荻原浩のレビュー一覧

  • 冷蔵庫を抱きしめて(新潮文庫)

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    短編小説で、それぞれ闇を抱える登場人物に親近感、愛着がわく。1つ目の話「ヒット・アンド・アウェイ」は某番組を見ているかのようにスカッとさせられた!

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    2021年03月09日
  • 金魚姫

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    陳腐な感想から言うと
    映画化をイメージさせる
    内容だった

    それだけ
    ドラマチックで

    引き込まれていき

    本を開く楽しみを
    感じさせてくれる


    死の恐怖も
    改めて感じさせられる

    そんな
    キュンとなる

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    2021年02月14日
  • 冷蔵庫を抱きしめて(新潮文庫)

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    昨今、良く取り沙汰されているDVや幼児虐待、摂食障害、過食、ゴミ屋敷など何かしら問題を抱えている人々が登場します。

    どの短編も身近な問題でリアリティーに溢れ、それぞれの登場人物が脳内映像で動いていました。

    重いテーマでありながらDVの旦那をやりこめる「ヒット・アンド・アウェイ」ではスカッとさせられ、タイトルになっている「冷蔵庫を抱きしめて」では結婚前は相性バッチリだったはずの旦那とのずれを感じる主人公に共感したり、どれも興味深く読めました。

    短編集ですが、どの物語も読み応えがあり満足出来ました。

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    2021年02月04日
  • ひまわり事件

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    隣り合う幼稚園と老人ホームの交流の話し。
    ほのぼの系かと思いきや、子どもも大人もみんな自分本位、好き勝手するものだから次々に問題が起きる。それでも、それぞれの立場でその人なりに考えて、関係や環境が少しずつ変わっていくのが良い。
    ドタバタコメディなのだけど、少しだけ切なくて勇気をもらえる物語。

    子どもたちのひまわりでの闘いはうまくいったかな。

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    2021年01月31日
  • 月の上の観覧車

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    8つの短編集。
    どれも日常によくある家族のいろいろが題材になっている。
    老若男女いろいろ出てきて、それぞれの立場に立てるので、読んでいて飽きがこない。
    喪失や郷愁はかなり感じるが、どれも希望が持てる内容なので、読んでいて涙してもただの悲しい涙ではない。
    個人的には、「レシピ」がいちばん好き。
    60代を迎える女性が主人公のはなし。自分の大学時代を思い出させてくれて懐かしく感じた。

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    2020年12月24日
  • 逢魔が時に会いましょう

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    座敷わらし、河童、天狗は本当にいるのか?
    その正体は?

    ゾクゾク、ワクワクと
    面白くて、あっという間に読んでしまいました。

    気に入った言い回しの箇所↓

    「馬…」と前半の一文字が零れてしまってから、相手が准教授であることを思い出して、続いて飛び出そうとした鹿を檻へ戻す。

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    2020年12月14日
  • なかよし小鳩組

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    ヤクザも元親父も社長も、大人は誰だって色んな過去があり、新しい何かに向かって必死に走ってる。何かわからないプライドみたいなものに後押しされながら。そんな状況を考えさせてくれて、癒してくれるのは、純粋な子供なのかなぁ…

    やっぱり、荻原作品の何処か優しい作風に癒されてしまう。。。

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    2020年11月30日
  • ママの狙撃銃 新装版

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    タイトル買いである。オクラホマの祖父エドに攻撃的護身術を叩き込まれた曜子。帰国子女なのに、高卒の曜子には厳しい学歴社会の日本だった。祖父の代わりに一度だけアメリカで暗殺に関わってしまった曜子。25年の歳月を経て、結婚して2児の母となった今、再び暗殺の依頼が。家族を守るため、葛藤を抱えながらの暗殺。そして、中盤は娘を守るための過激な行動。最後の暗殺指令は……1冊で3度のピークを作った本作は、なかなか面白い。

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    2020年11月29日
  • 四度目の氷河期

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    ネタバレ

    中学生向け問題集のどこかで読んだことがきっかけで惹かれた。
    美術の授業中のシーンを抜粋してあった。
    とても瑞々しくて痛くて好きになった。

    全体的に若者の口語体であるためテンポよく読めた。
    難しいところは特にない。
    彼の苦悩は私と同じではないが、なんとなくわかる。
    特別だと思い込まなければ今死んでしまう気がする感じ。

    こちらも概ね思い込みであった、都度起こす彼の犯罪にはあまり共感できなかったが、それこそ彼と同じ境遇だったらわからない。
    アイスマンを持ち出したら何か変わる気がしてしまうのもよくわかる。
    でもきっと、私には実行するだけの度胸はない。

    そこだけが少し気になった。

    私はやっぱり、

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    2020年11月20日
  • 逢魔が時に会いましょう

    購入済み

    冒険

    座敷わらしに河童に天狗。
    小説は,より現実離れしている方が好みだ。
    すぐに自分の世界に入ってしまう布目先生と,映画監督を目指す真矢。
    二人のキャラクターも微笑ましい。
    冒険の続きが気になる。
    妖怪や精霊なんてきっといないんだけど,心のどこかで信じていたい。
    その方が楽しいから。

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    2020年11月16日
  • 海馬の尻尾

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    面白いのです。。。。
    出版社の紹介では「二度目の原発事故でどん底に落ちた社会――。三年前に懲役を終えたばかりの及川頼也は、若頭に「アル中を治せ」と命じられ、とある大学病院の精神科を訪れる。検査によると、及川の脳には「良心がない」のだという。医者らを拒絶する及川だが、ウィリアムズ症候群の少女が懐くようになり……。人間の脳は変われるのか。ハードボイルドの筆致で描く、脳科学サスペンス!」と書かれています。
    どうしようもないサイコパス(反社会的人格)のヤクザの悪行を書き連ね、最後は森の中の怪しげな精神病院内でマッドドクター(サイエンティスト)との戦い。手に汗握ると言いましょうか、さすが荻原さん、読ませ

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    2020年11月04日
  • 砂の王国(上)

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    ネタバレ

    ホームレスになった辺りはつらすぎて読む速度が遅かったけど、堕ちてもへこたれない主人公に詐欺まがいな事をしていても悪い事してる…じゃなくてガンバレと思ってしまう。。そう思わせる文章力なのか、、

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    2020年10月31日
  • 金魚姫

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    同棲していた恋人にふられ、ブラック企業勤めにも疲れ果てていた潤という青年が、夏祭りで気まぐれにすくった金魚にリュウ(琉金だから)と名前をつけたところから物語は始まる。
    リュウを飼い始めた夜に、赤い衣をまとった美女が潤の部屋に現れる。どうやら金魚の化身らしい彼女は、誰かを探しているようだが、肝心な記憶を失い途方に暮れていた。
    突然始まった奇妙な同居生活に、潤はだんだんと幸せを感じるようになっていったが、しかし彼女にはある秘密があった。

    数ヶ月前に読んだ本なので多少忘れている部分もあるのだけど、因縁とはこういうことか…とストーリーのつくりにとても感心した。
    突如として潤の目の前に現れたリュウは、

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    2020年10月25日
  • 海馬の尻尾

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    本から目を離している時間にも、ずっと考えてしまうようなストーリー。
    暴力描写がすごい。『アウトレイジ』のよう。
    読み進むにつれ、乱暴者の及川頼也をだんだんと応援している自分に苦笑。
    可能性は低いだろうが、彼の幸せを祈った。

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    2020年10月21日
  • 冷蔵庫を抱きしめて(新潮文庫)

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    「おお、スーパーヘビー級だ」

    主題作と『ヒット・アンド・アウェイ』が
    ほんとうに大好き..。

    男性作家さんとしては珍しく
    登場する女性に親近感が湧いた。

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    2020年10月17日
  • 二千七百の夏と冬 : 下

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    いまなお続く戦や差別、そして人間にとっては欠かせない出会いや恋、誰かを大切に想う心、原始の時代に生きていたウルクが現代のわたしたちに問いかけているような作品でした。

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    2020年10月14日
  • 二千七百の夏と冬 : 上

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    縄文時代と弥生時代に生きる少年の今までありそうでなかった斬新なテーマ設定。
    ピナイの村で呼ばれる動物や植物の名前から、現代のもので何なのか想像しながら読むのがなぞなぞのようで楽しい。
    ウルクはどのような最後をとげるのか、遺跡として発見される経緯は何だったのか、下巻に期待。

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    2020年10月08日
  • 僕たちの戦争 <新装版>

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    ネタバレ

    現代と過去の生活様式が細かく書かれていて、その時代に馴染むというよりそれぞれの人格で生活していき成長や葛藤していく二人を面白く思う。何故か現代より過去の人間模様の方が濃いと思うのは命がいつどうなるのかが分からない時代だから。ラストの健太の行動やミナミの見た波から見えた姿が健太だと考えると、健太の行動は必然だったと思わずにいられない、二人の物語のようで実は健太の物語で健太とミナミの物語のスタートを見たのだと思う。中盤からは一気読み出来るほど没頭出来る作品。

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    2020年10月07日
  • 海馬の尻尾

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    荻原浩さんの作品ってこんなんでしたっけ?
    主人公目線が一貫されていて、その口調がけっこう荒っぽい思考の男性。
    最初は違和感があったけど、読み進めていくうちにだんだんと感情移入できて楽しめました。
    正気と狂気。メンヘラとサイコパス。
    現代的なテーマで、精神科の施設みたいなところも薄気味悪くて、、、でも、あるかもしれない!あったら怖い!そんな感じでした。
    個人的には好きなテーマで、よかったです。

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    2020年09月30日
  • 押入れのちよ

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    幽霊や人怖などの9つのホラー短編。単純に怖いというのでなく、人の心の闇の部分を狂気とユーモアを混じえて書いていたり、悲しみの中に暖かい人情を込めていたり、怖さの本質が最後の最後にわかったり、と、様々な余韻が味わえる物語が揃っていました。『木下闇』は神隠しともとれる幼い少女の失踪事件が描かれてますが、現代にある失踪事件の中には実際にこんな真実が隠されているのではないか?と疑ってしまうようなリアルさを感じました。
    幽霊より生きている人間の方が怖い、と私はよく思うことがあるのですが、この短編小説集でもそう思いました。

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    2020年09月12日