荻原浩のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
おそらく本邦初の、本格・縄文・恋愛小説。
縄文人の男の子と弥生人の女の子の出会いの物語です。
山の中で狩猟と採取の生活を行う縄文人の部落に育った少年・ウルクは、山中で不思議な女の子・カヒィに出会う。ちょっとしたことから掟に背き一人村を追い出されることになったウルクは、帰村の許しを得る為、噂のコーミー(米)を求めて旅をする。そして、たどり着いたのはカヒィが住み、農耕を行う弥生人の部落だった。
簡単に紹介するとそういうあらすじの中で、狩猟民族である縄文人の生活や、強い身分制度を生み出す農耕民族の弥生人の生活が丹念に描かれます。特に当時は本州にも居たヒグマとウルクの戦いは緊迫感が有ります。そこに時折