【感想・ネタバレ】それでも空は青いのレビュー

あらすじ

「うん」「いや」「ああ」しか言わない夫に、ある疑いを抱く妻。7歳年上バツイチの恋人との間にそびえる壁をどうにか飛び越えようと奮闘するバーテンダー。子どもの頃から築きあげてきた協力関係が崩壊の危機を迎える双子。外ではうまく喋れずに、じいちゃんと野球の練習ばかりしている小学生……。
すれ違ったりぶつかったり、わずらわしいことも多いけれど、一緒にいたい人がいる。人づきあいに疲れた心に沁みる7つの物語。

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感情タグBEST3

Posted by ブクログ

短編集でかなり好きな部類の作品でした。同作者の直木賞のより好き。
ジャンルバラバラなので、7冊の本を読んだ後みたいな感覚。その分、読むのもスローペースになりました。
牛男の話が一番好き。
日常の延長みたいな話を続けた後に変化球、ちょっと凝った文体の話を挟んで、最後は正統派。構成も好きでした。

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2023年10月01日

Posted by ブクログ

短編集なんだけど、特に3話目の「あなたによく似た機械」が、思っていた展開と全く真逆になったのが新鮮だった。5話目の「君を守るために、」も、解決したと思ったら、もっと伏線があって、しかもどちらもスッキリ解決して気持ち良かった!
野球にからめた短編が多かったけど、どの短編も、いいお話だった。

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2023年04月26日

Posted by ブクログ

ネタバレ

七つの短編集。全てが題名に絡む訳でもない様でしたが、空が青過ぎると何故悲しい気持ちになるのか、と共感できる篇もありました。

「人生はパイナップル」
戦時を生き抜いた人の言葉は重く、伝わりにくくても説得力がある。やはり命懸けだったからでしょうか。想像でしかわかりませんが、ずっしりときます。
高校最後の試合で聞こえた、じいちゃんの声は生前交わしたもの。状況は違っても必死という言葉が迫ってきました

自分のことは自分で決めろ。失敗しても後悔はしない。
じいちゃんの人生から奏太に伝わり、今に至っていることの繋がりが気持ちよく感じました。

他の篇も多彩で、「君を守るために、」もコメディと思いきや、最後少し怖いホラーでした。

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2023年02月11日

Posted by ブクログ

「神様からのひと言」から好きで、他の作品も良く読んできたが、正直当たり外れがあった。
本作品は短編集だが、どの話も面白かった。
ハズレ無し、なのでおススメです。

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2022年08月20日

Posted by ブクログ

よくここまでいろんな幅の小説が書けるなぁと感心してしまった。しかも読後感がなんだかどれも心に入り込んでくる、というか。
内容的にはそうでもないのになんだか後ろを向いていた自分の気持ちを前に向かせてくれるような作品達であった。
文庫版の最後の中江有里さんの解説がまさに言い当てていて、小説読み終えて後に解説読んで、ウンウンと何度も頷いてしまった。

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2024年12月14日

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人の数だけ物語があって喜んだり、悲しんだり。それでも空は青いって言われるとそれはそうだよねっていう短編集。

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2024年06月23日

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7つの小さな物語。
どれも、少しうまくいかない人が主人公。
その中で聞き語りてきな『人生はパイナップル』は、不器用なじいちゃんの大切な昔話。

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2024年01月04日

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ちょっとダークな話もあったり、ほっこりする話もあったり。
やっぱり荻原さんの短編集は好きだなーって思った。
淡々としてるけど気づきが多い。読んだ後の満足感あるなぁ。
ピッチャーのやつ好きだった。

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2023年12月12日

Posted by ブクログ

人の心の動きって…目に見えないけれど、いや…目に見えないから…面白いのかな。切なくもあり、あたたかくもある7つの物語だ。

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2023年10月18日

Posted by ブクログ

短編集なんだけど、同じ人が書いたとは思えない色んなジャンル。けど、どこか通ずるものがあるようなお話。自分のことは自分で決める。簡単なようで難しい。だけど、結局これが出来てないといつか何かあった時に後悔したり納得できなかったりするもんなぁ。どの話も面白かった!

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2023年06月17日

Posted by ブクログ

最後のパイナップルが一番じーんときた。
じいちゃんの不器用さ←でも実は沢山の人に慕われていたりする
奏太の不器用さ←でも実は考える力と考えて話す力をじいちゃんによって鍛えられていた
みたいな感じ…。
全編を通して自分の考えと人の考えは違ってて、それでも人は通じ合おうと努力する生き物なんだな、と思った

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2023年03月01日

Posted by ブクログ

特に印象に残った物語。

スピードキング

野球部の仲間。
プロ野球。メジャー。独立リーグ。
就職後の会社での野球。子どもとの野球。



人生はパイナップル

台湾。
日本。
高校野球。

パイナップル。
手榴弾。


いろいろ考えさせられて、胸が熱くなって、ちょっぴりあったかい気持ちになって、ため息がもれてしまう。

そんな短編集。

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2022年11月05日

Posted by ブクログ

ネタバレ

【あなたによく似た機械】
上手くミスリードされて、スッキリとした読後感だった。近未来・SFの話だけど、そう遠くない未来で実現するのかも。

【人生はパイナップル】
お爺ちゃんがパイナップルが嫌いな理由も、波瀾万丈な人生も、切なくとも暖かいような物語だった。
「僕」は主人公でありながらも、裏・主人公のお爺ちゃんを引き立てるのに、大役を務めていた。

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2022年08月11日

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ロマンチックに歳は関係ない
いい感じ

中江有里さんの解説の「小説に表れる心」が伝わる、いい文章だ。
台湾にもやっぱり行ってみたくなった

いまや、芯まで食べれるとなった、パイナップルのある、台湾に。

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2022年06月23日

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僕と彼女と牛男のレシピ
最初は僕は彼女のことしか愛していなかったが、彼女の愛している牛男も、彼女のためから、牛男のために、そして普通の家族じゃなくても、3人がひとつになっていくのに幸せを感じた。

ダブルトラブルギャンブル
同じ環境で育ち、顔や体格もほぼ同じ。そんな2人は正反対の性格になっていく。礼は勉強や努力はできなくても気さくで友達も多く、人生を楽しむ術を知っている明るい性格で、仁は真面目で勉強ができるが、真面目さが故に、人生の楽しさを見失って内気な性格になっていった。どちらの性格がいいなどと決めることはできないが、華の大学生のうちは礼生活に憧れるだろう。きっと仁はまじめに勉強している自分が馬鹿馬鹿しくなるだろう。礼を妬ましくも思うだろう。それでも2人はお互いを完全に嫌いになることはできない。そんなライバルであり最高の相棒である2人の関係性が羨ましくも思える。

パイナップル
 

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2022年05月29日

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色々な短編が詰まった作品。
筆者の野球愛を感じた。
僕と彼女と牛男のレシピ が好き。
続きが読みたい感じ。

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2022年05月22日

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7つのお話に分かれている短編集だった。
それぞれリアルな話と少しフィクションぽい話とがありとても面白かった!!! 全部同じ作者が書いたとは思えないくらい、7つのお話の内容や書き方が違くて読み応えがあった。花言葉のようにカクテル言葉というのがあると知ってロマンチックで素敵だな〜〜と思いました❗️

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2022年04月21日

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「それでも空は青い」そう、何があろうと空はそこにあり、晴れていれば、限りなく青い、こちらがどんな気持ちであろうと関係なく。そんな話だった。そんなことはたいしたことじゃないんだよって。そんなこと、もう一度表舞台に立ちたい野球選手、交通事故後の夫婦、7歳年上の彼女、守ってくれようとする霊、双子の特技、おじいちゃんの戦争体験。
大事なことは空がいつもそこにあること。

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2022年03月24日

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もう20年も追いかけている作家さんですが、"こころが軽くなる短編集"と言うよりは"軽く読める短編集"と言った感じで、読み終わってため息をつくような感動はありませんでした。唯一、うしおくんの話は良かった。あとパイナップルもまぁまぁでした。

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2022年03月13日

Posted by ブクログ

途中ちょっとこわいなと思ったけど
続きが気になって読み続けて
双子の話でいいなと思って
パイナップルもすごくよかった。

これまで読んだ荻原さんの本とは
なんか感じが違う気がして新鮮だった。

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2022年02月26日

Posted by ブクログ

 あらすじから想像していた内容と全然違った『あなたとよく似た機械』が一番印象に残る。タイトルと装丁からほっこりした話ばかりの短編集と思っていたが、荻原さんらしい?様々な展開の話が詰まっていた。逆にほっこりして終わると、こんな短編もあるのかと思ってしまう。『君を守るために、』の終始気持ち悪い雰囲気や、『妖精たちの時間』の少し惨めな主人公など、良い話もあるのに少し捻くれた話の印象が強い。次は長編を読みたい。

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2025年04月21日

Posted by ブクログ

 7話の短編集。
 ヒューマンドラマやホラーなどバラエティ豊かな1冊でした。
 どの作品も読みやすくて心にスッと入ってくるものばかりで楽しく読めた。

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2024年11月23日

Posted by ブクログ

普段はあまり短編小説は読まないのだが、著者のことをよく知らないのでお試しの気分で読んでみました。
結論、面白かった。作家というのは感性が豊かで、色々な事を知っているんだなぁ、と子供のような感想を持った。
特に最後の、じいちゃんと孫が野球を通じてコミュニケーションを取る話が秀逸。

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2024年06月04日

Posted by ブクログ

読みやすい7つの短編が入った1冊で、どの話もなんだか心にすっと染み渡る不思議な感じがした。
これは、1度ではなく2.3回読むことで読むたびに違う感想を持ちそうだなと思った。

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2024年05月29日

Posted by ブクログ

ネタバレ

感想
短編集7話。やっぱりもう少し長い話の方が荻原浩の良さが出るかなぁ。

あらすじ
短編7話で構成された本。印象に残ったのは、自分の夫をロボットじゃないかと疑う妻が実はロボットだったという話。

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2023年12月30日

Posted by ブクログ

野球ネタが多かったなぁ。それと人生半ばで落ち込んでいる人の話とか。ま、人生いろいろあるさ。まだまだ先は長いんちゃうの?知らんけど。

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2023年08月24日

Posted by ブクログ

後味の悪くない短編集。読みやすい文体でスラスラ読めた。人との付き合いはややこしいことも多いけれど、やはり誰かと繋がっていたいなと感じた。3.5

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2023年07月12日

Posted by ブクログ

いかにもドラマの原作になってそうな内容だった。1話目とか車のCMかよと思った。最後の話は泣きました。

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2023年09月06日

Posted by ブクログ

スピードキング
人生はパイナップル
この2つが印象深い。
どちらも野球だったけど。
なんか、私の憧れる男性らしさが出てるとこが胸に残る。

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2023年01月05日

Posted by ブクログ

短篇集。
色んな形の出会いと別れ、過去と現在、人との関わり方。
「スピードキング」「妖精たちの時間」「人生はパイナップル」が、印象深い。
どれも「死」が絡んでいるからだろうか。
最後に表紙を見て、そうだよな、と思えた。

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2022年10月16日

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