金魚姫

金魚姫

836円 (税込)

4pt

恋人にふられ、やりがいのない仕事に追われていた潤は、夏祭りで気まぐれにすくった琉金にリュウと名をつけた。その夜、部屋に赤い衣をまとった謎の美女が現れ、潤に問いかける。「どこだ」。どうやら金魚の化身らしい彼女は誰かを捜しているようだが、肝心な記憶を失い途方に暮れていた。突然始まった奇妙な同居生活に、潤はだんだん幸せを感じるように。しかし彼女にはある秘密があった。
温かくて切ない、ひと夏の運命の物語。

※本書は2015年7月に小社より刊行された単行本を文庫化したものです。

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金魚姫 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    匿名

    購入済み

    不思議で悲しい物語でした。
    けれど確かに彼とリュウとの間には素晴らしくて楽しい時間がありました。

    0
    2025年11月01日

    Posted by ブクログ

    金魚のリュウが人間になった時の行動の一つ一つが可愛くて、クスッと笑える。

    リュウに振り回される男性・潤に少々同情するところもあるが、二人のやり取りが私は好き。

    『金魚』を学べる。
    不思議な体験をした気分になる。

    悲しい部分もあってつらいけれど、
    私はこの作品が好き。

    0
    2025年08月23日

    Posted by ブクログ

    金魚の化身と暮らす不思議なお話の中に、荻原さんの絶妙な表現の面白さがあって、話に引き込まれていきます。
    そして、何度読んでも、ラストの一言には大きな衝撃を感じます。

    0
    2025年04月24日

    Posted by ブクログ

    感情をくすぐるポイントが多く、飽きずに読む事が出来て、尚且つ続きが気になるので読書の時間が非常に楽しく感じました。僕にとってもひと夏の思い出となりました。

    0
    2024年05月21日

    購入済み

    残酷と可憐と、疲弊と生甲斐と

    一方では、恋愛も生活もままならず、
    死とすれすれで生きている男。
    もう一方では、
    期待がこの上もなく膨らんだところで
    残酷極まりない現実に直面する女。
    やる気ゼロに近い者と
    何度死んでも何度も復讐を繰り返す者。

    かと思うと、なんともあどけなく、
    可憐で綺麗な魚?女?だとか、

    #笑える #切ない #感動する

    0
    2022年02月17日

    Posted by ブクログ

    不思議な印象のお話。
    読む前はポニョ的なのを想像してたけど。
    切ない結末、のあとに少し気持ちが温かくなった。

    0
    2022年02月10日

    Posted by ブクログ

    切なくて淡い恋の物語。最後までじわじわと気が抜けなくて、他人の恋路をどうかハッピーエンドであれと切に願ってしまう。自分の信念と情がぶつかった時、情を選べる美しさが、わたし自身にもあればなぁと思いました。

    0
    2021年02月04日

    Posted by ブクログ

    荻原さんの作品にはハズレがないんだけど、これは一番好きな作品になりそうです。ユーモア溢れるファンタジーではありますが本当に最後しみじみとさせられます。

    0
    2020年07月21日

    Posted by ブクログ

    予想はできていたけど、次のページを捲ったときの衝撃!多くの方と共有したいですね。暗〜く、厳しい社会人生活がリアルで面白いし、その後の金魚姫とのめぐり逢い、その水でいいの?の不安、読み応え十分なお話しでした。

    0
    2024年08月26日

    Posted by ブクログ

    祭りの屋台で掬った特別な金魚(琉金)の「りゅう」と、ブラック企業に勤め上司のパワハラと交際相手との破局で精神的に追い詰められた「僕」との物語。

    記憶を無くしたりゅうの過去に繋がる手掛かりを探し、過去と現在を往復しながら話が進む。
    先が分かりそうで分からない、けど何となく予想できてやっぱり〜という部

    0
    2023年09月24日

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