【感想・ネタバレ】海馬の尻尾のレビュー

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感情タグBEST3

Posted by ブクログ

ものすごくよかった。主人公が徐々に変わっていくところ、ところどころ笑ってしまうところもよかった。しばらくしたらまた読みたくなるだろうなって本。

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2023年12月13日

Posted by ブクログ

やっぱり荻原さんは、ただの良い人のお話よりこの様なはぐれ者が主人公の方が断然面白い。これだけの長編だが一気に読みました。どんなに長くなっても良いから、途中で終わらないで最後まで書いてハッピーエンドで締め括って欲しかった。それでも久しぶりに堪能しました。梨帆ちゃんがんばれ!

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2021年03月13日

Posted by ブクログ

いつの間にか、主人公と少女の人間関係に引き込まれてしまった。珍しく乱暴な表現が多い作品だったが、読み返すと、少女の達振る舞いや言動が荻原作品らしさを出していたのかなぁ…

主人公と同じ病気を持っている者として言えば、今後、主人公には幸せになって欲しい。終わりのない病気との闘いを続けながら…

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2020年11月13日

Posted by ブクログ

2020.09.04~09.09
本当に荻原浩の作品?と思うような暴力から始まる物語。
でも、最後は心温まるシーンがあり、やっぱり、彼の作品なんだと思う。
良心とは?恐怖とは?女医のセリフが核心をついている。
そして、女の子の無邪気さが、あどけなさが色を添えている。

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2020年09月13日

Posted by ブクログ

脳の一部が働いていないので恐怖感がないらしい。他者への共感がないので思いやることができないらしい。数値による判断を基に薬や様々なプログラムで改善しようとする、と書くととっても良いことに見える。でもその実態は……
人の心は科学では測り切れないんだよ、こん畜生め! てな気分になってしまった。
らいや どうか無事で、りほ の所へきっと帰ってね

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2020年08月23日

Posted by ブクログ

このどうしようもない主人公がすごく魅力的。
容赦なく暴力を振るう前半でもどうして嫌いになれないから話が進むにつれ、お願いだからハッピーエンドになってくれと祈りつつ読んだ。

びくびくするほどの暴力シーンとくすっと笑えるやりとり、主人公の真っ直ぐで切ない内面が全部しっかり描かれていて、とてもよかった。
すごく面白かったです。

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2022年02月11日

Posted by ブクログ

面白いのです。。。。
出版社の紹介では「二度目の原発事故でどん底に落ちた社会――。三年前に懲役を終えたばかりの及川頼也は、若頭に「アル中を治せ」と命じられ、とある大学病院の精神科を訪れる。検査によると、及川の脳には「良心がない」のだという。医者らを拒絶する及川だが、ウィリアムズ症候群の少女が懐くようになり……。人間の脳は変われるのか。ハードボイルドの筆致で描く、脳科学サスペンス!」と書かれています。
どうしようもないサイコパス(反社会的人格)のヤクザの悪行を書き連ね、最後は森の中の怪しげな精神病院内でマッドドクター(サイエンティスト)との戦い。手に汗握ると言いましょうか、さすが荻原さん、読ませてくれます。

それにしてもご自身が「ノンジャンルの人間」と言い、「器用貧乏なのかもしれない」と自己分析されている荻原さん。
デビュー当時は『ハードボイルド・エッグ』などのスラップスティックコメディ、その後『明日の記憶』などのシリアス物に転身し、その中で『海の見える理髪店』などのハートウォーミングな作品を数多く発表。最近では縄文人の男の子と弥生人の女の子の恋を描いた『二千七百の夏と冬』や巨大カマキリが登場する昆虫版ジェラシックパークの『楽園の真下』などサスペンスフルな作品も多くあります。
でもね、個人的には時代を遡るほど「荻原さんらしい」と感じてしまうのです。

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2020年11月04日

Posted by ブクログ

本から目を離している時間にも、ずっと考えてしまうようなストーリー。
暴力描写がすごい。『アウトレイジ』のよう。
読み進むにつれ、乱暴者の及川頼也をだんだんと応援している自分に苦笑。
可能性は低いだろうが、彼の幸せを祈った。

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2020年10月21日

Posted by ブクログ

荻原浩さんの作品ってこんなんでしたっけ?
主人公目線が一貫されていて、その口調がけっこう荒っぽい思考の男性。
最初は違和感があったけど、読み進めていくうちにだんだんと感情移入できて楽しめました。
正気と狂気。メンヘラとサイコパス。
現代的なテーマで、精神科の施設みたいなところも薄気味悪くて、、、でも、あるかもしれない!あったら怖い!そんな感じでした。
個人的には好きなテーマで、よかったです。

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2020年09月30日

Posted by ブクログ

ネタバレ

もうちょっと、なんかこう、科学的に解決されていく部分が多いと思って読んでいたら、全然違いました。でも、りほと関わっていく場面が好きで、この流れでもいいなと思いました。

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2020年09月05日

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ヤクザでアル中の及川。アル中治療で訪れた病院で、能の検査の結果、「良心」が欠落していることがわかった。治療のため入院するといろんな出会いの中、いつしか及川の心の中にも変化が。。。というお話。面白くて一気読みしてしまった。

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2020年08月16日

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人の心の痛みに関心が無かった主人公が一人の
少女との出会いをきっかけに変わってゆくサスペンス
ストーリー。ハラハラしながら一読しました。

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2022年03月09日

Posted by ブクログ


前半は痛々しい描写が多く、想像するほど胸が痛む。
最初こそ主人公のことを軽蔑していたが、ページを捲るたび徐々に主人公の根本的な人間味に惹かれていく。

天使と悪魔のようなリホとの出会いから、
お互いが歩み寄ろうと必死で、
いつしか見返りを求めず人のために生きる道を選んだ男の姿は本当に格好いい。

読み応えがとてもあった。

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2021年09月26日

Posted by ブクログ

600ページ超の長編。荻原さんらしくない冗長さでなかなか先に進めなかったが、残り200ページを切ってからは好テンポでラストまで一気。原発事故や海外派兵の問題を絡ませ、人命より経済が最優先される近い将来の日本という背景は、何やら今の状況に似たところがあり怖いと感じた。

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2020年09月15日

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