おっさんぽいなぁ。
    これもハードボイルドってことか。
    「J」も健在で、最後に泣きながら最上氏に電話かけてくるあたり、
    類は友を呼ぶって感じだなぁ。

    全体的にはおもしろかったんだけど、ヒロインがちょっと、可哀そう。いくらなんでも10代の女の子を危ない人たちの事務所に1人でいかせるなんて。。
    ちょっと、おいおいと思った。
    本人、そうダメージうけてなかったけれど。
    解離性同一性障害っていうのはちょっ

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    2011年09月29日
  • サニーサイドエッグ

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    ココロは本格探偵
    その実、ペット捜索の仕事ばかりのサエない男
    美人からの依頼に心ワクワク♪
    そこに金髪ハチャメチャ娘の助手まで加わり・・・
    受けた依頼はキナくさいにおいまで漂いだした

    これ、ハードボイルド・エッグ」ってのの続編だったのね
    知らないでこっち先に読んじゃった^^;
    それでも別に支障はないけど、前作も読まなくちゃ♪

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    2011年09月07日
  • サニーサイドエッグ

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    「ハードボイルドエッグ」の続編。フィリップ・マーロウに憧れるペット探偵の主人公は健在。格好悪いんだけど憎めない、ついつい応援したくなっちゃう彼のキャラクターが好き。で、意外にも優秀なペット捜索能力も良し。事件の真相自体は途中で読めてしまったけど、それなりに楽しめた。ヒロインの彼女は、、、、正直、前作のあやちゃんの方がインパクトが強くて面白かったかと。でも後味は良かったデス。

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    2011年06月10日
  • 千年樹

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    1本の楠を中心に時代を超えて巡る人間達の短編集。
    中心って言っても楠は、ただただソコに立っていて、勝手に話が進んで行くんやけど、、、。
    それでも、楠に意思があるように感じる。
    切ない話。
    ホッコリする話。
    少しホラーな話。
    短編集やけど、チラホラと他の話ともリンクしてて面白かった。

    ☆萌芽
    ☆瓶詰の約束
    ☆梢の呼ぶ声
    ☆蟬鳴くや
    ☆夜泣き鳥
    ☆郭公の巣
    ☆バァバの石段
    ☆落枝

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    2014年07月28日
  • サニーサイドエッグ

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    ハードボイルドにうまくコメディタッチを入れて、最後はカーアクションもありともう喜怒哀楽を全部詰めた作品でした。

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    2011年01月31日
  • サニーサイドエッグ

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    ハードボイルドエッグの続編。
    突然やってきた茜。探偵の相棒として一緒に捜査を
    することになるが・・・
    前作といい探偵のどんなキャラクターも最後は
    受け入れてしまう人としても懐の深さを感じた。

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    2010年08月23日